ENGACHO!
【えんがちょ!】
| ジャンル | パズル |  |  | 
| 対応機種 | ワンダースワン プレイステーション
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| メディア | 【WS】8MbitROMカートリッジ 【PS】CD-ROM1枚
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| 発売元 | 日本アプリケーション | 
| 発売日 | 【WS】1999年10月28日 【PS】1999年11月18日
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| 定価 | 【WS】3,990円 【PS】5,040円
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| 判定 | バカゲー | 
| ポイント | メチャ下品なバカゲーパズル 言葉通りの意味でのクソゲー
 ゲーム自体は良作
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WARNING!!!!!!!
このページには下品な言葉・表現等があります。
 
内容紹介
・キャラクターデザインを、あの「ウゴウゴルーガ」のひるまでるび。タイトル音楽とキャラの声をブラザーコーン。BGMを「がんばれ森川くん2号」「キリーク・ザ・ブラッド」のマニュアルオブエラーズが担当。
・若い女の子には、「きったなーい!でも、大好き」と喜ばれるキャラクターのグロかわいい演出が、パズルをパズルと感じさせないのが最大の魅力!
・バカゲー?グロゲー?実は、「ワキゲー!」を合言葉に、渋谷から発信します。
(PlayStation®ソフトウェアカタログより抜粋)
概要
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NACが発売したパズルゲーム。5匹の動きが異なるモンスターから逃げつつ、制限ターン以内にステージ上のゴールを目指すのが目的。
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タイトル名を読んで嫌な予感がした人も多いだろうが、本作は別にクソゲーと呼べるほど破綻した部分は特にない。むしろ良作と言える部類に入る。では何が問題なのかというと、そのこれでもかというくらい下品なモンスターと演出の数々が原因。
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パッケージが既に「ENGACHO!」だが気にしてはいけない。
問題点及びバカゲー要素
下品要素
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上記の5匹のモンスターに接触してしまうと、これでもかというくらいに下品な演出を見せられる。
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なめ回されてよだれまみれになる、鼻水まみれになる、う○ちまみれになる、腋臭を浴びせられる、ゲ×袋に押し込まれる……至れり尽くせりである。
 しかもどれも主人公視点のムービー&無駄にリアルな効果音付き。そしてPS版ではフルカラー。WS版もモノクロだが酷い目に遭わされた主人公がアップで写し出される。
「ENGACHO!」
 
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そしてどのモンスターも「触りたくない」「気色悪い」と言うほどの外見をしており、生理的によろしくない。主人公でなくても逃げたくなる。
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本作がクソゲー呼ばわりされる理由は「ゲームシステムやストーリーなどに問題がある」ためではなく、まさに言葉通り「クソがつくほど下品」だからである。そしてそれが本作最大の特徴でもあるのを忘れてはいけない。
評価点
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そんな下品なゲームではあるが、パズルゲームとしてはかなり良作の部類。現代でも充分通用するレベルである。
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モンスターをよけつつ何パターンもある迷路状のマップの上をゴール目指して進んでいく、と言うと一見シンプルに思える。モンスターはプレイヤーが動くと同時に一定方向に動くのだが、その動きはモンスターによって全く異なっている(プレイヤーと同じ方向、逆方向など)ので、動かし方が肝心。何も考えずに動くとあっという間に残りターンが無くなったり、道を塞がれたり、モンスターに接触して「ENGACHO!」になるなどしてゲームオーバーになる。
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ただ闇雲に進んでもゴールなどできず(それどころか大抵はモンスターに接触して「ENGACHO!」になる)、限られたターンを考えつつ、どう逃げればゴールにたどり着けるのか、対戦時はどのように動けば相手を追いつめられるか……とにかく奥が深く、じっくり楽しめる。しかも最短クリアに有するターンはちょうど制限ターンの半分の場合が多いので、タイムアタックも可能。
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通信対戦も可能で、相手を「ENGACHO!」にさせた時の気分はある意味痛快である。
 
総評
ゲーム自体は色々とアレだが、純粋なパズルゲームとしては普通に面白い良作。
しかしタイトルとパッケージから嫌悪してしまう人も多いのが難点。
余談
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キャラクターデザイン担当のうるまでるびは、後に後に「おしりかじり虫」をヒットさせることになる。
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「ENGACHO!」の声はブラザー・コーンが担当している。
最終更新:2021年05月30日 13:07