【だーくそうるつー】
ジャンル | アクションRPG | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 Windows XP/Vista/7 |
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開発元 発売元(国内) |
フロム・ソフトウェア | |
発売元(海外) | バンダイナムコゲームス | |
発売日 | 2014年3月13日 | |
定価 | 7,429円(税別) | |
プレイ人数 | 1人(オンライン時1~4人) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
利便性は向上、しかし調整不足の箇所あり オンラインプレイの強化 前作と比べてダーク要素の薄れた世界観 次世代機版での改善箇所多数 |
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DARK SOULSシリーズ 初代 / II / III |
絶望を焚べよ
難度の高い死にゲーとして有名な『DARK SOULS』の続編。
ただし、世界設定や「高難度」という点に繋がりがあるだけで、前作をプレイしていなくても支障はない。
基本的なシステムはほとんどダークソウルからそのまま引き継いでいるが、「二刀流」や「松明」などの新たな要素も追加され、既存の要素も調整が加えられている。
前作からスタッフが変わったことにより全体的に明るい雰囲気になるなど世界観の変化や、更に途中でディレクターが交代になったことによるいくつかの要素の消化不良感から厳しい評価を受けることも多いが、
反面「ダークソウルの続編として見なければ良作」という意見もあり、事実、900万以上の投票が集まったゴールデン・ジョイスティック・アワードにおいて2014年 Game of the Yearに選ばれている。
新世代機版発売に合わせて行われた「Scholar of the first sin」のアップデートではストーリーに関わる新たなイベント・NPC・ボスが追加された。
前作以上にアップデートの数が多く、発売当初からいくつも仕様が変わっている。また、DLCは前作が1作だけだったのに対して本作では3部作になっている。
+ | ネタバレ注意 |
+ | 理不尽な敵の代表例 |
+ | 参考:すでに修正されたが対人戦で猛威をふるっていた要素 |
+ | 薄っぺらい設定や配置の一例 |
+ | アップデート及びハイスペック版にて改善が図られた要素 |
+ | ネタバレ(3つのDLCをクリアしたボーナス) |
【だーくそうるつー すからーおぶふぁーすとしん】
2015年4月9日に発売されたPS4/One/Win用に調整された『DARK SOULS II』のハイスペック版。
装備の種類、魔法の種類、オンラインプレイのシチュエーション、ボスの数などボリュームは明らかにパワーアップしているが、
バランス調整がそれに追いついておらず、不満点につながっている。
難易度も「数の暴力」による一辺倒で、過去のソウルシリーズのように攻略を考える面白さが乏しい。
しかし前作から改善された部分も多く、篝火転送などプレイしやすくなっている点もある。
悪く言えば凡庸なゲーム、良く言えば普通の作品である。
散々な評価を受けることも多い本作だが、それは前作や次回作など評価の高い他のシリーズ作品に比べた場合の問題であって、
「ゲーム単体として見れば十分な良作」という意見も多い。
また前述したように装備の豊富さ等、他シリーズ作品には無い評価点もある。
結局のところこのゲームは「ソロプレイでも面白く、オンラインでも協力、侵入、1vs1、乱戦が楽しめ、RPGとしてもアクションとしても上質で、
初心者でもコアゲーマーでも楽しめる作品」を作ろうとした結果全部の要素が中途半端になってしまったというところではないだろうか。
また理不尽過ぎるステージや戦闘に関しては、ソウルシリーズのよくある「敵が強い」「難しい」という評価があるが、実際にはファランクスに代表されるような工夫次第では簡単になるものがばかりである。
その絶妙なニュアンスがうまく伝わらず、「難しい」という評価がひとり歩きしてこのようなものになってしまったのではないかと思われる。
問題点を挙げようと思えばいくらでも挙げられるが、地味に良いところを挙げようと思っても結構挙げられる、そんな玉虫色のゲームである。
