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ディディーコングレーシング - (2017/08/02 (水) 19:22:47) の編集履歴(バックアップ)
ディディーコングレーシング
【でぃでぃーこんぐれーしんぐ】
ジャンル
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レースゲーム
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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ニンテンドウ64
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メディア
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96MbitROMカートリッジ
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発売元
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任天堂
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開発元
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レア
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発売日
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1997年11月21日
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定価
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7,140円(税5%込)
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周辺機器
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コントローラパック、振動パック対応
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判定
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良作
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ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク
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概要
『スーパードンキーコング』シリーズに登場したディディーコングが主役の3Dレースゲーム。
ただし、過去のドンキーコングシリーズとの繋がりは薄く、ディディー以外はオリジナルキャラが中心である。
舞台も動物達が暮らす平和な島「ティンバーアイランド」であり、ストーリー上の主役も虎の男の子ティンバーで、
ティンバーの親友であるディディーコングがコングカントリーから応援に来たという形。
同ハードで発売された『マリオカート64』とはなにかと比べられがちだが、
レースゲームとしては1人用モード「アドベンチャー」の充実や、そこから広がる解禁要素など、しっかりと別の個性を持っている。
プレイヤーは3種のビークル(乗り物)やアイテムバルーンを駆使して、多数あるコースを楽しむことができる。
ストーリー
動物たちが住んでいるティンバーアイランドが、宇宙一の無法者ウィズピッグに乗っ取られてしまい、
島の誇りである16ものコースも邪悪な魔力で封印されてしまいました。
ウィズピッグを追い返して、元の平和な島を取り戻すには、彼とレースをして勝たなければなりません。
そう考えた動物たちは、仲間の中からチャンピオンレーサーを決めることにしました。
ゲームモード
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レーストラック
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1~4人で自由にコースを選び、レースを行う。アドベンチャーで解禁したコースのみ選択可能で、一度クリアしたコースならば後述のビークルも自由に選択できる。
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2人対戦の場合はCPUの人数を0人/2人/4人から選択可能。
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タイムアタックモードもこの中に組み込まれており、タイムアタック時にはアイテムバルーン(後述)は取り除かれている。
特徴
3種のビークル(乗り物)
このゲーム最大の特徴は、なんと言ってもビークル(乗り物)が3種類あること。最初はコース毎にビークルは固定だが、クリアすれば一部のコースでは他のビークルを選んで走ることが可能。ただし「水上コースに対してレースカー」など、そのコースに相応しくないビークルは選べない。
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レースカー
ごく一般的な車のビークル。『マリオカート64』などとほぼ同じ。ドリフトはジャンプせず、そのままドリフト状態となる。
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ブレーキ+ドリフトで急旋回(クイックターン)も可能。直角カーブの対処方の一つであり、バトルコースでは重宝するテクニック。
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ホバークラフト
空気で浮く水陸両用のビークル。レースカーと比べると慣性がかなり強く、最初のうちはとにかく壁に激突しまくる。使いこなすにはある程度の慣れが必要。
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Rボタンのジャンプをうまく使わないと方向転換が難しい。そのままRボタンを押しっぱなしにすると、コーナリングが安定する。ジャンプを使って、飛行機用のダッシュゾーンに無理矢理飛び込むことも可能。
