アットウィキロゴ

このページはVer.2.0.1(2026年1月22日配信)を基準にしています。
オンライン配信によるゲーム内容更新が不定期に行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。
アップデートによる評価等の追記は1ヶ月経過してからお願いします。コメントアウトによる予約投稿もNGです(即時削除の対象となります)。

Pokémon LEGENDS Z-A

【ぽけもん れじぇんず ぜっとえー】

ジャンル アクションRPG
対応機種 Nintendo Switch
発売元 ポケモン
販売元 任天堂
開発元 ゲームフリーク
発売日 2025年10月16日
定価(税込) パッケージ版: 7,128円
ダウンロード版: 7,100円
プレイ人数 1人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
DLC M次元ラッシュ
2025年12月10日/3,000円(税込)
判定 良作
ポイント 終始ミアレシティで展開される物語
シリーズ初のリアルタイムバトル
DLCは作りこみの甘さが目立つ
ポケットモンスターシリーズ

Pokémon LEGENDS Z-A Nintendo Switch 2 Edition

【ぽけもん れじぇんず ぜっとえー にんてんどー すいっち つー えでぃしょん】

対応機種 Nintendo Switch 2

定価(税込) パッケージ版: 8,128円
ダウンロード版: 8,100円
本体同梱版: 53,980円
備考 Switch版を所持している場合は、
アップグレードパスを購入すれば
税込1,000円でSwitch2版を遊べる
本体同梱版は2025年内限定生産

※共通部分は省略



概要

Pokémon Presents 2024.2.27」(公式動画は現在非公開)でタイトルが発表され、そこから1年情報がなかったものの、「Pokémon Presents 2025.2.27」で詳細内容が明かされた、ポケットモンスターシリーズの本編作品。
「LEGENDS」の名が付く通り、『LEGENDS アルセウス』(以下『LA』)の流れをくむ作品だが、バトルシステム等はさらに独自性が強いものになっている。

舞台は『XY』から5年が経過したミアレシティ(以下「ミアレ」)。旅行目的でミアレに来た主人公が、ミアレの平和を守るグループ「MZ団」にひょんなことから入団し、ミアレで起こる様々な問題に立ち向かうことになる。

『Nintendo Switch 2 Edition』はSwitch2向けにグラフィック表現が強化されたもので、このエディション独自の機能は存在しないため、本項では同一の内容として扱う。

なお、以下では「シリーズのメインとなる作品」については「本編作品」、ゲーム内のメインの内容については「本編」と表現する。


特徴

ミアレシティを駆け巡る冒険

  • 概要にもある通り、本作の物語は『XY』の舞台「カロス地方」の一都市であった「ミアレシティ」で繰り広げられる。
    • 『XY』の頃の面影を残しつつも、5年の年月と都市再開発によって様相が大きく様変わりしている。都市全体が一つの広大なオープンフィールドとなっており、路地裏から屋根の上まで余すことなく探索できるようになっている。
    • 本作の物語は徹頭徹尾ミアレ内でのエピソードで固められており、主人公がミアレの外へ出ることはできず、ミアレ以外の街や道路も本作には登場しない。
    • なお、『XY』のミアレシティで特徴的だった隠しステータスの「スタイリッシュ度」は、「流行の移り変わりとともに廃れた」という理由で廃止されている。

リアルタイムで進行するバトル

  • 「自分のポケモンを出して技や交代などの指示を出しバトルする」というシリーズの根幹は変わらないが、本作はターン制ではなく、リアルタイムで矢継ぎ早にポケモンに指示を送るアクション性の高い戦闘が繰り広げられる。
    • 技はABXYボタンにそれぞれ1種ずつあらかじめセットしておき、ロックオン状態でボタンを押下することにより発動する。
    • 主人公はバトルフィールドを自由に移動でき、自分のポケモンもそれに追随して移動する。
      • 相手からの攻撃を大きく距離を離すことで回避したり、相手との距離を詰めて接近攻撃の発生を早めたりするなど、本作では移動行動ひとつでバトルの戦局が大きく左右される。
    • リアルタイムのアクションバトルになったことで、過去作の連れ歩きでも存在していた種族ごとの移動速度の違いもバトルで重要になっている。
    • 手持ちのポケモンは画面左下にすべて表示されており、方向ボタンの左右で選択、上で交代、下でボールに戻すことが可能。
  • 技には威力・有効範囲・発生速度・使用後のクールタイムが設定されている。その代わり、技の残り使用回数を示すPP(パワーポイント)は存在せず、無限に技を使用できる。
    • さらに本作では、敵を対象とする技にも命中率が設定されておらず、近接・遠距離攻撃問わず、繰り出した技そのものが相手に触れた時点で命中扱いとなる。
    • ハイドロポンプ・だいもんじ・ストーンエッジといった、本編作品における命中不安の大威力技は、発生が遅い・隙が大きい・範囲が狭いといった形で取り回しの悪さを再現している。
      • PP無限のため本作に「わるあがき」はない。変化技のみを覚えたポケモンに「とつげきチョッキ」を持たせると何も技を出せなくなる。
    • 本作における「すばやさ」のパラメータは、高いほど技のクールタイムを軽減する効果となった。ただし影響はそこまで大きくなく、対戦環境でもあまり重視されない。
    • ポケモンの種族ごとの体格差によっても、技の攻撃範囲や技に対する当たり判定の広さが変化するようになった。
      • じしん・なみのりといった広範囲攻撃技も、たとえば小柄なヤドンと大柄なギャラドスでは攻撃範囲が大きく異なる。
  • どく・やけどなど、従来作品におけるターン毎に継続ダメージを与える状態異常は、行動の有無に関わらず一定時間経過毎にダメージが発生する仕様となっている。
  • 回復などでアイテムを使用する際はメニューを表示させてから選択するが、メニュー表示中は時間が止まっているので、落ち着いて選択可能。
    • ただし従来のターン制に倣ってか、バトル中は回復アイテムを一度に1個しか使用できず、再び使用できるようになるまでのクールタイムが挟まれる。
  • 野性ポケモンとのバトルでは主人公もダメージを受けることがあるが、『LA』からの変更点として、相手に敵意を向けられている状態でも徐々にダメージが回復するようになった。
    • また、主人公の体力がなくなって力尽きた場合は、最後に立ち寄ったポケモンセンターに戻される。この時所持金や持ち物のロストといったデスペナルティは発生しない。

アスレチックとカラフルなネジ

  • 本作『ZA』のミアレシティでは、屋根の上やビルの屋上でも野生ポケモンを見かけるほか、技マシンなどの貴重品が拾えることも珍しくない。
    • 本作の収集アイテムである「カラフルなネジ」も、その多くが屋根の上のほか、ミアレの各所に作られた「アスレチック」のゴールに配置されている。
    • 「アスレチック」では、スマホロトム以外のポケモンに一切頼らず、主人公の体ひとつで高所へと登りつめる一手間がかかるものの、報酬の「カラフルなネジ」や付近の屋根の上へ登れることによる相応のリターンが用意されている。
    • 「カラフルなネジ」はミアレ中に全部で100本存在し、トレーナー戦の賞金増加・主人公の耐久力増加・捕獲率上昇といったボーナス効果が得られるアイテム「カナリィぬい」と交換できる。
      • この「カナリィぬい」の有無で冒険の快適さが大きく変化するため、カラフルなネジの収集価値は非常に大きい。

メガシンカの復活

  • 従来の本編作品では『剣盾』~『SV』の間使用できなかった*1メガシンカが復活。
    • 過去作に登場した全て*2のメガシンカが登場するほか、新たにメガシンカ可能になったポケモンも多数登場。
  • 従来通り対応するメガストーンをポケモンに持たせた後、技を使うことで増える画面右下の「メガゲージ」を貯めていき、ゲージ満タン時にRスティック押し込みでメガシンカできる。
    • メガシンカ中はメガゲージが時間経過で減少していき、メガゲージが空になる・戦闘不能になる・ベンチでポケモンと過ごす、といった条件でメガシンカは解除される。
    • 本作ではバトル途中でもメガゲージが尽きればメガシンカが解けてしまうため、「不用意に乱発できない時間制限付きの奥の手」といった立ち位置にある。一方で、バトルが終了してもメガゲージが残っていればメガシンカが維持される。
    • ゲージ満タンであれば非戦闘時でもメガシンカ可能。また、メガシンカ中のポケモンはボックスに預けたり逃がしたりすることができない。
    • 過去作では1バトルにつき1匹しかメガシンカできなかったが、本作ではその制限が撤廃された。ただし同時にメガシンカできるのは1匹までなのはそのまま。
  • メガストーンはショップやイベント、後述する暴走メガシンカ戦などで入手可能。
    • 入手したメガストーンはバッグ内の独立した項目で管理されるようになり、複数の同種のポケモンに持たせたり、メガストーンを持たせたポケモンを通信交換に出したりすることはできない。メガストーンを持たせたポケモンを逃がしてもメガストーンは失われない。
  • シナリオ中、トレーナーのいない野生ポケモンがメガシンカする「暴走メガシンカ」という現象が時折発生する。
    • 設定上、本来のメガシンカは「トレーナーの持つキーストーンとポケモンの持つメガストーンがお互いの強い絆により共鳴し発生する」ものであり、野生のポケモンが自発的にメガシンカして暴れ始めるのは本作が初となる。
    • このイベントは前作『LA』におけるキング・クイーン戦に相当する回避アクション重視の特殊ボスバトルとなっており、手持ちポケモンへのダメージ以上に主人公自身のダメージに気を配る必要がある。
    • 通常攻撃ではダメージを与えづらいバリアを常時纏っており、バリアを貫くワザプラス(後述)やメガシンカ中の攻撃が攻略の要となる。
    • なお、暴走メガシンカポケモンを倒すことで対応するメガストーンを入手できるため、強敵だが戦うメリットも大きい。
    • 万が一負けてしまった場合も、相手の残りHPを引き継いでその場で再挑戦も可能。

