【ているず おぶ ふぁんたじあ】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | ![]() 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 48MbitROMカートリッジ | |
発売元 | ナムコ | |
開発元 |
ウルフチーム ナムコ |
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発売日 | 1995年12月15日 | |
定価 | 11,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
豪華声優陣によるキャラクターボイス ボーカル付きの主題歌搭載 勧善懲悪で終わらない奥深なストーリー 魅力的なキャラクター達 斬新な戦闘システム シリーズ初出にして屈指の高難易度 |
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テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク |
この世に悪があるとすれば、それは人の心だ
ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の看板RPG、テイルズ オブシリーズの第一作目。
SFC後期に発売されたRPGで、アクションゲームさながらのリアルタイム戦闘システムである、リニアモーションバトルシステムや48メガの大容量を活かして、キャラクターのボイスや主題歌「夢は終わらない」をストリーミング再生で流し、キャラクター面でも『逮捕しちゃうぞ』等で有名な藤島康介によるキャラクターデザインなど、気合十分な作りでゲーマーから高い評価を得た。
+ | 長いので収納。 重大なものはないが、若干のネタバレを含むので閲覧注意 。 |
戦闘システム
豊富なボイス
音楽
単純な勧善懲悪では割り切れないストーリー
文字の読みやすさ
テイルズシリーズの中ではトップクラスの高難易度
バグが多い
詰みポイントが存在する
ゲーム進行が運に大きく左右される場面が存在する
控えキャラの仕様が不便
性能に難のあるフードサック
コンボコマンド
SFC版のぶっ壊れ要素
+ | モンスター(クリックで展開) |
総じてシンプルなRPGであるが、時代を越える壮大な世界観、印象的なイベント、勧善懲悪に終わらないシナリオ、そしてアクション満点の戦闘は非常に斬新。
当時、FFに匹敵する美麗なグラフィックは発売前から話題で有り、水面にキャラが映る演出などは発売前から雑誌などで話題になっていた。発売後は紙面では伝わらない楽曲のクオリティの高さ、映画のような演出で幕を開けるプロローグ。作りこまれたUI、演出(読みやすいフォント、フキだしによる感情表現、全アイテムグラフィック描きおこし)で多くのプレイヤーを虜にした。
シリーズ内で特筆するほどに高い人気があるわけではないが、コンスタントな人気を保ち続けており、極端に嫌われることは少ないタイトルであるとも言え、それ故か移植・リメイクが最も為されている作品でもある。
その数は大元含めて本Wikiで取り扱っているもので4機種5作品(本作・PS・GBA・PSPFVE・PSPXE)、その他に携帯電話向けとiOS向けに配信されているものがある(現在はiOS版は配信終了)。
ゲームバランスはかなり歪、というよりも尖っており、高いエンカウント率や殺るか殺られるかの展開になりやすい極端な調整といった部分でハードルが無駄に跳ね上がっている所は否めない。
それでも、一部の本当に運頼みにならざるをえない例(*36)を除いては対処法や工夫のしどころは用意されており、それ故に敵を倒した時の達成感ややりごたえもある。
だからこそ、繰り返しになるが後にリメイクされたPS版のマイルド調整が物足りないというプレイヤーも出てくるのだ。
*1 物語開始時は「剣士見習い」となっている。
*2 ダオスの目的に疑問を抱いたアーチェの意見に聞く耳を持たず、結果としてダオスに殺されたも同然の彼女の親友であるリアのことも含めて怒鳴りつけた程。
*3 木を調べていたクラースに「“木”が動かなかったか?」と聞かれて「“気”のせいじゃないですか?」と返したり、風の精霊・シルフが暴れている理由が瘴気(魔界に流れる空気のこと)であると聞いて「(“瘴気”のせいで)シルフが“正気”を?」と返した程度。
*4 攻撃範囲が高い位置にあり、上から来る鳥や忍者などを叩き落としてくれる。ただし威力は低い。
*5 BMIの正常範囲は22前後とされており、この範囲に収まるにはあと15kgは必要。
*6 アルベルトがアミィを貶し、挙げ句チェスターを「アミィと言う架空の妹の妄想で興奮している変態」扱いするという、キャラを通り越して開発側の倫理観が疑われかねない内容。
*7 同時期のクレスの攻撃力を1000近く上回るケースもある
*8 特にPS版ではフェイスチャットで契約した精霊を用いた数々の内容のチャット等、多くのものでむしろひょうきんとも言える性格をも覗かせる。
*9 クレスにエルフについて説明をしているうちにだんだんその内容が愚痴めいたものとなっていき、クレスとミントに引かれてしまうという内容。
*10 ただし、本作のアンソロジードラマCDでは呪い師に刻んで貰っているシーンがある。
