【ゔぁんぱいあはんたー】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 |
アーケード(CPシステム2) セガサターン |
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発売・開発元 | カプコン | |
稼働開始日 | 1995年3月6日 | |
発売日 | 1996年2月23日/6,800円(税抜) | |
判定 | 良作 | |
ヴァンパイアシリーズ
ヴァンパイア / ヴァンパイアハンター / ヴァンパイアセイヴァー |
1994年に発売された格闘ゲーム『ヴァンパイア』の続編。
世界の格闘家達の闘いを描いた『ストリートファイターII』に対し、本シリーズでは吸血鬼や狼男、フランケンシュタインの怪物といった、世界各地の伝承や著名な怪奇小説などに登場するモンスター達(*1)の闘いをテーマとしている。
未完成気味だった一作目にシステムの改良を行ったことで完全版と言える内容となった。
このためタイトル自体は新規だが、実質的には初代のアッパーバージョン的位置づけに当たる作品となっている。
また、本作では新キャラクターが二人追加されている。
タイトルは新キャラクターのドノヴァン(ダンピール)とレイレイ(キョンシー)が魔のものを狩る「ダークハンター」であることに由来しており、本作ではこの2人が実質的な主人公格のキャラクターとなっている。
チェーンコンボ
ガードキャンセル
スペシャルストックゲージ
コマンド投げの標準化
移動起き上がり・追い討ち攻撃
その他、前作から引き継いだヴァンパイアの個性的な要素。総じて攻めることを重視した仕掛けが多い。
ダッシュ
空中での再行動
+ | 新キャラクター |
+ | 前作からの続投キャラクター |
未完成気味であった前作から一転、ゲームバランス・爽快感ともに極めて良好に調整され、完成版と言える形へブラッシュアップされた。
独自の世界観から現在でも唯一無二の個性を発し続けている名作格闘ゲームと言える一作である。
*1 本作ではダークストーカーズと呼ばれ、これは海外版のタイトルにもなっている。
*2 モリガンのEX必殺技「アストラルビジョン」中など。本体と分身で相手を挟み込むのでノックバックが存在しなくなる。
*3 例としてドノヴァンの場合、同じ5ヒットの「立ち弱P→立ち弱K→立ち中P→屈み中K→レバー入れ強K」というチェーンコンボより「立ち弱P×4→立ち中P」の方がダメージは多い。
*4 ES版は飛び道具になりしゃがんだ相手も投げられる。
*5 使役しているコウモリをジェットロケットのように変形させてその浮力で浮いている
*6 国外ではこの点が原因でさほど振るわなかったといわれているが、ファンはそれなりに多い。
*7 ドノヴァンは魔物のハーフという設定ながら通常時の外見が人間と同じという理由で切断演出は行われないが、次回作セイヴァーのバレッタは設定上も見た目も純粋な人間にもかかわらず切断演出が行われている。
*8 この際のグラフィックも勝ち誇った表情と不機嫌な表情の2種類が用意されていた。
*9 投げの発生が早く、ジャンプを入力してから投げ無敵になるまでに時間がかかるため。また全体的に弱攻撃の発生が遅いのも一因。
*10 ただし『ハンター』が初出のドノヴァンとレイレイは初代『ヴァンパイア』風のカラーにしたステージはあるが、BGMは用意されていない。
*11 削除されたこの剣落下の演出は、後の『ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション』の隠しボス「ディー」の登場演出に再利用されている。