2025年3月12日発売のDLsite版、同年3月27日発売のアップデート記念限定版に関する商品情報等の追記は、発売から各3ヶ月経過後にお願いします。


ゴーヘルゴー つきおとしてこ

【ごーへるごー つきおとしてこ】

ジャンル つきおとしてくRPG




対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション4
Windows(パッケージ/DMM GAMES)
発売元 株式会社エンターグラム
開発元 AizenProduction
発売日 2024年8月29日
定価(10%税込) 【通常版】8,778円
【DL版】7,700円
【初回版】10,978円
【完全生産限定版】19,800円
【PC版限定豪華版】11,000円
プレイ人数 1人
セーブデータ 【Ver.1.0.0】5個(+オートセーブ1個)
【Ver.1.0.1以降】60個(+オートセーブ1個)
レーティング CERO:D(17才以上対象)
判定 なし
ポイント 女の子キャラの魅力に関しては満点
しかしUIや仕様関連での不親切さが目立つ
戦闘バランスも大味
発売半年後のアプデ によりギャラリー機能実装
エンターグラム作品



地獄の沙汰もカネしかない
己の望みはまだ生きているか



概要

  • 『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』などのR18作品を手掛けた元アリスソフトのいってんちろく氏がプロデューサーを務めるオリジナルIP作品。
    キャラデザはてつぶた氏、メインシナリオはもみあげルパンR氏、音楽をゆうきねこ氏が担当している。
    TGS2023のタイミングに合わせて情報が解禁され、制作陣が元アリスソフトということで一部界隈で話題となり、紳士ゲーYouTuberの小虎氏に先行レビュー案件を出すなどして宣伝も行っていた。(動画リンク)
  • 発売元のエンターグラムはアダルトゲームの移植や版権キャラゲーが多いが、本作はオリジナル新作である。
    制作のAizenProductionは『JINKI -Infinity-』『すだまリレイション』などを過去に担当している。(AizenProduction公式サイト

ストーリー

亡者を導く仕事で糊口をしのぐ鬼" 8246 (ヤツシロ)"は、
ある日地獄におちてきた亡者"(トモリ)"との出逢いを切っ掛けに、
困窮の日々を打開すべくある奇策に打って出る。

しかしそれは争いや混沌、
果ては地獄の根幹に触れる事態に発展していく―――

(公式サイトより引用)


従業員達

  • 8246
    • 主人公。庁の仕事で生計を立てる請負業者。ツノの様な受令機と得物の金棒で、亡者から鬼と呼ばれる事も度々。
    • バトル性能は衝属性のみの単体・全体攻撃を習得するアタッカーで、メンバー中最もHPが高い。
    • 死んで地獄におちてきた少女。本来であれば亡者として責め苦を受ける事になるところだったが、8246の妙案で従業員にされる。
    • 習得技は熱・衝属性。中速全体攻撃の「いきなりすごい火」を最初から使用できるため、雑魚戦で序盤から終盤まで活躍する。
  • 一ノ瀬
    • 庁総務課主任を務めるエリート。8246とは雲泥だが腐れ縁で、指導や監査の名目でよく絡む。
    • 習得技は冷・衝属性。出が早い全体ATKデバフ効果の攻撃技を習得するためボス戦で重宝するが、体力が低めなためアッサリやられてしまう事も。
      また、8246の会社の従業員ではないため一時離脱することもしばしば。
  • イアイドー
    • 一見時代錯誤な侍だが実際そう。おのれの道を追求する為、地獄を往く。これ以上書くことがない。
    • 自身に40%のATKバフを永続でかけられる「開眼」を持つ裂属性アタッカー。全従業員中全体攻撃の習得が最も遅いのが玉に瑕。
  • 地獄公使
    • 地獄でも異彩を放つ珍衣装の少女。正体不明だが変人には違いない。無軌道、無計画、無頓着。
    • 毒属性の全体技(デバフ効果付き)を数多く覚える支援系キャラ。ヘルパッシブもデメリットのない使いやすいものが揃っている。
  • ME () zz (ズ)
    • 長らく放置されていた医療用器材。人への奉仕を旨としているが、使い方によっては逆の用途にも。
    • 医療用器材というだけあって、全キャラ中唯一ヘルスキルで自分以外の味方の回復が可能。また地獄公使同様ヘルパッシブにマイナス効果を持たず、女性キャラの中ではHPが頭一つ飛びぬけているものの、その図体故に素早さが全キャラ中最も低いのが欠点。
  • きりく
    • 地獄の住人を無差別に襲う厄災で、鬼戮と呼ばれ恐れられている。得物は無数のカッターナイフ。
    • その設定どおりの非常に高いTECとクリティカル率UPのヘルパッシブで高火力を叩き出すクリティカルアタッカー。加入経緯となるストーリーイベントでの取り乱しっぷりは必見。
  • レッカ
    • 一攫千金を狙う血気盛んな一匹狼。素顔は謎だがまず誰も興味がない。勿論コンビニには入れない。
    • ヘルパッシブ効果により戦闘開始時からDEFデバフ効果付きの奥義を使用できるのが最大の特徴。奥義発動時はヘルメットを外すため一見の価値は……いやない。

