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炎の料理人 クッキングファイター好 - (2015/05/17 (日) 15:19:13) の編集履歴(バックアップ)
炎の料理人 クッキングファイター好
【ほのおのりょうりにん くっきんぐふぁいたーはお】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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日本一ソフトウェア
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発売日
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1998年5月21日
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定価
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5,800円(税抜)
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配信
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ゲームアーカイブス:2015年4月30日/617円
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分類
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バカゲー
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ポイント
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ミスター味っ子、Gガンダム、北斗の拳のパロディ満載 無駄にアツいテンション 料理を作るより奪った方が早い料理バトル
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概要ォッ!
『魔界戦記ディスガイア』等で有名な「日本一ソフトウェア」がまだ自社の路線を模索していた頃に作った、バカに徹底的に振り切ったゲーム。主人公であるクッキングファイター好(ハオ)の料理による(!?)戦いを描く。
物語に沿って進めるストーリーモード。CPUや他プレイヤーを相手に戦う対戦モード。作中の料理やその解説を鑑賞したり自慢するアルバムモードで構成される。
ストーリーモードはフルボイスのオートイベントで進行し、各章につき1人ずつと料理対決をするのだが、このストーリーと料理対決の双方がパロディ、突っ込み所満載であり、本作をバカゲーとして強烈に印象付けている。
端的に説明すると、原作クラッシャーとして知られるアニメ監督・今川泰宏氏の作品『ミスター味っ子』『機動武闘伝Gガンダム』(以下『Gガン』)のパロディネタ満載のバカゲーである。
ゲェェーーームの流れッ!
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料理対決のシーンでは、フィールドをうろつく食材である鶏、豚、鯛、馬などを攻撃して倒し、調理する。
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野菜なども配置されているが、これは敵(食材)にぶつける以外に使い道は無い。
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食材も反撃してくる。HPがゼロになるとダウンするだけですぐに復帰するが、せっかく作った料理を1つ失う。
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食材もHPは尽きると気絶する。その間に必殺技を発動させて調理する。そんなバカな…。
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食材がフィールド上から無くなると終了。作った料理の総ポイントに応じて勝敗が来まる。
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必殺技は複数あり、技によって異なった料理が完成する。無論、食材によって作られる料理も違う。つまり食材×必殺技分の料理が存在し、しかも全ての料理に『味っ子』ばりの解説が用意されている。
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一般の必殺技(基本仕上げ技)は5種類。それに操作キャラクター固有の必殺仕上げ技が1種類の合計6種類。
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さらに、1戦で見ることができる解説は最もポイントの高い1種のみ。
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食材によって仕上げ技の相性があるため、好みの料理の解説が見たければ、バトル中に使う仕上げ技を統一でもしないと難しい。
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仕上げ技の選択は、○ボタンを押しながら方向キーを時計回りに押し、特定の角度で○ボタンを放して選択する方式のため、熟れないと好みの仕上げ技を発動するのは困難。
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必殺仕上げ技は「○ボタンを押しながら方向キーを二周」というご無体なコマンド。
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ちなみに、前述の野菜等(サブ食材)、敵にぶつけると敵とサブ食材の相性によって完成した料理のポイントにボーナスが加算される。
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ただし、相性の悪いサブ食材をぶつけるとポイントが減点される。
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これだけ見ると、アクションと駆け引きの要素を合わせた面白いバトルのようにも思えるが、このバトルにはとんでもない仕様があり、それが対戦ツールとしての価値を著しく下げている。詳細は後述。
未熟者めが!これがお前の問題点だ!
料理で勝負する気の無い料理人達
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上記のようにユニークなシステムを盛り込んでいるのだが、実は対戦相手を攻撃してダウンさせると作った料理を奪えるためそちらの方が効率が良いという無茶苦茶っぷり。
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しかもこのゲーム、「食材を倒した側に調理の優先権が発生する」という仕様ではない。
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つまり、相手が倒した食材を横取り調理することができてしまう。
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のんきに必殺仕上げ技を繰り出せる状況は少ないため、料理と解説のコンプリートの高難易度化に拍車を掛けている。
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ぶっちゃけ、まともにポイント勝負をするなら相手の料理を奪った方が効率が良いため、そこまでやりこむプレイヤーはほとんど居なかったが。
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敵料理人は負けると主人公の料理を食べて、上記の『味っ子』を彷彿とさせる解説をするがそれはお前から奪った料理だってのはよくあることである。
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敵は「これは人の作った料理なのか!」などと大袈裟な感想を言うのだが、もしそれが奪われた料理なら酷い自画自賛をしている事になる。
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しかも敵は食材よりも主人公に優先して向かってくる事もしばしば。お前ら料理しろ。
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ストーリーモードでは、敵の面々は「料理とは力だ!」と事あるごとに主張し、主人公は「違う!料理は心だ!」と叫ぶのだが、敵の料理を奪った方が良いのだからやっぱり「料理は力」である。
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挙げ句、勝利時の主人公の台詞は「心の料理、調理完了!」である。どの口が言うか。
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こんなシステムでありながら、本編のセリフは「おたまは人を殴る道具じゃない」「料理人なら料理でケリをつけたらどうだ?」「所詮、料理人は料理でしか語れない」。…え?