ワザプラス

  • 画面右下の「メガゲージ」が一定以上貯まっているときに「+」ボタンを押すと「ワザプラス」状態になり、「皆伝の印」が付いた技の威力と範囲をゲージ消費と引き換えに強化できる。メガシンカできないポケモンでも使用可能。『LA』の「早業」「力業」に相当するシステム。
    • 皆伝の印は、ポケモンがレベルアップで覚える技にはさらなるレベルアップで自動的に付く。それ以外の技は「ジャスティスの会」で「かいでんのタネ」というアイテムを消費する必要がある。
    • メガシンカポケモンが放つ技は常にワザプラス状態となっているため、「+」ボタンを押す必要はない。
      • ワザプラス攻撃には追加効果発生率も2倍に上昇させる効果があり、ワザプラス中は使い勝手が劇的に強化される一部の技も存在する。
    • 一部の技では発生速度の増加やクールタイムの短縮、技自体の性能の変化(連続攻撃のみずしゅりけんは高威力の1回攻撃になる)など、固有の強化も起こる。

時間の流れ

  • 本作の時間設定はゲーム機本体の時間を参照しておらず、ゲーム再開時はレポート(セーブ)した時点での時間から始まる。屋内にいるときや、メニューやマップを出しているときは時間が経過しない。
    • 朝と夜の切替時は告知画面が入る。なお、街中にあるベンチで時間を潰すと、即座に朝と夜を切り替えることができる。
    • 一部の昼夜の時間帯が進化条件に関わるポケモンは、このゲーム内の昼夜状況を参照する。

ワイルドゾーン

  • ミアレシティのあちこちに、野生ポケモンが多数生息するエリア「ワイルドゾーン」が存在する。野生ポケモンには『LA』のように直接モンスターボールを投げて捕獲したり、バトルを仕掛けることが可能。
    • ワイルドゾーンの数はシナリオを進めるたびに増えていく。
  • なお、ワイルドゾーン以外の一般的な居住区画にも野生ポケモンが生息しており、こちらも捕獲・バトルが可能。
    • ワイルドゾーン外の野生ポケモンの多くは、プレイヤー側が攻撃してこない限り襲ってこない。

ポケモンの捕獲に関する仕様

  • モンスターボールはZRボタンを押すことで投げることができる。
    • 投げるボールはZRボタンを押しっぱなしにしながら方向ボタンで切り替えることができる。ボール選択中に時間は止まらないため、選択に手間取ると攻撃を受けたり対象が消滅したりすることもある。
  • 『LA』同様に野生ポケモンの捕獲成功率が可視化される。
    • ロックオン中のポケモンの右横に表示される矢印マーク「 ^ 」の数が多い程、捕獲成功率が高いことを表す。
    • 体力減少・状態異常・背面取り・構えているボールの性能等によっても細かく変動し、最大で矢印マーク4つまで高まる。
    • 何度もモンスターボールを当てて捕獲に失敗すると、そのポケモンに怒りマークが発生し、マークが消えるまではボールを当てても必ず捕獲に失敗するようになる。
  • 捕獲チャンス状態
    • 従来は瀕死にさせた野生ポケモンを捕獲することはできなかったが、本作では瀕死になってフィールドから消滅するまでのごく短時間中「捕獲チャンス状態」となり、モンスターボールを1度だけ当てて捕獲に臨めるようになった。捕獲に失敗すると即時シンボル消滅となる。
    • 捕獲チャンス状態中にレポートを書いて中断した場合は、再開時も維持されており、捕獲成功までリセマラすることも可能。
  • ロストボール回収屋
    • 投げたモンスターボールがポケモンに当たらなかった場合、ポケモンセンターの近くにいる「ロストボール回収屋」から投げ損なったモンスターボールを取り戻せるが、ポケモンに当てたが捕獲に失敗したボールは回収されない。
    • 後述するDLCの舞台である異次元ミアレでもしっかり回収してくれる。どうやって回収しているのだろうか……

登場ポケモン

  • 本作のポケモン図鑑は230匹+α。さらにメガストーンと対象のポケモンを入手すると登録されるメガシンカ図鑑も存在する。
    • 『XY』の属する第六世代初出のポケモンのほぼ全て*3が登場している他、第七世代以降等の他世代のポケモンも一部登場する。
    • 『XY』では没データだった「えいえんのはな」のフラエッテも、条件を満たすと入手可能。
    • 新規メガシンカが多数登場した反面、新規のリージョンフォームや完全新規のポケモンは登場しない。
    • 本作のパートナーポケモン(御三家)は、『金銀』のチコリータとワニノコ、『BW』のポカブから選ぶ。選ばなかったポケモンもエンディング後に捕獲できる機会がある。
      • 『XY』で入手機会のあったカントー御三家・カロス御三家もイベントや野生で入手可能。

色違いの仕様

  • 『LA』と同様に色違いの野生ポケモンに接近するときらめくような効果音が流れる。
    • 色違いの個体は通常色の個体よりも捕獲成功率が上昇する。
    • 本作では一度出現した色違いの個体は、ファストトラベル・大きく距離を離す・昼夜切替といったシンボルリポップの影響を受けず、主人公が接近し干渉するまでマップ上に残り続ける。
    • しかし、主人公や主人公のポケモンを視認すると逃走する臆病なポケモンの場合、たとえ色違いであってもそのままシンボルが消滅する仕様は『LA』から据え置き。色違いが消滅しなかった『SV』で慣れているプレイヤーは注意。
  • また、本作でもサイドミッション(後述)に色違いのチュートリアルと言えるものが存在し、特定の色違いのポケモンを確実に入手できる。

オヤブン

  • 『LA』にも登場した特殊個体である「オヤブン」が本作でも登場する。
    • 基本的な仕様は『LA』と同様で、体格が大柄でレベルが高く、通常は逃げ出したり敵意を向けないポケモンでも非常に好戦的になり、個体値が3V*4になっている。固定でオヤブンになるもの、ランダムでオヤブンになるものの2パターンが存在。
    • また、HPの基礎ポイント(努力値)が必ず最大まで振られているという仕様が追加された。高レベルも相まって、非常にタフになっている。
    • 体格が非常に大きくなることで、技の攻撃範囲が通常より大きくなるメリットと、被弾時の当たり判定も大きくなってしまうデメリットを抱えている。
    • 極めて低確率だが「色違いのオヤブン」も出現することがあり、通常サイズの色違いを遥かに超える入手難度と希少性を誇る。

モミジリサーチ

  • 元フレア団で、現在はポケモン研究所の所長代理を務めるモミジからリサーチ依頼を受けることになる。内容はポケモンの捕獲や図鑑登録、バトルに関することなど様々。
    • 依頼を達成することで「研究ポイント」を獲得し、一定以上貯まることで「研究レベル」が上がり、技マシンなどの報酬を獲得できる。

ZAロワイヤル

  • 夜になると、一部の居住区画が「バトルゾーン」に変化し、「ZAロワイヤル」が開催される。
    • バトルゾーン内に点在するトレーナーにバトルを仕掛けることができる。この時、トレーナーに気づかれないよう相手のポケモンを攻撃すると、有利な状態でバトルを開始できる。逆に自分が相手から見つかった場合、開始直後身動きを取れなくなる場合がある。
      • バトルに勝利すると、後述するランクアップ戦に必要な「チケットポイント」と、終了時の獲得金額の算出に使用する「賞金メダル」を入手できる。逆に負けると現在所持している賞金メダルの半分を失う(所持金は減らない)。
    • バトルゾーン内には賞金メダルのほか、条件を満たすとチケットポイントや賞金メダルを入手できる「ボーナスカード」が落ちている。ボーナスカードの最大所持数は3枚で、4枚目を拾ったら手持ちから1枚捨てるか入手を諦める必要がある。
    • 朝になるとZAロワイヤルが強制終了してバトルゾーンが消滅し、それまでに獲得した賞金メダルに応じた賞金を獲得できる。チケットポイントは次回以降に引き継げるが、賞金メダルやボーナスカードは次回に持ち越せない。

