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ファミスタシリーズ - (2023/06/02 (金) 13:58:12) のソース

*ファミスタシリーズリンク
#contents(fromhere)
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**ファミスタシリーズ
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''家庭用据置機''|
|FC|[[プロ野球ファミリースタジアム]]|野球ゲームの金字塔、『ファミスタ』の元祖。『ファミリーシリーズ』全体でもその礎となった。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[プロ野球ファミリースタジアム'87年度版]]|選手データを1987年度のものに更新したマイナーチェンジ版。やりすぎたバランス調整。|なし|
|~|[[プロ野球ファミリースタジアム'88年度版]]|12球団が勢ぞろいするなど新要素は多数。選手名が仮名化。1Pモードのパス廃止が地味に辛い。|なし|
|FC|[[ファミスタ'89 開幕版!!]]|「ファミスタ」としては初作品。チート級の隠しチーム「プロスターズ(P)」「オールドリームス(A)」登場。&br;複雑な大人の事情が絡んで異例の夏季発売で内容は『'88』のマイナーチェンジ。|なし|
|~|[[ファミスタ'90]]|打球の球筋にラインドライブが追加。リーグ機能がつき助っ人を一人選択できる。BGMも一新。&br;P・Aチームも普通に使えるようになった。実質『'89』にあたり、これ以後タイトルと実年度が1年ズレに。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|[[ファミスタ'91]]|選手能力に守備力・肩力が追加。スタメンオーダー決定前に選手のトレード機能を搭載。&br;その一方で失われたものも多い。せめてリーグモードだけでも残してくれれば「一生幸せ」も嘘ではなかった…。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|~|[[ファミスタ'92]]|ゲーム自体は初心者向けに特化したような仕様。ナムコスターズに村田兆治が電撃参戦!&br;この作品以降「ぴの」が走力40と、次点選手(19)の倍以上のブッチギリとなった。&br;屈指の人気球団ながら同年不本意に終わった巨人・阪神ファンのために最盛期再現チームが登場。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|~|[[ファミスタ'93]]|選手が痩せた。FCシリーズで初めて球団名・選手名が実名化された。&br;2リーグ制・DH制・日本シリーズも導入。サブゲームでクイズもできる。|なし|
|~|ファミスタ'94|FC版ファミスタ最終作。ゲームモードは'92以降では最少。選手はずんぐり体系に戻った。||
|SFC|[[スーパーファミスタ]]|『ファミスタ』シリーズで初めてNPB公認で選手・球団が実名に。ひとまずSFC基本形。|なし|
|~|[[スーパーファミスタ2]]|選手名の漢字表記を導入。ナムコスターズも女子禁制が解禁(キャラグラは男と共通)。|なし|
|~|スーパーファミスタ3|『スーパー』では初めてシステム面を大幅リニューアル。ついに現実準拠の130試合のリーグ戦が可能になった。||
|~|スーパーファミスタ4|ピッチング・バッティング時のアングルが3D化。過去作の球場も登場し12球団ホームグラウンドモデルも揃った。||
|~|スーパーファミスタ5|システムは『4』を引き継いでいる。メジャーモデル「アメリカンズ」が復活し野茂(変名で「ジャパン」)が来襲。||
|N64|ファミスタ64|ナムコが日本で発売した唯一の64専用ソフト。||
|GC|ファミリースタジアム2003|15年ぶりにファミスタ本編で年度ナンバリングが当年に戻った。||
|Wii|プロ野球 ファミリースタジアム|リブート作品。FC版と違い、タイトルにスペースが入っている。||
|Switch|プロ野球 ファミスタ エボリューション|||
|~|スーパーファミスタレトロ2018|『エボリューション』の期間限定特典。『スーパーファミスタ』がベース。||
|~|プロ野球 ファミスタ 2020|||
|~|スーパーファミスタレトロ2020|『ファミスタ 2020』の早期購入特典。||
|~|ファミスタ Q|~||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''家庭用携帯機''|
|GB|[[ファミスタ]]|持ち運んでどこでもできるファミスタ。'87以上に投高打低なバランス。|なし|
|~|[[ファミスタ2]]|投高打低から一転、新しいアンバランス「足高投打低」。ただプレイ採点はちょっとした見どころ。|なし|
|~|[[ファミスタ3]]|『バーコードボーイ』に対応しバーコードデータを選手データ化してオリジナルチームを作ることができる。|なし|
|GBA|ファミスタアドバンス|||
|DS|プロ野球 ファミスタDS|||
|~|プロ野球 ファミスタDS 2009|||
|~|プロ野球 ファミスタDS 2010|||
|3DS|プロ野球 ファミスタ2011|||
|~|プロ野球 ファミスタ リターンズ|||
|~|プロ野球 ファミスタ クライマックス|ファミスタ30周年記念作品。||
|~|プロ野球 ファミスタ レトロ|『クライマックス』の初回特典。『'88年度版』がベース。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''PC''|
|PC88VA|プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース版|ゲームアーツによる移植でFC版をベースにしつつ、部分的にPCE版『ワールドスタジアム』の要素を折衷した内容。&br;『89年度ペナントレース版』『90年度ペナントレース版』と合わせ「ゲームアーツ版ファミスタ」と呼ばれている。||
|MSX2|プロ野球ファミリースタジアム ホームランコンテスト|ピッチャーとして三振を取るモードと、バッターとしてホームランを打つモードがある。&br()コンパイルの移植だが開発が遅れたためデモンストレーション的な内容で発売された。||
|PC88VA|プロ野球ファミリースタジアム'89年度ペナントレース版|選択可能な球場が4つに増えたアップデート版。||
|MSX2|プロ野球ファミリースタジアム ペナントレース|『ホームランコンテスト』から半年後に発売された。&br()シリーズ初の女性選手のみのチーム『Hz:ひめざんす』が登場。チームエディットモードもある。||
|TOWNS|プロ野球ファミリースタジアム'90年度ペナントレース版|『89年度ペナントレース版』の要素に加え、4チーム((ナムコスターズ、ゲームアーツ、オールドリームス、メジャーリーガーズ))のエディットが可能になった。||

