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ファーリーレジェンズ - (2016/07/26 (火) 16:11:09) の編集履歴(バックアップ)
ファーリーレジェンズ
【ふぁーりーれじぇんず】
ジャンル
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アクション・パズル
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対応機種
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ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
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発売元
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テヨンジャパン
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開発元
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Gamelion Studios
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配信開始日
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2012年10月31日
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価格
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200DSiポイント
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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仕掛け作動系アクションゲーム 動くたびに硬直する自機
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概要
ニンテンドーDS(3DS)のダウンロード専用ソフトのリリースがメインのメーカー、テヨンジャパンがリリースしたソフト。
ジャンルとしては横スクロールアクションゲームに該当するが、大方のステージでは「仕掛けをどの様に作動させていくか」という思考的攻略を要する場面もある。
ファーリーランドの住民である毛玉達が、様々な舞台を巡りながら"悪の三角形軍団"と戦うストーリー設定。プレイヤーは住民の1人である「黄色い毛玉」を操作する事になる。
オートセーブ方式。操作は十字キーとボタンがメインとなり、タッチ操作を使用する機会は少ない。
主なルール
本作は「ストーリーモード」と「クイックゲームモード」の2モードが用意されている。
前者は順にステージを攻略していく方式・後者はステージセレクト方式を採用しているが、双方共にゲーム・ステージ内容に相違はない。
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ゲームの流れ。
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大方は一般的な横スクロールアクションと同じ感覚のプレイと思ってもらっても差し支えないと思われる。全14ステージ構成。
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ステージクリア条件は原則として「ステージ最後の地点に"黄色の毛玉"(以下:自機)を通過・もしくは破壊対象物体を壊す」事にある。
最終ステージにはラスボスがおり、そいつを倒せばオールクリアとなる。
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特殊なトラップが発生するステージ8を除き、各ステージには制限時間が定められていない。よって、スピードクリア目的でもない限りは、時間を気にせずに攻略を行える。
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ステージクリア後はステージ内の総スコアが集計される。
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「取得クリスタルの数」「倒した敵の数」「クリアタイムボーナス」がスコアとして換算される。自機がミスしてると、その分のスコアが減算されるペナルティ。
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スコア集計後はネームエントリーと共に、ステージ別(14ステージ分)・及びステージ全般(ストーリーモード)のスコアランキングへと登録される。
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ストーリーモードで一旦ゲームを終えると、次回プレイ時にて前回の進行ステージからの再開ができる。
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モード選択時の「リスタート」というアイコンを選択すると、進行ステージの初期化(ステージ1からのやり直し)が行える。
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操作系統。
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自機の操作は以下の通り。
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十字キーで左右移動。本作の自機は毛玉である関係上、移動中は"ころころ"と転がせる感じで動く。
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Bボタンでジャンプ動作。ジャンプ中の移動制御も可能。
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Aボタンと十字キーの組み合わせで"体当たり"が行える。体当たり中に敵を触れると倒せる他、体当たりの勢いを利用して障害物を避ける事もできる。
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Yボタンで"スーパースピード"効果。効果中は一時的なスピード移動ができ、その勢いで通常では到達不可能な地形へと進む事ができる。
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体当たり・スーパースピード後は「パワーメーター」が一時的に消費され、双方の連続行動が行えなくなる。時間経過でメーターが回復する。
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様々な仕掛けについて。
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本作では以下の仕掛けなどが各ステージに出現し、攻略する上で"これら"を利用・回避していかなければならない。
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アイテム系。
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「クリスタル」…スコアアップの効果。ステージ内の至る場所に放置されている。
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「ハート」…自機ライフを1回復する効果。一定確立で三角敵を倒すと出現する。
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敵系。
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「灰三角敵」…雑魚敵の一種。自機を見つけると近づいてくるが、直接的な攻撃手段は持たない。自機の体当たり・もしくは一部トラップに触れさせる事で倒せる。
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「赤三角敵」…雑魚敵の一種。自機を見つけると弾を撒いてくる。自機の体当たり・もしくは一部トラップに触れさせる事で倒せる。
