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スーパーボンバーマン コレクション

【すーぱーぼんばーまん これくしょん】

ジャンル パーティーゲーム
対応機種 Nintendo Switch 2
Nintendo Switch
プレイステーション5
Xbox Series X/S
Windows
発売元 【ダウンロード版】コナミデジタルエンタテインメント
開発元 Red Art Games
発売日 【ダウンロード版】2026年2月5日
定価 【Switch/PS5/Xbox Series X/S/Windows】2,750円
【Switch2】3,300円
プレイ人数 【Switch/Switch2/Windows】1人~5人
【PS5/Xbox】1人~4人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
備考 Switch版を持っている場合、550円(税10%込)のアップグレードパス購入ではSwitch2版をプレイ可能。
判定 良作
ポイント スーファミの名作パーティゲーム5本が家庭用ゲーム機への初移植
現代のプレイヤーへの優れた配慮
ボスラッシュ、ギャラリーモードの追加
エミュレーションによる移植故に相違点多数
ボンバーマンシリーズ


概要

  • スーパーファミコンで発売された名作アクションゲーム、スーパーボンバーマンシリーズ5本とファミコンのボンバーマン2本の合計7本に、新モードのボスラッシュやギャラリーモードを収録したコレクションソフト。
    『1』と『2』は日本語版、英語版、欧州版。『3』は日本語版と欧州版。『4』と『5』は日本語版に加えて新規英語ローカライズ版も収録。

収録タイトル


原作との相違点

  • ボタン表示を現代ハード向けへ変更
  • SELECTボタンに該当する割当が削除されている。*1
  • 処理落ちの改善
  • 一部シーンの映像や音楽のタイミング
  • パカパカへの対策
  • バトルゲームでは、1Pから順番にしかプレイヤーを設定できない仕様に変更されている

特徴・評価点

  • スパボンシリーズ初の家庭用ゲーム機向け移植。
    • 評価の高い名作で高い売上を叩き出した作品の割には『1』~『3』がパソコン向けにベタ移植されたのみで家庭用ゲーム機では今まで一切復刻されず、長らくスーパーファミコン実機でしかプレイができない状況であった。しかし今作の発売により遊ぶハードルがぐっと下がり遊びやすくなった。
  • 機種ごとのボタン表示の変更。
    • 他のコレクションソフトにありがちなことだが、オリジナルをそのまま移植したためにボタン表示が当時のままで、機種やコントローラーによって画面のボタン表示と実際のボタンが異なるということがある。 しかし本作では現代の機種、コントローラー向けにボタン表示が変更されている。(例 SFC;Aボタン、STARTボタン→PS5 ;○ボタン、OPTIONSボタン*2
      • Switch版、Switch2版では複数人でプレイする際、コントローラーのチェック画面も入るようになっている。
    • これにより初めて遊ぶ現代のプレイヤーにもわかりやすいように調整されている。特に幅広い層がプレイする本作においてこれは有り難い。
  • 当時の箱、カセット、説明書を閲覧可能。
    • 説明書などは他のコレクションソフトでも多くは見ることが可能だが、本作は当時の箱を3Dモデル化されており、立体的に見ることが可能。更に箱は開けることができ、当時そのままにカセット、説明書、プラスチックのケース*3が入っている。箱から出したカセットも3Dモデルで見ることができ、説明書もそのまま閲覧可能。
    • 説明書は各作品のプレイ中でもメニュー画面からアクセスして見ることが可能。ほぼ当時のままで収録されているため、攻略本の宣伝ページもそのまま載っている。
  • それぞれの作品の特徴を表示。
    • ボンバーマンシリーズは基本的にルールは全く一緒であるため、一見すると作品ごとの違いがわかりにくい。しかしメニュー画面で「ルーイ登場!!(3)」や「ボンバースローとボンバープッシュ(4)」などど、それぞれの作品を一言で表した特徴や、登場するアイテムなどを閲覧することができ、作品ごとの違いがわかりやすくなっている。
  • どこでもセーブ・ロード、巻き戻し機能。
    • どこでも自由にセーブとロード、巻き戻しができ、ミスしたところからやり直したり、うっかりミスもなかったことにすることが可能。
    • バトルモードとボスラッシュでは巻き戻し機能がオフになる。バトルモードの場合は勝手に巻き戻してミスを無くしたり、プレイの邪魔をすることはできない。
  • ボスラッシュモード
    • 作品ごとに出てくるボスと一気に戦っていく。難易度は「Easy」「Normal」「Nightmare」の3つ。
    • 初期状態のボンバーマンはかなり貧弱なので難易度は高い。しかしトライアンドエラーを繰り返せばいつかはクリアできる絶妙な難易度。
  • ギャラリー
    • コレクションタイトルには定番の当時のパッケージや開発資料、総数200枚を見ることのできるモード。貴重な資料を気軽に見ることができる。
  • BOMBラジオ
    • 収録作のBGMを自由に聴ける。ループ再生やお気に入り、プレイリストなど最低限の機能も搭載されている。
    • 過去作では『3』しかサントラが発売されておらず、プレミア化していたため、手軽にBGMが聞けるようになった。
    • 再生画面では状況に応じて白ボンが様々なアクションをとってくれる。
  • 処理落ちが改善。
    • 特に『2』は爆弾を一気に爆発させたり、ギミックを使ったりするとかなり処理落ちしたため、プレイがしやすくなった。

