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本記事はATARI2800版について解説しています。
アーケードの原作については『スペースインベーダー』(中黒なし)の記事を参照して下さい。


スペース・インベーダー

【すぺーすいんべーだー】

ジャンル シューティング
対応機種 ATARI2800
発売・開発元 アタリ
発売日 1983年
プレイ人数 1~2人(交互プレイ)
判定 なし
ポイント スペースインベーダー初の家庭用機移植
112種類のゲームモードを搭載
グラフィックやサウンドはAC版と別物
細かい仕様の違いが気になるところ
スペースインベーダーシリーズ


概要

タイトーの歴史的名作『スペースインベーダー』のATARI2600移植版。
日本国内でもATARI2800向けに『スペース・インベーダー』のタイトルで発売された。


特徴

※基本ルールは『スペースインベーダー』の記事を参照。

  • AC版からの変更点
    • インベーダーとシールドの数がAC版と比べて減少。
      • インベーダーの縦の列数はAC版と同じ6つだが、画面サイズとグラフィックの解像度の都合からか横列の数は少し減っている。
      • シールドもAC版の4つから3つに減少している。
    • 本体のセレクトスイッチを押すことによって112種類のゲームモードを選ぶことができる。
    • その他、細かい仕様がAC版とは異なっている。詳細は後述。

評価点

  • 家でスペースインベーダーが遊べること
    • 当時大ヒットタイトルだった『スペースインベーダー』が家で遊べるという点が本作最大の評価点と言えよう。
    • 詳細は後述するが、AC版と比べると劣化・変化している箇所は多少あれど、基本的なゲームシステムやインベーダーの動きなどは概ね再現されている。
  • 112種類ものゲームモードを搭載
    • 本体のセレクトスイッチを押すことによって、シールドが左右に動く、インベーダーが透明になる、敵の弾がジグザグに動くなどのバリエーションが用意されている。

問題点

  • グラフィック・サウンドはAC版とは別物
    • 当時のATARI2800の性能・技術的に難しかったのか、グラフィックやサウンドは、AC版とはかなりの別物。
    • 特に自機がショットを撃つ際のサウンドは、原作のSEは全く再現されておらず、ATARIらしさ全開のノイズ音になってしまっている。
  • 細かい仕様がAC版とは異なる
    • 評価点に記した通り基本的なゲームシステムこそ再現されているが、細かい仕様がAC版とは異なる。
      • 特徴にも書いた通り、インベーダーやシールドの数がAC版と比べて減少しているなど、簡略化されている箇所も少なくない。
      • インベーダーの数が減るとスピードが速くなるという仕様も再現されているが、インベーダーの数の違いからかAC版よりも早い段階で高速化する印象を受ける。
      • 画面の縦横比の違いからか、シールドとインベーダーとの距離がAC版と比べてかなり近くなっており、インベーダーが数段階近づいただけでシールドが消失してしまう。
      • 他にもインベーダーの発射する弾の位置がAC版とは異なっており、AC版の裏技である「名古屋撃ち」は本移植版では不可能となっている。
    • これらの細かい仕様の違いはアーケード版を知っているコアなゲーマーからすると、どうしても気になるとの声も少なくなかった。

総評

ATARI2600/2800の性能を考慮すれば、本移植版は原作の基本的なゲームシステムをしっかりと再現しており、ライトユーザーが『スペースインベーダー』を楽しみたいなら、十分許容できるクオリティ。
ただし、細かい仕様・グラフィック・サウンドなどAC版と異なる点は多々あり、元を知っている人からすると不満に感じる点もチラホラ。
それでもあの『スペースインベーダー』が家で遊べるということもあり、米国ではATARI2600のキラーソフトとして大ヒットした。

最終更新:2025年12月08日 21:32