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これを見越してか、ホバーが初登場するステージはコースの横幅が非常に広く、障害物も少なく、カーブもゆるめでコースそのものもやや短めという親切設計。
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海のコースでは、波の起伏に合わせてジャンプすると高く跳べたりする。
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ひこうき
プロペラで空を飛ぶビークル。空中移動となるため、前2者とは全く異なるコース取りが必要になる。上下左右に気を配らなければならないため、かなりスリリング。ダッシュゾーンはリング状の特殊な形になっており、リングの横側から入っても強制的にリングを通るように進行方向を矯正されるという違いがある。
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ローリングや宙返りといったアクロバット飛行も可能。宙返りは成功すると弱めのブーストがかかる。
レーサー(キャラクター)
メインとなるディディーコングを始め、バンジョー、ティップタップ、コンカーなど、レア社作品の中でも今作で初めて顔を見せるキャラクターが多い。動物がモデルになっている愛嬌有るキャラクターが揃っている。
以下、名前の後ろにモチーフとなった動物名を記載する。
キャラクター毎に加速・ステアリング重視の軽量級、バランスが良く扱いやすい中量級、最高速重視の重量級に分かれる。
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中量級:ディディーコング(チンパンジー)、ティンバー(トラ)、バンパー(アナグマ)、コンカー(リス)
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タイトルはディディーコングだが、その親友のティンバーが一応今作の物語上の主人公にあたる。
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ディディー・ティンバーはほんの少しだけステアリング寄り、バンパー・コンカーはごくわずかに最高速寄り。
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バンパーのモチーフのアナグマは日本ではややマイナーな動物だが、ヨーロッパでは古くからよく知られている。
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軽量級:ピプシー(ネズミ)、ティップタップ(カメ)
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ピプシーは全キャラクター最高のステアリング力で、急なコーナーでなければアクセル全開でも曲がれるので初心者には最適。しかし最高速も最も低いうえに、他のキャラに比べて極端に鋭く曲がれるので、逆に熟練者には扱いづらいという意見も。
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重量級:バンジョー(クマ)、クランチ(ワニ)
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クランチは『スーパードンキーコング』シリーズでは敵キャラとしておなじみの「クレムリン軍」のスパイ。ティンバーアイランドへ急ぐディディーを見て「自分達を倒すための仲間を呼びに行ったのでは」と勘違いして後をつけていたが、そのままレースに参加してしまったという設定。
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最高速こそ8キャラ中トップな反面、加速に劣り、ステアリングにいたっては最悪。レースカーではクイックターンや、ブレーキなどでかなり減速しないと曲がるのはほぼ不可能なレベルで、なかなか活かせる場面が少ない。しかし、ひこうきでは意外とそれなりに安定した運転ができる。
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実はこのゲームがバンジョーのデビュー作。今作ではカズーイはお留守番という設定。彼は後に『バンジョーとカズーイの大冒険』の主人公として登場する。
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一定条件を満たすことで出現する、高性能な隠しキャラも用意されている。
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ドラムスティック(ニワトリ)
ウィズピッグの魔法によってカエルの姿に変えられてしまった伝説のチャンピオンレーサー。アドベンチャーモードにて一定の条件を満たすと、トサカのついたカエルを見つけることができ、踏み潰して魔法を解いてあげると使用可能になる。
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重量級ゆえにやはり操作性は中量級キャラにはおよばないが、最高速は8キャラをさらに上回る。特にひこうきでの性能が高いあたり、クランチの強化版といった性能である。
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T.T.(ストップウォッチ)
普段はタイムアタックやボーナスゲームの管理をしている。ゲーム中では案内役のような存在だが…? 「レーストラック」のタイムアタックモードにおいて、各コースて一定のタイムを切ると、次回挑戦時より彼のゴーストが出現する。ゲーム中に登場する全種のレース用コース全てに彼のゴーストが存在し、全てのコースでゴーストよりも速いタイムを出すことで使用可能になる。 ただし、ゲーム中で教えてもらえるテクニックをすべて駆使しなければ、このゴーストに勝つのは困難。彼を使用可能に出来たならば文句無しに名人レーサーとして胸を張れるだろう。
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中量級でありながら加速がかなり良く、最高速にいたっては全てのキャラで一番という完全無欠に近い性能。
ちなみに、彼だけモチーフは動物ではなく、発明家であるティンバーの父親に作られたストップウォッチという設定。
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アイテムバルーン