やる気の無い作画
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ストーリーパートは1枚絵+フルボイスの紙芝居で、たまにアニメーションする。PCエンジン時代のムービーに近い。しかしこのストーリーモードの作画がハッキリ言ってヘタ。
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キャラの顔は不安定な上にデッサンが常に狂っているし、胴体とのパースもおかしく、いやに漫画チックでありゲームの絵に向いていない。
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その不安定さや下手さたるや80~90年代の少年漫画雑誌の期待されてもいない新人漫画家の初連載の絵のような状態であるといえば少しは伝わるだろうか?
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演出、アニメーションも奇怪で、明らかな手抜きシーンや、シュール過ぎてギャグにしか見えない(寧ろ、狙っているとすら思える)演出が大半を占めている。
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主人公やその父がラスボスに攻撃を浴びせるシーンでは、肝心の技のグラフィック自体が無く、要するに何をしたのかがさっぱりわからない。
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打撃の効果音も妙に軽い。「ボスッ」と言う感じ。
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ヒロインに襲いかかった暴漢を殴り倒すシーンなどの見せ場でもお構いなしにこんな音なので、主人公にやる気が無いように聞こえる。
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しかもこの効果音、主人公とヒロインがじゃれ合うシーンでも使われており、こっちはこっちで本気で殴ってる音にしか聞こえない。
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一方、バトルパートのSDキャラグラフィックは作り込まれており、キャラごとに細かいアクションが用意されている。
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ヒロインの「クミン」がある技を使用したときに顔グラのカットインが入るのだが、1枚絵とは別人にしか見えない萌え系のイラストになっている。作画者からして違うのだ。
ゲームとしての問題点
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そもそもストーリーモードはプレイするシーンは少なく、プレイ時間の大半はイベントシーンを見せられる。
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バトルパートでも頻繁にイベントが挟まる。それもアクションゲームやRPGのような挟まり方ではなく、いちいちバトルパートを中断してイベント画面に切り替わるので、テンポが損なわれるどころの話ではない。最初から最後までの一貫した勝負と言うのがなかなか出来ないのはどういう事か…。
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一度だけ主人公ハオではなくヒロインのクミンを操作して勝負をするシーンがあるのだが、食材1匹を調理した瞬間に終了。いくらなんでも短過ぎる…。
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余談だが、クミンの武器はおたま。おたまは人を殴る道具じゃ(ry
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つまるところ、バトルに関しては対戦モードで存分に楽しんでね、と言う事らしい。
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一番盛り上がるクライマックスも、ゲームとしては問題。
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ネタバレになるが、最後の対戦相手は主人公の父親・味魔王。決着後、ラスボスに当たる巨大な怪物が出現し、最後の戦いが始まる。兄やライバル達と共に最凶の敵に立ち向かい、死闘の末にヒロインを救い出し、勝利する。クライマックスらしく盛り上がるシーンである。
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……が、なんとその一連の流れは全てイベントで済まされる。要するに前哨戦だけ操作して、最終決戦は見てるだけなのである。
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このラスボス、「奴の身体こそが食材。料理こそが奴を葬り去る唯一の方法」だの、ラスボスに融合させられているヒロインに(ラスボスの一部を調理した)料理を食わせろだの、とんでもない対処法が飛び出して来るのだが結局プレイヤーは何もさせてもらえない。対人戦以外はゲーム化お断りなのであった。
違う!このゲームはバカゲーだッ!!
全編に塗れたパロディ、突っ込み所
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冒頭で触れた通り、本作は今川泰宏監督作品『ミスター味っ子』『機動武闘伝Gガンダム』のパロディに塗れている。以下はその一例。
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主人公は『Gガン』の主人公ドモン・カッシュに、その父親はドモンの師匠のマスターアジアにそっくり。
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主人公のCVは檜山修之氏。CVをドモン役の関智一氏、あるいは『味っ子』の主人公・味吉陽一役の高山みなみ氏にしなかったのは大人の事情なのか最後の良心なのか。
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主人公が本気を出すと金色のオーラを発する。
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父親と主人公が会うと、いきなり殴り合いを始める。
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上記のストーリー的な意味でのラスボスは主人公とヒロインの「愛の力」で消し飛ばされる。
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主人公の兄が忍者に変装している。
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『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『中華一番!』といった人気漫画のネタも多々登場する。
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パロディを抜きにしてもストーリーは突っ込み所満載。と言うより突っ込み所しか無い。やたらと暑苦しい登場人物達がいちいち無駄に熱いやりとりを交わし、他作品ではギャグにしかならないようなシーンでさえ大真面目に(そして熱く)ぶつかって行く為、前述の酷い作画や演出も却って相乗効果となり、全編を通してバカゲー色に塗れたストーリーが展開する。明らかにスタッフは確信犯である。
