本稿では、アーケード版とドリームキャスト版を併せて紹介します。
判定はアーケード版が「賛否両論」、ドリームキャスト版が「判定なし」です。
【もえろ じゃすてぃすがくえん】
ジャンル | 格闘ゲーム | ![]() |
対応機種 | アーケード(NAOMI) | |
販売・開発元 | カプコン | |
稼動開始日 | 2000年12月 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
グラフィックやシナリオの向上、駆け引き要素も満載 キャラクターの性能差も激しく、バグも存在 |
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ジャスティス学園シリーズリンク 私立 LOH / 熱血青春日記2 / 燃えろ! |
『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』の続編。
ストーリーも前作の事件から1年後となっており、多数の高校を巻き込む謎の事件に生徒(+教師)たちが再び立ち向かう。
前作のマイナーチェンジ版である『熱血青春日記2』からのキャラクターや、本作からの新キャラクターも登場する。
+ | 参戦キャラクター |
各種パワーアップが施された良質な続編と言えるゲーム。
ただし、シナリオ面などキャラゲーとしての評価が高い一方で、対戦ゲームとしてはゲームバランスに難があり、根性カウンターやツープラトン返しを読み合っての純粋な格ゲーとして楽しむ人もいたが、早期に一部キャラクターばかりが使用されるという状況になってしまった。
とはいえ、2017年現在も一部のゲーセンでは対戦コミュニティが存在しており、根強いファンも多いゲームでもある。
また、キャラクター人気が高い事もあり、続編やクロスオーバーでの出番を望むファンも多い。
恭介の浮遊バグ等も含め、もう少しバランス面が良ければ…と言ったタイトルである。
【もえろ じゃすてぃすがくえん】
『MVC2』と同じく、アーケードとの連動要素込みで同時期に発売された家庭用版。
AC版がDC互換のNAOMI基板だったこともあり、ゲームバランスやバグ等もアーケードほぼそのままである。
以下では本作でのエディットキャラクター作成モード「燃えろ!熱血青春日記」について述べる。
以下はDC版独自の評価点。
DC版特有の賛否両論点。
以下はDC版での新たな問題点。浮遊恭介などAC版と共通の問題点はそちらを参照。
AC版の大味な対戦バランスはそのままで恭介の浮遊バグも修正されていない。
そのため、ガチな対戦ツールとしての評価は微妙だが、簡単な操作で爽快感のある対戦が楽しめるという点で友達とワイワイ遊ぶぶんには十分に楽しめる。
何より、魅力的なキャラクターたちや思わず笑ってしまうような技の数々はライトユーザーが近寄りにくい格闘ゲームというジャンルにおいて異彩を放っていたと言えよう。
その一方で、上記のようにキャラクターの魅力が非常に大きな評価点だった本シリーズにおいて「燃えろ!熱血青春日記」においてキャラゲー要素が大きくオミットされてしまったのは無視できない問題点といえる。
しかし過去シリーズにはない追加要素や評価点があるのも事実で、一概に悪化したと断言できるものではない。
対戦アクション・熱血青春日記のどちらも、良い意味でも悪い意味でも「深くは遊べないが広く浅く遊べる」といった作品である。
+ | 更に個別エンディングでは… |