問題点

  • オンラインモードの未搭載。
    • ボンバーマンといえば今も昔もバトルモードが有名であり、それ故にオンラインモードがないことを不満に思う人も多い。
    • Switch2の「おすそわけ通信」やSteamの「Remote Play Together」で擬似的なオンライン対戦は可能。しかし野良でのオンライン対戦は不可能で、フレンドになったりコードをもらったりする必要がある。
    • 一応、前作の『スーパーボンバーマン R2』にはオンラインモードがあるのでそれとの棲み分けかもしれない。
  • エミュレーションによる原作の相違点。
    • 使用しているエミュレータがかなり古いもののため*4か、互換性の問題により原作とは違う動作をしたりバグが起こったりする。もっともゲームを破壊するほどの凶悪なバグではないが、原作をプレイしたことある人は違和感を感じざるを得ない。以下は例。
      • 『3』ではオープニングのシーンでバグラーシップが凶悪ボンバー5人衆を回収する際の光が点滅せず、一色表示に変更されている。
      • 『4』ではステージ開始時の演出について、原作では「AREA ◯-◯」は左、「START!」は右に動いて消えていくが、今作では両方とも右に動いて消えてしまう。
      • ほとんどの作品が一部シーンの効果音の鳴り方について、原作と比べて若干の差異が生じていることがある。
    • 入手が極めて難しい『5』のゴールドカートリッジ版*5に存在している「みそボンハイパー*6」や仕様が存在していない。
  • ファミコン作品
    • あくまでもファミコン2作品はおまけとしての収録のため、『スパボン』シリーズよりも力があまり入れられていないことはわかるが、ファミコンのソフト故にルールが初見のプレイヤーには伝わりにくい。
    • 『スパボン』が説明書をメニューからすぐ見られるのもファミコン作品の不備に拍車をかけている。
  • CRTフィルター
    • いわゆるブラウン管の表示を再現するものであるが、本作では画面を少し湾曲させ角を丸くして、走査線のフィルターをかけたのみであり、ブラウン管特有のにじみが再現されていない。

総評

スーパーファミコンとファミコンの名作7本を面白さやマルチプレイはそのままに機能面を充実させ、当時のプレイヤーだけでなく、現代のプレイヤー向けにも調整されており、ボスラッシュモードなどの新要素も追加されている。
一部の不備はあるものの、全体的に開発者の愛に溢れた良移植と言えるので、是非家族や友達と集まってプレイしてほしい。


余談

  • 『2』から『5』まで収録されていたハドソンのジョイカードを使用することでのみ解放できたバトルモードの隠しステージは、本作を起動時に出てくる「KONAMI」のロゴが表示されている間にコナミコマンドを入力すると解放可能。メニューが黄色から赤色へと変化する。なお再起動すると隠しステージが解放されていない状態に戻るので、遊びたいときはコナミコマンドを打ち込み直すか、隠しステージを解放した状態でどこでもセーブを行う必要がある。一応原作同様に手動による連射でも開放は可能。
    • 『1』ではボンバーマンが小さくなる。
  • 初代ボンバーマンのエンディング画面に出てくる文章が変更されている。
    • 原作では「CONGRATULATIONS BOMBER MAN BECOMES RUNNER SEE YOU AGAIN IN LODE RUNNER」*7から「CONGRATULATIONS YOU HAVE SUCCEEDED IN HELPING BOMBERMAN TO BECOME A HUMAN BEING MAYBE YOU CAN RECOGNIZE HIM IN ANOTHER HUDSON SOFT GAME GOOD BYE」*8とアメリカ版で使用された文章に変更されている。
    • これは『ロードランナー』の権利を持つブローダーバンド社とのいざこざを避けるために変更されたと考えられる。
  • 本作は原作はすべて任天堂ハードで発売されたが、すべての機種問わずタイトルでの「Licenced by Nintendo」の表記やカードリッジなどに記されている「Nintendo」や「スーパーファミコン」の文字やロゴが消去されずに残っている。一般的には消されることが多いのでかなり稀な作品。
最終更新:2026年05月20日 19:11

*1 原作でSELECTボタンを使用するシーンでは別のボタンへの割当に変更されている。

*2 縦に3つの横線が引かれたアイコン

*3 カセットと説明書などを分ける透明の仕切り。

*4 スーパーファミコン作品はSNESticle、ファミコン作品をcddNES。

*5 『2』にも存在しているがそちらはいわゆる体験版となっている

*6 みそボンがフィールド上の相手を倒した時に、その相手の所持したアイテムを全て引き継ぐ。

*7 おめでとう、ボンバーマンがランナーになった!ロードランナーでまた会おう!

*8 おめでとうございます!ボンバーマンを人間にすることに成功しました。もしかしたら、ハドソンソフトの別のゲームで彼を見かけるかもしれません。さようなら。