【ろっくまんえっくす こまんどみっしょん】
ジャンル | RPG | ![]() |
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対応機種 |
ニンテンドーゲームキューブ プレイステーション2 |
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メディア |
【GC】8cm光ディスク 【PS2】DVD-ROM 各1枚 |
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発売元 | カプコン | |||
開発元 |
カプコン バリューウェーブ |
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発売日 | 2004年7月29日 | |||
定価 | 7,140円 | |||
プレイ人数 | 1人 | |||
レーティング | CERO:全年齢対象 | |||
判定 | 良作 | |||
ロックマンシリーズリンク |
アクションを、コマンドする
『ロックマンX』がまさかのRPGとして登場。GC版とPS2版が同時に発売される。
『ロックマンDASH』(*1)などの例があるとは言え、これまでアクションゲームとして売ってきたシリーズが突如RPGになった事、何よりそれまでのXシリーズが『X5』以降お世辞にもよろしいとは言えない出来が続いていたことが祟り、シリーズファンの反応は非常に鈍かった。
しかし、制作を手掛けたのがカプコンの名作RPG『ブレス オブ ファイアシリーズ』のスタッフという事もあり、水準以上の出来となっている。
ディレクターは『X4』以前の作品(本家がメイン)で企画やプロデューサーとしてロックマンシリーズに関わっていた他、『ブレスIII』のプロデューサーでもあった竹中善則氏。
西暦22XX、この地に落下した小惑星2202XABの破片から未知の鉱物〝フォースメタル〝が採取された。
〝フォースメタル〝応用技術はレプリロイド工学に革新をもたらし、この地にはフォースメタル鉱石を採掘するための巨大施設、人工島「ギガンティス」が作られた。
人工島の運営は順調に見えた、が…
あるとき、島の一部のレプリロイドがリベリオンを名乗り武装して反乱を起こす。
政府は、反乱の首謀者である「イプシロン」を“イレギュラー”と断定。
ギガンティスに、イレギュラーハンターチームを派遣した。
(説明書より引用)
+ | パーティキャラクター |
+ | ゲームに関する大きなネタバレ注意 |
ロックマンXシリーズ初のRPGながら、その完成度は非常に高く、特に戦闘システムの戦略性、中毒性の高さは特筆に値する。
他のシステムも細かな粗こそあれど出来は良く、丁寧に作り込まれている。X5以降、三作続けて煮え湯を飲まされてきたシリーズファンも思わず唸るほどの出来。
しかし、完成度の高さとは裏腹にRPGという最初の印象から、売上に関しては両機種版共に散々な結果に終わってしまった。
この為、続編が作られる可能性は絶望的であるが、システム的な部分でも好意的な評価を得ているのは確かなので直接の続編ではなくとも同様の戦闘システム等でのゲーム開発を望む声もある。
魅力的な戦闘システムに程よく歯応えのあるゲームバランスなど、今までロックマンシリーズに触れた事の無い人でも楽しめるRPGに仕上げられている。興味があれば是非プレイしてほしい。
*1 「フリーランニングRPG」と銘打っていた
*2 宝箱に相当し、ダッシュで破壊することで中身を入手できる
*3 X4の時点で「エックスの影が薄い」とゲーム雑誌で指摘され、本作が出るまで彼の扱いは微妙だった。外部出演もゼロばかりなので不満に思っているファンもいる。
*4 攻撃が当たりやすい、基本的な防御力が低い、フォースメタルの抵抗値が低いためフォローしにくいなど。
*5 ロックマンXシリーズのボス敵は動物をモチーフとしたものがほとんどだが、モチーフが語尾に影響しているのはこのジャンゴーくらいである。
*6 森久保氏の演じるエックスがキャラ的にも作品の出来的にも評判があまり良くなかったというのも好評の遠因であろう
*7 モーニング娘。OG・安倍なつみの実妹。
*8 これが伏線にもなっている
*9 自身の残像を呼び出し、共に攻撃させるサブウェポン。
*10 最後の隠しボスの名前が「ナインテイルズ」なのも9体目のボスという意味があったのだが、微妙に噛み合わなくなってしまった
*11 しかも信用できない理由が「裏切った人物と同じくギガンティス出身のためいつイレギュラー化するかわからない」というかなり理不尽な理由である
*12 それも本を開いて最初にあるキャラクター紹介のページに載っている。
*13 ちなみに入力の受付時間の都合上、連打パッド等のツールを利用しても17連撃が限界であることが有志の検証で明らかになっている。