システム

ドーナドーナを手掛けた開発陣ということもあり、随所にそのシステムの面影を感じる内容となっている。

地獄全景
いわゆる全体マップ。8246の会社や売店の他、本作の金策要素となる「地獄」や、地獄に送る亡者の回収地となるダンジョンである「清掃場所」が各地に点在している他、1日毎に1人従業員を選んで交流することもできる。

  • 会社目標
    • 画面左上に出ている。内容を達成すればストーリーが進行する。
  • 会社事務所
    • 「セーブ&ロード」「今までの売上の確認」「所持道具の確認」「亡者管理」「従業員管理*1」が出来る。従業員管理は清掃業務中も利用可能。
  • 売店
    • 従業員用の回復アイテムや装備品である「ヘルアームズ」は勿論、亡者用の回復アイテムや新しい地獄を開放するための許可証なども販売されている。
      一部の商品はランダムで陳列される他、ランダムで3~9割引きのセール対象になっている事も。
  • 交流
    • 従業員を1人選択して LP (リットポイント)を上昇させる事ができる。LPは交流以外にも、戦闘終了時に8246と共に前衛に出ていれば上昇する。
    • LPが一定値以上蓄積している状態で交流すれば LLv (リットレベル)が上昇し、8246や従業員の能力が強化*2される。
      • 尚、社長である8246だけはLLvがLPの蓄積ではなく「最もLLvが高い従業員と同Lv」になる。
  • 地獄
    • 清掃業務で獲得した手持ちの亡者を地獄送りにしてお金を稼ぐ場所。売店で許可証を購入することで利用できる地獄が増えていく。
    • 地獄にはそれぞれ「稼げる金額の基本値」「1日毎に減少する亡者のパラメータ*3」「適合色(要するに地獄の属性)」「付与色(確率で亡者に付与される属性)」「奪花率(亡者が持っている花を奪われる確率)*4」「与種率(亡者が種を与えられる確率)*5」が設定されており、清掃業務に向かうか何もせず日をまたぐ事で結果が決定される。
      • 送った亡者のパラメータのランクや奪花の発生、適合色の有無によってその地獄から入手できる金額に補正がかかる。
        また、8246の会社の従業員を亡者化して地獄に送る事も可能。
        ただし、地獄送りにした当日中は送った亡者を回収できなくなる上、従業員を亡者化した場合は清掃業務を行えなくなる。
  • 亡者管理
    • 現在保有している亡者のパラメータ確認の他、亡者用回復アイテムによるパラメータ回復、亡者との会話によるパラメータのランダム変化を行うことが可能。
      • ただし、地獄送りにしている間はアイテムの使用と会話ができなくなる他、0になったパラメータは回復が出来なくなってしまう。
    • 尚、亡者は8人しか確保することが出来ず、その枠を超えて確保した亡者は一旦保留扱いとなり、 保留状態のまま日をまたいでしまうと自動で処分される。
      所持している亡者は処分しない限り消滅せず、パラメータのランクが下がっていくほど入手金額の補正もどんどんマイナスになっていく*6ため、稼ぎ辛くなった亡者は適宜処分していく必要がある。
  • 地獄送りユニーク
    • 亡者化した従業員や、清掃場所で1度だけ回収できる「ユニーク亡者」を特定の地獄に送ったり、特定の地獄から回収したタイミングで会話することで発生するイベント。
      後述する問題点こそあれど、 いずれも紳士的な意味で一見の価値あり。
  • 地獄優先権
    • 中盤以降に発生する、他社と地獄の利用権を賭けて行う売上勝負。防衛か送り込みで勝利すればその地獄の権利を維持/獲得することができる。
      • 3社による三つ巴の戦いになっているため他社同士が争う場合も。その際は高みの見物としゃれこもう。
      • 尚、時間は掛かるものの 全ての地獄を自分の縄張りにすることも可能。 そうなった場合、優先権バトルは発生しなくなる。

