【くりみなるがーるず】
シンプルでオーソドックスな2DRPG。
少女おしおきRPGのジャンル名の通り、作中の少女キャラクターにおしおきするという独特なシステムが取り入れられている。
開発はイメージエポックで、『世界樹の迷宮』シリーズで知られた新納一哉氏が原案を担当している。
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発売前には広報誌などでおしおきシステムばかりがピックアップされていたが、蓋を開ければRPGとしての作りこみが秀逸で、ストーリーやバトルに惹き付けられたユーザーも多い。
細かい点に残念な部分はあるが、ゲームとして大きく問題になるほどのものはなく、高水準でまとまっている良作と言えるだろう。
【くりみなるがーるず いんびてーしょん】
PSPからの移植版。副題の「INVITATION」には綴りに「VITA」が含まれている。
おしおきがキー操作からタッチパネル・背面タッチパネルのインターフェイスに変更。
解像度、アニメーション、ボイスともに(いろいろな方向に)パワーアップ。
おしおきが高解像度機種で大幅パワーアップしたが、ゲーム自体に大幅な追加要素ややりこみ要素は追加されていない。
PSP版をプレイしたことのない人には勧められるが、PSP版プレイ済みの人が改めてフルプライスでこのゲームを買うか、となるとやや物足りなさが残る。
キャラバランスなどは無印版でまとまっていたので、それを崩すような要素を入れずに上手く移植した佳作と言えるが、やはりゲーム的なボリュームを求めると物足りなさはある。
戦闘面含めやや不便なデザインはあるものの、耐性やバフやデバフなどを色々考える幅がある戦略を作る余地があるともとらえることができる。
それなんてエロゲなボイス、あるキャラの必殺技(*1)など、携帯機ながら公共の場でのプレイは控えた方が無難である。
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