本ページではアーケードゲームソフト、『チャイニーズヒーロー』(判定:なし)、ファミコンソフト『スーパーチャイニーズ』(判定:なし)について記述する。
【ちゃいにーずひーろー】
ジャンル | アクション |
対応機種 | アーケード |
発売元 | タイトー |
開発元 | タイヨーシステム |
稼動開始日 | 1984年 |
判定 | なし |
ポイント | 固定画面カンフーアクション |
1984年にてタイトー発売、タイヨーシステム(現:カルチャーブレーン)(*1)開発にてアーケードにリリースされた固定画面縦アクションゲーム。
本作の発売後、タイヨーシステムはカルチャーブレーンと社名変更し、ファミコンを筆頭に多くのソフトをリリースすることとなるが、その中の代表シリーズの一角である『スーパーチャイニーズシリーズ』のルーツが本作である。
妖魔軍団にさらわれたミンミン姫を救出するため、ジャッキー(1P)とリー(2P)を操作して待ち構える敵をカンフーで倒すのが目的である。
二人同時プレイ可能。全7ステージ構成のエンドレス周回制。
操作系統
パワーメーター
アイテム
「ステージ中にて時折飛来する」「Dボタンを押す」などの条件を満たせば以下のアイテム(ボール)が出現する。
ステージクリア条件
ミス条件
純粋にゲームとして見ると、「主人公の移動スピードがかなり遅い故に、突発的なミスに見舞われやすい」という問題はあるものの、敵そのものの行動パターンは単調かつ種類が少ないので、少しやり込めば一周クリアくらいなら難なくクリアできる難易度に落ち着いている。
移動スピードの遅さは、移動と攻撃を兼ねた回転キックを駆使することにより十分フォロー可能。何より本作はステージクリア後の残機回復があるので、ちょっとやそっとのミスでは致命傷にはなりにくい。
当時としてはあまり見られない中華風の世界観も然ることながら、本作はかなり意欲的なシステムを導入している。以下それを挙げていくと…。
などがある。特にACゲームにもかかわらずステージクリア後の残機ボーナスを起用したのは、おそらく本作位であろう。
ゲームとしては良作とも言えないがクソゲーという程の出来の悪さというわけでもなく、「許容ミス回数が多くてプレイヤーに優しい」というべき内容となっている。 しかしこれは、「設置店舗には優しくない」ということでもあり、更に準永久パターンの存在もあって姿を消すまでにそう時間はかからなかった。
【すーぱーちゃいにーず】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 1MbitROMカートリッジ | |
発売元 | ナムコ | |
開発元 | マイクロアカデミー | |
発売日 | 1986年6月20日 | |
定価 | 3,900円 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii U】2014年10月1日/514円 プロジェクトEGG:2018年4月17日/500円(税別) |
|
判定 | なし | |
ポイント |
後のカルブレの代表シリーズにおけるルーツとなる存在 敵アイテム追加とパワーアップ導入で大幅アレンジ 大型敵撃破が半ば運ゲー |
|
スーパーチャイニーズシリーズ |
AC版リリースと同年の1984年10月本作のアレンジ移植に当たるファミコン版。
プレイヤーはカンフーの達人であるジャッキー(1P)とリー(2P)となって、ジャンプ、パンチ、キックと、使用回数が決まっているミラクルキックを駆使して妖魔軍団と戦うことになる。
ゲームは8つの魔館が舞台。部屋に配置されている石や岩の中に隠されている武器・アイテムなどを取得すればキャラクターをパワーアップさせることもできる。
また前述の石や岩の中には、ボーナスステージや違う魔館にワープできるものもある。
平和な都、チャイニーズランドの王女ミンミン姫と、10の宝が妖魔軍団に奪われた。
武者修行の旅から帰ってきたカンフーの達人、ジャッキーとリーは国の人々の深い哀しみを見て、王女救出に立ち上がった。
戦え、ジャッキーとリー!チャイニーズランドに平和を取りもどせるのは君達だ!
+ | 8つの魔館の紹介 |
+ | 敵キャラ一覧 |
ゲーム自体は軽快なアクションゲームとして仕上がっており、誰もが気軽にプレイできる。内容のアレンジによりアイテムがないと倒せない敵なども登場し、少々RPGのようなテイストも味わえる。終盤の難易度は厳しいものの、軽快なカンフーアクションを楽しみたい人には、オススメのタイトルといえるだろう。