本項目ではPS2用ソフト『ラブ★マージャン!2』と、その移植版『THE どこでもギャル麻雀』(PSP版/PSVita版)の紹介をしています。



SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.20 ラブ★マージャン!2

【しんぷるにせんしりーず あるてぃめっと ぼりゅーむにじゅう らぶまーじゃんつー】

ジャンル 2人打ち麻雀
対応機種 プレイステーション2
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ヒューネックス
発売日 2004年10月14日
定価 2,000円(税別)
判定 なし
ポイント 前作からは大進歩(主にグラフィック)
ストーリーや麻雀部分はかなり微妙
女の子のコスチューム鑑賞ゲーとして見るべき
謎のバカゲー演出

概要

D3パブリッシャーによる廉価ゲームシリーズ『SIMPLE2000シリーズ Ultimate!!』の1作。
D3の看板娘・グラビアアイドル「双葉理保」を含む、3Dグラフィックの女の子達と麻雀が打てる麻雀ゲームである。
タイトル通り、『ラブ★マージャン!』の流れを汲む続編だが、特にストーリーに繋がりは無い。

  • ラブ★スマッシュ!』に端を発する双葉理保主演作品群『ラブ★○○』シリーズの1作でもある。今作はシリーズ6作目*1

特徴

  • 女の子との2人打ち麻雀。
    • グラフィックは3Dで、対戦相手の女の子を中心に映す視点と盤面を映す視点を対局中任意に切り替えられる。
  • 前作は対戦相手が双葉理保1人だけという寂しい布陣だったが、今作では新キャラ2人が追加され3人に増加。
    • 追加キャラは20代中盤の真面目な女性「如月遥」と、中学生の女の子「川村優」。
      • 遥はあまり極端にならない程度に整った体型で、優は年齢相応の幼い体型。年齢を含め、巨乳キャラの双葉理保と住み分けた形になる。
    • ヒロインごとに、打ち方のクセや狙ってきやすい役を持っている。
  • メインとなるのは、「麻雀ツアー」と呼ばれるストーリーモード。フリー対局もある。
    • 主人公は、唐突に「マージャンアイランド」に連れてこられたという設定で女の子達と対戦することになる。
    • 5つのステージがあり、それぞれでキャラクターの衣装が異なる。クリアするとフリー対局に追加される。
    • それぞれのステージをクリアすることで、ご褒美として対戦相手の女の子の映像を見たりミニゲームをプレイしたりできる。
    • 最初は「レストラン」ステージしか選べず、他のステージは進行用アイテムを買っておかないと選べない。
    • 最終ステージをクリアするとエンディングだが、各ステージで特定の役を作っておかないと最終ステージに行くためのアイテムは買えない。
  • 半荘終わるか、どちらかの持ち点が無くなることで対局終了。点数差に応じてポイントを貰える。
    • ポイントは、ショップでストーリー進行アイテム、麻雀用イカサマアイテム、プレゼントアイテムと交換可能。
  • 前作から引き続き、CPUが主人公の代わりに自動で打ってくれる「オート対局」機能を搭載。
    • 一切麻雀を知らなくても、運は絡むがとりあえず勝てる。もっともそれほど強くはないので、できるならば自分で打つに越したことはない。
    • ショップで買えるイカサマアイテムを使うことでもかなり楽に勝てる。
  • 対局中に特定のタイミングで会話するか、プレゼントを渡すことで各キャラの「好感度」を上げられる。
    • 好感度が上がることで、ご褒美映像の長さやズーム率が伸びたり、獲得ポイントが増えたりする。