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**別タイトル作品
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''アーケード''|
|AC|[[プロ野球ワールドスタジアム>プロ野球ワールドスタジアム (AC)]]|FCにて大ヒットした『プロ野球ファミリースタジアム』の業務用への逆移植。|なし|
|~|[[プロ野球ワールドスタジアム'89開幕版>プロ野球ワールドスタジアム (AC)]]|||
|~|[[プロ野球ワールドスタジアム'90激闘版>プロ野球ワールドスタジアム (AC)]]|||
|~|SUPERワールドスタジアム|||
|~|SUPERワールドスタジアム'92|||
|~|SUPERワールドスタジアム'92激闘版|||
|~|SUPERワールドスタジアム'93激闘版|||
|~|グレートスラッガーズ NEWワールドスタジアム|選手の描写がリアル調に変更。写実的な顔グラフィックも追加された。||
|~|グレートスラッガーズ'94|~||
|~|SUPERワールドスタジアム'95|||
|~|SUPERワールドスタジアム'96激闘版|||
|~|SUPERワールドスタジアム'97|||
|~|SUPERワールドスタジアム'98|PS互換基板「SYSTEM12」を採用し2Dから3Dポリゴンへ移行。||
|~|SUPERワールドスタジアム1999|||
|~|SUPERワールドスタジアム2000|||
|~|SUPERワールドスタジアム2001|||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''家庭用据置機''|
|PCE|[[プロ野球ワールドスタジアム>プロ野球ワールドスタジアム (PCE)]]|FCにて大ヒットした『プロ野球ファミリースタジアム』のPCE版。|なし|
|~|プロ野球ワールドスタジアム'91|||
|PS|ワールドスタジアムEX|||
|~|ワールドスタジアム2|||
|~|ワールドスタジアム3|||
|~|ワールドスタジアム4|||
|~|ワールドスタジアム5|||
|PS2|プロ野球 熱スタ2006|ファミスタモードに「ファミスタ2006」として収録。||
|~|プロ野球 熱スタ2007|ファミスタモードに「ファミスタ2007」として収録。||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''家庭用携帯機''|
|GG|ギアスタジアム|||
|~|ギアスタジアム平成版|||
|WS|ワンダースタジアム|||
|~|ワンダースタジアム'99|||
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''パソコン''|
|X68k|プロ野球ワールドスタジアム|||

&br
**関連作品
|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|GB|ナムコギャラリーVOL.2|過去作に混じってオリジナルのファミスタ新作『ファミスタ4』が収録されている。&br;『ファミスタ4』は『ファミスタ3』がベースだがバーコードボーイ関連の機能はカットされている。||
|GC|スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール|ナムコ(バンナム)が開発に関わっているため、操作性がファミスタシリーズに近い。||
|Wii|スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール|~||
|AC/MD|球界道中記|システムは『ファミスタ』だがキャラクターを『[[妖怪道中記]]』の「たろすけ」風キャラに一新した作品。&br()BGMがテレビの珍プレー番組でよく使われた。||
|MD|R.B.I.4 ベースボール|テンゲン発売。メジャーリーグへ舞台を移した北米版『R.B.I. BASEBALL 4』を逆輸入したもの。&br;''ランランラン ベースボールは いいもんだ よーん''||
|DS|[[ドラベース ドラマチック・スタジアム ドラえもん超野球外伝]]|「[[ドラえもん>ドラえもんシリーズ]]」の派生作品。『ファミスタ』チームが開発。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|~|[[ドラベース2 熱闘ウルトラスタジアム]]|~|BGCOLOR(lightgreen):良|
&br

