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クライマックスランダーズ

【くらいまっくすらんだーず】

ジャンル RPG
対応機種 ドリームキャスト
発売元 セガ
開発元 クライマックス
発売日 1999年9月15日
定価 5,800円(税込)
判定 スルメゲー


概要

クライマックスが過去に開発を担当した作品の登場人物が競演するローグライクRPG。
キャラクターデザインも同作品を担当した玉木美孝氏が続投している。


ストーリー

そこは不思議な世界。
中世風の世界、古代の世界、そして現代の日本まで…
いくつもの世界がデタラメに組み合わさった小世界。
誰が何のために作ったのか、それはわからない。
そこにまたひとりの男が招かれた。
彼の名はソード。放浪の冒険者。
ソードを出迎えた謎の老人は彼のことを「英雄」と呼び、
この世界に秘められた謎を解き明かす使命を与える。
この世界を作ったのは誰か?なんのために?
そして…この世界から脱出は可能なのか?
冒険をはじめたソードの前に、いくつもの謎、怪しい迷宮が立ちふさがる。
だが、彼はそれに敢然と挑んでゆく。
この世界で出会う新しい仲間達とともに…


プレイヤーキャラクター一覧

  • ソード
    • 本作の主人公。魔族と人間のハーフ。
    • 剣技と攻撃魔法のバランスが取れたキャラクター。全体的に扱いやすいが初期アイテムの所持数の低さがネック。
  • ラオ
    • ライオン系獣人であるリオリング族の兵士。
    • 体力や攻撃力が最も高く物理攻撃では最強レベルで初期の所持アイテム上限も多め。ただし称号のランクアップによる魔法の習得ができずアイテム所持数上限値が伸びにくいのが弱点。
  • ライル
    • 『ランドストーカー ~皇帝の財宝~』からの参戦。
    • トレジャーハンターという職業柄アイテムの所持上限が最大で素早さも高く探索に必要なスキルも多数習得できる。ただスキルの獲得数に対しスキルの登録数が少ないためスキルの吟味が重要。
  • マーリン
    • 『シャイニング&ザ・ダクネス』からの参戦。
    • 魔法特化型でMPも多く魔法習得も非常に多彩で殲滅力は優秀で魔法抵抗も高い。ただし物理面では最弱で非常に打たれ弱い。
  • レディ
    • 『レディストーカー ~過去からの挑戦~』からの参戦。
    • ライル以上の素早さ特化型で速攻能力に長ける。ただし初期能力が若干心もとなく魔法の習得も癖が強め。
      • なお、ヨシオやコックスは同行していないが、ある条件を満たすと同行者として参戦可能となる。
  • マリオン
    • 製造者不明のバトルマシーンである人形。2周目以降にあるイベントをこなすと仲間になる。
    • 攻撃能力も魔法能力も非常に優秀でアイテム所持上限も多く、さらに習得スキルも優秀で成長速度も他キャラの2倍の速度で成長させられると万能。ただし運が極端に低く装備アイテムの使いこなしに支障をきたしやすい。

システム

  • 基本的にはランダム生成ダンジョンを探索していくローグライクの構成。
  • ダンジョン突入前にスキルと魔法を登録し、手持ちのアイテムから持ち込むアイテムを選択して突入する。
    • 装備・魔法・スキルについては使いこなすために必要な能力が定められている。
      • 装備品の場合は使いこなしに必要なパラメータが足りなくても利用できるが、能力が半減してしまう。
      • 魔法・スキルは必要なパラメータが足りないと登録していても使えない。
      • いずれの場合も必要な能力値がレベルアップで達成できれば利用可能となる。
    • 装備品については修理・強化・改良・合成を行うことが可能。
      • 修理は装備破壊攻撃等で破損した装備品の修理を行う。
      • 強化は文字通り装備品の強化を行う。ただし強化するたびに使いこなしに必要なパラメータが上昇する。
      • 改良は使いこなしに必要なパラメータの軽減を行う。
      • 合成は他のアイテムに付与されているスキルを移植する。ただし移植先の装備品は伝説のアイテムに限られ、また移植元のアイテムは消滅する。
  • ダンジョンはシンボルエンカウント方式で、戦闘はコマンド入力型。
    • 敵のシンボルには戦意が設定されており、高いと近づいたときに戦闘に入りやすい。また、敵シンボルには感情エフェクトがあり、当該シンボルの敵の動きの推測が可能。
  • 一般的なローグライクRPG同様、満腹度が設定されており時間経過で減少、0になるとHPが減少。
    • 隣接するマップを探索することもできるが、その際には満腹度が消費される。
    • なお、仲間のモンスターについても同様に満腹度が設定されている。
  • 戦闘の際には通常攻撃のほか、VITを消費して発動する技やMPを消費して発動する魔法も行使可能。
    • また一部の通常攻撃や技・魔法には複数攻撃が可能なものもあるが、その際には味方も巻き込むので注意が必要。
    • 防御関連の数値では、対象自身の防御力である肉体防御と装備で付与されている防御力である装甲防御に分かれており、また攻撃関連の数値では対象自身の攻撃力と装甲を打ち破る攻撃力である貫通力に分かれている。
      • 貫通力は敵の装甲防御を打ち破ることができる能力であり、装備で固めてある対象に対しては貫通力の高い武器で攻撃することで装甲を削ったうえで攻撃が可能となる。
    • アイテムや魔法や地形の属性は炎・氷・雷に分かれているものがあり、炎と氷は対立属性を持っていて逆の属性の攻撃を当てることで大ダメージ・同属性の攻撃を当てることでダメージ半減となる。雷属性は独立した属性となり弱点がないのが特徴。
  • ダンジョン内にいるモンスターについては「捕獲」のスキルを利用して捕獲が可能。捕獲したモンスターは以降は戦闘への参加が可能となる。捕獲できるモンスターは最大8体まで。
    • 同行させたモンスターも戦闘に参加させて経験を積んでいくことでより強力なモンスターとなる。
    • ただし捕獲したモンスターはモンスターハウスに登録しておかないと全滅時に脱走してしまう。
  • ダンジョン突入時は必ずLv1からのスタートとなり、ダンジョンを脱出・目的達成するとLvはリセットされるが、称号のレベルアップに必要な経験値は蓄積されていく。
    • 称号がランクアップしていくことで新しいスキルや魔法の習得と登録数の増加が行われ強くなっていく。
      • 称号は同行しているモンスターにも設定されており、同様に強くなっていく。
    • ただし全滅した場合は装備品と同行させていた未登録のモンスターをすべて失うことになる。