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「青三角敵」…雑魚敵の一種。自機を見つけると浮遊しながら3方向レーザーを放ってくる。自機の体当たりのみで倒せる。
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「ラスボス」…最終ステージ限定で登場。耐久力があり、自機の体当たりでダメージをあたえられる。灰三角敵を無限に繁殖させてくる。
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トラップ系。
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「落とし穴」「トゲ」…双方共に自機が触れると即ミス。後者は何もない地形に紛れて同化する形で生えている事が多い。
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「火炎」…自機が触れるとダメージ。多くの火炎は時間経過で伸び縮みをする。
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「正方形物体」…下位置にトゲがついており、自機がトゲに触れると即ミス。常に上下移動している。一部物体は上に乗る事ができる。
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「トゲ付き岩」…これに触れるとダメージ。後ろから下記岩を当てると、ビー玉の要領で押し出せる。
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「溶液」…ステージ8限定で出現。自機が触れると即ミス。時間経過で上方向へと侵食する。回避するには上へと進むしかない。
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作動系。
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「岩」…これに触れると左右へと動かせる。移動の足にしたり、赤スイッチを作動させる為に必要。
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「動く地形」…「上下移動型」「左右移動型」「風車型」「丸型」といった動く地形があり、自機移動の要となる。
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「ジャンプ台」…これに触れると強制的に大ジャンプする。自機だけでなく、灰・赤三角敵もジャンプ対象となる。
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「ロープ」…ジャンプして"これ"に触れると"しがみつき"、その後に再ジャンプが行える。
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「シーソー」…自機や岩を乗せる事により、シーソーの高低差に変化が生じる。
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「粘着質」…これに触れると"へばりつけ"、十字キー左右で粘着質内の移動が行える。「壁型粘着質」と「丸型粘着質」の2種類あり。
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「青スイッチ」「赤スイッチ」…前者は自機が踏む事で・後者は岩を乗せる事で、周囲のアンロックゲートが開かれる。
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「アンロックゲート」…行き止まり。各色スイッチを踏む(岩を乗せる)とロック解除となり、先の場面へと進める。
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「破壊対象壁」…体当たりで破壊できる壁。アンロックゲートとは違い、下準備の必要はない。
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「破壊対象物体」…後半ステージの奥に配置されている物体。体当たりで破壊するとステージクリア。
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その他の仕掛け。
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「カラス」…近づいてXボタンを押すと簡易なチュートリアルが聴ける。
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「チェックポイント」…これに触れた後に自機がミスすると、そこからの途中復活ができる。
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ミス条件について。
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ライフ & 残機制を採用している。残機数は4(3ストック + 現状残機)の常時固定で、1UPの機会はない。
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最大(初期)ライフは3で固定。敵接触・敵攻撃・一部トラップ接触で1ダメージ。大半のトラップに触れるとライフ数に関わらず即ミスとなる。
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チェックポイントに触れていると、残機数消費・ライフ全回復状態で"そこから"の途中復活となる。残機をすべて失うとゲームオーバー。
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自機が高い場所から転落すると気絶してしまうが、ライフ消費などのペナルティはない。もちろん、その間に敵接触などの危険を伴ってしまう。
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新しいステージをプレイすると、以前ステージの残機・ライフ状態は必ずリセットされている(残機4・ライフ3)。
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コンティニュー機能はないが、ストーリーモードの再開・及びクイックゲームモードでのステージセレクトにて同等の行為が行える。
問題点
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自機の「死にやすい」仕様の数々。
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本作の自機は些細な事でもミスしてしまう程に虚弱体質であり、オールクリアへの道は決して楽ではない。
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自機を操作すると、かなりの頻度で硬直時間が発生する。
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「ジャンプの着地後に硬直」「体当たり後に硬直」といった具合で、基本操作自体が危険行為の繰り返しといっても過言ではない。
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実際、本作の難題として真っ先に突き当たるのが、この融通の効かないガチガチな操作性である。
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「意図的に硬直する仕様にした」と解釈するには不自然な硬直であり、単なる操作調整の不具合でこうなったとしか思えない…。
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自機の"やられ判定"が大きすぎる。
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「自機グラフィック全体が"やられ判定"」といっても過言ではなく、かすった程度の敵・トラップ接触でもダメージ(ミス)となってしまう。