**関連シリーズ

-''[[ナムコットファミリーシリーズ]]'' - 本シリーズの母体となっているシリーズで現実で行われているスポーツやテーブルゲームのゲーム化作品で構成されている。

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**シリーズ概要

1986年12月発売の『プロ野球ファミリースタジアム』に始まり、様々なハードで長年続くナムコの野球ゲームシリーズ。~
その生みの親である岸本好弘氏は無類の野球好きであり、当時ファミコンにおいて唯一だった野球ゲーム『[[ベースボール>ベースボール (FC)]]』はシステムの出来こそ悪くはなかったものの、選手の個性のなさ、守備がCPU任せ、変化球はヨコのみでフォークなどができない、などに不満を感じたことで、その発展形となるゲームを目指したいという意思から製作された。~
チームデータは日本プロ野球モデルで作られ、それに自社キャラによるオリジナルチーム『ナムコスターズ』を加えた構成。~
完成し発売される頃は、まだまだスポーツゲーム自体が不人気ジャンルの典型だったこともあって、当初はさほど期待されていなかったが、いざ発売してみるやとっつきやすいゲーム性に加えて3,900円という価格のお手頃さも手伝い怒涛のような売行きを見せ280万本と、当時にしても驚異的な売上げを記録し、同時に1988年頃に本格化する野球ゲームブームを牽引していくこととなる。~
これ以後『[[ファミリージョッキー>ファミリージョッキー (FC)]]』『[[ファミリーボクシング]]』など『ファミリーシリーズ』として展開していくことになる。~
特に野球ゲームの『ファミリースタジアム』は翌年データを入れ替えたマイナーチャンジ版『'87年度版』を発売し、以後データを最新化して毎年発売というスタイルを取っていくこととなりシリーズ化することとなる。~
また初作品がヒットした当初から『ファミスタ』という愛称は根付いていたが『'89年度版』からは、その愛称を正式名称に据えて、以後『ファミスタシリーズ』として『ファミリーシリーズ』から半ば分離して実質独自シリーズとして継続していくこととなる。((結果的に『'94』まで発売されシリーズは続いたが安穏と続いたわけではない。この1989年は任天堂とのライセンス契約更改がこじれ、場合によってはナムコがファミコン市場からの撤退もあり得ると言ったゴタゴタがあった。そのため『ファミスタ』を正式タイトルとしたソフトはこれ1本のみ(シリーズそのものが終了)になる可能性もあったことになる。実際『'89』は本来の12月ではなく契約期間ギリギリの7月に発売したため本来の発売時期とかけ離れたことによる選手データの不整合が目立ち、内容そのものも『'88』のマイナーチェンジといかにも間に合わせでの駆け込みで制作した内容が否めなかった。また売上本数でもこの作品で初めてミリオンを割ってしまっている。))
更にはゲームボーイやスーパーファミコンといった新ハードにも進出し、またアーケードをはじめ任天堂プラットフォーム以外では『ファミリー』の代わりに『ワールド』と冠して展開されることとなる。こちらも『ワースタ』という愛称で呼ばれたが『ファミスタ』を正式名称に据えた後も正式名称に採用されることはなかった。((ただしゲーム内でナムコスターズの選手名に「わあすた」として使われている作品もある。))

初作品で巻き起こした野球ゲームブームは1989年中期あたりから陰りを見せ年内のうちに終焉。ソフト売上では1990年代にはそれまでのような華々しいものではなくなり1994年に登場した『[[実況パワフルプロ野球'94]]』(コナミ)に始まる『[[パワプロ>実況パワフルプロ野球シリーズ]]』シリーズに野球ゲームの覇権は奪われたものの、シリーズ自体はその後も終わることなく、一部のファンに支持され続けている。~
ニンテンドウ64ソフトの『ファミスタ64』(1997年12月発売)発売時岸本氏自身が映画の「寅さんシリーズ」((正式名称は『男はつらいよ』シリーズ。主人公の名前が「車寅次郎」のため「寅さん」。しかし岸本氏がその意向を語った頃は主演の渥美清氏が前年の1996年に死去したばかりでありシリーズの終焉が確定した時期(渥美氏に続く「2代目寅さん」を立てる話もあったが頓挫)であった。))のように作り続けていきたいという意向を語っていたが、当時はプレイステーション全盛期で任天堂の据置きハードは苦境の時期であり、また過去のゴタゴタもあってナムコはしばらく任天堂プラットフォームを離れることになりファミスタとしてのシリーズは一時期途絶えるもアーケードなどでの姉妹シリーズは継続し、やがて任天堂との関係も後に修復して本来の『ファミスタ』としてのシリーズも無事再開となり、その系譜は現在まで続いている。