不満も多いがただの「前作の劣化版」と切り捨てるには勿体ないゲームであることは間違いない。
ハイスペック版である『DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN』はソロでの難易度は上昇しているものの、改善点も多く、アクティブプレイヤーも多いので
いまからプレイするのであればこちらをオススメする。
*1 一見役に立たなそうな「折れた直剣」でさえ、スタミナ消費の少なさとモーションの速さから使い道はある。
*2 『Bloodborne』で投擲系消費アイテムのダメージがステータスの影響を受けるようになったが、実は本作の投擲アイテムもほんの少しだがステータスの影響を受けており、レベルアップでダメージを上昇させることができる。
*3 「強い魔法の盾」の短すぎる効果時間は2倍の30秒になり、「鉄の体」は十分な能力さえあれば、ローリングやダッシュができるようになった。
*4 同じくマデューラにいる猫のNPCと話せば解除が可能。
*5 発売当初は協力サインも出せない実質的なオフライン状態になってしまい、しかも自分の意思で解除することもできない。解除するには効果が切れるまでそのエリアに滞在するしかなく、しかも残り時間を確認する方法もなかった。
*6 なおハイスペック版では修理費用が増加され、入手数も大きく絞られた。
*7 前作では、亡者のまま進めてボスを倒してしまうとそのエリアに出現するNPC闇霊のドロップ品がその周回で入手不可になってしまう仕様だった。
*8 篝火や燭台など、この説明は松明のアイテム解説自体に理由は記されている。
*9 松明を持っている間は左手の盾が使えない上に水の抵抗で挙動も鈍くなるので、ローリングまで封じられてしまうのは厳し過ぎる。
*10 ただし、ハード側やPC版でのMODに搭載された機能で明るくされるケースも存在する。
*11 「歯ごたえがあって楽しい」と言うプレイヤーもいるが、「余計な水を差さないで欲しい」などと言う否定的な意見が多い。
*12 今作のバックスタブは無敵時間が短いので、複数戦で使用すると攻撃中に他の敵からの攻撃を受けて無防備にダメージを受けてしまうことが多い
*13 プレイヤー側のスーパーアーマーは特大武器の攻撃に限られるが、敵は直剣などの中型武器でもスーパーアーマーを使用できる。
*14 いずれこちらのスタミナが切れ、その間に回復される。
*15 前作ではレベルが上がるだけでも少しずつ上昇し、信仰ひとつをあげるだけでも属性防御がある程度カバーできた。
*16 脳筋戦士と術士タイプのキャラだと魔法や属性武器から受けるダメージが倍近く違う。
*17 理力で物理攻撃力が伸びる派生。
*18 強いて言えば属性の通りにくい敵には魔法派生武器を使うよりはマシになる程度だが、現状属性に強い敵というのは全体から見れば多くはない。
*19 特に「月光の大剣」はあまりに強力になりすぎて、アップデートでエンチャント不可、モーション速度低下という弱体化措置がとられた。
*20 しかも、そのボスのソウルは特定のマラソンで容易に大量入手できる。
*21 チェインがつながりやすかった時期はチェイン込みの火力がおかしく、厨武器扱いされているものも多かった。
*22 特に有効な敵もいないがほとんど効かない相手もいない属性。
*23 そもそも人間性という概念そのものが無いのだが、前作のそれに当たるものすら貰えない。
*24 「塔の後方にある火山の上にエレベーターで移動した」ということらしいが、外観的にちょっと無理がある。
*25 しかも長い間、そのNPCを殺害しても、闇霊は何事もなかったかのように侵入してくるというバグがあったために別人説があり、余計にそのキャラクターと戦う理由が分かり辛かった。現在は修正されている。
*26 プレイヤーを煽るNPC闇霊、「擬態」を使うNPC闇霊、3部作皆勤賞のNPC白霊など。
*27 たいていの場合、霊体が一部の仕掛けを作動できないことが原因。
*28 なおハイスペック版ではしっかり効果がある。
*29 ボスを倒さず雑魚だけ倒して欲しい部位をドロップしなかったら死んでやり直す。さらに篝火から狩場までが遠い。
*30 フレーム毎に処理しているらしく、fpsが倍になった関係で耐久度の減少も倍になった。
*31 召喚後にまた別の敵を召喚するなど、そうした数の暴力の面での批判もあった。
*32 一応弱体化させずに無理矢理倒す事も可能だが、これといった報酬は無い。