本記事はSFC版について解説しています。
Switch/PS5/PS4/Win向けリメイク作品については『ライブアライブ』(中黒なし)の記事を参照して下さい。
【らいぶ あ らいぶ】
ジャンル | ロールプレイング | ![]() 高解像度を見る 裏を見る ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 |
スクウェア スクウェア・エニックス(VC) |
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発売日 | 1994年9月2日 | |
定価 | 9,900円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 4個(バッテリーバックアップ) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象)(*1) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【WiiU】2015年6月24日/926円(税8%込) 【New3DS】2016年11月28日/926円(税8%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
スクウェアと小学館漫画家のコラボRPG 場所も時代もシステムも異なる7編+αのシナリオ 少々貧相ながら丁寧な作りのグラフィック |
スクウェアと小学館のコラボレーション企画として制作されたゲーム。
キャラクターデザインを手がけた漫画家は、パッケージ(表)の左から順に、石渡治・島本和彦・皆川亮二・田村由美・藤原芳秀・小林よしのり(*2)・青山剛昌(*3)の7氏。
その各漫画家がキャラクターデザインをした、場所も時代もバラバラな7つの世界(パッケージ左から、西部編・近未来編・現代編・SF編・功夫編・原始編・幕末編)を全てクリアすると、スクウェアオリジナルの8つ目の世界『中世編』を始めることが出来る。
それをクリアした後、全ての世界の主人公が一堂に会する『最終編』が始まる。
各シナリオ解説
本作は各編ごとに異なる世界観とシステムを持つ異色のRPGである。以下に全9編の概要を述べる。
+ | シナリオ紹介 少し長いので閉じます |
シナリオ
音楽
戦闘システム
鬱要素
最終編の仕様
Lvが最重要となるバランス
グラフィック
オムニバス故の難点
戦闘システムに関しての問題
バグ・仕様上の問題
+ | 伝承者について(功夫編の部分的なネタバレ) |
+ | 最終編の仕様・内容について。シナリオ面の重大なネタバレを含む。 |
+ | その他の仕様について |
RPGとしては異色な要素ばかり揃えた野心作。RPGという体裁で作られたアドベンチャーゲームとも言える。
世界観からして全く異なる個性豊かな各エピソードと印象的なシーンの数々、一見まとまりの無い各章が一つのテーマに向けて収束していく構成など、物語としての完成度・評価は高く隠れた名作として根強い支持を受けてきた。
独立したタイトルであることに関する下述の事情から、「面白いマイナーゲーは?」と言われれば本作の名前が上がることも多い。言葉としては矛盾しているが「有名なマイナーゲー」の1つであろう。
そして、発売から25年以上経った現在でも未だに何らかの活動が行われている、非常に珍しい作品である。
+ | 中世編について:ゲーム終盤のネタバレ注意 |
発売当初の評価
バーチャルコンソール配信
+ | 任天堂のVC公式プレイ動画…というよりもはやPV |
サントラ復刻
ワタナベ親子
けっこんおめでとり~
攻略本
*1 VCで付与されたレーティングを記載。
*2 現在の小林氏は保守派の論客としても知られている。
*3 ちなみに、青山氏の代表作である国民的漫画『名探偵コナン』は、本作発売の9ヶ月前に連載が始まった。
*4 近未来編の「なあ‥‥そうだろ 松ッ!!」、中世編の「あの世で俺にわび続けろ ××××ーーーーッ!!!!」など
*5 近未来編の「ミトひきわりシャンプー」や功夫編の「も‥‥ももまんじゃな‥‥」など。
*6 ゲーム本編では一番の歌詞のみだが、当時『ファミ通』の企画で二番以降の歌詞を公募したため、フルバージョンでは三番まで存在する。このうち二番についてはイラスト担当の島本和彦自身が応募してきた歌詞が採用されている(三番として採用されたのは他の一般ユーザーの投稿を複数組み合わせたもの)。その際一般と同じ方法で「島本和彦 職業:漫画家」と書いて応募してきたためスタッフも仰天したという。
*7 通常戦闘の無いSF編で遊べるおまけバトルゲーム「キャプテン・スクウェア」を含めれば9曲。
*8 SF編の「星屑のキャプテン」、原始編の「生贄の宴」など。
*9 SF編で多く流れる「UNSEEN SYNDROME」のメロディ無しバージョン、近未来編のマタンゴ屋で流れる「PSYCHOで夜露四苦!!」のスローバージョンなど。
*10 実際にタイトルロゴの2つの「LIVE」は片方が裏返しになっている。これはある展開を暗に示すものでもある。
*11 ダメージ効率だけ見ると最強技は事実上初期技のローキックである。また、彼がパーティーにいると逃げるコマンドが「テレポート」に変化するため演出時間が長くなり、別の場所に転送されてしまう可能性もある。しかし、彼を主人公にするとキューブを仲間にする為のヒントが唯一正確に表示される他、仲間にしておくと石化されたとある親子のアドバイスをテレパシーで読み取ってくれるといった、戦闘以外の楽しみは増える
*12 サモはパラメータも固有技も他の心山拳候補者より使い勝手がやや悪いものの、心山拳の共通技自体は他2人と同じく非常に高性能。サモが居るという時点で他の2人が居ないため単体で見れば見劣りする訳ではなく、充分スタメン入りできる実力を持つ。さらに回避・防御・反撃無効の固有技「ほいこーろー」を持つため、ピスタチオ等の強敵を簡単に倒せるという利点もある。
*13 例えば「園」等は下の部分が潰れて誤魔化されている。
*14 並び順では「榷(かく)」ではなく「けん」の位置に配置されているため、この漢字のつもりで置かれているというわけでもない。
*15 物理系の「背後」と特殊系の「無」は他の属性とは違い、扱いがやや異なる(前者は背面攻撃の際にも付加され、後者は属性そのものが無いという扱い)。また、特殊系の「善」と「悪」は隠し属性扱い
*16 ただしアキラが戦闘不能に陥ると普通の「逃げる」に変わる。
*17 配信直後のNintendo e-shopでは、トップに表示されるライブ・ア・ライブの商品アイコンには、当初パッケージで使われたイラストがそのまま使用されていた。
*18 なお、動画サイトなどではSFC版の英語版らしき動画が存在するが、それらはファンの手によって作成された非公式のものである。
*19 スタッフにもワタナベという名の人物がいるとは述べられている。
*20 なお、このイラストを手掛けた人物が不明だった頃は、かつてユーザーの間で、攻略本の奥付に名前が記載されていたことから、漫画家の石塚裕子氏説や、GBサガなどを手掛けた藤岡勝利氏説などの噂があったが、いずれも誤り。yuka氏の名前は当時の攻略本の奥付には記載されておらず、2022年のインタビューにて時田氏から明かされた形となる。