【むーん】
ジャンル |
アドベンチャー (公称ジャンル:心に届くAVG) |
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対応機種 |
初出版:Windows 95 R版:Windows 95/98 DVD版:Windows 98/Me/2000/XP DVD-PG版:DVD機器 Win7対応版:Windows XP/Vista/7 |
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発売・開発元 |
Tactics (DVD版以降:NEXTON) |
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発売日 |
初出版:1997年11月21日 R版:1998年8月21日 DVD版:2002年7月12日 CD版:2002年9月20日 DVD-PG版:2003年1月30日 Win7対応版:2010年4月2日 |
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定価 |
初出版:7,800円(税別) R版以降:6,800円(税別) DVD-PG版:5,300円(税別) |
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廉価版 |
R版:2000年9月14日/3,990円 Win7対応版:2011年11月18日/4,667円(税別) |
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配信 | Win7対応版:2012年3月23日/4,571円(税別) | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | なし | |
ポイント |
登場人物や世界観の癖は強く、人を選ぶ異色作 母娘愛や絆といった面においては、本作でもきっちり描かれている カルト宗教や精神世界などのテーマを扱う為に賛否両論になりやすい 現在では、key作品の開祖的作品という見方が一般的 |
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Key関連作品リンク |
株式会社ネクストンのアダルトゲームブランド「Tactics」の2作目にあたるアドベンチャーゲーム。
後に人気を博する株式会社ビジュアルアーツのブランド、「Key」立ち上げ時の主要スタッフが集まった作品であり、その方面で有名。
当時としては珍しくシナリオ重視の作品ではあるが、難解な上に表面的にはいわゆる「鬼畜系」でもあり、後の『ONE』や「Key」の作品とは大分毛色が異なる。
いわゆるカルト教団的な存在及びその本拠地が舞台であり、センセーショナルな作品でもある(*1)。
また、非フルボイス版ではクリア後のおまけでRPGがついており、その中にCG/サウンド閲覧モード/スタッフルームも含まれている(*2)。
「不可視の力」と呼ばれている力を得ることを目的としている宗教集団FARGOから、長らく帰ってこなかった主人公の天沢郁未の母が帰ってきた。
しかしその直後に怪死した為、母の死はFARGOが原因だと確信した郁未は復讐の為に潜入することにした。
そこで潜入仲間となる巳間晴香と名倉由依、敬虔な信者の鹿沼葉子・謎めいているが度々助けてくれる少年と出会い、
数々の陰惨な出来事を目の当たりにしながらも、FARGOの謎に迫っていく。
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システムがあまり良くない上に描写や設定も人を選ぶ作品だが、それだけに独自性の強い作品となっている。
粗削りだが色々と考えて話が作られているので、決して薄いゲームではない。
「Key」関連の作品だからと言うだけの理由で手を出すのはお勧めできないが、
ある程度システムに耐えられて、更に普通ではない作品を望むならプレイしてみるのも良いだろう。
+ | ... |
*1 発売当時はカルト教団、オウム真理教が数々のテロ活動を行って世間を騒がせた後。
*2 後に販売された『MOON.DVD』などにはおまけのRPGがついていない
*3 一度だけ和姦シーンもあるがこちらも短い。
*4 製作者の麻枝氏が突貫で作ってデバッグも不十分とRPG内に書いている。
*5 また、中には真面目や変わり者の人間もいる。
*6 塗りについてはマシンの制約上、後の作品とは単純な比較はできない。
*7 ただし、これは当時フルインストールするような時代ではなかったので、音質を重視するゲームでは当時の標準だった。
*8 攻略情報を見るなら問題にならないが、そうでなければ前半から中盤まで選択肢が多いのでセーブをフル活用した方が楽。
*9 ビジュアルアーツの馬場社長が、「Key」の立ち上げ時は熱意などは並々ならぬものだったが、「ゲームの作り方自体が稚拙だった」という話をしている。例えばフローチャートなどを作らずに無為にテストプレイをしていたとのこと。
*10 ダウンロード版はインストールも不要。
*11 部活中に野○ソしたり好きな男子の机でオ○ニーは序の口。付き合って間も無い彼氏を逆レ○プしたという話すらある。
*12 作中でも惑わされてはいけないという旨のテキストがある。
*13 郁未が無自覚のうちに目的と違う場所に来ている、と言ったシーンもあるがこれはストーリー上の演出である。