清掃
本作におけるダンジョン探索要素。会社目標をクリアして物語が進むほど清掃場所の種類も増えていく。

  • 清掃開始前に夜食を選択することが出来、選択した場合は夜食の内容に応じたステータスがその清掃中に限り上昇する。
    夜食は売店で購入できるほか、選択しないことも可能。
  • 現在地から右のマスに進むことでクリアマスを目指す形式となっており、進んだマスによって戦闘やアイテムの入手、ストーリーイベントなどが発生する。
    • ただし、一部のマスは障害物で塞がれている。そのマスはストーリー進行で売店に入荷されるアイテムを購入すれば通り抜けが可能になる。
  • アイテム入手マス
    • 木箱と玉手箱の2種類があり、どちらも1度だけ入手可能。木箱からは消費アイテム、玉手箱からは特殊効果付きのヘルアームズが入手できる。
  • バフ・デバフマス
    • 蝶アイコンのバフ効果を得られるマスと、トラバサミアイコンのデバフを受けるマスが存在する。
      どちらも踏んだ場合に発動し、その清掃業務が終わるまで効力を発揮する。どのステータスに影響があるかはステージによって決まっている。
  • 戦闘マス
    • ドクロ1つの「通常戦闘マス」、ドクロ3つの「強敵マス」、ターン目標以内に勝利すれば亡者を確保できる「亡者確保マス」、同条件で特別な亡者を1度だけ確保できる「ユニーク亡者確保マス」の4種類が存在する。
    • 戦闘は前衛に配置した従業員で行う。従業員には上述したLLvと通常のLvがあり、Lvが上がればHPやATK等の素の能力が強化されていく。
    • 戦闘では画面左上に「ターン目標」が設定されており、目標ターン数以内に敵を全て片付けることが出来ればXP(経験値)の獲得量が増加する。
    • 尚、8246を前衛に入れた状態で勝利すれば前衛の従業員達のLPも上昇する。
    + 戦闘時の各ステータスと項目の解説
    • HP(ヘルズポイント)
      • 体力。0になると清掃不能になる。
    • MP(ムーブポイント)
      • ヘルスキルの使用で消費する。マイナス状態でもヘルスキルは使用できるが、パラメータにペナルティを受ける。
    • VP(バニッシュポイント)
      • ダメージを与えたり喰らったりすると増加し、100ポイント消費可能な状態になれば必殺技に当たる「ヘルバニッシュ」が使用可能になる。
    • ヘルパッシブ
      • 従業員毎に設定されている3つの特殊効果。LLvが上がると解放されていく。
    • ヘルスキル
      • キャラ毎に習得している技を選択し、MPを消費して行動する。行動順は元々の素早さとヘルスキル毎の素早さ補正によって決定される。
        こちらもLLvが上がる程増えていく。
    • シフト変更
      • 後方の清掃可能な従業員と入れ替える。前衛キャラのHPが0になった場合は自動で入れ替わる。
    • 道具
      • 手持ちの道具を消費して回復やバフ・デバフ効果を発生させる。

評価点

  • 魅力的な女の子キャラ達
    • メインシナリオで描かれる魅力は勿論の事、交流イベントや地獄送りユニーク等の存在もあり、従業員は勿論、ユニーク亡者の女の子達もその魅力をコンシューマー向けの範囲で存分に描けている。
  • OP映像
    • ドーナドーナを彷彿とさせる映像構成に加え、主題歌『劫獄行↓↓↓Narakham ket』も雰囲気に合っており好評。(動画リンク)
      途中で表示される「Cai nao bi hong, mir? iliya?」にもきちんと意味があり、限定版の資料集に歌詞と訳が載っている。

