*Mr.Do! 【みすたーどぅー】 |ジャンル|アクション| |対応機種|アーケード| |販売・開発元|ユニバーサル| |稼動開始日|1982年| **特徴 -ディグダグに酷似した穴掘り方アクションゲーム。画面内に重力があり、オブジェを自身が掘った穴に落とすというシステムも同じ。 --本作独自のシステムが人気を呼び、結構な知名度がある。駄菓子や等で重点的に設置され、ゲーマー層よりも子供から支持を得たようである。 **システム -主人公はピエロのMr.Do。レバーを入力した方向にトンネルを掘っていくことができる。 --ステージ中に登場するリンゴは重力に従い、主人公が掘ったトンネル内を落下。その際、敵やMr.Doを押しつぶす事がある。 ---リンゴはキャラ2つ分の高さから落下すると破壊される。 ---リンゴは横から押す事で横移動させることができる。 --ボタン入力でボール投擲。ボールはジグザグに跳弾して進行するため、トンネルの掘り方によっては思うように飛んでいかない。 ---主人公はボールを一つしか所持していない。そのため、投げたボールが敵に当たるか、落ちたボールを拾わなければ再投擲できない。 -ステージ中にはモンスタージェネレーターがあり、ジェネレーターからはモンスターが出現する。 --モンスタージェネレーターからはEXTRAモンスターが出現する。EXTRAモンスターはE・X・T・R・Aにデザインが常時変化し、任意のタイミングで撃破すると画面内のEXTRAの文字が点灯。EXTRA全て揃うとそのステージはクリアとなり、残機も増える。 -モンスターを全て倒すか、画面内に存在するチェリー全てを取るとクリアになり、次のステージに移行する。 -また、リンゴを破壊すると1/4096の確率でダイヤモンドが出現することがある。これをとると8000点ボーナス+1クレジット追加され、ステージクリアとなる((クレジットの追加に関しては設定で無効にすることもできる。))。 **総評 悪く言うとディグダグのパクリゲー、よく言えば改良発展ゲーム。目立ったハードに移植されなかったこともあって、家庭用畑のユーザーからの知名度は低いが((一応、SFC末期に移植はされている。また、MSXではシリーズ作品すべてが移植されている。))、当時に子供時代を経験したゲーマーには決して忘れられない一作であるらしい。~ コピーゲームも多く、Mr.Lo! Mr.Du!等様々だが、そのどれもがMr.Do!のグラフィックを弄っただけのものである。ディグダグの改良発展作である本作を、改良発展させようという意図を持ったメーカーは現れなかったようだ。~ 本作のヒットを受け、Mr.Do!は何作か続編が作られたものの、一作目ほどのヒットは生み出せなかった。しかし、本作のヒットが切欠で培われた同社の技術は、ユニバーサルエンターテインメントの、ひいてはUPLやNMKの肥しになっていったと考えると、本作の存在は「当時子供時代を経験したゲーマーの思い出のゲーム」以上に大きいと言える。~ 現在はWiiのバーチャルコンソールでも配信されているので、昔を懐かしんでプレイするのも一興であろう。