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コース内に配置されているバルーンは色ごとに5種類に分かれている。『マリオカート64』の稲妻やトゲゾー甲羅のような、飛びぬけて強力なものは無い。
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ただし同じ色のバルーンを続けて取る事によって、3段階までパワーアップが可能。すぐに使うか、強化して使うかの駆け引きも必要。
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タイムアタックモードではコース内のバルーンが全て取り除かれており、使用できない。
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ミサイルバルーン(赤)
第1段階:直進飛行するミサイルを発射。当たった相手をクラッシュさせる。
第2段階:追跡能力の有るミサイルを発射。Zトリガーを長押しするとロックオンで狙い撃ちが出来る。
第3段階:第1段階と同じ性能のミサイルを10発ストックし、Zトリガーを押すごとに1発ずつ発射。また残量がある状態で同色のバルーンを取ると弾数が補充できる。
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第2段階と第3段階の性質が大きく違うのが特徴。第3段階のミサイルは、素早く2発同時に当てて大クラッシュさせるテクニックも有る。
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ダッシュバルーン(青)
第1段階:橙色の炎が出るミニダッシュ。
第2段階:青色の炎が出るダッシュ。ダッシュゾーンと同クラスの性能。
第3段階:紫色の炎が出るスーパーダッシュ。
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レベルが上がるほど制御がやや難しくなり、ストレートの少ないコースほど使いにくくなる事も。アクセル(Aボタン)を離して行うアクセルオフダッシュの併用も可能。
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トラップバルーン(緑)
第1段階:レースカー・ホバークラフトはその場にオイル、ひこうきではガスを設置する。当たるとひこうきは失速、それ以外はスリップしそれぞれ少しの間減速する。
第2段階:トゲつき爆弾を設置する。当たると爆発し大クラッシュさせる。
第3段階:シャボン玉を設置する。当たった相手をしばらくの間封じこめ、大きくタイムロスさせる。
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シールドバルーン(黄)
第1段階:5秒の間、全ての攻撃を無効化する赤色のシールドを張る。
第2段階:10秒の間、全ての攻撃を無効化する青色のシールドを張る。
第3段階:15秒の間、全ての攻撃を無効化する緑色のシールドを張る。
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攻撃的な使い方も可能で、シールドを張った状態でレーサーに体当たりするとスリップさせることができる。スリップの長さはバルーンのパワーの強さに依存する。トラップを体当たりで破壊するといった使い方も。黄色バルーンの設置数は他に比べて若干少なめ。
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じしゃくバルーン(虹)
第1段階:前方のレーサーに弱い磁力で吸い付く。
第2段階:前方のレーサーに少し強めの磁力で吸い付く。
第3段階:前方のレーサーを強い磁力で吸い寄せる。
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こちらも第2段階と第3段階で大きく性能が異なる。Zトリガーを押しっぱなしにすることで、ターゲットを定めることもできる。
虹色バルーンはコース中に設置されている数が少ないので、パワーアップが難しい。
バリエーション豊かなコース
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3種類のビークルと、各ゾーンのテーマに合わせて作られた16+4のレースコースが存在する。
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複数のビークルに対応したコースが多く、各ビークル専用に作られたダッシュゾーンや抜け穴も存在するので遊びごたえがある。
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コースの完成度は高く、『マリオカート64』のような地形を無視したひどいショートカットは基本的には不可能。一見カットできそうなところにもきちんと見えない壁がある。
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もちろん、意図的に用意されたショートカットもいくつか存在する。
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バトル用コースが4種類存在し、マリオカートと同じ「相手に一定回数の攻撃を当てる」というルールの他に、「自陣に置いたタマゴを一定時間守ってふ化させた人の勝ち」「バナナを早く集めて自分の陣地に持ち帰った人の勝ち」といったコースもあり、バリエーションに富んでいる。
アドベンチャーモード
いわゆるストーリーモードにあたるもの。ウィズピッグに対抗すべく、「ゴールドバルーン」を集めて、封印されたコースを開放していく。『スーパーマリオ64』のように、広大なフィールドを巡回してコースのある扉に入っていくという仕組み。
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スタート位置である広場には、お助けキャラであるゾウの魔人「タージ」がいる。ビークルを交換してくれたり、重要なテクニックを教えてくれたり、進行状況にあわせて腕試しを挑んでくることも。
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特に重要なテクニックが「アイテムやダッシュゾーン等でのダッシュの際、アクセルを離しているとマシン後部から噴出される炎が緑色や虹色になり、その効果が増す」というもの。