ランクアップ戦

  • ZAロワイヤルには最低のZ~最高のAまで26のランクが存在し、一つ上のランクに上がるにはチケットポイントを一定数貯めたうえで「ランクアップ戦」に勝利する必要がある。シナリオ上の節目にもなっており、主人公がZランクからAランクになることが目標となっている。
+ ストーリーの軽いネタバレ
  • 25回勝つ必要があるわけではなく、シナリオ中盤で主催側が主人公とライバルのランクを引き上げるための便宜を図ってくれる。そのため、実際は半分以下の11回で済む。

サイドミッション

  • メインシナリオとは別枠の寄り道要素。クリアしなくても支障はないが、サイドミッション限定の技マシンや、メインシナリオの後日談的内容なども存在する。
    • 発売からしばらくして、ふしぎなおくりものでEXサイドミッションも追加されている。

メガカケラ

  • ミアレのあちこちに発生しているピンク色の結晶。破壊することで得られる欠片は、「クエーサー社」の受付でメガストーンやアイテムと引き換えられる。一部のサイドミッション攻略に必要となることもある。
    • 一度破壊しても時間がたてばすぐに再生するので、無限に回収することが可能。最大所持数は9999個(Ver.2.0.1より前は999個が上限だった)。

登場キャラクター

  • 本作のライバルは主人公の性別によって変化し、男性主人公ならばタウニーという女性トレーナー、女性主人公ならばガイという男性トレーナーが登場する。名称変更は不可能。
    • タウニーとガイの外見は一見、髪色と瞳色以外は同性の主人公のデフォルトプリセットと瓜二つのように見えるが、よく見ると細かい違いがある。
  • 『XY』の実質的続編ではあるが、『XY』から続投している登場人物は少なく、主人公の拠点となる「ホテルZ」を経営しているAZとフラエッテ(えいえんのはな)、名探偵として活躍しているマチエール、前述したモミジなどで、DLCを含めてもコルニが加わる程度である。
    • それら以外のキャラ達は、本作のメインキャラやNPC等から名前が言及される程度にとどまっている。

通信要素

  • 本作ではローカル通信・オンラインの両方で通信交換やバトルを行える。
    • 本作では『LA』で登場した進化用アイテム「つながりのヒモ」が存在しない。そのため、DLCを導入しない場合は一部ポケモンの入手に通信交換が必須となっている。
  • 通信対戦はバトルでポイントを貯めランクを上げていく「ランクバトル」と、合言葉でマッチングする「プライベートバトル」の2種類。前者はオンライン限定、後者はローカル通信・オンラインどちらでも可能。
    • 対戦形式はメインシナリオの仕様に準じた、最大4人のリアルタイムバトル。他の対戦相手のポケモンを瀕死にした数で順位が決まる。
      • 手持ちの交代は3回まで可能。手持ちが1匹でも瀕死になると、交代回数がリセットされ手持ち全員が全回復し、初期場所に戻される。
    • ランクバトルはZAロワイヤルと同様、初期値かつ最低のZから最高のAまでの26ランク。
      • ランク到達時に報酬がもらえ、ランクが高いほど内容もレアボール*5など豪華なものになっていく。「シーズン」という区切りがあり、シーズンごとにランクはリセットされる。
      • 1シーズンごとにここでしか手に入らないメガストーンが報酬に追加されている。現状では過去分も全て入手可能。
      • ランクアップに必要なポイントは、バトル終了時の順位の他にもバトル中の様々な行動(最初/最後に攻撃、効果抜群の技を多く当てるなど)に設定されている。
        最初のシーズン1のみ順位によってはポイントがマイナスになった(ランクダウンは発生しない)が、以降はポイントが一切減らない仕様に変更された。そのため、ランクバトルをプレイし続ければランクが上がり続ける。
      • ランクアップの条件値を超過したポイントは次のランクに持ち越されるため、戦績によっては一度に数ランクアップすることもある。
  • 称号
    • 通信対戦時に3つまで称号を表示できる。実益は特にないやりこみ要素。
    • 「ミアレの救世主(メインシナリオクリア)」「ノーマルタイプ使い(通信対戦でノーマルポケモンを何度も使う)」など条件を満たすと自動入手する。
      • 称号は金銀銅の3種類あり、「ノーマルタイプ使い」なら金は100回、銀は50回、銅は20回と難度が異なる。「ミアレの救世主」のように金固定のものもある。

バトルシステム関連

  • 「とくせい」(特性)が『ピカブイ』や『LA』と同様に存在しない。
    • 特性に依存していた一部のポケモンは、別の形で特性の効果を再現している。
+ 特性の効果を疑似的に再現している例。「+」を押して展開
  • 攻撃の実数値が2倍になる特性「ヨガパワー」「ちからもち」を通常特性として持っていたアサナン・チャーレム・メガチャーレム・メガクチートは、攻撃種族値が既存の1.4倍に上がっている。
    • ホルビーとホルードは「ちからもち」が隠れ特性であるためか、この補正の対象外。
    • メガスターミーは種族値上昇が「+140」と通常より40多いが、『Champions』配信と同時に判明した特性が「ちからもち」であるため、上記の補正分だけ増えている。
  • ギルガルドは本来特性「バトルスイッチ」によるフォルムチェンジを駆使して戦うポケモンなのだが、本作ではこのフォルムチェンジの仕様が独自のシステムとして実装されている。
    • ただしこのシステムには致命的な難点がある。詳細は問題点を参照。
  • ダブルバトルは廃止されているが、ヘイラッシャを繰り出した状態でシャリタツが手持ちにいる場合、「しれいとう」の効果が擬似的に発動し、発動中はヘイラッシャが強化される代わりに交代不可になるという仕様が導入されている。
  • ミミッキュの特性「ばけのかわ」はバトル中一度だけ相手の攻撃技を防ぐ特性だが、これに相当する仕様がミミッキュに実装されている。
  • ポケモンのわざが本作の仕様に合わせて性能変化したり、別物になったわざもある。
+ わざに関する大まかな変更点の一部まとめ。「+」を押して展開
  • 能力ランクをアップ/ダウンさせる技の効果が、ランクの数値ではなく効果の持続時間を増やす仕様に変更された。通常の本編で変動するランクが多いほど、本作での持続時間が長くなる傾向にある。
    例をあげると「かたくなる」は防御を12秒上昇させ、「てっぺき」は防御を20秒上昇させる。「せいちょう」「ふるいたてる」等の複数能力上がる技はそれぞれ12秒上昇する。
    • なお、『LA』のランク補正は「攻めの力」(攻撃と特攻)と「守りの力」(防御と特防)としてまとめられていたが、本作では廃止された。
    • 強力な積み技のうち、デメリットの無い・メリットが優る「りゅうのまい」や「からをやぶる」等は廃止されている。
      一方で専用技かつ交代不可になる「はいすいのじん」や発動に時間のかかる「ジオコントロール」は続投されている。
  • 「あまごい」「すなあらし」などの天候技が存在しない。場所や時間帯によっては雨が降る仕様は続投している。
  • 「カウンター」「ミラーコート」といった反撃技が廃止されている。
  • 「ステルスロック」等の設置技が交代しなくてもその場に設置してスリップダメージを与える仕様になった。
  • 「ミサイルばり」等の連続技が、確定で5発放つようになった。
  • 「ドラゴンダイブ」「ヘビーボンバー」が、「そらをとぶ」と同じように技を受けない(宙に浮く)状態になってから攻撃する仕様に変更された。
  • 「タネばくだん」「トライアタック」は一つ一つの威力が下がった代わりに多段ヒットする技になった。
  • 「じわれ」「ぜったいれいど」といった一撃技の仕様変更
    • 前者は「だいばくはつ」級の大ダメージ技に、後者は威力150+確定でこおり状態を付与する内容に変更された。強力な分、発動までの時間がかなり長い。
  • 『LA』と同様、ねむり状態が「ねむけ」状態に変更された。ねむりと異なり、ねむけ状態になっても行動可能だが代わりに移動や技の発生などが鈍くなる。
  • 『LA』と異なり、ポケモンに持ち物を持たせられる。『SV』からテクニカルなものを抜いたようなラインナップである。
    • 「シルクのスカーフ」「たべのこし」のような基本的な道具に「でんきだま」のような専用道具が続投されている。
      『SV』で実用性のあった「こだわりハチマキ」「フィラのみ」「チイラのみ」や、仕様に合わない「こうこうのしっぽ」「ルームサービス」「ヒメリのみ」「各種プレート」などは削除された。
  • 一部のポケモンが特定の技を使用すると、通常とは異なる特殊な効果が発生する。
+ 技の特殊な効果の一部まとめ。「+」を押して展開
  • メガニウムがメガシンカした「メガメガニウム」が「ソーラービーム」を使用すると、溜め時間が無くなり即座に攻撃できる。
    • これは公式設定で明かされており、のちに公開されたメガメガニウムの特性「メガソーラー」の再現と思われる。
  • ライチュウがメガシンカした「メガライチュウX」が「ボルテッカー」を使用すると、攻撃のランクが上がる。
  • コバルオン・テラキオン・ビリジオン・ケルディオが「せいなるつるぎ」を使用すると、攻撃と特攻のランクが上がる。

