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SDガンダムワールド ガチャポン戦士3 英雄戦記 - (2014/09/03 (水) 04:15:04) の編集履歴(バックアップ)


SDガンダムワールド ガチャポン戦士3 英雄戦記

【えすでぃーがんだむわーるど がちゃぽんせんしすりー えいゆうせんき】

ジャンル シミュレーション
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 ユタカ
開発元 ゲームアーツ
発売日 1990年12月22日
定価 6,800円
SDガンダムシリーズリンク


概要

SDガンダムのウォーシミュレーションゲーム第3作。
ファースト・Z・ZZ・逆襲のシャアに加えて、0080の機体も加わった。

特徴

  • シナリオはアニメ本編を元にした「地上編」「宇宙編」の他、SD戦国伝・外伝に基づくものも用意された。それぞれ10本ずつ用意されている為、合計40本のシナリオが収録されている事になる。
  • 前2作とは違い、アクション性を一切排している。戦闘は『ファイナルファンタジー』型の画面構成で、RPGの様なコマンド入力式。
    • 「射撃」「格闘」「防御」など使い分けて戦闘を行う*1
  • 経験値とレベルの概念が登場。敵と味方のレベル差によって、攻撃命中率が変化する。
    • また、ネームド機(パイロット名有り)は能力が上方修正される。名無しパイロットではなかなか太刀打ちできないが、次作(ガチャポン戦士4)よりも修正は少ないらしく、名無しパイロットでも運が良かったりLVを鍛えさえすれば(名無しパイロットを撃破するよりも大分苦戦するものの)名有りパイロットのユニットだろうと撃破する事が可能。
  • 自軍と敵軍の有名パイロットとサタンガンダム以外のキャラのレベル、資金、ユニットの多さ、初期配置のユニット数はマップ開始前に決める事ができる。
  • 巨大MSや戦艦は1体で1ユニット、それ以外の機体は5体で1ユニットを編成する。ユニット内の組み合わせは最初から決まっており、変更はできない。
  • 外伝のシナリオは、ジオン側を操作する事はできない1P専用モードとなっている。
    • 敵の全滅やガチャポリス占領が勝利条件の他のシナリオと違い、サタンガンダムを倒すと勝利となり、逆に騎士ガンダムか倒されると敗北となる。
    • また、ジオン側しかユニット生産を行えない。
  • BGMはシナリオ種別ごとに用意され、フィールドでは通常時とピンチ時で音楽が変わる。いずれも質は高い。
    • 外伝の戦闘時の音楽はバッハの「トッカータとフーガ」のアレンジ。クラシック音楽の使用は手抜きの場合が多いが、本作ではアレンジが大胆に行われ、ループのための加筆部分もオリジナル部分と同じくらいの長さでつなぎの部分に違和感がなく、手抜きとは誰にもいわせない完成度の高さ。
      • 巷ではバッハの曲のアレンジは大胆なものが多いことで有名ではあるが、それにしてもここまでの大胆なアレンジは本職のクラシックの作曲家が行ったものでも珍しい。

