【まほうしょうじょまどかまぎか ぽーたぶる】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
メディア | UMD 1枚 | |
発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 |
バンダイナムコゲームス ニトロプラス(開発協力) |
|
発売日 | 2012年3月15日 | |
価格 |
通常版:6,400円 限定版:11,990円 |
|
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
概ね原作重視のシナリオは及第点 バランスは高難度ながら程よい 一部オススメできないシナリオ 調整不足で評価を落とす |
|
魔法少女まどか☆マギカシリーズ ポータブル / The Battle Pentagram / MAGICARD BATTLE |
※本記事には、原作アニメのネタバレが含まれます。
2011年にTV放送され、その可愛らしいキャラクターからは想像できないストーリーで話題になったアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の初ゲーム化作品。
通称『まどマギポータブル』『まどポ』。キャラクターの詳細などの作品概要は非常に長くなるので外部サイトも参照されたし。
ゲームはADVパートと、ローグライクなダンジョンRPGパートの2面構成。
ループものの原作をアレンジして個別ルートとして収録しており、ストーリー内容、魔法少女として登場・操作可能なキャラクターが大きく異なる。
以下ルートは一定のエンディング後に追加。
以下ルートは同じく一定エンディング後に追加。視点がキュゥべえではなくほむらになるため、「Qボタン」は「ほむボタン」になる。
+ | ゲーム本編ネタバレ込み |
+ | ゲーム本編ネタバレ |
キュゥべえの正体、魔法少女と魔女の関係など「本編の核心まで網羅している事」を前提に作られており、原作未見では恐らくついていけず、あまりお勧めできない。
その上で、ゲームバランスは原作のような「ループ」もとい周回プレイ前提のような高難易度、バグの発生やUIの調整不足など、評価を落とすポイントの多さが目立つ。
そしてシナリオは「あの」原作以上に凄惨なエンディングも待ち受けており、かなり人を選ぶ、ゲーム中~上級者向けの作品と言わざるを得ない。
これらを苦としなければ、(ある一線を越えるまで)手応えのあるゲームバランス、原作を補完しつつもひと味違う展開で、ファン向けゲームの及第点として楽しめるだろう。
社会現象的なヒットから1年という旬の時期にこのような仕上がりで発売されたためか、声高な酷評が先行しがちだが、決して悪いだけのものではなく、まだ稼働するPSPが手元にあれば是非プレイしてもらいたいところ。
強いて言うなら、ユーザー層に対して間口の狭すぎるゲームデザイン、原作のダークな雰囲気・ループものの世界観を再現・追究しすぎてしまったことは失敗だったかもしれない。
*1 「同じ威力の別属性の攻撃と比べれば」大ダメージ。「属性が変わる=魔法が変わる=威力が変わる」なので、実際の上下幅にはブレがある。
*2 オープニングアニメにもある、パニエ(スカートの中身)が膨んで飛んでいくアレ。なお、性能はまあまあ良い。
*3 この魔法はソウルジェムの穢れを少し浄化する効果がある。
*4 TV最終回のラストシーンに登場するアレ。
*5 カットインのボイスでは「パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ」というイタリア語読みで叫ぶ。
*6 原作者の虚淵玄は「厨二病ではない」と公言しており、ドラマCDや本作でも「恐怖で怯えそうになる自身を鼓舞するために、昔憧れた魔法少女のよう格好良く戦いたい」という意思を表明しているが…。
*7 戦闘を継続できるなら、他の技の方がダメージを稼げる。
*8 「小回復」「中回復」「全回復+蘇生」「MP回復」「感情値減少」の5つがランダムで、偏らずに出る。MP回復はこれ限定、感情値減少も実質これ限定のようなもの。
*9 杏子が逃がした使い魔の親玉の魔女。原作放送当時にデザイン画なし。
*10 杏子の回想シーンでやられ役になっていた、バイクの部品で装飾された魔女。
*11 シャルロッテ。「3話」「マミる」でおなじみ、黒くて細長いあいつ。
*12 特典ディスクには「此岸の魔女」という名前付きでイラストが収録されている。
*13 シーン分岐フラグの設定ミスと思われる。
*14 ダメージが一定以上に達する毎に会話イベントが発生するのだが、その一定値を一回の攻撃で二度以上超えた場合に発生する。イベント発生フラグの管理ミス。