「THE クイズギアファイト!!」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

THE クイズギアファイト!! - (2018/03/30 (金) 00:11:52) のソース

*THE クイズギアファイト!!
【ざ くいずぎあふぁいと】
|ジャンル|対戦クイズ|&amazon(B00014AWAS)|
|対応機種|ゲームギア|~|
|メディア|4MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|セガ・エンタープライゼス|~|
|開発元|港技研|~|
|発売日|1995年4月7日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数 |1~2人|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
----
#contents(fromhere)
----

**概要
ゲームギア末期に発売されたゲームギア唯一のクイズゲーム。~
プレイヤーはハッカくんとアイコちゃんのどちらかを選び、クイズギアくーかんに挑戦していく。~
クイズは4択式の形式ではあるが、バリエーションの豊富さも手伝いなかなかに飽きさせない構成になっている。

----
**特徴・評価点
-何といっても最大の特徴はゲームギアがカラー液晶搭載機種であるため、その特徴を生かしてクイズのバリエーションが当時としては豊富であった。
--対戦相手はコンピュータをモチーフにしたキャラクターだがどいつもこいつも一癖も二癖もあるようなキャラばかりでいい意味でぶっ飛んだキャラクターばかり。
---ステージの幕間には対戦相手との珍妙なやり取りのデモが挿入され、なんともいえないシュールな空気を醸し出している。
---また、対戦中の待機画面での各キャラの表情や後述の必殺技発動時のキャラチップの動きなどもかなり特徴的でシュール。
---まあ、本作の開発元があのセガ製アーケードゲーム屈指の怪作である『[[ずんずん教の野望]]』の開発に携わった港技研であることからこのシュールさも納得であるが。
--クイズのバリエーションは下記の8種類。対戦相手によって出題されるクイズの形式が変わるため、なかなかに飽きさせない構成。
---マウスくん:問題文がすべて表示される。
---CD-ROMくん:問題文または問題の回答選択肢が4種類の絵で表示される。
---ウィルスピクシー:問題文のバックが点滅する。
---Mr.バグ:バラバラにされている絵を当てる。
---戦士01:表示された問題文がすぐ消えてしまう。
---怪獣ポリゴン:問題文の回答選択肢が大きな絵で表示される。
---レーザーネットワーム:画面を横切る6種類のボールの色を当てる。
---???:問題文が左右反転・上下反転の文字で表示される。
-勝敗の決着形式も独特で、ライフボールを相手の陣地に押しやれば勝利、自陣に押しやられれば敗北という形式なので追い込まれても逆転ができる余地を残しているのがうれしい。
--解答に自信がある場合は必殺技を発動(ただし必殺技は発動操作が必要な分必然的に回答までにラグが発生する)して相手に多大なダメージを与えたり(ただし誤答時は自分が多大なダメージを受ける)、解答に自信がない場合はパス(いわゆるガード)を行い相手からのダメージを無効化したり(ただし必殺技を受けた場合は無効化しきれずダメージ。また4回使うごとに自分にダメージ)するなど駆け引きも重要になってくる。
--このゲームは通信ケーブルを用いた対人対戦が可能なので、前述のシステムもあり対戦ツールとしても中々優秀だったりする。
---なお、対戦モードでは主人公のハッカくんとアイコちゃんのほかに、ゲーム中での対戦相手を選択することが可能で、問題形式は選んだキャラクターにより変化する。
-ストーリーモードを2ステージ進めるごとにボーナスゲームが入る。その結果によって次のステージの有利不利が変わるため、なかなかに気が抜けない。

----
**問題点
-この当時は問題にはなっていなかったが、今のご時世だと問題文のバックが点滅するクイズは扱いが難しい。
--VCの配信がないのはここに起因しているかもしれない((ただし過去にはPDA向けに配信されていたことはある。))。

----
**総評
ゲームギア唯一のクイズゲームではあるが、カラー液晶と言う当時の携帯機では稀であった特徴をうまく生かしているゲームである。~
出題のアレンジ形式も優秀であり、ジャンル開拓の可能性を広げたゲームとも言えるだろう。