『修正依頼』が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
『リトルバスターズ! ~Refrain~ 西園美魚密室殺人事件!?』に追記願います。
『エクスタシー』について、詳しい評価点、問題点の追記を願います。
このページでは『リトルバスターズ!』と『リトルバスターズ! エクスタシー』及びCS移植版、TVアニメBD/DVD第一巻初回特典ゲーム『リトルバスターズ! ~Refrain~ 西園美魚密室殺人事件!?』を扱っています。
【りとるばすたーず】
【りとるばすたーず えくすたしー】
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム | ![]() ![]() ![]() |
![]() |
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対応機種 |
Windows 2000/XP/Vista プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル プレイステーション・ヴィータ プレイステーション3 Nintendo Switch |
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発売・開発元 |
【Win】Key 【その他】プロトタイプ |
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発売日(*1) |
【Win】2007年9月28日 【Win(18禁)】2008年9月26日 【Win(PE(*2))】2012年11月30日 【PS2】2009年12月24日 【PSP】2010年11月25日 【PSV】2012年3月22日 【PS3】2013年3月20日 【Steam】2017年11月1日 【Switch】2020年4月23日 |
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定価 |
【Win】8,800円 【PS2】6,400円 【PSP/PSV】5,800円 【PS3】6,200円 【Steam】3,480円 【Switch】5,500円(全て税別) |
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レーティング | 18禁 | アダルトゲーム | ||
無印 | ソフ倫:一般ソフト | |||
CS機 | CERO:B(12才以上対象) | |||
判定 | 良作 | |||
ポイント |
お祭り騒ぎの楽しい日常 Refrainで評価を大きく上げた |
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Key作品 |
そのジャンルでは業界でも大手メーカーである株式会社ビジュアルアーツのブランド「Key」の第6作及び第7作の恋愛アドベンチャーゲーム。
第6作『リトルバスターズ!』(通称:無印)を18禁化して昇格・追加ヒロインを加えてキャストを一新したものが第7作『リトルバスターズ! エクスタシー』(通称:エクスタシー、EX)である。
関連作品として、本作のヒロインの1人である能美クドリャフカに焦点を当てたスピンオフ作品『クドわふたー』が発売されている。
これまでメインの原画担当だった樋上いたる氏に加えて、グラフィック担当だったNa-Ga氏もキャラクターデザイン・原画を担当した。
シナリオ担当は、麻枝准(企画担当)・都乃河勇人・城桐央・樫田レオの各氏。麻枝氏曰く「都乃河氏の育成を兼ねて制作された作品」ともこと。
主人公の直枝理樹は、幼馴染である棗恭介、その妹である鈴、同じく幼馴染の井ノ原真人、宮沢謙吾と共に全寮制の学校に通っていた。
彼等は昔、何かを悪者に見立ててそれを成敗する正義の味方「リトルバスターズ」を結成し、色々な事をしてきた。
両親と死別し塞ぎこんでいた理樹にとって、自らを外に連れ出し広い世界を教えてくれたその存在は大きかった。
時に無茶苦茶で考えられない行動をする彼等に巻き込まれながらもそのことを楽しく感じて彼らと一緒にいた理樹は、「ずっとこの時が続いたらいいのに」と考えていた。
ある日、3年生である恭介が就職活動から帰って来た。理樹は「リトルバスターズ」の4人に、「昔みたいに何かしよう」と持ちかける。
それを聞いたリーダー・恭介は近くに置いてあったボールを拾い上げ、宣言するのだった。
「野球チームを作ろう。…チーム名は、リトルバスターズだ!」
+ | クリックで開閉 |
ちなみに、上記2つのミニゲームは「能力アップ」がキモであり、これらが上下するアイテム(*4)もイベントで入手できる。
種類は多数にのぼり、入手するまでの過程も楽しめる。
シナリオ・演出
最終シナリオ - Refrain -
+ | 物語の根幹に関わる重大なネタバレ注意 |
ミニゲーム
楽曲・BGM
追加シナリオ
「世界の秘密」を前提とした個別ルートのシナリオ
癖の強いテキスト・シナリオ
HシーンのBGMがネタに走っている
個別ルートが長い
グラフィック
キャラクター
追加部分のボイスの音質が悪い