問題点

  • シナリオは豊富だが、セーブデータは1つのみ。
  • 一部の登場ユニットに妙な点がある。
    • 地上編・宇宙編
    • ZZ編のシナリオが無い地上編にはZZに登場するMSのガルスJ、ズサ、バウがユニットにいる一方で、ZZ編のシナリオがある宇宙編ではこれらがいなくなっている。
    • ZZシナリオに、原作に出てこないコロニーレーザーが登場する。
    • 原作では巨大MSのクイン・マンサが、なぜか通常MSと同じ大きさになっている。
    • ブライトが逆シャアシナリオで「ラーディッシュ」に乗っていたり、ティターンズのバスクがジオンの戦艦「レウルーラ」に乗っている等、一部パイロットが原作と違う機体に乗っている。これらは原作で乗っていた機体が今作未登場なので、仕方なく代わりに乗せたという事でまだ納得できるが、ちゃんと「Bドッグ(バウンドドッグ)」がちゃんと登場するのに、原作で乗っていたジェリドやゲーツがなぜか別のMSに乗っていたり、ちゃんと「リックディアス」が登場するのに原作で乗っていたアポリーとロベルトがなぜか「ジムII」に乗っていたり、原作で「メタス」に乗っていたファが「Zガンダム」に、「Zガンダム」に乗っていたルー・ルカが「メタス」に乗っていたりするシナリオがある。なぜ入れ替えたのだろう。
  • 戦国伝
  • シナリオは武者七人衆編が中心なのに、今作のシナリオに無い風林火山編に登場するユニットが中途半端に混じっている。ファンサービスともとらえられるが、その一方で、「がずある(我頭右)」がいるのに「がずえる(我頭左)」が登場しなかったり、「ひゃくしき(百士貴)」の弟「ひゃっきまる(百鬼丸)」が登場しない等、武者七人衆編に登場する一部のキャラクターが登場しなかったりする。
  • なぜか同一人物のはずの「のうまる(農丸)」と「フクショウグン(副将軍)」が別のユニットとして両方同時に登場する。また、副将軍は武者七人衆編ではなく風林火山編に登場するキャラクターだったりする(農丸の出世後の姿)。
  • 「ひゃくしき(百士貴)」と言いながらなぜかグラフィックが息子の「ひゃくしきかい(百士鬼改)」。しかも、百士鬼改は風林火山編に登場するのキャラクターで、武者七人衆編には未登場。
    • また、「さざびー(漣飛威)」のグラフィックも武者七人衆編の時の姿ではなく、今作のシナリオに無い風林火山編の時の姿(武者漣飛威の姿)で登場する。こちらは人物自体はちゃんと合っているが…
  • 「はんぶらび」が「はんらび」と誤表記されている(これは説明書にも注意書きされている)。
  • 外伝
  • アルガス騎士団の3人が登場しているが、あくまでゲスト扱いという事なのか、原作と違い大して強くない。
  • 但し「ほうじゅつしニュー」は「ガンキャノン」や「ぶとうかネモ」に匹敵する抜群の攻撃力で遠距離攻撃ができる。しかも「ジムスナイパー」と同じく移動力も高い非常に強力なキャラである。
  • 「とうしZZ」の武器はなぜか。原作で同じく戦士系の「ガンキャノン」と同じく斧でよかったのではないだろうか。
  • 外伝にも戦国伝と同様に、同一人物がなぜか別のユニットとして両方同時に出るシナリオあり。一部のシナリオで同一人物のはずの「サタンGD(サタンガンダム)」と「ブラックDR(ブラックドラゴン)」が同時に出現する。その一方で、こいつらと同じく同一人物である「ナイト シャア(騎士シャア)」と「おうごんのキシ(黄金の騎士)」はちゃんと同時には登場しなかったりする。同一人物を同時に出すなら出す、出さないなら出さない、どっちかに統一するべきではないだろうか。
  • 地上編に登場する水中用ユニットのユーコンとグラブロは、当然ながら陸上の都市や基地(回復ポイント)に行けないので、HPを戦闘中の「防御」コマンドでしか回復させる事ができない。
  • ユニットの性能や生産は、基本的にジオン側が有利に設定されている。
    • ユニット性能は、戦艦以外で間接攻撃可能なユニットが連邦側ではνガンダムだけなのに対し、ジオン側はサザビー等ファンネル搭載機やビグ・ザム等の大型MAと数多い。
      • 特に地上編が悲惨で、サイコガンダムが圧倒的過ぎる。元々MAや戦艦といった一部隊一体キャラは一ターン全体攻撃二回且つ耐久が非常に高い為、攻撃力が控えめに設定されているが、そもそも地上編のユニットは連邦・ジオン共に能力が控えめの為、サイコの一撃で一部隊が落ちることもしばしば。且つ安価で占領可能ユニットである為、中盤以降は画面中サイコだらけになる。
      • 原作を重視した為に、元々ファンネル系所持機体やMAが多いジオン側に優良機体が集中してしまい、このような不公平な状態になってしまったと思われる。
      • これを反省してか、次作『4』では連邦(青軍)側も間接攻撃可能なユニットが大幅に増やされた。
    • 生産面では、νガンダム×1+ZZガンダム×4が4000コストなのに対し、それとほぼ同等の強さのサザビー×1+ジ・O×4はわずか1300コストで生産できる。これ以外でも、連邦側はジオン側に比べて全体的にユニットが高価である。何故このような不公平な設定にしたのだろうか。
      • ただ、連邦の高額機体は軒並み大気圏突破能力がある。宇宙では割に重要。
      • その他コロニーレーザーを射程外から占領できるユニットは連邦にしかないし、地上編でも障害物が多いためZガンダムのヒットアンドアウェーが非常に強力だったりと機動力を生かした作戦はとりやすい。尤も、コロニーレーザー自体がジオン側の本拠地近くにある事が多いため、そうでもなければ奪う事もままならないのだが。
      • ジオンのエルメスとジオングは射程外からコロニーレーザーを占領可能。また戦艦にユニットを格納させて2段構えで進撃すればその他のユニットでも1ターンで近づける。
  • 基本的に回避率>命中率となっているシステムのため、攻撃が命中しにくく長期戦になり、プレイ途中でダレてしまいやすい。
    • 命中率の表示もいまいち疑問があり、確かに命中率が高い方が当たりやすい気もする…が、90%当たる表示の攻撃が連続で外れる一方で、30%当たる表示の攻撃が連続で当たるなんて事もザラにある。おおよその目安程度にしかならない。

総評

システムの変更によりゲーム性が大幅に変化したが、多少の粗はあっても目立った欠点もなく、問題無く遊べる良キャラゲーといっていい。