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中には「これは美味い!う・ま・い・ぞォォォーーーッッッ!!!」と絶叫した直後に、何事も無かったかのように「ダメだな、この料理はなっちゃいない」と冷静に発言すると言う、電波に片足突っ込んだような台詞も多数。
無駄に豪華なボイス周り
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上述の檜山・藤本両氏の他、ヒロイン・クミン役の田村ゆかり氏をはじめ、三石琴乃・鈴置洋孝・二又一成などやたら豪華な声優陣が声を当てている。
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しかもストーリー・料理バトルパート共にフルボイスという大盤振る舞い。キャラボイスがないシーンは1つもない。
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声優陣の演技は非常に良く、モブキャラにすら棒読みは一切無い。よってストーリーモードの変な作画と合わさって絵はおかしいのに声は一流というカオスなことになっている。
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アドリブなのかテキストを表示させないだけなのか、ボイスと文章が一致しない部分が多々ある。例えば冒頭の男達の台詞。
「いやいや。オヤジさんのこの鳥料理は最高だよ。なんてったって、このタレが
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……ペラペラ…ペラペラ…」(←表示される文章)
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絶品だぁな!濃過ぎず…辛過ぎず…、それにこの、香ばしさぁ…、
こいつがその、ふんわり蒸し上がった鶏肉にねっとりと絡んで…ハハハッ、なぁ?」(←実際に流れる音声)
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最初の敵は主人公の料理を食べた際に泣きながらトランス状態(!?)に陥る。文章は「ブツブツ……ブツブツ……」としか表示されないが、よく聞いてみると「走る…!走るぞ…!走る!走る!」だの「俺の頭がぁ…どこに」だの呟いている。一体何を食わせたんだ…主人公。
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余談だが主人公はこの後、飲食店の親父に「俺の作った料理を(病気で寝込んでいる)奥さんに食わせてやりな。少しは楽になるだろう」などとのたまう。
絶対「楽になる」の意味が違う…。
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料理の解説に至っては『味っ子』ばりの解説をしておきながら、表示されるテキストは「○○○(料理名)解説中」だけである。
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セーブ&ロード時には檜山氏の「セェーブッ中ッッ!!」「ロォードッ中ッッ!!」という熱いボイスが入る。うるせぇ。
その他、評価点など
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料理シーンはグラフィック、演出などがよく作られており、システムもユニークで光るものがあった。
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料理シーンのドット絵は、マール王国にも負けないくらい細かく良く動く。
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一話のモブキャラ「オヤジ」と一話の雑魚キャラ「ザコ」が、フリー対戦モードでプレイアブルキャラとして操作できるのも爆笑物。
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上述のとおり、料理シーン最大の問題は「対戦相手を攻撃することでダメージを与えることができかつ料理を横取りできる」の一点だけで、この仕様さえなければポイントの駆け引きも熱く対戦ツールとして使えるものになったと思えるのだが。
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BGMは熱い曲が揃っており、暑苦しい物語を更に熱く盛り上げている。…ギャグなのかシリアスなのかは別にして。
総ォォ評ォッッ!!!
ゲームとしては操作する機会が少ない、システムに難がある、ビジュアルが悪いなど、問題点だらけではあるが、それすらネタの一環とすら思える日本一ソフトウェア渾身のバカゲーである。むしろ、ゲーム性よりもバカゲーっぷりを楽しむことの方にあえて主眼を置いてるといっても過言ではない程である。
失笑・爆笑・腰砕け・どん引きのパロディネタてんこもりの作風は同メーカーの『魔界戦記ディスガイア』シリーズに受け継がれていくこととなる。
振り下ろす余談にも愛を込めて…
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実は本作の脚本、及び料理解説は『久遠の絆』を生み出した加藤直樹と小林且典の両名によるものだったりする。何やってんですか。
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後の日本一作品にも、本作にまつわるネタが度々登場している。
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『魔界戦記ディスガイア』ではウソ次回予告の1つに本作を元にしたものがあり、また劇中の料理が登場している。
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また『ファントム・キングダム』では魔界厨師、『魔界戦記ディスガイア3』では家諦科凶師チャンプルという、どう見ても本作の料理人を元にしたキャラが登場している。
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さらに『ソウルクレイドル』では作中でハオの名前が登場し、とあるキャラのEDに本人が登場している。
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ディスガイア番外編『ディスガイアインフィニット』では『1』の主人公ラハールがプリンを食べて美味さのあまり『味っ子』並のオーバーリアクションをするシーンがあるが、よもやこのゲームの影響ではなかろうか。
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長らくこの作品はゲームアーカイブス化されていなかったが、2015年4月1日に行われた企画「過去タイトル投票キャンペーン」の結果により、『好』のアーカイブス化が発表された。
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日付からエイプリルフールの嘘企画の一種ではないかと危惧されていたが、発表通り2015年4月30日にアーカイブス化が実現した。
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過去タイトル投票キャンペーンでは何故か『好』のタイトルに早い段階から80,000,000,000,000票も入っていたが、不正はなかった。というか
これどう見ても出来レースじゃ。
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また、何を思ったか「ゲームアーカイブス配信記念」としてカスタムテーマまで無料配信された。
なんで17年も前のタイトルをそこまでプッシュする…