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クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!
【くらっしゅ・ばんでぃくー ぶっとびさんだんもり】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション4
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発売元
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
開発元
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バイカリアス・ビジョンズ
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発売日
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2017年8月3日
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定価
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5,292円(税8%込)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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良作
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ポイント
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20年ぶりに3作同時にリマスター ただし海外版準拠 操作性に若干の違和感あり
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クラッシュ・バンディクーシリーズリンク
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概要
初代PSの人気アクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』『クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!!?』『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』の3作品を一つにまとめたリメイク作。
ただし、ベースは海外版であり日本版独自の要素は無い。だがパプパプの体力等、日本版から逆輸入された点もある。
当初はリマスターとして開発されていたが、開発コードの関係上リメイクとして作り直すことになった。ただあくまでリマスターであることを意識して「リマスタープラス」という名目で宣伝されている。
実に『フェスティバル』から11年ぶりの新作であり、人気の高い初期作のリマスターとあって発売前から注目を浴びていた。
開発は『アドバンスシリーズ』や『ニトロカート』のバイカリアス・ビジョンズ。
追加要素・評価点
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プレイアブルキャラの追加
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『2』以降に登場したヒロインのココが三作品すべてで操作可能になった。ただし一部の乗り物ステージやボスステージでは使用できない。
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ココも様々なやられモーションを持つが、クラッシュよりはマイルド。
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アクションはクラッシュと同じものだが、細かいモーションに違いがある。
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『4』でも使用可能だったが出来る事が劣化クラッシュ感が否めなかった為評価はあまり良くなかった。
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なお『3』のタイム・ネジネジマシーンを使って『1』『2』の世界へ行ったという設定のためストーリー面での矛盾は無い。
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やりこみ要素の追加
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『1』『2』にもタイムアタックが実装された。これに合わせて『2』のアクションにスピードシューズが追加。
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オンラインランキングが搭載されており、やりこみのモチベーションにもつながる。
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『3』同様にスタッフ記録もある。
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『1』の仕様変更
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マップ画面で自由にセーブできるようになった。
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インタフェース統一の為か全ての作品でL2ボタンによるセーブとなっている。
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死亡しても『2』『3』同様に箱のカウントがリセットされなくなった。ただしカラーダイヤを獲得するステージでは一度も死亡してはならない。
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『2』『3』同様、ミスし続けるとC箱(チェックポイント)が増えたりアクアクが付いてくる。
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ボーナスチャレンジの箱もカウントされるようになった。
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セーブ方式の変更によりボーナスチャレンジの存在意義が無くなった為の変更と思われる。
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3枚プレートを集めると3枚目の近くにある足場が実体化し、そこに乗る。失敗しても何度でも挑戦可能。
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パーフェクトにはタウナステージだけでなく高難度のブリオ、コルテックスステージの箱も全て壊さなければならない。
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シマ箱が5回で壊れる、箱の総数の表示といった『3』に合わせた仕様にされている。これは『2』も同様。
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リメイクとなったことでグラフィックはかなり奇麗になった。
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ただし、全体的に色がやや淡く、『4』以降のPS2作品のようなデフォルメの効いたカートゥーン調になった為、PS1作品のような描き込みや色使いの緻密さに基づく写実性とは方向性が異なる。