評価点

  • 肝心要のグラフィックが前作から大幅に見直されており、そこそこ高い水準。
    • 上を見ればきりはないが、当時のPS2廉価ソフトとしてであれば十分である。女の子はみんな可愛い。
    • 公式サイトには前作と比較し、「可愛さ300%UP(当社比)」とキャプションのついたビフォー/アフターの画像があるが、全く誇張ではない。
      • ……まあ、これに関しては前作がアレだっただけと言えなくもないが。
    • コスチュームは水着・バニーガール・バスタオルなど、種類はやや少ないが露出度が高くセクシーなツボを抑えたものが多い。
      • いくつかの衣装は、各キャラでデザインが異なる。如月遥の水着はかなりきわどい。
    • モーションも及第点。やや堅さはあるが、激しい動きをしなければ違和感は少ない。
      • 乳揺れもあるが、重力を無視してやたら揺れるのは賛否あるところか。
    • カメラアングルの自由度も割に高い。
      • 対局中は、上下左右45度程度の範囲で周りを見渡せる。ズームでキャラの顔や胸だけを見ることも可能。
      • 背景にも色々と物が置いてあるので、一度眺めてみるのも一興。
      • ミニゲームでは映像を保存して、周囲360度からキャラを見ることができる。
  • ストーリーモード開始時のチュートリアルはかなり丁寧。
    • ただし、麻雀のルール自体は教えてくれない。説明書に役や用語の説明が書いてある程度。
  • 不条理ギャグアニメのごときバカゲー演出の数々。
    • まず、ステージがおかしい。「露天風呂」「ジャングル」はまだいいほうで、「石器時代」なんてのもある。
      • 女の子の原始人風メイクとコスチュームが見たい人は買いである。いるかは分からないが。
      • 最終ステージは月。地球を背景に麻雀を打つ姿にはもはやツッコミが追い付かない。
    • 対局中に放置すると、ヒロインが立ちあがって色々遊びだす。
      • 石器時代ステージで放置した際の、対戦相手がプテラノドンに攫われる*2シーンは必見。
    • 最終ステージ・月で勝利すると、ラスボスとして双葉理保型麻雀ロボ「メカ双葉」と戦うことになる。
      • THE 大美人』などの前例もあるので今更な話だが、ここでもネタキャラ化している双葉理保。

問題点

  • あくまで2人打ちのみ。ヒロインが3人に増えても4人打ち機能はない。
    • 3Dということで、SIMPLE作品では労力的に少々厳しいのは想像できるところではある。
  • 対局のテンポは良くない。
    • 対戦相手が牌をツモって捨てるモーションを飛ばしたり速めたりできないため、リアルではあるが長引く。
  • 会話パターンもキャラのモーションもあまり多くなく、枯渇は早い。上記のテンポ面と併せて麻雀部分の楽しさを削いでいる。
    • 会話内容は「普段の仕事、楽しい?」とかそういう他愛のないものが殆どで、楽しませる努力に乏しい。
    • 対局場所に関する会話や双葉理保の作品ネタなど工夫も見られなくはないが、こと面白さという点に関して評価できるところは少ない。
    • 対局内容に対するリアクションも、アイテム使用時と上がった際に出るくらいで数は少ない。
  • ミニゲームはリンボーダンスや上体反らしといったシチュエーション重視のものばかりで、ゲームとしての面白さはほぼ無い。

総評

基本的には前作の方向性をそのまま受け継いだ続編だが、見直された点が多く改善した感はある。
特にグラフィックやモーションの水準は高めで、SIMPLE2000シリーズ・3D作品におけるこの系統のセクシーゲームとしても上位の出来である。

ただし麻雀部分は不具合こそないもののテンポが悪く、ストーリーや会話も力の入ったものではない。
あくまで良いグラフィック+フルボイスのヒロインに過激なコスチュームを着せて楽しむ鑑賞ゲーム、と割り切った方がよいだろう。
余りにバカバカしい作品全体のノリもそれを推奨している。

SIMPLE2500シリーズPortable!! Vol.8 THE どこでもギャル麻雀

【しんぷるにせんごひゃくしりーずぽーたぶる ぼりゅーむはち ざ どこでもぎゃるまーじゃん】

ジャンル 2人打ち麻雀
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ヒューネックス
発売日 2006年10月26日
定価 パッケージ版:2,500円(税別)
ダウンロード版:2,000円
判定 なし
ポイント OP曲とムービー、壁紙などが追加
3Dは描き直され、アニメ調のモデリングに