ボス戦やT.T.ゴーストとのレースでは必須テクニック。
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「ゴールドバルーン」は各コースをクリアすると手に入る。獲得したゴールドバルーンの数に応じて、新たなエリアやコースに入れるようになってゆく。
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フィールド内にもゴールドバルーン隠されていたりするので、ビークルの練習がてら探索してみるといいだろう。また、上記の腕試しに勝利してもゴールドバルーンが貰える。
アドベンチャーモードの基本的な流れは以下の通り。
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フィールドは、広大なメインフィールドと4つのゾーンに分かれており、各ゾーンには4つのレースコースと、1つのバトル用コースが用意されている。
各レースコースには必要なバルーン数が設定されている。
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ゾーン内のレースコース4つを攻略すると、「ボス戦ステージ」に突入する。
ボスはビークルに乗ったキャラクターではなく、恐竜や大ダコといった巨大モンスター。彼らと1対1で競争する事になる。
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ボスキャラは通常のレースのライバルキャラと違い、無茶苦茶なショートカットや障害物を大量発生させるなど、あからさまなインチキをしてくる。ドラゴンにいたってはフライングスタートまでする始末。
↓
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ボス戦に勝利すると、今度は「シルバーコインを集めてこい」と言われ、各コースの必要バルーン数が上昇した状態でゾーンのロビーに戻される。
各コースの扉に入ると今度は「シルバーコインチャレンジ」が始まる。
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シルバーコインチャレンジでは、コース内に配置された8枚のコインをすべて集めた状態で、レースも1位でゴールしなければならない。
3周の尺を使ってどのように8枚のコインを回収するかの戦略が必要になる。
↓
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シルバーコインチャレンジを4コースでクリアすると、「2回目のボス戦」に突入する。
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1回目の時よりもインチキ行為が激化しており、コースにあるダッシュゾーンやバルーンが減少しているコースもある。
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2回目のボス戦に勝利すると、「アミュレットのかけら」を獲得する。後々必要になってくるアイテム。
合わせて、4つのレースコースを連続して走るグランプリ形式の「トロフィーレース」が出現。総合順位に応じてトロフィーが貰え、ロビー内に飾られる。
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バトル用コースを解放するには、各ゾーンのあるコース内に隠された「鍵」の獲得が必要。
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最初のカギは割合簡単に見つかるが、最後の方のカギはとある仕掛けをうまく利用しなければ絶対に見つからない意地悪な物も。
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バトルで勝利すると、「T.T.アミュレットのかけら」を獲得する。これも後々必要になるアイテム。
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ザウルスゾーン
プレイヤーが最初に触れることになるゾーンで、基礎的なコースが多い。恐竜が生息する世界で、道を妨害するように横切ってくる恐竜も有り。
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アップダウンの激しいひこうき用コース「マグマかざん」はホバークラフトも選択可能で、なんとマグマの上をホバークラフトで走行可能。マグマが小刻みに激しく波打っているため、コントロールが意外と難しい。
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ボスキャラはトリケラトプス。地面を激しく揺らしながらの猛ダッシュ。ボス本体に接触するとペシャンコになり、大きなロスとなる。追い越してからも激しい足音や揺れで恐怖感を煽ってくる。
2戦目ではコース上の石柱を倒して妨害してくる。石柱に接触してもペシャンコ。
コースは山を螺旋状に登る一本道のコースで、常時登り坂となるため、出来る限りスピードを落とさないように走らなければならない。
道幅がどんどん狭くなっていくが、コースには柵が設けられておらず、転落するとその時点で強制リタイヤ扱いなので要注意。一番最初のボス戦にしては結構難しい。
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スノーゾーン
雪国をテーマとしたゾーン。氷の水面に落ちると、滑ると思いきや大きくバウンドしてコースに強制的に戻される。
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「スノーコースター」では、氷で作られた宙返りループを猛ダッシュで突っ切る爽快感抜群のギミックが搭載されている。
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ボスキャラはセイウチ。ホバークラフトで雪と氷のほぼ一本道のダウンヒルコースを走る。
セイウチ自体は大したことは無いのだが、ホバークラフトの操作に慣れていないとなかなか追い越せず、もどかしいことになる。転がってくる大雪玉の妨害もある。
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トロピカルゾーン
南国の海をテーマとしたゾーンで、水上を走るホバークラフト専用コースが多い。対してレースカー用コースはプレイヤーの実力を如実に反映させるスピードコースが揃う。