その他

  • 『LA』と同様、ポケモンのタマゴ関連のシステムは存在しない。
  • 『LA』にあった「めかくしだま」等捕獲用の補助アイテムやきのみをフィールドで投げつける要素は廃止された。
  • 技マシンは一度使っても消費せず何度でも使える仕様に戻った。
  • 設定画面でおまかせレポート(オートセーブ)のON/OFFを切り替える項目がなくなり、おまかせレポートをOFFにできなくなった。
  • フレンドリィショップがポケモンセンターと再統合された。
    • 本作ではポケセンの受付嬢がフレンドリィショップ店員業務も請け負っており、回復かアイテム売買を選択して実行する。
    • 誤って再度回復を選ぶと「お連れのポケモンは元気ですよ!」と教えてくれ、無駄な回復をさせないようになっている。そもそも回復の選択肢を一時的に非表示にすればよかった気もするが。
  • ロード画面では様々な要素のアドバイスが表示される。
  • ゲーム開始時点で一定のキャラメイキングが行える。無視してそのまま始めることも可能。
    • 『XY』では主人公の性別と肌の色までしか選べなかった。
  • フィールドに落ちているアイテム(キラキラ)が通りすがるだけで自動入手出来る。
    • 『SV』では目の前でAボタン押さないと入手不可のため改良された。

ダウンロードコンテンツ『M次元ラッシュ』

DLCの概要

  • 『ZA』発売の約2か月後に配信された有料DLC。幻のポケモン・フーパを引き連れた謎の少女・アンシャの協力のもと、MZ団はミアレ全土に発生した謎のひずみの中に広がる「異次元ミアレ」を調査し、ミアレに駆け付けた継承者コルニと共に、異次元から迫る新たな脅威に挑むストーリーが展開される。
    • プレイするには本編のメインシナリオをエンディングまでクリアする必要がある。

異次元ミアレ

  • ミアレのあちこちに出現した謎のひずみの奥にある不思議な空間。見た目は基本的にミアレに似ているが、建物の色が薄く空も異様。
    • ひずみの中に入るには、アンシャが連れているフーパにドーナツ(後述)をあげ、ひずみを広げる必要がある。以下、異次元ミアレ全般を「異次元」と呼称する。
  • 異次元は★の数によるランクが1~5で設定されている。ランクが高いほど出現ポケモンのレベルや、制限時間に相当するハラモチエネルギーの消費速度が高くなるが、空中に浮いているモンスターボールのオブジェクトを破壊した時の報酬も豪華になる。
    • 異次元に入ると、ハラモチエネルギーが徐々に減っていく(メニュー画面表示中は停止する)。エネルギーが尽きると強制的に追い出される。
    • 異次元で出会うポケモンは野生・トレーナーの手持ち問わず、今までのシリーズの上限レベルだったレベル100を超える強さで襲い掛かってくる。ただし、野生のものを捕獲すると100未満の低レベルになる。
    • 異次元内のバトルに勝利しても経験値は一切獲得できず、内部でふしぎなアメやけいけんアメを使うこともできない。異次元に入る前にレベルを上げきることが推奨される。
    • 空中には大小2種類のモンスターボールのオブジェクトが浮いていることがあり、これを破壊することでけいけんアメや異次元きのみ(後述)、モンスターボールなどを入手できる。
    • 出現する異次元は、朝と夜が切り替わるたびにすべてリセットされ再抽選される。ベンチによる切替でも同様。
  • 異次元は主に、野生ポケモンが生息している「ワイルド異次元」、ZAロワイヤルのようにトレーナーとのバトルが中心となる「バトル異次元(異次元バトルゾーン)」に分けられる。
    • それ以外にもサイドミッション専用のもの、暴走メガシンカポケモンと対決するものも存在する。
  • ワイルド異次元かバトル異次元に入ると、画面右上に3つの「調査タスク」が出現し、タスクを完遂すると「調査ポイント」を獲得できる。この調査ポイントを貯めることでシナリオが進行する。
    • 3つすべての調査タスクを完遂すると、金色に輝く巨大な「ボーナスボール」がどこかに出現する。通常のボールのオブジェクトより中身は豪華。
    • 異次元から出るまでに達成できなかった調査タスクは次回に持ち越せない。
    • サイドミッション・暴走メガシンカのひずみでは、タスクはそれらにかかわる一つのみ。ボーナスボールは暴走メガシンカ鎮圧の報酬として出現する。
  • DLCシナリオをクリアした後は、さらに調査ポイントを貯めることで特別な異次元を出せる「スペシャルサーチ」を実行できるようになる。
    • 出てくる異次元は★5確定で、伝説のポケモンなどここでしか入手できないポケモンが存在する。

ドーナツ作り

  • フーパの力を借りるためには、フーパに与えるドーナツをアンシャに作ってもらう必要がある。
    • ドーナツの材料は手持ちのきのみ3個以上。『SV』のサンドウィッチ作りなどのようなミニゲーム的要素はなく、きのみを渡すだけですぐに完成する。
    • 使用できるきのみの数は、シナリオを進めるたびに1つずつ増えていき、最大8個まで使用可能になる。
  • ドーナツは材料としたきのみによって、探索中の手持ちポケモンの強化レベルと、ハラモチエネルギーが設定される。
    • 異次元ミアレでは、ドーナツ作り専用の特別なきのみ「異次元きのみ」を入手可能。通常のきのみより遥かに高品質なドーナツを作ることができる。
    • 異次元に侵入する際に高品質なドーナツを使用すると、プレイヤーのポケモンがより高いレベルでより長い時間探索できるつくりとなっている。希少な異次元きのみを大量投入してドーナツを作った場合、プレイヤーのポケモンは最大でレベル200相当の強さで長時間活動ができる。
  • 完成したドーナツにはそれぞれ、異次元探索中に有利に働くお助け効果「フレーバーパワー」が付与される。フレーバーの名称は既存の味(からい・しぶい・あまい・にがい・すっぱい)を英語に置き換えたもの。
    • 『XY』『ORAS』で登場した「Oパワー」や、『SV』で登場した「食事パワー」などのような効果が多く、作成時に渡したきのみのフレーバーによってある程度傾向を操作することができる。
    • 例として、フレッシュの値に優れるドーナツには「ほかくパワー」・「そうぐうパワー」といった効果が付きやすく、スイートの値に優れるドーナツは色違いの出現率を上昇させる「かがやきパワー」などの効果を得られる。
    • ただし同じきのみの組み合わせでも、付与されるパワーは作るたびフレーバーの種類ごとにランダムで決定される。
  • なお、メインシナリオで必要なドーナツを作成する場合を除き、ドーナツが完成した時点でオートセーブがかかる。

登場ポケモン

  • 追加ポケモンは132匹。その多くが異次元ミアレで出現し、通常の図鑑とは別の「異次元図鑑」に登録される。メガシンカ図鑑は通常・異次元両方のものがまとめられる。
    • ボルケニオンやフーパなど、これまで入手困難だった一部の幻のポケモンも恒常入手可能になっている。
    • 本編には登場しなかった既存のメガシンカおよび類似システムのゲンシカイキもすべて登場している。

さらなる追加メガシンカ

  • 一部の登場ポケモンにメガシンカが追加された。追加ポケモンだけでなく、通常図鑑内の一部ポケモンも該当する。
  • すでにメガシンカが存在するごく一部のポケモンにも、名前の末尾に「Z」と名の付くメガシンカが追加された。
    • 通常のメガシンカと性能が異なるのはもちろん、「通常メガシンカより攻撃を早く出せるが、解除までの制限時間が短い」という短期決戦向けの仕様になっている。またどのポケモンも素早さ種族値が151になるという共通点もある。