*11 「大人の男性が見る本。薄いため、攻撃力は低い。」となっている。とは言え、攻撃力の値だけで言えばクレスの初期装備であるロングソードと同じだったりする。
*12 その上、称号の説明文にも同様に「?」がついている。
*13 そのかわり、ニュートラル状態で攻撃を受けた場合は回避率が上がる。
*14 このシステムや後述の尖った難易度は、今作と同じスタッフが開発した『スターオーシャン』に継承されている。
*15 終盤のおまけダンジョン扱いなので行かなくても支障はない。
*16 後のシリーズによっては上位アイテムに変化しない作品もある。
*17 滅び去った街という形であるため、ダンジョンの中に複数の建物が存在している。
*18 アーチェが魔術を覚える為に必要な書物。
*19 ゲーム中でもこのフロアに入ると「コモンルーム」と言う表記が出る。
*20 非戦闘時にダッシュできるようになる「ジェットブーツ」と、特定のダンジョンで使う「ソーサラーリング」。どちらも戦闘時のメリットがない反面、クレス以外に装備させても問題なく機能する。
*21 先述の通り、フードサックの数値を徐々に消費しながら回復するため、瞬時に大きく回復できない。エンカウント率の高さもあり、フードサックの回復だけでは賄いきれなくなってしまう。
*22 リメイク版では戦闘中に技の入れ替えが可能になり、特技ショートカットもあるので4つの枠で悩んで厳選する必要はない。
*23 PS版以降の店売りアイテムの中では2番目に高額である。本作を含めて稀少品ではあるが、販売価格が割引されるアイテムを使用することにより、購入価格を下げることも可能。なお、ガルドはシリーズで共通して使われている通貨単位。
*24 なお、所持できる金額は9,999,999ガルドまで。
*25 例として、前述した魔神剣ならば「下・右下・右・決定(Bボタンのこと)」といった案配である。
*26 シナリオの関係上、他のメンバーは回復役のミントと召喚術のクラースのみ。
*27 バジリスクが落とすが、その確率はPS版のバジリスクうろこのドロップ率よりはるかに低い。
*28 本作ではアイテムは個人が使用する形ではないためか、アイテムを使用するのに無防備になったりはしないものの、その代わりに回復アイテムなどはその効果が発現するまでにいくらかのタイムラグが発生する様になっている。効果が発現するまでは状態異常や戦闘不能状態と見做されるため、石化や麻痺、あるいは戦闘不能状態のキャラクターが復帰するまでの間に他のパーティーメンバーが全員石化・麻痺・戦闘不能のいずれかの状態になってしまうと、その時点で全滅でゲームオーバーとなってしまう。
*29 『ファンタジア』の属性概念には他に闇属性があるが、この段階では行使する手段がないため、闇属性に対しての耐性は不明。無属性は「無」という1つの属性であり、属性がついてない攻撃とは異なる。
*30 火属性の最強魔術「エクスプロード」の効果を発揮するアイテム(稀少品)。
*31 敵の頭上から麻雀牌を複数降らせてダメージを与える消費アイテム。なお、PS版以降は効果が変わってどこからともなく降ってきた麻雀牌で出来上がった役に応じた点数分の防御力および耐性を無視したダメージを対象および同じ画面内にいる敵全員に与える。なお、点数は子のものであり、最高が大三元(役満)の32,000。
*32 正体が解らない装備品。ゲーム中では「?SWORD」・「?ARMOR」といったような表記をされ、装備品の種別(剣や鎧といったもの)は解るようになっている。アイテムを変化させる「ルーンボトル」を使って変化させることでその正体が判明し、装備が可能になる。
*33 本来は9連戦ではあるが、8連勝を達成した時点で9戦目に挑戦するかを聞かれるので、そこで抜けることも出来る。ただし、9連勝を達成した時よりも貰える賞品のランクは下がる。なお、9戦目開始前にHPとTPと各種ステータス異常を完全回復して貰える。もっとも、闘技場は1人で戦うので、麻痺や石化してしまったらそこでアウトなため、実質ステータス異常に関しては毒のみとなるが。
*34 無の属性、属性が無いという意味ではない。
*35 一応、別の属性が付与される特技「襲爪雷斬(雷)」や「鳳凰天駆(火・その敵の弱点属性)」、あるいは属性が付与されない攻撃アイテムの「じゃんぱい」は所持しているそのままの数を持ち込めるので、それを使うことで対処は出来るが、いずれにしても立ち回りが大きく制限されることに変わりは無い。
*36 ミッドガルズ空中戦でのチャロン戦など。
*37 過去には『バトルシティー』『さんまの名探偵』などに携わった。
*38 先述のサンダーブレードとトラクタービームの魔術書を売ってくれる魔術師に話しかけた際の選択肢でサンダーブレードとトラクタービームの他に「サンダーソード」と「サンダービーム」が存在しており、これはどちらも購入が出来ない。サンダーソードは未来ユークリッド闘技場で条件を満たした時に乱入するリリス・エルロンが使用してくる技で、選ぶと「エプロン姿の女の子に買われて売り切れた」旨を言われる。サンダービームは「あ、それは無し!間違いだから」の後、「役に立つから買えって言われた?誰に?」と続けるといった案配の自虐ネタになっている。
*39 サンダーブレードは汎用性が高く、癖もないので扱いやすい。一方のトラクタービームは空中に浮いている敵には効かなかったりと癖は強いが、この魔術以外は一切の攻撃を受け付けない敵が存在している。