ボンバーマンワールド
【ぼんばーまんわーるど】
| ジャンル | アクション | 
| 対応機種 | アーケード | 
| 販売・開発元 | アイレム | 
| 稼動開始日 | 1992年6月16日 | 
| プレイ人数 | 1人~4人 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 4人同時ノーマルモード アイテムリセット
 壁で曲がる爆風
 喋る敵キャラ
 相変わらず賢いCPU
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| ボンバーマンシリーズリンク | 
 
概要
前作『ボンバーマン』の続編。前作同様ゲームモードはノーマルモード(6ラウンド6ステージの全36ステージ)とバトルモードの2種類。
タイトルの「ワールド」は、ノーマルモードにおける「世界各地を巡る」という設定から。なお、PSに同名のタイトルが出ているが全く関連性はない。
特徴・ゲームシステム
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基本的なルールは前作と同じだが、今作は新たな追加要素としてアイテム「分裂爆弾(壁で爆風が曲がる)」とボーナスステージが登場。
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分裂爆弾は本作限定のアイテムであり、爆風が壁に当たると超過分左右に爆風が分かれていくというもの。
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ボーナスステージは1~5ステージにB・O・N・U・Sのパネルが1ステージに2つずつブロックに隠されているので、取得するとボーナスステージに突入できる(取得するのは1ステージ1つだけでよい)。取得すればするほどボーナスステージの制限時間が増える。因みに1UPアイテムはこのボーナスステージでしか入手出来ない。
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さらに追加アイテムとして超無敵(敵を体当たりで倒せる。)、爆弾数最大、火力数最大(ハドソン版で言う所のフルファイヤー。)、速度最大が追加された。
 
 
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スコアによるエクステンド(100000、200000の二回限り。)の追加。
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アイテムがステージ毎にリセットされるのも前作同様。
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今作では特殊爆弾(分裂爆弾とリモコン爆弾。)は回数制になり、これらは例外で所持数が残っていれば次のステージに持ち越せる。
 
評価点
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敵キャラにボイスがついた。敵が爆弾を見て逃げる時に「あわわわわ!」と慌てたり、倒した後に「ウェーン!」と泣く敵などユニークなものが多く見ていて飽きない。
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基板の設定によっては前作で未搭載だった4人同時ノーマルモードも可能。
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この場合、ノーマルモードで出現するアイテムの一部が強力なものにランクアップされる。
 
問題点
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相変わらずノーマルモードの敵キャラが嫌らしい。
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ステージ4以降はブロックを生成する敵、一定時間無敵になる敵、耐久力が3ある敵などステージを長引かせる敵が多く登場しタイムアップになりがち。
 
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追加アイテム「分裂爆弾」が使いにくい。
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前述した通り爆風が壁で曲がるのだが、地形が入り組んでいる面だと爆風の曲がりが瞬時に予測できず自爆にも繋がる。癖の強さ故に出現しても取らずに燃やすプレイヤーも多かったのでは?
 
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最大残機数は7(表示上は6)で7機ある状態で1UPアイテムを取っても無効となるのだが、それならキチンとインストに記載するべきだろう。
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さらにボーナスステージは電源パターン(3パターン)で、5面の1パターンだけ1UPが存在しないテーブルがある。
 
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バトルモードが前作とほとんど同じ。CPUが多少弱くなったものの、前作での反省点がほとんど生かされてない。
総評
前作よりは粗取りがされて遊びやすくなったものの、ヒットには至らなかった。
続編は出ず、アイレムのボンバーマンの歴史はここで閉幕することになった。
余談
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前作にもあるバグだが、まれにボスを倒してもスコアが加算されない事がある(スコア表示も出ない。)。
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逆にこれを利用すると、普段スコアで隠れて見えない2面ボスのサングラスの下の素顔を拝む事も出来る。ややグロテスクであるが。
 
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サイトロンレーベルから発売されたサントラ『ボンバーマン ザ ミュージック』に本作のノーマルモードの1面・4面のBGMが収録されている。
最終更新:2025年08月26日 13:18