技マシンの追加

  • 追加されたサイドミッションをクリアしたり、特定の人物にメガカケラを渡すことで新しい技マシンを入手できるようになった。
    • 捕獲に役立つ「みねうち」、高威力だが発動に時間がかかる技など、個性的なラインナップになっている。

NPCとのマルチバトル

  • メインシナリオやサイドミッションで、特定のNPCと組んで相手のコンビとマルチバトルを行うことがある。
    • 相方のポケモンにこちらの攻撃が当たったり、その逆が起こることはないので、安心して技を出せる。
    • ただし、マルチバトル中はメニューを開くことができなくなる。

その他

  • DLC開始後はモミジリサーチで依頼されるリサーチ事項が増え、研究ポイント獲得機会が増加している。
    • 研究レベルの上限および報酬は増えていないものの、本編中のリサーチ事項のうち達成が極めて面倒だった項目を無視できるようになり、最後の報酬「ひかるおまもり」の入手難度が大きく易化している。

評価点

バトル面

  • リアルタイム制によりバトルがスピーディになった
    • ターン制でなくなったことにより、セットした技を任意のタイミング、かつ連続で出せるようになった。
      • 相手が技を発動し技名が表示されても、より発動時間の短い技を出せば先行してダウンさせられるし、ダメージを食らいながらゴリ押しもできる。
      • 相手の行動や演出を待たずにこちらからもダメージを与えられる点で、バトルの回転が速くなった。
    • また、従来のターン制のポケモンとルールや技の仕様が変更されたことで今までの常識・固定観念が通用しなくなり、マンネリ化・インフレ環境に一石を投じたことで新鮮な対戦環境となっている。
      ランクバトルでは交代回数に制限があることで、従来の対戦で強技とされた「ねこだまし」が、一度放つと交代しない限り残り3つの技しか使えない足枷となっている。
    • ポケモン交代時やメガシンカ時は完全無敵になるため、相手の技を出すタイミングを見計らって回避する等、状況判断を強く要するようになった。
  • 対戦の自由度の増加
    • アクション要素が加わったため、技で位置関係を変えて相手の攻撃を空振りさせるなど、ポケモンのアニメや漫画などの動きも一部再現できるようになった。
    • イトマルやマッギョのような小さい・薄いポケモンは奇襲を仕掛けやすくなるなど、見た目もバトルに関係するようになり、生態が対戦でも生きる。(参考画像 電ファミニコゲーマー
      • 強弱はもちろんあるが、低レベルや弱い種族でも立ち回りによるチャンスを掴みやすくなった。
    • 文字通り判断力を問われる「みきり」や、周囲を巻き込む「だいばくはつ」、本編の使いづらさを払拭する「あなをほる」など、既存の技もリアルタイムバトルに合わせた仕様になったことで技の個性が増した。

探索面

  • ポケモンを連れ歩くだけで楽しい
    • 過去作から引き続き、パーティ内のポケモンは常に1匹をボールから出して連れ歩ける。
    • ポケモンは主人公の後を忠実に追従し、また種別やサイズに応じた固有の足音を鳴らす。ミアレという広大な街がまるごと舞台になったこともあり、ただポケモンを連れて街歩きするという行為自体に楽しさが生じる。
    • カフェで飲食すると、ある程度小さいポケモンは向かいの椅子に着座して主人公と見つめ合う形となる。
      • カフェでは写真撮影モードもあり、「ポケモンが実際に存在する世界で生活したらどうなるか」という疑似体験にもなっている。
  • ファッションのバリエーション増加
    • 直近の『SV』では学生服という縛りもあり服装のバリエーションが控えめだったが、今作では大幅に増加。
    • ミアレ内に数店舗まとまったファッション街が4箇所あり、それぞれに個性的な衣服を売っている。
      • 一部のアイテムはカラーバリエーションがアウターとインナーのセット販売になっているが、複数種を買えば別々のセットのカラーを組み合わせてコーディネートできる。
    • 今作ではロワイヤルでの登録カードなど、自撮りを求められるタイミングがあるため、自己流のファッションを色々試してみるのもゲームプレイの楽しみになっている。
    • また、主人公の性別関係なく着せ替え可能なユニセックス仕様になった。男主人公の女装や、女主人公の男装も制限なく可能。
      『剣盾』のように一部ネームドキャラの衣装も着せ替え可能なので、なりきりプレイも楽しめる。あるキャラの衣装はボディスーツ(肉襦袢)も付属している。
  • ファストトラベルの導入
    • 『SV』と同じく一度訪れた場所はマップに羽マークが付き、近くまで移動できるようになった。
    • 『XY』ではおおまかな場所しかそらをとぶで行けず、ミアレタクシーで移動しようにも聞き馴染みの無い名称で行き先を伝える仕様で使い辛かったため、移動が便利になった。

シナリオ面

  • 従来のポケモンと良い意味で変わらない終盤の熱い王道展開
    • 徹頭徹尾ミアレシティを主軸にしたストーリー展開であり、そのコンセプトについては賛否両論点にて後述するが、それゆえに最終局面はわかりやすく燃える展開となっている。
    • ネタバレを避ける表現で言えば「敵として戦ってきたキャラクター達との共闘」である。
      • それまで「人とポケモンとの共生」という形で繰り返されてきた主張が人間同士でも同様であることを表現するかのように、立場や目的の異なる人達がミアレシティを守るため、主人公を目的地へと送り届けるために憎まれ口を叩きながら力を合わせる、というのは王道ながら気分を盛り立てる。
  • 『XY』の補完や後日談として
    • 『XY』では残念ながら描写不足となってしまっていた「AZ」や「ジガルデ」などの登場人物が掘り下げられたことは、『XY』のプレイヤーから高い評価を得ている。
      • 特にゲーム内ではこれまで伝説ポケモンとしての格を感じにくかったジガルデは、過去作の要素を拾いつつ、伝説と呼ぶに相応しい活躍を見せてくれる。
    • 『XY』で起きた事件は、5年が経過した本作でも人・ポケモン両方に大きな影響を残している。物語の過程ではそういった残された物事と向き合うこともあり、既存キャラクターとの絡みも相まって『XY』の後日談としてみても満足感を得られる展開となっている。
      • 先述の通り『XY』から続投した人物は少ないながらも、そのほとんどが同作の出来事やそこからの時間の経過を経て成長や心境などの変化を見せており、彼らを知るプレイヤーにはかつての物語の続きとしての実感を強めている。
    • 『XY』後日談という舞台設定はミアレで暮らす市民の会話などにも反映されており、それらからシリーズ各作品のその後が垣間見られることも。
      • 例えば『XY』のとあるジムリーダーが別の職業に専念している噂を聞けたり、『SV』のジムリーダー兼インフルエンサーのナンジャモのリスナーらしき人がいたりと、方々でミニエピソードを耳にすることができる。
      • また本作のZAロワイヤルでの対戦相手が『剣盾』のダンデを招いてバトルを教わったと言及するなど、過去作との繋がりが多く明示されており、シリーズプレイヤーならこの点も、街歩きやストーリーの面白味となっている。

その他

  • わざマシンの改良
    • 手持ちやボックスでポケモンを選び、「つかえるわざ」の項目を選ぶと、既存のレベルわざだけでなく「わざマシン」の項目も追加された。選択したポケモンが覚えられるわざが一覧で見られるようになり、利便性が上がった。
    • これまでのように、ポーチのわざマシンポケットからわざマシンを選んで覚えさせることも可能。
  • 色違いの仕様
    • 『LA』と同様に出現時に音が鳴る仕様のほか、昼夜の時間経過や移動で消滅することがなくなったことにより、色違いを見逃す事態がより下がった。
      • この仕様を利用し、ひたすらベンチで昼夜を切り替え色違いを出す方法などが編み出されている。

DLCの評価点

  • 本作の新キャラは良くも悪くも癖の強いキャラが大半であるが、DLCの新キャラであるアンシャについては、その愛らしい外見、大人びた丁寧な言動とごくたまに見せる子供らしい所作のギャップから、多くのプレイヤーの心をつかんだ。精神がすでに成熟しているからか、子供が故の問題行動もほぼ見られない。
  • ドーナツを作るコツがわかると、通常は入手が難しい色違いやレアボールなどを異次元ミアレで効率的に入手できるようになる。
    • 特に「かがやきパワー」がLv3の場合、色違い出現率アップに加え「特定のタイプの色違いが必ず1匹出現する」という効果があり、種族にこだわらなければ色違いの入手難易度が大幅に下がった。
  • 一部の幻ポケモンが通常プレイで出現し、捕獲できるようになった。
    • 入れるボールを初めて選べるようになった(いわゆる「オシャボ厳選」)ポケモンも存在する。

