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【げんそうすいこでんふぉー】
ジャンル | RPG | |
対応機種 | プレイステーション2 | |
メディア | DVD-ROM 1枚 | |
発売元 | コナミ | |
開発元 | コナミコンピュータエンタテインメント東京 | |
発売日 | 2004年8月19日 | |
定価(税抜) |
通常版/初回生産版:6,980円 限定版:9,480円 |
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プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:全年齢対象(*1) | |
廉価版(税抜) | PlayStation 2 the Best:2005年7月7日/2,800円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
2004年クソゲーオブザイヤー次点
操作性の悪さに苦労させられる海上移動 印象に残らない薄いシナリオ 大根ボイス・大根モーション 完成度の低いキャラ入替&紋章片システム それでもシリーズ作品らしい作品ではある |
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 | ||
幻想水滸伝シリーズ |
108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。
1995年12月15日にプレイステーションで第1作目が発売された『幻想水滸伝』シリーズの第4作。
シリーズ初のボイス付きで、『III』までの伝統だったコンバート要素を撤廃したが、クリア済みのセーブデータを継承して最初からプレイする周回制を用いた作品でもある。
プロデューサーは第1作目でキャラクターデザインを担当していた河野純子(*2)。
以上の通り、批判の声が多いのは無理もない。ただ、部分的な要素に目を向ければ少なからず評価されている所はある。
問題点は数多くあるが、シリーズファンにとってもっとも気になった点は、「大勢のキャラクターを活かしきれないシステムとバランスやストーリーの短さと薄さなどにもとづく、多くのキャラクターの存在意義の小ささ」であろう。
『水滸伝』同様に108人の仲間を売りにしてきたシリーズであったため、そのことがかなり目につかれることとなってしまった。
なまじ人気シリーズだったがゆえに話題にもなりやすくなり、クソゲーオブザイヤーでも取り上げられるようになり、ついには、2004年クソゲーオブザイヤー次点の烙印を押されるに至った。
しかし、当時のクソゲーオブザイヤーは、「知名度や期待度のわりには微妙」程度の出来でも次点に選ばれることなどざらにあったため、本作もそのうちの一つに過ぎないといえる。
その証拠に、致命的なバグや極端なバランスの悪さ・システムの根本的な問題などプレイに支障をきたす要素はなく、普通に遊べる代物でありファンもある程度存在している。
また、本拠地システム・108人の仲間・戦争をテーマとした殺伐とした世界観・いい意味でも悪い意味でもキャラクターたちの人間臭さや泥臭さ、といった、『水滸伝』をモチーフとした本シリーズならではの魅力も健在である。
*1 廉価版で付与されたレーティングを記載。
*2 当作品のキャラクターデザインとシナリオも担当。
*3 5人それぞれが上げられる最高値まで武器のレベルを上げることができる。当然、最高値が高いキャラは、加入時期が遅く、加入条件が厳しい。それと、戦闘員として、戦争パートの札の1つとしての機能も持つ。
*4 Iの150年前。5から3までは30年弱しか経っておらず、群を抜いて古い。
*5 一国の君主がリーダーとなると、他国の協力を得ようとしたときに、政治的な理由などからそれが難しくなる、など。
*6 1にも同じ名前のシステムがあるが、あちらは武器に特殊効果がつくというもので、本作の「紋章片システム」とはまったくの別物といってよい。
*7 本作では、色違いの「ワカメこぞう」が出現することが多い。
*8 他のRPGで例えると移動魔法を担当するキャラ。
*9 仲間キャラクターが自分の経歴や真意などを告白する施設。従来までの「探偵」の「仲間に関する調査」に当たる。