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【だーくそうるすりー】
ジャンル | アクションRPG | |
対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Windows |
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開発元 発売元(国内) |
フロム・ソフトウェア | |
発売元(海外) | バンダイナムコエンターテインメント | |
発売日 |
【PS4/One】2016年3月24日 【Win】2016年4月12日 THE FIRE FADES EDITION:4月20日 |
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定価 |
パッケージ/ダウンロード 通常版:7,430円/6,930円 THE FIRE FADES EDITION:5,900円/5,400円 DLC第1~2弾:各1,200円(各税別) |
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プレイ人数 | 1人(オンライン時1~6人) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
より高いアクション性 オンラインプレイのさらなる強化 もはやお約束の調整不足 粗さもあるが全体としては高水準 |
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DARK SOULSシリーズ |
王たちに玉座なし
『DARK SOULS』シリーズのナンバリング第3作となるアクションRPG。『Demon's Souls』を含めると4作目となる作品である。
『DARK SOULS II』の続編ではあるが、前作同様に他シリーズをプレイしていなくてもストーリーの進行や理解に影響はない。
今作では『I』『II』の流れから一転、『Demon's Souls』をベースに『I』『II』の要素を取り入れて再構築したかのような内容となっている。
武器派生や拠点から各エリアに移動という基礎システムは勿論、攻撃モーションやエンディングに至るまでデモンズが踏襲されている。
一方で新旧様々なシステムも多数盛り込まれており、特に「戦技」システムの導入によって戦闘の多極化が図られている。
完全版『DARK SOULS II: SCHOLAR OF THE FIRST SIN』と同じくマルチプレイ人数は最大6人へと拡張。
また、『DARK SOULS』シリーズの完結編とされており、過去作のエリアの一部等も登場し、シリーズに関わりの深い要素がちりばめられている。
+ | その他批判を受けたアップデート |
+ | その他対人関連のバランスについて |
+ | その他の細かな問題点 |
+ | DLC2で登場し対人戦で猛威を振るった要素 |
事前に銘打たれたシリーズ完結作に相応しく、多くのシリーズファンに応える作品に仕上がっている。
『Bloodborne』も含めたシリーズのいいとこ取りや、未経験者への救済措置と取れる要素も多く、続編であるという点を除けばシリーズ中最も人に勧めやすいタイトルといえる。
作品を通して長く語られ続けた「人」と「闇」の物語も、DLCを経てひとまずは完結したと言えるだろう。
一方で、シリーズの要素を色濃く受け継いだ結果、作品そのものの新鮮味は薄れる形となってしまった。
前作の批判点から反省したのはいいが、評価の高かった仕様まで撤廃されていたり、『I』『II』と続投されていた装備が今作でリストラされたりと、シリーズファンにとっては中途半端な部分もある。
前作が『DARK SOULS』らしくないと言った評価がなされることがあったが、今作はまた別な理由で『DARK SOULS』らしくない作品になってしまったという声もある。
とはいえ元々万人受けを狙ったシリーズではなく、シリーズ新作ごとに賛否両論が吹き荒れるのはもはや風物詩。
ソウルシリーズの利点は「絶妙な歯ごたえの難易度と、それを乗り越えた時の達成感」「ソロプレイだけでも十分なボリューム」に加え、「協力プレイ、侵入プレイといった多彩なシチュエーションによる対人戦」を楽しめること。それでいて「アクションRPGとして成り立っている」ことに尽きる。
しかし、それら全てを絶妙なバランスで成り立たせることはほぼ不可能に近く、10回以上のアップデートを経てなお不満が絶えないのが現状であり、限界であるともいえる。
それでいて尚このゲームが多くのファンを惹き付けてやまないのは、単なるシリーズのネームバリューではなく、このゲームに不満以上の魅力があることに他ならない。
人を選ぶという点では相変わらずだが、シリーズ特有の高難度と達成感も健在でありゲーム自体の水準は非常に高い。
大きく強化されたオンライン要素もあり、馴染むことが出来ればプレイヤーにとって多くの楽しさを提供する名作にもなるだろう。