評価点

  • 非常に豊富なやりこみ要素の数々
    • レアアイテムの収集の楽しさや仲間モンスターの収集・育成、全ての会話のチェックなどやりこみ要素は非常に豊富。
  • サブイベントの充実ぶり
    • さまざまな時代から世界と住人を呼び寄せているという設定ゆえに、住人との交流によるイベントが非常に豊富。
  • BGMの完成度は非常に優秀。作曲は『封神領域エルツヴァーユ』等を担当した野村教裕氏。
    • サントラも出ているが人気は高く現在は入手困難。
  • 完成度の高いビジュアルメモリ向けゲーム
    • ちょっとした暇つぶしに最適なミニゲーム集の『暇つぶしパック』やユーティリティ集の 『豊かな人生パック』、たまごっち風の育成ゲーム『ヨーグルトの大冒険』はなかなかの完成度。
    • さらに、モンスターの育成に利用できるゲーム『とっぱらいDEしょくない』はゲームを起動しなくても育成ができるので便利。
    • そして、ビジュアルメモリで3DダンジョンRPGを実現した『つゆだくIV』、本格的なドラクエタイプのRPGを実現した『なんわか伝説』と凄まじいラインナップ。

賛否両論点

  • 伝説のアイテムについては出現率が本当に低く、装備品の合成を楽しむにはハードルが高い。
    • 一応、杖系の伝説のアイテム「ミルマニアの杖」はイベントボスが確実にドロップするので他の伝説のアイテムを入手できない場合はこれで楽しむという選択肢はある。

問題点

  • 戦闘のテンポがいまひとつ。
    • やりこみ要素が非常に強いだけにコマンド選択式の戦闘形式にしている分どうしても他のローグライク系に比べて戦闘に時間かかるのが目につくのが気にかかりやすい。
  • 本編のシナリオは非常に薄味。
    • サブイベントの充実ぶりに反して、メインとなるストーリーは非常に簡素。
    • エンディング到達後もストーリー展開が戻るわけではないので各キャラクターのエンディングを見るだけなら非常に簡単。
      • また、シナリオ固定のダンジョンについてもクリア後の再挑戦が不可能なものや再戦が不可能なボスも存在しているのは厳しいところ。

総評

ローグライクRPGにモンスターの育成や装備の強化合成などの様々な要素を取り込み、やりこみがいのあるシステムにしているのは大いに評価できる。
また、過去作からのファンサービス等も取り込んだうえに様々な世界観が交流していく住人とのサブイベントもなかなかに豊富で飽きさせない工夫もされている。
しかしながら、やりこみ要素を若干阻害する戦闘のテンポの若干の悪さや個々の追加要素についてはまとめ切れていない部分もあり、いろいろとかゆいところに手が届かない惜しいところもある印象。
とはいえ、前述のとおりやりこみ要素も豊富で難易度もクリアするだけならそこまで高くないため、一風変わったやりこみ要素の豊富なローグライクRPGを楽しみたいのであればお勧めできる作品である。


余談

  • 海外版では「Time Stalkers」という題名で発売されている。
  • 本作の発売前の1999年5月22日より「もってけ!ミニゲーキャンペーン」というイベントが行われており、その際に販促品として販売店やセガのアミューズメント施設にて『クライマックスランダーズ もってけ!ミニゲー 店頭ダウンロード版』が配布されていた。
    • 上記ソフトから店頭のDCにビジュアルメモリを接続することでミニゲームをダウンロードできた。ただしビジュアルメモリ1個に付き1ゲームのみしかダウンロードできないという制約がある。
      • 配布できるソフトは『つゆだくIV』『何のヨーグルト』『絶頂エディター』の三本。
最終更新:2026年10月24日 14:33