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ボスキャラは巨大タコ。緑バルーン第2段階と同じ性能の爆弾を大量にばら撒いて妨害してくる。ホバークラフトで走る周回コースで道幅は広めだが、ホバーの操作感に慣れていないと爆弾の回避がうまくいかない。
2戦目では、爆弾が緑バルーン第3段階のシャボン玉にパワーアップ。一度でも当たってしまうと大きなタイムロスとなり、勝利は絶望的。
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ドラゴンゾーン
中世の西洋の街並みをテーマとしたゾーン。この4つのゾーンの中では最後に訪れることになるゾーンであり、道が狭く曲がりくねった、上級者向けのテクニカルコースが揃う。
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「ふうしゃカントリー」で風車小屋をくぐれずに激突したり、「グリーンウッドむら」のシルバーコインの配置に苦しめられたり、「リバーパレス」で跳ね橋が通れずに遠回りなどなど…
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ボスキャラはドラゴン。前述の通りの露骨なフライングスタートに加えて、ひこうき版緑バルーン第1段階の性能と同じ炎の球をばら撒いて妨害してくる。
風車小屋や洞窟地帯があるひこうき用の周回コース。大量の障害物をくぐり抜けながら、数少ないバルーンやダッシュゾーンを確保しなければならない。
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4つのゾーンを2回目のボス戦まで攻略すると…
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「アミュレットのかけら」が4つ揃うと、広場にあった巨大なウィズピッグの顔の形をした岩が実体化。
口が開いており、中に入るといよいよウィズピッグ戦に突入する。
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激しい雷雨の中、悪路が目立つコースをレースカーで周回する。
対戦するウィズピッグは2足歩行で走っていくのだが、これがフライングを抜きにしても異常に速い。 おまけにアイテムバルーンも置かれておらず、プレイヤー側は一つのミスも許されない。壁への激突や水場への転落をやらかそうものなら誇張抜きで敗北確定。スタートダッシュ、ダッシュゾーンでのアクセルオフダッシュも一つも逃してはならない。 このゲーム最大の難関とも言えるステージ。
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ここで必須となるテクニック、実はここまでのボス戦で勝利した際に魔人タージが教えてくれたテクニックの全て。
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熾烈な戦いを制すれば、いよいよエンディング。スタッフロールが流れるが…?
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ウィズピッグ撃退を祝して開かれていたパーティー会場に、ウィズピッグが堂々と
お礼参り襲撃を仕掛ける。 キャラクターたちを散々いじめ倒してご満悦のウィズピッグは宇宙へと去っていく…。
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衝撃のエンディングの後には…?アドベンチャーにはさらなる隠し要素が存在する。
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各ゾーンのトロフィーレースで1位になり、金のトロフィーを4つ揃えると、海辺にある灯台がロケットに変形し、プレイヤーは宇宙へと飛び立つ。
そんなトンデモ展開を経て、ウィズピッグの本拠地である隠しゾーン「フューチャーゾーン」が登場する。
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フューチャーゾーンは未来の宇宙をテーマとしたゾーン。レースカー用とひこうき用コースがメイン。
隕石が宙を舞ったり、戦闘機がビームを撃ってきたり、電流をステージ中に張り巡らせてあったり、クランクが何度も登場するコース、激しいビームの弾幕を潜り抜けるコースなど、全体的に長く高難易度のコースが揃っている。
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4つのコースを攻略すると、そのままシルバーコインチャレンジへ突入。配置もかなりいやらしい。
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シルバーコインチャレンジを終えると、いよいよウィズピッグとの最終決戦。この時、「T.T.アミュレット」が完成していないと扉が開かないので注意。
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こちらではウィズピッグがロケットに乗っかって登場する。あまりいい乗り物を選択したようには見えない…。
コースはひこうき用の周回コース。フューチャーゾーンに登場した熾烈な障害物の数々が総登場する。 実際戦ってみると、ウィズピッグ自体は弱体化しており、本当の敵はステージの障害物ということがよく分かる。コースの仕掛けを把握できれば勝利は確実。 クリアしたプレイヤーからは「1戦目の方がずっと難しかった」と語られることが多い。
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この戦いに勝利すれば、真のエンディングを見ることができる。
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1回クリアしてもまだまだ終わらない。「アドベンチャー2」という名の2周目がある。コースが左右反対に、ライバルが手強くなる、などは普通。
しかし、前述の「シルバーコインチャレンジ」におけるコインの場所は、なんと全く異なる場所に置かれており、全体的に凶悪化している。
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例として、「コース脇にある小さい山の裏」、「普通は通らないコーナー外側の低空」、「船のマストの裏」、「トンネルとトンネルの間の隙間から入れる小さな空間」等。
まじっくコード