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上記の操作性の件も相まって、なんて事のない配置トラップを避ける事すらも難関という場面に遭遇しやすい。
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おまけに本作は即死トラップ配置が満載であり、ダメージ程度で済めば軽症・ミスする時は本当に瞬殺という状況が当たり前な有様。
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ステルス迷彩なトゲトラップ。
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トラップの一種であるトゲは背景と同化している場面が非常に多く、一見では背景なのかトゲなのかが判別し辛い。
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前半ステージからして同化トゲの配置が頻発し、初見プレイでは「何もない地形を移動してたら理解不能なミスに遭遇していた」という混乱を招くのは必至である。
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青三角敵の恐怖。
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敵の一種である青三角敵は自機を見つけ次第、即効で3方向レーザーを放ってくる。レーザーの攻撃範囲が広い為、どうあがいても1ダメージは避けられない事が多い。
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即死トラップに比べればダメージ程度の損傷で済むのが救い。しかし、即死トラップとのコンビで青三角敵が配置されていると…。
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残機が尽きればお終いだよ…。
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本作には1UPが発生せず、必ず残機4からステージを攻略しなければならない。これが他のゲームならば大した問題ではないのだろうが、本作は死にやすい仕様搭載である。
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ガチガチな操作性に悪戦苦闘し、即死トラップに怯えながら、同化トゲなどの難関を越えなければならない。これで残機4は正直きつい。
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とはいえ、無理ゲーといえる程の理不尽難易度という訳でもない。
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各ステージの構造は短めで、制限時間が設けられていないので、「何度もミスを繰り返してパターンを覚え、じっくりと的確に操作すれば」、いつかはクリアへの道が開ける…はず。
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必ず残機4状態からステ-ジが始まり、チェックポイント通過後はある程度のプレイ負担が緩和される。流石に"何もかもが酷い"という難しさには達していない。
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微妙に不親切なシステム周り。
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即コンティニューできる機能がない。
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ゲームオーバー後は必ずタイトル画面に戻される。前ステージから再開するには、わざわざタイトルのモード選択から行わなければならない。
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特にクイックゲームモードの場合は「ゲームオーバー ⇒ モード選択 ⇒ ステージ選択(2ステージ毎にページ切り替えをする必要あり)」と、変に手間がかかる。
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DSの電源を切るとネームエントリーが初期化されてしまう。
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電源を切らない限りは以前入力したネームエントリーが残されているが、電源を切ると一から入力のやり直しである。これが地味にめんどくさい。
評価点
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ボリュームは多めな部類。
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200円相当のソフトとしては、全14ステージも収録されている。
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しかし、上記で述べた難易度の件もあり、いざプレイするとなるとストレスゲーになるかもしれないが…。
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実はパズル要素は少ない。
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"頭脳フル回転のパズルアクション"的な内容を期待すると、ガッカリしてしまうかもしれない。
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確かに思考力を使う場面もあるが、せいぜい「岩を転がす」「スイッチを押す」位の少数のパズル要素しかない。クリアが詰みに陥る程の難解パズルは全編通しても含まれていない。
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むしろ本作は「上記の"死にやすい仕様"に悩まされつつ、時間を食わない程度のパズル要素を解いていく」位のプレイがメインになると思われる。
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謎な世界観・変な日本語翻訳。
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テヨンジャパン製のゲーム全般にいえる、「何かが"ずれている"独特のセンス」は本作にも当てはまる。
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「自機とその仲間は"顔の付いた丸い毛玉"」「敵は三角形の物体」「言葉では形容し難い独特のデザイン」と、日本人プレイヤーからすれば謎な世界観が描かれている。
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ステージ舞台は大きく分けて「ファーリーランド」「火山」「ピラミッド」「異世界」の4部構成となっている。火山以後の背景描写がちょっとグロい。
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ストーリー描写がなんか変。
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ステージ開始前(一部ステージではステージ中)に文章によるイベントが挟まれるが、「どういうイベントなんだ、これ?」と首をかしげてしまう。
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イベント自体は「毛玉達が三角形敵の来襲を掻い潜る」的な王道ものだが、日本語覚えたての外国人が翻訳したかの様な"ぎこちない"文章のせいで電波イベントにしか見えない…。
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子供向けを意識したのか、文章書きに"ひらがな・カタカナ"が多用されているが、上記翻訳も相まって非常に読みにくい。
総評
ゲーム自体は"少量のパズル性を含む普通の横スクロールアクション"だが、操作性の悪さ・意地悪全開な即死トラップの多さのせいで、無駄に難易度が高いという問題を抱えている一作。
その後の展開
後に本作のスピンオフ作品『ブンブンスクエアズ』がリリースされている。毛玉が「破壊してはいけないキャラ」としてゲスト出演しているが、ゲームとしての関連性はほとんどない。