賛否両論点

シナリオ面

  • ミアレシティのみが舞台であること
    • これまでのシリーズ本編では、地方にある様々な場所を冒険する作風だったが、本作では1つの大きめの街のみを舞台としているため、全体を通してビル街が続くだけの景色で変わり映えせず、冒険感が薄れている。
      • 『LA』や『SV』の魅力でもあった「ライドポケモンの力が不可欠な険しくも探索欲を刺激する広大なフィールド」は、本作には用意されていない。
      • ただ舞台が街1つである分、当時は入れなかった大通り以外の路地、各組織の拠点や、下水道や屋上など、ただでさえ広大だった『XY』のミアレシティからさらに大幅に探索しがいは広がっている。
    • 一方で前述した通り、最終局面の展開に着目するならば「ミアレシティに絞ったからこそ良かった」と言える面もある。
      • 主人公が出会うキャラクターは様々な思想や手段の違いはあれど「自身が住むミアレシティを愛している」という点で共通しており、だからこそラストの共闘に繋がる流れとなっている。
      • その意味ではむしろ街の外の描写があると蛇足になってしまった可能性がある。
    • 新キャラが多数登場する一方、『XY』時代のキャラは殆ど登場せず、当時の主人公:カルム/セレナに至っては一言も語られていない。
      もっとも、『BW2』時代に『BW』主人公:トウヤ/トウコも未登場だが、此方は名を伏せているものの存在は示されていた。

バトル面

  • ランクバトル
    • 4人対戦のみで1試合が3分のため、対戦初心者でも気軽に挑戦できるカジュアルなつくりとなっている。個体調整や立ち回りなどで、勝率を上げる工夫などは生きるものの、一戦一戦の比重は軽くなった。
      • お互いの手持ちすべてを見ずに対戦が始まるため、相手に合わせた選出などが不要になる。これまでのように6匹すべて育成する必要がなくなり、3匹で済むようになった。
      • 倒した数を競う仕様上、いじっぱりHA*6・ひかえめHC*7が多くを占め、要求される育成知識も減っている*8
      • 細かい話だが、混乱の仕様変更やトリックルームなどの技の削減により、攻撃や素早さの個体値をあえて下げる必要性がなくなった。すべての能力値が単純に高ければ有利になるため、「きんのおうかん」を使って損をしなくなった。
    • 反面、勝率が低くてもランクが上がり続けるため、時間さえかければAランクに到達する。『SV』におけるマスターボールランクの順位などはないため、トップ層は目標に欠け、同じAランクでも実力はばらつきがある。
      • 一度も倒されず1位を取る称号「パーフェクトゲーマー」があり、金にするには50回達成が必要なため、一応ゲーム内の目標になるか。
    • トップ層の実力が可視化しづらくなったため、構築記事などは「Aランクにおける1位率」などを個人集計して出す文化となった。
    • 一部のメガストーンがランクバトルのランクアップ報酬となっており、それ以外のランクアップ報酬の質が低いなど一部で不満が噴出していたが、前者は入手ランクの緩和、後者は報酬の上方修正と徐々に改善されている。
+ 初期シーズンの詳細
  • シーズン1は2025年11月5日までと、発売から20日程度しかなかった。
    • アクションRPG初のオンライン対戦ということもあり、多くのポケモンが対戦環境に存在し、開拓が進んでいった。
    • Kランク報酬の「ゲッコウガナイト」はここでしか入手できず、3位と4位はポイントがマイナスになる仕様のためランクを上げづらい。
      • 一戦ごとのご褒美は「きれいなハネ」1個など、ほとんど恩恵がないようなものだった。
  • 非難が多かったためか、シーズン2では限定の「マフォクシナイト」がSランク報酬、「ゲッコウガナイト」はYランク報酬になり、参加賞レベルに緩和される。
    • 順位によるマイナスポイントがなくなり、時間さえかければランクが上がっていく仕様に変更された。
    • 伝説ポケモンの一部が解禁され、ゼルネアスが環境で多く見られるようになり、対策できないポケモンの立ち位置はかなり厳しくなった。
      シーズン1の期間は短く、一般ポケモンの開拓が進んでいる最中だったために、オーバーパワーの伝説ポケモン解禁がいくら何でも早すぎるとの声もある。
    • 上位はぎんのおうかんが貰えることもあるなど、ご褒美は改良された。

問題点

インターフェイス

  • ロックオンはZLボタンを押し続けないと維持できない。
    • 『LA』『SV』でも同様の仕様だったが、本作はロックオン中でなければポケモンの技そのものが発動できないため、過去作よりも影響が大きく、操作が複雑になってしまっている。切り替え式の操作オプションなどは必要だっただろう。
  • 『LA』『SV』からマップボタンが変更され今作では「+」ボタンになっており、当該作品をやり込んだプレイヤーほど混乱する。
  • ミントはフレンドリィショップとは異なり1個ずつしか買えない。
  • オートセーブを無効化できなくなったことで、一部ポケモンやドーナツの厳選等が面倒になった。
    • 一応従来通り、タイトル画面で特定のコマンドを入力することでバックアップデータから再開することは可能。
      もっとも、ゲームの進行不可等の対処法として導入されているコマンドのため、半強制的にオートセーブにされたのは改悪か。
  • 昼夜が切り替わる際、いちいちスキップ不可の演出が発生する。
    • 夜になる時はバトルゾーン発生演出、昼に戻る時はZAロワイヤルのリザルト演出が毎回10秒程度挿入されるため、テンポが悪い。
    • 特に意図的にZAロワイヤルに参加していない場合は、獲得賞金が無いという分かり切ったテキストを眺めるだけの時間になってしまい、操作を無理やり中断させられたことによる不満に繋がりやすい。
  • 昼夜をまたいだ際にポケモンとのバトル状況や操作がリセットされる。
    • 上記演出の発生、および時間帯で出現ポケモンが変わる都合からか、昼夜が変わる際に多くの場面で直前の状況が無効になる。
      • 具体的には「バトル中の野生ポケモンのHPが全回復する」「ポケモンの捕獲演出中に昼夜が切り替わると、対象のポケモンも投げたボールも消失し、捕獲判定自体がされていなかったことになる」といった事象が発生する。
      • 一方でこちらの手持ちポケモンの現在HPは維持されているため、単純にプレイヤー不利な仕様になっている。
    • バトル以外でも、昇っている途中のハシゴから強制的に降ろされたり、建物間を飛び越えている最中に地面へ落とされたりと、不都合が多い。
  • アイテムの使用周りに関する説明が不十分。
    • バトル中にアイテムを連続使用できない仕様はゲーム内で説明されるが、クールタイムが画面下部のゲージで示されることは触れられていない。
      • このゲージがかなり小さく目立たないのもあって、気がつくまではいつ再使用できるのか分からずカンで何度もメニューを開いてしまう事態に陥りがち。
    • そもそもバトル中にメニューを開けることが案内されていない。過去作ではアイテムもバトルコマンドに組み込まれていたことからシリーズ経験者ほど引っかかりやすく、アイテムの使用方法からして分かりにくいと言える。

マップ・探索関連

  • 自転車やライドポケモンが廃止され、移動は歩く・走る・地形を利用したジャンプのみに。
    • その分主人公自身の身体能力が特別高いというわけでも無く、アクションゲームとしてみればかなり地味である。
    • ポケモンの力を借りる場面はあるにはあるが、邪魔な岩やツタを壊す・決められた場所に橋を架ける・シナリオの特定ギミック作動等のみとなっている。
      • 『LA』や『SV』における、ダッシュ・なみのり・そらをとぶ・ロッククライムといった、いわゆる「ライド技アクション」は本作には実装されていない。ポケモンとの共生を目指しているのではなかったのだろうか。
    • 前述のファストトラベルを使えば近くまでの移動は短く済むが、ストーリー上の目的地まではそれなりに歩かされる。
    • 『XY』にあったローラースケートやゴーゴーシャトル(ゴーゴートライド)も無いのが残念なところ。
  • 主人公の運動性能に制限が多いにもかかわらず、屋根の上や小高い位置に隠されたアイテムが多く、救済措置も無い。
    • 付近にホロベーターや梯子がない建物の屋根に登るために、大きな回り道を強いられたりアスレチックを攻略する必要がある場合があり、そういった高所にも貴重品が配置されていることが少なくない。
    • しかし、屋根の上に登る手段が限られ、高所の風景や地形も似たり寄ったりなものが多いため、「探索済みの屋根」か「未探索の屋根」かの印象が残りにくい。そのうえで『LA』や『SV』における「自由な壁登り・飛行の能力獲得後に取りこぼしを容易に回収」といった救済措置も本作には存在しないため、カラフルなネジ収集はひたすら地道な探索を要求される。
    • フィールドに点在するアイテムの自動マーキング等の機能も無く、全回収を目指す場合プレイヤー側が独自に探索状況を記録していくなどの対策を講じなければ、似た景色が広がるミアレシティ内でひたすらしらみつぶしをする羽目になる。
    • なお「カナリィぬい」自体はネジ77本目で全種獲得可能。100本制覇の報酬は称号+背景アイテムといったオマケ程度にとどまっており、挑戦は任意である。また逆に考えればネジを1本も集めなくとも難易度は上がるもののクリア自体は可能であるとも言える。
  • マップ自体も痒いところに手が届かない点が目立つ。
    • 上り下りに使うホロベーターの位置はマップに記されているのに対し、同じく上り下りに使う梯子の位置はマップに記されない。ストーリー上でも目的地が高所になっているケースが度々あり、梯子の場所を暗記するなり攻略情報を見るなりしなければ無駄に建物群の周囲をさまよう羽目となる。
    • ファストトラベルはポケモンセンターや各組織の拠点には飛べるものの、「たまや」「いしや」といった利用機会の多い店舗などには直接飛べない片手落ちな仕様となっている。
    • また、ワイルドゾーンやバトルゾーンは決まった入口にしか飛べない仕様であるため、本来の目的地までゾーン内を横断させられる状況が度々起こる。
    • 画面左上に表示されるミニマップの周囲には現在の時間を表すメーターが表示されているが、これについてゲーム内での説明が何もなく、せっかくの便利機能に気づかず終わる可能性がある。