賛否両論点

  • 地獄送りユニークの内容
    • 基本的にどれもこれも可哀想な目に遭う。反応が可愛いキャラや当然の報いと思える輩の物は楽しみやすいのだが、そのキャラの過去がやたら重かったり、明らかに地獄に落ちなさそうな良い子もいる。
      こればかりはいってんちろく氏の作風*7でもあるので、それを知った上でプレイしているか否かによっても評価が分かれる。
  • わちゃわちゃアップデートでの清掃業務マップの仕様変更
    • 2025年3月27日のアップデートによって「一度踏んだパネルのみ行先にマスが見える」仕様に変更された。それはそれでマップ踏破率埋めには役立つのだが、 代わりに踏んだことのないパネルに何があるのか見えなくなった関係で、初回攻略時の難易度が上がってしまっている。

問題点

  • 全体マップ「地獄全景」のUI
    • 一覧が無く、自分でカーソルを移動させて合わせる必要がある。
    • また、「地獄のアイコンが白紙化する」という軽微なものと、「送り込める亡者がいないのに送り込みの操作ができ、それをしてしまうとその地獄に亡者が送れなくなる」という致命的な不具合が発生することも。
    • その他、細かい部分では「地獄に入れている状態では会話やアイテムによるステータス回復ができず、地獄に送った当日中は回収不可」という仕様が面倒に感じることも。 アプデで送った当日でも回収可能になった が、送った日に回収した場合、その日の間は再び地獄送りにすることが出来ない。
    • 地獄優先権のバトルで使用する亡者のパラメータ値が1000の倍数ピッタリの数値の場合、実際のランクとマップ上で表示されるランクに表記ズレが生じてしまう。売上額で判定されるので勝敗結果に影響しないのが救いか。
  • 男性従業員が冷遇気味
    • 主人公である8246を含め、パッケージに一切姿が映っていない。まあ本作の長所を考えれば納得ではあるが。
    • 8246だけADVパートのボイスがない。戦闘時やアイテム使用時等はボイスがあり、他の男性キャラもモブ含め全員フルボイスなため疑問が残る。
    • 8246のヘルパッシブが「前衛状態で勝利すると前衛の従業員のLP上昇」「熱弱点&毒耐性獲得」「戦闘勝利時MP回復」となっており、他キャラのヘルパッシブと比べて直接戦闘に作用する効果が少なく、耐性パッシブも弱点付きと、やや不遇に見えてしまっている。
    • きりくとレッカは中盤で同時に加入するのだが、きりくが適正レベルであるのに対し、レッカは正式加入前のイベントで使用した時のステータスのままでの加入になる。せめて内部システムで経験値を入れてくれればと思わずにはいられない。
    • イアイドーとレッカは全体攻撃の習得が遅く、雑魚戦でどうしても殲滅力に欠ける*8。確かに強みもあるのだが、LLv上昇時のイベントに一枚絵がない事と作中のやり取りも相まって不遇キャラに見えてしまう。
    • 敵の種類が変わると一気に敵の性能が強化されるのだが、初遭遇したばかりの頃は結構な痛手になる雑魚の攻撃を許してしまう事も多い。
      当然レベリングすれば良いのだが、全体攻撃の習得が遅いイアイドーとレッカだけは前衛に配置しづらくなってしまっており、それもあって二人のLvが上がりにくくなってしまっている。
  • 戦闘関連
    • 敵のバリエーションが少ない。色が変わっていれば判別可能だが、色すら変わっていない上位種もいる始末。
    • 敵味方が一斉に動き出すため、何が起こっているのか正確に把握できないまま「気づいたら1人やられていた」ということもザラ。
    • コマンドに防御が無いため、ピンチな従業員を回復させる前にやられてしまうケースが多い。
      また、初邂逅時は敵の火力が高めに感じる水準に設定されており、アッサリ戦闘不能になることも少なくない。そのため、ヘルアームズも必然的にHP・SPD・MP関連が最優先になりがち。
      • 終盤に近付くほど敵の火力と素早さも上昇し「やるかやられるか」のインフレに拍車がかかっていくため、戦闘バランスは大味と言わざるを得ない。
    • また、攻撃技で付与したデバフは1ターンで効果が切れるのに対し、バフ効果とアイテムによるデバフ効果は永続で効力を発揮する上、効果は手段違いであれば複数重複する。そのため、ボス戦ではATKデバフ効果のアイテムを使用するか否かで難易度が一変すると言っても過言ではない。
      • ただ、デバフアイテムは売店で購入できるものの、滅多に品ぞろえに並ばない。半ば必須なゲームバランスでありながらこの調整とは、どうにかならなかったのだろうか。
    • MEzzの「専断的治療行為」は味方の回復が出来る唯一のヘルスキルだが、発動したタイミングで回復対象の味方が攻撃中だった場合、 攻撃モーションが強制終了されて本来与えられたはずのダメージが下がってしまう。 最速化行動のため、行動順が読みづらいのもネック。
  • 亡者の所持枠が8つしかない
    • この所持枠は最初から最後まで変化せず、何らかの方法で増やすといったことも出来ない。
  • 亡者化従業員とユニーク亡者の問題点
    • 亡者化従業員とユニーク亡者は 通常の亡者と所持枠を共有する 仕様になっている。