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このゲームには「まじっくコード」と呼ばれる、いわゆるチートモードがある。
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パスワードを入力する事によって、ライバルがさらに強くなったり、オフロードでも減速しない4WDモード、アイテムバルーンが全部同じアイテムになったり…等の特殊なルールで遊ぶ事ができる。
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この他には、エンディングクレジットを呼び出したり、未使用曲まで聴けたりするミュージック再生モードを解禁するコードも。
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パスワードはエンディングのスタッフクレジットの最後に1つだけ表示されるが、知っていればそれを見ていなくても入力は可能。攻略サイト等で探してみよう。
その他
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BGMは「スーパードンキーコング」シリーズと同じくデビッド・ワイズ氏が担当しており、シリーズファンからの評価も良好。
レースゲームということもあり、今までの作品では聴けなかったであろうアップテンポなハイテンションな楽曲が多い。
問題点
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3人以上の対戦では背景が簡易化され、BGMが無くなってしまう。
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水面の処理に関しても、2人以上で水の透明感が無くなり、3人以上ではホバー用コースなどにおける水面の揺れが無くなってしまう。
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これらは他のゲームでもよく見られる傾向で、処理落ちしないための性能の限界と思われる。
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CPUが操るライバルレーサーのAIが味気ない。
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レースではスタートしてから数秒走った当たりで順位がほぼ決定され、それ以降プレイヤーが干渉しない限り順位が変動することなく、行列を作るように走っていく。
プレイヤーが1位になると、ほとんど何の邪魔もしてこなくなる。せいぜいミサイルが1,2発飛んで来たり、爆弾が置いてある程度。
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シルバーコインチャレンジでは、このあまり強くないCPUの走りのおかげで探索の余裕が出ていたりはするのだが…。
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アイテムバルーンを獲得した瞬間に使う傾向があり、パワーアップによる使い分けをしてこない。
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10連ミサイルを手にしたとき、とてつもない密度で連射してくる。その光景は逆に爽快。
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シルバーコインチャレンジは1回クリアするとそれ以降プレイできない。クリア後に扉に再度入っても、通常のレースがスタートする。
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タージとの腕試しやボス戦はウィズピッグ戦を含めて何度でも再戦可能。
総評
全体的に難度が高くストイックな作りになっており、良くも悪くも実力差が出る作品。
『マリオカート64』などと比べると万人受けという面では劣る、玄人向きな印象が有る。
しかし、純粋なレースゲームとしてはむしろ原点に立ち返った正統派ともいえる作品であり、プレイスキルを磨けば磨くほど好タイムがのぞめる。
他のレースゲームを遊んだ事のある人でも、また別の感覚で楽しむことができるだろう。
また単なるレースゲームとしてだけでなく、あえてレースそっちのけでコースを探索し、隠されたアイテムを探すという「箱庭ゲー」めいた楽しみ方だってできる。
マシンの操作もそれぞれ個性と重量感があり本格的。本作を遊ぶ際は、ぜひとも振動パックを装着してのプレイを体験してみて欲しい。
余談
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後にバンジョーが主役を務める『バンジョーとカズーイの大冒険』のとあるクイズイベントでも、このゲームに関する問題が登場した(後のXbox360版では削除されている)。
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コンカーがレア社の作品に登場するのは二回目。この作品までは愛嬌たっぷりだったのが、以降の作品では…。
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本作の続編として、2001年にGBAで飛行機をメインにした『ディディーコングパイロット』、GCでドンキーを主役にした『ドンキーコングレーシング』が発売予定だったが、任天堂とレア社の関係が終了し、レア社がマイクロソフト傘下になったことにより開発中止になった。GBA版はその後海外でバンジョーキャラに置き換えた『Banjo-Pilot』として2005年に発売されている(日本未発売)。
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海外のみ2007年に、本作に追加要素を加えたリメイクがニンテンドーDSで発売されている。こちらは版権上の都合でバンジョーとコンカーが削除され、代わりにディクシーとタイニーが加わっている。
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キャラ削除の弊害で、重量級がクランチと隠しキャラのドラムスティックしかいないという異常事態が発生している。世界観に合っていない追加キャラという前例を考えれば単純なキャラ追加には慎重にならざるを得ないというのも分かるが、どうにかならなかったのだろうか?ドンキーやチャンキーなら可能性は高そうに思えるが…。