クライマックスの導入部分

  • 評価点でも述べた通り最終決戦は非常に熱い展開なのだが、そこに至るまでの流れに問題が多い。
    + ネタバレ注意
  • 主人公とライバルが共にAランクにランクアップした夜にミアレ全域に非常事態が発生するのだが、その状況でライバルはZAロワイヤルの決勝戦を持ち掛ける。
    • 悠長に思われるかもしれないが、これはZAロワイヤル優勝者だけでなく、非常事態を鎮めるための「ある役目」を「あるポケモン」と共に担う最強のメガシンカ使いを決める戦いでもあり、ここまでならシナリオ上の必要性があったのだが……
    • 主人公に敗れたライバルは自分から持ち掛けたその約束を反故にし、「自身がその役目を担う」「戦う前からどちらが勝っても自分が行くつもりだった」と言い出す。結果として火急の事態を目の前にして全く意味のない戦いを挟んだことになってしまい、クライマックスへの盛り上がりに水を差す事になってしまった。側にいたピュールとデウロもライバルの考えにツッコミを入れるどころか称賛するため、余計に違和感が強い。なお主人公が負けた場合は約束に従う形で話が進む。
    • 「あるポケモン」と過ごした期間は主人公よりもライバルの方がずっと長いほか、最終決戦での主人公の役割を考えるとライバルがその役目を担うのは妥当ではある。しかし、だとしてもあらかじめ役割分担を決めておき、決勝戦は非常事態収束後に改めて行えばいいだけの話である。

その他

  • ギルガルド系統が非常に扱いづらい
    • 前述したとおり、ギルガルドの「バトルスイッチ」によるフォルムチェンジが独自システムとして再現されているのだが、これに本作のリアルタイムバトルシステムとの相性が致命的に悪い点が存在する。
    • 過去作のフォルムチェンジ時に使用される抜刀・納刀モーションまでご丁寧に再現した結果、フォルムチェンジしてから技を出すまでの約2秒もの間無防備になってしまう。この隙を補うような強化も特にないため、対人戦はおろかシナリオ攻略でも扱いづらさが目立つ。アップデートによる改善はいまだ行われていない。
    • この件がネットニュースで取り上げられたり、「ギルガルド ZA」でネット検索するとサジェストに「弱い」と出るなど、悪い意味で話題となった。
    • 進化前であるヒトツキとニダンギルも、抜刀・納刀モーションが攻撃のたびに入る。一応ギルガルドよりは時間が短いとはいえ、無駄に隙を生じやすい。ギルガルドと違いフォルムチェンジは関係ないので、バトル中は常に抜刀状態にしてもよかったのではないだろうか。
    • 三匹ともモーションの格好良さや「生態の再現」という観点では高く評価する声も存在するが、ほとんどフォローになっていない。

DLCの問題点

  • ストーリーにおける本編の主要キャラの扱いについて。
    • カラスバの出番が飛び抜けて多く、ほぼ最初から最後まで関わる。シナリオの要所でほぼ毎回彼から呼び出されるため、終始出ずっぱりである。
    • 一方、他のキャラは居場所に一度立ち寄る程度のものでしかない。そのため出番が激しく偏っている。
    • 偏り以外にも、カラスバが行う調査という役割も、探偵のマチエールや研究者のモミジなどより適任がいるため、そちらに任せた方がよかったのではないか? という意見もある。
    • 一応、ストーリー上で彼の所持品が必要になるのだが、同じ役割のグリはチョイ役でしか登場しない。
  • 異次元ミアレ調査の制限時間が厳しい。
    • 常に時間に追われるプレイスタイルを強要される。特に序盤は探索時間を確保できないまま追い出される事も珍しくない。
    • ストーリーを進めてドーナツ作りに使用できるきのみ量を増やすと共に、異次元きのみ収集のノウハウを得ると多少はマシになる。
  • 異次元ミアレのフィールド構造は大半がミアレの一部分を切り抜いたコピペで、その種類も少ないため、飽きが来やすい。
    • マップを開いても入場口に戻るファストトラベルこそ可能なものの、周囲の地形情報は謎のまま全容を確認できず、マーカーの設置等もできないため、ほぼ無意味。
  • 一部の異次元調査タスクの達成が難しい。
    • 頻繁に登場するタスクである「気づかれずに捕まえる」の難度が高い。本作の野生ポケモンはロックオン可能距離でも反応するほどに索敵範囲が広いポケモンが多い上、異次元ミアレは遮蔽物が少ない。『LA』にあったフェザーボール相当のボールも存在しない。
    • 「〇種類以上のポケモンを捕まえる」のタスクも、6~9種類にも及ぶ場合は残り時間を大きく費やす必要があり、ハラモチ消費の激しい(制限時間が短い)ランク4以上の異次元では高カロリーのドーナツで入場していなければ達成困難なタスクと化す。
    • 伝説・幻ポケモン級に捕獲率の低い「ダンバルを捕まえる」のタスクは、事前の下準備やリセマラを余儀なくされるほどに特に高難度なタスクとなっている。
  • ボーナスボールの出現位置がランダム。
    • 発見できれば貴重な異次元きのみやけいけんアメ等が大量に手に入るものの、調査タスクを三つ達成したうえでボーナスボールのためだけに周囲を再探索する必要が出てくる。
    • その頃には時間の余裕がなくなっている場合が多く、取り逃した際の精神的損失も大きいため、要求される手間とプレッシャーを加味すると「ボーナス」とは言い難い代物になっている。
    • ボーナスボールの出現場所のヒントも無し。マップも前述の仕様のため役に立たない。
  • 異次元バトルゾーンにおいては、調査タスクの規定数以上のトレーナーを倒すのはほぼ無意味。
    • 一応、倒すとぎんのおうかんや異次元きのみなどの役に立つアイテムをくれるトレーナーも一部いるが、それ以外の大多数のトレーナーは倒しても経験値も入らず、ロワイヤルと異なり賞金メダルも存在しないため、戦うのがただの時間の無駄になってしまっている。
  • フィールドに出現する異次元の内容は完全にランダム。
    • 出現場所が決まっているワイルドゾーンと異なり、異次元はタイプ・ランク共にランダムで決定される。特定のタイプ・ランクでしか出現しないポケモンも多い。
    • ベンチによるリセマラは可能だが、それでも面倒なことに変わりはない。
    • スペシャルサーチについては下記参照。
  • スペシャルサーチはかなり劣悪な仕様。
    • ランク5の異次元を出現させるためには、「調査ポイントを満タンまで貯めて協力者からの連絡を受け、協力者の拠点に赴いて直接話を聞く」という手順を踏む必要があるため、手間がかかる。必要な調査ポイント自体高めなのも難点。
    • 通常の異次元同様、サーチによってどの異次元が来るかは完全にランダムであることに加え、サーチを実行した時点で次のサーチ結果まで確定されるため、リセマラは非常に面倒。
      • 伝説のポケモンだけでなく、ロトムやセビエ系統など一部の一般ポケモンもサーチ限定の異次元でしか入手できないため、異次元図鑑埋めには相当な運が絡む。
      • 一般ポケモンは数匹まとまって出現するため、レアな種族をまとめて捕獲してプレイヤー同士で交換するのを想定しているのかもしれない。
  • 異次元内ではコレクレーの進化に必要な「コレクレーのコイン」が落ちているのだが、入手上限が『SV』と同じ999個で、そちらと違い余剰入手分を預かってくれる人は存在しない。
    • メガカケラの入手量上限はアップデートで改善されたので、こちらも同様に対応してほしかったところ。
+ アップデートで修正済みの主な問題点・不具合