      しかもどちらも普通の亡者同様0になったパラメータは回復不能になる上、ユニーク亡者は1度しか入手できず、従業員は1人でも亡者化させていると清掃業務に行くことができなくなる。
      そのため、「対応する地獄の開放や確保が出来ないユニーク亡者は回収せず無視する」「亡者化従業員のイベント回収は地獄が一通り揃ったタイミングで一斉に行う」事が推奨されている。せめて従業員を亡者化した際の制約は「行けなくなるのはストーリーイベントが発生する場所だけにできなかったのか」と思わずにはいられない。
  • 地獄の消費パラメータのバランスが悪い
    • 地獄の消費パラメータの各種合計値は「LKS:27200 CON:41000 MNT:40400」という 明らかにLKSが死にステになりやすい配分 になっており、「CONの消費量が一番低い地獄」は中盤になってようやく「闇冥地獄」が解放、「LKSの消費量が一番多い地獄」は闇冥よりも後に解放される1つしか存在しないという塩梅になっているため、CONとMNTの回復アイテムが不足しがちになる。
  • エンディング分岐の条件
    • エンディングの分岐にヒロイン達のLLvが関係しているのだが、 複数キャラのLLvが10の場合はLPが一番高いキャラのエンドになってしまう ため、そうと知らずにやってしまうと面倒な作業を強いられることになる*9
  • Switch版の問題点
    • 仕方ない事ではあるが、Live2Dで動くキャラグラフィックにジャギが目立つ。
    • また、河原などの一部ステージでは常時処理落ちが発生する。処理落ちが影響しないゲーム性であることが救いか。
  • PS4版の問題点
    • トロフィーに「100日以内にクリアする」という時限式の実績が用意されており、セーブによっては最初からやり直さなければならなくなる。
  • 遅きに失したわちゃわちゃアップデート
    • 後述する「改善された問題点」の項目に記載している内容は確かに改善されたが、それらの内容が改善された「わちゃわちゃアップデート」の配信日は 発売から半年が経過した2025年3月27日 。流石に遅すぎる。
  • その他
    • しょっちゅう一時離脱する一ノ瀬と、初使用から正式加入までにブランクがあるレッカだが、パーティ編成に組み込めない期間中はそのキャラに装備していたヘルアームズが装備された状態のまま離脱されてしまうせいで、高性能なヘルアームズを付けると損をしてしまう事も。
    • 8246の会社名は「TLDRサービス」だが、一部で「TDLR」という誤った表記がされている。
+ アップデートで改善された問題点
  • 全体マップ「地獄全景」の一部UI
    • カメラの視野角の関係で「どこに何があるか」が分かり辛く、「どの亡者をどの地獄に落としたか」の確認にわざわざカーソルを合わせなければならない。また、PC以外はマウスカーソルも無いため施設に合わせようとしてもすぐに外れてしまう現象がしばしば発生する。
      マップの拡大縮小やワンボタンで飛べるような機能も一切ないため、清掃場所や地獄が増えていくほどストレスが溜まりやすくなる。一応、一切視点の角度を変えられなかった体験版よりはマシになっているが、視点角度を変えるとカーソルが合わせづらくなる現象が発生する。
      2025年3月27日のアップデートで「CS機版限定で画面中央に8246カーソルの追加」「亡者管理画面に亡者一斉回収機能の実装」「地獄全景の拡大縮小範囲の調整」が行われ改善。
  • 亡者化従業員とユニーク亡者は「特定の地獄に特定の順番で入れたり、特定のタイミングで会話を行うことで特殊なイベントが発生する」のだが、ゲーム内の説明で「特定の順番」という記載がない上、「どの地獄に送ればいいのか」「どのタイミングで話しかければいいのか」についてのヒントが一切なかった。 2025年3月27日のアップデートで「会話」を行うことでヒントが表示されるようになり改善。
  • 本作最大の問題点として、 ギャラリー機能が無い 事が挙げられる。
    せっかく力が入っている本作の評価ポイントであるのに、それを後から見返すことができず、セーブデータスロットも5個しかないのは致命的と言わざるを得ない*10
    2025年3月27日のアップデートでギャラリーモードが追加され改善。
  • TECパラメータの恩恵が実感しづらい
    • 2025年3月27日のアップデートで戦闘バランスにテコ入れが入り改善。
  • ダメージや回復が漢数字で表記されるため、非常に見づらかった。 2025年3月27日のアップデートで普通の数字表記と切り替えられるようになり改善。
  • セーブ枠が5個しかない
    • これにより、PS4版の「100日以内にクリアする」という時限式のトロフィーが取得できない詰みセーブ状態になりやすくなってしまっていた。 2025年3月27日のアップデートでセーブデータスロットが60に増量され改善。
  • ゲーム内オプションが音量調整しかない
    • ADVパートにスキップやオート機能はあるが、メッセージスピード変更や音声のストップ機能は勿論、ボタン関連のオプションも一切無い。 2025年3月27日のアップデートでテキスト表示速度とダメージ表記変更が追加され改善。