一部のキャラのHシーンがBADエンド限定
作中以外の要素で批判要素もあるが、大きく評価を損なうものではなく名作である。
キャラクターややりこみ要素はしっかり作られており、笑いや日常のイベントに重点を置くプレイヤーにはこれ以上ない良作ゲームになりえる。
現に、ニコニコ動画ではキャラクターが個別に大百科に登録されていたり、多数のMADや固有タグが存在していることから、本作のファンは非常に多いことが分かる。
18禁に抵抗がある人にはWin全年齢対象版やPS2/PSP/PSV/PS3版があるのでそちらからでも充分楽しめるだろう。
【りとるばすたーず りふれいん にしぞのみおみっしつさつじんじけん】
ジャンル | アドベンチャー | ![]() ※左下のディスク |
対応機種 | あそBD(*15) | |
メディア | BD-Video 1枚 | |
発売元 | Warner Bros. Home Entertainment | |
開発元 | Key | |
発売日 | 2014年1月29日 | |
定価 |
BD版:9,400円 DVD版:8,400円(共に税別) |
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備考 | TVアニメBD/DVD第一巻初回特典 | |
判定 | なし |
TVアニメ『リトルバスターズ!~Refrain~』のBD/DVDの第一巻初回特典のゲーム。
原作で美魚のシナリオを担当した樫田レオ氏が本編で使いたかったネタの一つを使ったシナリオで、
主役は理樹と美魚ではあるが推理遊びを通した『リトバス』ならではの「みんなでワイワイする話」になっている。
あそBDゲームなので若干不便ではあるが、おまけとしては十分作りこまれている作品である。
「理樹、大変だ」
恭介の顔つきは、いつになく真剣だった。 西園美魚は──眠るように力なく、そこにいた。 赤い、赤い血が、床にまで流れていた。
「そう、密室殺人です」
目の前の死体?が、目を開いて、しゃべった。 いや、しゃべった以上、それは死体ではないんだけど……。
「いかにして密室が作られたのか、その謎を解くんだ! ミッション、スタートだ!」
僕が探偵役? あまり、自信は無い…
(公式サイトより引用)
原作と同じく一般的なADVで、多少の選択肢もあるがシナリオ(SS程度の規模)を読み進めることが主眼の作品。
GUIは原作準拠のものだが原作にあった機能が一部削除されている。
作中のBGMは原作から流用している。
操作デバイスはBDリモコンかゲームコントローラーを前提としている為、PCのBDプレイヤーの場合は操作が難しい場合がある。
『リトルバスターズ!』の設定に準拠している。
主役は以下の3人だが、他キャラも出番の量こそバラバラだが登場する。
(これ以上は推理物であることと、本作の『説明』や『紹介』と言うよりはネタバレを含む本作や原作の『解説』になってしまう為、省略しています。)
ちなみに理樹を除いてフルボイス。
+ | ネタバレ |
リトバスのおまけにして推理物の短編でもあるが、あらすじからも推測できる通り、正しくは推理を主眼とした遊びの話である。
シナリオライターの樫田レオ氏と、作中で企画・演出を担当した美魚がミステリ好きということもあって、良くも悪くも捻くれた話となっている。
原作ありきでしかも短編程度のボリュームなので、純粋な作品としては大した評価が出来ないが、おまけとしては悪くない出来である。
*1 いずれも通常版の発売日。
*2 正式名称は『パーフェクトエディション』で、アニメ化記念にこれまでの18禁を除いた全ての追加要素を搭載した最新バージョン。
*3 例えば、『AIR』では主人公が名前を阪神タイガースの名選手と間違えられ、『CLANNAD』ではヒロイン達と町内の野球好きおじさんらが草野球で戦う外れルートがある。
*4 ただし、アイテムが活用できるのはバトルのみで野球は影響しない。
*5 本編の共通ルートでメンバー入りする5人を含めたメンバー10人のうち、理樹・鈴を除いた8人。
*6 これ自体にはしっかりと理由はある。
*7 声は霜月はるか氏。
*8 妙な表現だが「普通の変人」になっている。
*9 18禁要素に拒否反応がある人も居る。
*10 これに伴って一部設定が変化している。
*11 これに配慮してか、第9作『Rewrite』(Win全年齢対象)では「18禁版は絶対に出しません」と断言しており、実際に18禁版は現在も発売が予定されていない。
*12 厳密には18禁ではないが、性器の直接描写が避けられているだけである。そもそも『リトバス』のアンソロジーに厳密な18禁作品は存在しない。
*13 国内最大手のアニメ会社だが、その分『ガンパレード・マーチ』『キミキス』等の原作改変で叩かれている。
*14 ちなみに、アニメ化に伴って理樹・クドリャフカ・笹瀬川佐々美・西園美魚(担当声優が産休の都合で1期のみ代役を立てた)が本作とは異なる声優が担当する事になった。
*15 BDMV/BD-Video規格対応環境全般(BDプレーヤー/レコーダー・対応ドライブ搭載PC・PS3・PS4など)。
*16 ただし、原作の共通部分後半くらいのタイミングの描写なので恋愛描写はない。