改善された問題点

  • 「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」の入手が難しく、ランクバトル用のガチ個体を準備するのが大変だった。
    • ランクバトル報酬や異次元ミアレの強トレーナー撃破報酬など、入手手段が増えたことで改善された。
  • ノルマが高すぎるモミジリサーチの「ポケモン勝負に勝利 #15」(トレーナーに1000回勝利)が「ひかるおまもり」入手に必須のタスクだった。
    • 『M次元ラッシュ』でモミジリサーチが追加され、他のタスクで補えるようになった。
  • メガカケラの入手上限が999個。一見少なくない量だが、散策時にこまめにメガカケラ破壊を繰り返していると意外と簡単に上限に達しやすかった。『SV』の「コレクレーのコイン」のように余剰入手分を保管するシステムもない。
    • Ver.2.0.1で上限が9999個に引き上げられた。
  • きのみが一つずつしか買えなかった。特に基礎ポイントを下げるきのみやドーナツの材料として需要のあるきのみの購入時に手間を感じやすい。
    • Ver.2.0.1でまとめ買いできるように改善された。ただしショップと同じUIに変更するのは困難だったのか、1個/10個/50個/100個から購入数を選択する。
    • 同様の問題があるミントについては改善されていない。

修正済の不具合

  • 最初期のランクバトルで、ガンテツボール*9に入っているミネズミ・ヤナップ・バオップ・ヒヤップおよびそれらの進化形を出すことができなかった。サーバー側の修正で解消済み。
    • ちなみに、ガンテツボール等のレアボールで上記ポケモンを捕獲できるようになったのは本作が初で、そのことが影響していると思われる。
  • 特定の条件下で進行不能になる不具合があった。Ver.1.0.2で修正。
  • ランクバトル報酬のメガストーンが受け取れない不具合があった。Ver.1.0.3で修正。
  • 異次元でわざを出した際に、ポケモンがあらぬ方向に行く不具合があった。Ver.2.0.1で修正。

総評

「『ポケットモンスター』シリーズの新たな挑戦作」と銘打たれた本作。
アクション要素を持ちながらバトルはターン制を導入していた『LA』と異なり、リアルタイムバトルの導入により過去のシリーズ作とは全く異なるバトル体験を味わえる。
また物語のベースとなった『XY』で描写不足だった点が改善され、一時期廃止されていたメガシンカも復活するなどの要素も、過去作のプレイヤーから高い評価を得ている。
一方、DLCで登場した異次元ミアレ関連は練り込み不足な点が多く、これが原因で手放しでは褒められなくなってしまっていることが惜しい。
とはいえ、「過去の要素を補強したうえで、シリーズの新しい方向性を示す」という点では成功しているといえる。特に『XY』をクリア済みのプレイヤーにはぜひ手に取ってみてほしい。


余談

ゲーム内

  • 早期購入特典として「サーナイトナイト」を持ったラルトスが配信された。性別はメスで固定のためエルレイドに進化させることは不可能。
    • なお「サーナイトナイト」自体は通常プレイでもメガカケラとの交換で入手可能なので、早期購入特典を逃しても支障はない。
  • DLC『M次元ラッシュ』の時点で、幻のポケモンであるセレビィ・デオキシス*10・ビクティニ・ザルードを除く全ポケモンをSwitch版の本編作品で恒常入手可能になった。
  • 本作で新たに登場したメガスターミーは発表当初、「二足歩行になっただけのスターミー」というデザインが賛否を呼んだ一方で、発売後に公開された公式イラストが『ポケモン』シリーズ最初期のイラストを彷彿とさせると話題になった。
  • ポケモンが描かれたマンホールが街のあちこちにある。
    • 現実の『ポケふた』がゲームに逆輸入されたと言える。地区ごとにテーマが設定されており、デザインが違うというこだわりまである。
  • システム上は『LA』を踏襲した部分が多いが、シナリオは『LA』から直接繋がっているわけではない。その代わり、ミアレ美術館において『LA』の舞台であるヒスイ地方に関連した展覧会が催されている。
  • アクション要素の追加で見た目も影響するようになったため、対人戦では誤認を誘う戦法が生まれた。
    • 「視線が分かりにくくなるサングラスや迷彩服のようなコーデでトレーナーの身を隠す」「リザードンは色違いを起用(配色が似ているので、黒いリザードンとメガリザードンXが紛らわしい。エアームドも同様。)」など。効果は怪しいが。
  • 「ガンテツボール」「ドロポン*11」など、これまではプレイヤー間でのみ使用されていた一部の俗称が、本作のNPCの発言で使用されている。
  • 通常のトレーナー戦で繰り出すポケモンについて、DLCの最終強化版ライバルがLv100のポケモンを繰り出すようになり、『HGSS』のレッド以来約16年ぶりに記録を更新した。

ゲーム外

  • 初週世界販売本数は580万本。約半数がSwitch2で遊ばれていることが、株式会社ポケモンの公式発表で明らかになっている。
    • 2026年3月末時点で『Pokémon LEGENDS Z-A Nintendo Switch 2 Edition』は「Nintendo Switch 2 Edition」のうち最も売れたタイトルである。(任天堂公式サイトより)
  • 本作の北米版レーティングはE10+(10歳以上対象)に指定されている。ポケモンのゲームタイトルがEVERYONE(6歳以上対象)以外に指定されるのは本作が初である。

関連ゲーム

  • 本作で入手したポケモンは『Pokémon HOME』解禁後も過去作に転送できないこと、過去作から本作に一度転送したポケモンも過去作に戻すことはできなくなることが事前にアナウンスされている。
    • 2026年4月2日に連動が解禁された。なおアクセス負荷分散のため、プレイヤーによっては3日までお預けとなる。(メンテナンス予告より)
      • 異次元ミアレ内にいる状態のレポートとは連動できないので注意。
    • 2026年4月27日には『Pokémon HOME』で「ミアレ図鑑」「異次元図鑑」「メガシンカ図鑑」完成の報酬として、色違いのボルケニオンがもらえるようになった。
      • 色違いのボルケニオンの入手方法はこれまで存在せず、過去にはガセネタがネットミーム「ワザップジョルノ」として流行していた。本作との連動で正規配信された際は話題となり、ガセネタと絡めたネタも見られた。
  • 2026年4月8日にNintendo Switchで配信された『Pokémon Champions』と本作が連動した。
    • 「ブリガロン」「マフォクシー」「ゲッコウガ」「フラエッテ(えいえんのはな)」を『Pokémon HOME』に預け、そのポケモンを『Pokémon Champions』に遠征させると、対応するメガストーンを『Pokémon Champions』側で入手できる。
最終更新:2026年05月17日 01:35

*1 『Pokémon GO』や『ポケモンマスターズ』等の外伝作品では現在も使用可能。

*2 ただし既存分の内、ホウエン御三家(ジュカイン・バシャーモ・ラグラージ)とレックウザ、ゲンシカイキするカイオーガ・グラードンは入手にDLC導入が必要となる。

*3 幻のポケモンのみメインシナリオクリアを前提とした上で、ディアンシーは対象のふしぎなおくりものを受信する事、フーパとボルケニオンはDLC導入が必要である。条件さえ満たせば恒常的に入手可能になった。

*4 3つの能力の個体値が最大。

*5 サファリボールやドリームボールなど、通常プレイでは入手困難なモンスターボールの通称。「オシャボ」と呼ばれることもあるが、厳密には別の意味で使われる用語である。

*6 物理技メインの運用のため、性格をいじっぱりにして、基礎ポイントをHPと攻撃に振り切る。

*7 特殊技メインの運用のため、性格をひかえめにして、基礎ポイントをHPと特攻に振り切る。

*8 「いのちのたま」の反動ダメージを意識したHP調整や、総合耐久を上げるなど上級者向けテクニックはある。

*9 ラブラブボールやムーンボールなど、『金銀』『HGSS』の登場人物ガンテツが製作するモンスターボール。

*10 本作の4ヵ月後に発売された『FRLG』のSwitch移植版にて「オーロラチケット」が自動で入手できるようになったため、現在はデオキシスもSwitch作品で恒常入手が可能となっている。

*11 技「ハイドロポンプ」の略称のうち最もメジャーなものの一つ。ほかに同じくらいメジャーなものとして「ハイポン」が存在する。『SV』では「ハイドロ」という呼称がアカデミーの授業で使われたが、「ハイドロカノン」「ハイドロスチーム」と紛らわしいため、略称としてはほぼ使われていない。