総評

女の子キャラは魅力的なものの、不親切なシステムとUIが折角の長所を打ち消してしまっており、
舞台設定こそ違えどやってることが同じであるが故に「4年前のドーナドーナより劣化してるってどういうこと?」と呆れられてしまった勿体ない一作。
ギャラリー機能をはじめとした問題点の解決を図ったアップデートも発売半年後という遅さと、元々あった問題点を今一つ改善しきれていないという印象が重なり、「ゲームとしては凡作」という評価を抜け出すには至っていない。
体験版が配信されているので、購入を検討している場合は先にそちらを遊んで確認した方が良いだろう。


余談

  • 本作は元々2024年3月28日に発売を予定していたが、制作上の都合により8月29日に延期された。
    しかし、その後不運にも『ガンダムブレイカー4』の発売日と被ってしまい*11、発売日当日のSNSの話題をすっかり持っていかれてしまった上、「フルプライスで延期してこの出来かよ」と期待していたユーザー達を落胆させてしまう結果となった。
  • GAMECITYオンラインショッピングにて、2024年12月4日〜27日の期間限定で、本作のキャラクターや人気イベントスチルのグッズが販売されていた。(ストアページリンク)
  • 2025年1月23日に、大型アップデートを3月に行う旨と、同時にアップデート適用済みの特別なSwitch版が発売される事が ようやく 告知された。(エンターグラムX)
    • その後、日程が3月27日であることが発表された。
最終更新:2025年05月05日 10:48

*1 ステータスの確認や道具の使用、装備ヘルアームズの変更、前衛と控えメンバーの入れ替えが出来る。

*2 新技習得やヘルアームズ装備枠増加にステータス上昇の他、特殊効果付きのヘルアームズが入手できる事も。

*3 「LKS」「CON」「MNT」の3種類があり、地獄ごとに異なる消費量が設定されている。

*4 発生すると亡者のパラメータ減少量が多くなる代わりに報酬が上乗せされる。

*5 種を与えられた亡者はパラメータの減少量が増える。

*6 マイナス補正が100以上になると10円しか稼げなくなる

*7 氏はR18作品を手掛けていた頃から「汚い要素を取り入れた作風」に定評があった。

*8 イアイドーはLLv9、レッカはLLv6で習得する。

*9 この仕様のため、一旦全員のLLvを9で止め、ラストステージ突入前に見たいキャラだけを10にするのが良いとされている。

*10 ユニーク亡者「祝」を等活地獄に送った際等のイベントスチルなどは、パラパラ漫画のように動きがあるタイプかつタイミングを逃すと差分をスクショできなくなるので猶更。

*11 発売日の決定は本作の方が先