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また、細かい動きの描写ができるようにもなった。
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声優が『4』から度々変更があったが、エヌ・ジンを除き全てPS1版と同じ人が担当している。
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エヌ・ジンの侍口調やエヌ・トロピーのルー語口調もそのまま。
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ただし、当時と比べれば皆声がやはりやや低い。
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一応よりリアルな質感になったキャラ達に合わせて抑揚を抑えたとも取れる上、コルテックス役の飯塚昭三氏に至っては80歳を越えた御高齢の上での再演なのでやや仕方ない部分があるが。
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原作が初代PSとはいえ3作品のフルリメイクで約5,000円の価格はお得だろう。
賛否両論点
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タイムアタックの規定タイムは練り込まれているのだが、やや過剰であり「ゴールドレリック」の獲得も難しいステージが多い。これを「やり甲斐がある」ととるか、「幾ら何でも厳しすぎる」ととるかはプレイヤーによる。
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PS1版に存在したタイムを縮めるテクニックが軒並み削除されているのも難易度を上げている要因だろう。
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一方でPSNのプレイヤーランキングにはバグ技を利用した記録が蔓延しており問題化している。(後述)
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『1』のステージは待つことを要求される仕掛けが多く、早く進まなければならないタイムアタックとの相性が悪い。
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BGM
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BGMは概ねPS1版を踏襲したアレンジとなっているが、それぞれギターやバイオリンのアレンジが好評な『2』『3』のネオコルテックス戦等に対して、明らかに原曲より音程が下がっている『3』のエヌ・ジン戦とアラビア隠しルート等、評価の差が激しい。
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日本版『1』のコアラコング、ピンストライプ、二トラス・ブリオ、ネオ・コルテックスの4体のボスのBGMは国内向けを考慮して新規に作曲されていたが、今作ではいずれも海外版BGMのアレンジとなっている。
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ボーナスチャレンジ中に海外版BGMが用いられたブリオ、コルテックスと違いコアラコング、ピンストライプの海外版BGMは日本版では聴く機会がなかった為、『2』のタイトルBGMと合わせてある意味新鮮ではある。
問題点
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アクション面
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グラフィックが綺麗になったことに合わせリアリティのある当たり判定になった。
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これによって当たり判定が大きかったバイクステージの難易度が高くなっている。
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無敵時は当たり判定が大きくなるが、何故かリンゴやプレート等のアイテムに限り大きくならない。
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またジャンプ力が下がっておりPS1版よりも落下事故が多くなっている。旧作に慣れた人程違和感が激しい。
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PS1版時点でも難関であった吊り橋ステージ、特に「カメカメジャンプ」の難易度が跳ね上がっており、ギリギリでジャンプしても届かないことも多い。更に上記の当たり判定によってPS1版のように板一枚分の隙間をそのまま走り抜ける事が出来ず、ジャンプ台であるカメの腹を踏むときに位置によっては滑ってしまい上手くジャンプ出来ないこともある。デフォルト設定でオートセーブになっているのもあり、残機を溜め込んでいても当ステージでの全滅報告が続出している。
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ニトロ箱がたまに高く跳ねるようになった。
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この仕様はPS1版では積み上げられたニトロのみに適応されていた仕様だが、本作では飛び越える必要があるニトロも高く跳ねるようになってしまった。要するに運ゲー化している。
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デザイン面
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ポーラやグリンといった愛嬌のあったキャラクターのデザインが変更されており不評。
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特にベイビーTのデザインはもはや別物と化しており、鳴き声もリアリティのあるものになっており愛嬌が無くなった。
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クラッシュのモーションに「ステージ中で取得したパワーストーンやダイヤを口や耳から出す」といったものがあるが下品だと指摘がある。PS1版には存在しなかったモーションのため違和感もある。
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一応建築当時にタイムスリップしてはいるものの、万里の長城やピラミッドはテカテカしており、歴史的建造物らしさが薄れていてコレジャナイ感はある。
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演出面
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起動時のデモがスキップできない。
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凝った演出で初見時は感動するが、何度も起動していると煩わしくなってくる。
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演出の統一
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スタッフロールのBGMが全て同じメドレーとなっている。
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ゲームオーバー画面がウカウカが「ゲームオーバー」と言うものに統一。初登場の『3』までは封印されていて仮面に魂を宿してはいないのだが…。ただし、一応シリーズの黒幕という設定に沿っており、『1』『2』では影がかかっていて仮面が見えにくくなっているように配慮はされている。