概要(PSP)

  • 『ラブ★マージャン!2』のPSP移植版。
  • オープニングムービーが付くとともに、双葉理保(CV:後藤邑子)による主題歌『テンパイ☆LOVE』が新規収録されている。
    • オープニング映像はそこそこの出来だが、やはり激しい動きは駄目だったようでダンスは相当ぎこちない。
    • 余談だが、この『テンパイ☆LOVE』は『ドリームクラブ』でカラオケ曲『カンパイ☆LOVE』としてセルフリメイクされた。
    • 更に原曲が『マージャン★ドリームクラブ』にて受付が歌うエンディングテーマとしても採用されている。
  • 移植に際して、顔グラフィックのモデリングが変わっている。
    • 具体的には移植前より目が大きく、「キレイ系」から「カワイイ系」により寄った印象の表情になっている。開発元のヒューネックス曰く「アニメ寄り」にしたとのこと。
    • 移植前と比べ表情がやや不自然という意見が散見されるが、髪の描写などは移植後のほうがリアルである。総合的にどちらが良いかは好みの範疇。
    • モーションに関しては全く変更なし。
  • そのほかには、PSPの壁紙にできるイラスト(1キャラあたり16枚)と、コスチューム色をRGB設定で自由に変更できる機能が追加。
    • 壁紙は、一定以上の点数差で勝てばひとつずつ貰える。数は多いがイカサマアイテムの使用OKなので取得自体は難しくない。色変更はゲームクリアで可能になる。
    • 壁紙の内容はゲーム内モデリングの使い回しなので、おまけ程度のクオリティである。
    • 水着を肌色にして楽しむことも可能。やろうと思えば。
  • 欠点はこのパッケージ。移植前も大概だったが、どうにも買い辛い。
    • まあ、ダウンロード版という選択肢もあるにはある。

@SIMPLE Vシリーズ Vol.1 THE どこでもギャル麻雀

【あっとしんぷる う゛いしりーず ぼりゅーむいち ざ どこでもぎゃるまーじゃん】

ジャンル 2人打ち麻雀
対応機種 プレイステーション・ヴィータ
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ヒューネックス
発売日 2014年4月30日
定価 1,500円
判定 なし
ポイント モデリング以外はPSP版と変更なし
肝心のモデリングは不評
不必要なDLC機能

概要(PSVita)

  • PSP版の『THE どこでもギャル麻雀』を、DLタイトルとして移植したもの。
    • ゲーム内容に一切変更は無いが、グラフィックはPSVita用にモデリングが一新されている。
  • しかし、そのモデリングは妙にリアル寄りの造形になってしまっており、評判が悪い。
    • まつ毛が目立つせいもあって印象がけばけばしく、個人の好みを差し引いてもほとんど改悪に近い。
    • 廉価版なりにVitaクオリティの真っ当なモデリングをしていれば、移植する価値はあったのだろうが……
  • DLCが追加されており、ゲーム内で使えるアイテムを買うことができる。
    • 買うことができるのは元々移植前からあったアイテムであり、本作でもゲーム内のポイントで普通に同額で購入できるアイテムである。
    • 「ゲーム内で買えるアイテムをDLCでも買えるようにした」以上なんら問題はないのだが、やはりDLC自体が批判の目が向きがちで、おまけに価格も妙に高いので印象は微妙である。
    • 代打ち機能のみ、移植前は自由に使えたにもかかわらず、DLCを買わないと使えない有料機能になってしまっている。
  • 結論として、他機種と比較して本作を選ぶ理由は全くない。
    • 500円上がるがVitaではPSP版がダウンロード可能なので、そちらを買った方がいいだろう。