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やられモーションの変更
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ウツボやサーベル作業員の投げタイプの攻撃でクラッシュがパンツを見せなくなった。サーベル作業員はよくある天使化に変えられ、面白みが減った。
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ロードに時間がかかる。
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PS版が短かったので余計に長く感じてしまう。
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タイムアタックのやり直し時などPS1版に無かったタイミングでもロードが発生する。
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バグ
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横スクロールステージのトラップを裏世界を経由して丸々スルー出来たり、ステージによって内容が異なるが主にタイムアタック中に移動用の足場に乗ったタイミングでポーズ画面を開き「やりなおす」を選択し再度タイムアタックを開始する事で、爆弾や炎といった特定オブジェクト、あるいは全ての敵からの無敵状態や計測期間自体が短縮される等、該当ステージの上位タイムランキングはこれらを利用した記録で席巻されており大きな問題となっている。
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タイムアタックに関わらない物でも足場と隣接したトラップで死亡しながらボーナスチャレンジに入る事で、復活後のステータス表示がおかしくなる等、全体的に移動の読み込み時に起きるバグが多い。
ローカライズに関する問題点
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本作のローカライズは発売元のソニーではなく権利元のアクティビジョンが担当しており、そのためかPS1版の翻訳と違うところが非常に多い。
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フォントが『5』のような普通のものになっており違和感がある。英数字は世界観に合わせたものになっており、一緒に並んでいるとかなり浮いている。
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もっともPS1版における日本語フォントは国内のデザイナーが英語版を参考に新規に書き下ろしたものであり、使えないのは仕方ない部分があるのだが。
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固有名詞が意訳のものもあれば直訳のものもあるなどチグハグ。例えばドクロコースが「しのみち」、鉄ワク箱が「ロックされた箱」と訳されている。他にも『3』のスーパーボディプレス習得時の説明文ではタイトルに技名が書かれているにも関わらず「もっとつよい
ベリーフロップ
をおこなうには」と唐突に見慣れない単語が使われており、違和感が激しい。
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ステージ名は変更がないがボスステージは肩書きが無くなっている。
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『1』の「あらしのこじょう」と「ゆうやけのはいきょ」の名前とステージが一致していない。
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日本PS1版では難易度の配分調整の為に両ステージの配置を入れ替えていたが、本作では海外版準拠で収録された。しかし名前だけ入れ替わっており逆になってしまっている。
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PS1版で「あらしのこじょう」として開発されていた没ステージがDLCで配信されたのだが、その名前が「あらしのしろ」とかなりやっつけ臭がする。
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ボイスについて
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ボイスは評価点に述べた通りだが、掛け声は海外版と同じでありかなり違和感がある。
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クラッシュの山口勝平氏のボイスは一切無い。ただし『3』のタイトルコールに山口氏のクラッシュと思われる声がある。
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セーブ方式が変更になったにも関わらず『3』でアクアクが「セーブしたいならセーブスクリーンの前に立て」というミスがある。
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PS1版で好評だったアクアクのフルボイスのヒントが海外版同様一切無い。一応、ロード画面にヒントが表示されるのだが、口調が淡々としており味気ない。
総評
20年前の名作を比較的忠実にリメイク。ゲームの出来は依然として高い。
ただし、操作性がやや悪くなったり(元が破格の丁寧さだったとはいえ)粗の多いローカライズ、ロードの長さなど劣化した点もあるが美麗化されたグラフィックや一部システム変更等の改善された点やタイムアタックといった追加要素など原作ファンにも満足出来る完成度となっている。
懐かしくてプレイしたい人、初めてプレイする人どちらにもおすすめできる一作となっている。
余談
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パッケージ絵は海外版と同じ構図だが、クラッシュのデザインのみ日本版オリジナルとなっている。
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ちなみに指の数は海外版は4本だが、日本版は親指に隠れていてわかりにくいが5本になっている。
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海外版準拠のため、爆弾箱のデザインが「TNT」になってたり、巨人作業員が双頭になっている。
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『2』『3』の移動用の足場が何故かボーナスチャレンジのデザインになっているところがある。
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『2』のあるステージの通常ルート上空に見える赤ダイヤは、後に出現する隠しルートをクリアして入手するのだが、原作では特定の裏技を用いる事で通常ルートからでも入手出来た。本作では隠しルートを通らないと入手出来ないよう、赤ダイヤが画面外の見えない位置に調整されている、往年のファンからは「今後の冒険に想像を掻き立てられた」もしくは「裏技も再現して欲しかった」と残念がる声もある。
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ジャンプ力の低下について開発陣はこれを
「難易度の差別化」
だと明言しているが、一般に原作に対する忠実性が求められるリメイクに於いてこの開き直りは如何なものか。