【がんだむばーさす】
ジャンル | チームバトルアクション | ![]() |
![]() |
対応機種 | プレイステーション4 | ||
発売・開発元 | バンダイナムコエンターテインメント | ||
発売日 | 2017年7月6日 | ||
定価 |
通常版:8,200円 限定版:11,200円(各税別) |
||
判定 | なし | ||
ポイント |
『MBON』との差別化自体はそこそこだが代わり映えはしない 第五世代と銘打たれるも残念な新システムと個性を無くす調整 全てのガンダムファンに捧ぐと言いつつ参戦作品大幅リストラ 既存のプレイヤーは落胆するも新規は普通に楽しめるので好評 |
||
ガンダムVS.シリーズ |
第4世代の『EXVS』~『EXVSMBON』とは異なる、「第5世代の完全新作」と称された『ガンダムvs.』シリーズの15周年記念作品。
コンセプトとしてはアーケード版『マキシブーストオン』(以下『MBON』)と別路線を目指し、開発された作品となっている。
前作『VS-FORCE(以下『FORCE』)とは異なり、本作はタイトルから『EXVS』の文字が消え、名実共に完全新規作品として製作されている。
しかし、実態としては既存のシステムやモーションを多く流用した派生的な位置づけの作品で、尚且つそれを実現するため細部に変更が加えられている。
キャラゲーとしての問題
システム的な問題
ストライカーシステムの問題
その他の問題
アーケードと家庭用でそれぞれ独自の方向性を出す狙いもあってか、インフレが極まったと言えなくもない『MBON』とは様々な差別化された一作。
そういう意味では期待値も高かったが、様々な面が変わり映えしない新システム、参戦作品の大幅なリストラ、各機体の個性消失など、既存プレイヤーからすると残念な出来となってしまった。
参戦作品のリストラ等でまず手を出すのすらやめてしまった人や、本作を買った後も既存シリーズを熱心にやりこんでいる層ほど本作の評価を低く付ける傾向にある。
また、批判の多かった『FORCE』での反省が活きていない部分も多く、「最初から出来たのでは?」と思わせる発売当初の不完全感から、もう少し練り込んでから発売すべきだったという声も多い。
同時に稼働している『MBON』と比較されて悪く見られる事も多いが、本作単体だけで見れば対戦ゲームとしてはそれなりの出来である。
全体で見ればゲームバランスも『MBON』とそれほど変わらないが、システムの共通化の甲斐もあって下層に関して言えばやや縮まっており、絶望的に使えない機体自体は少ない。
本作のみの機体や、アーケード同様の対戦環境の調整等、見るべき点も存在するので、本作が初の『VSシリーズ』なら普通に楽しめるだろう。
とはいえ、前述の通りアーケードに近い『MBON』とは差別化されている事に加え、家庭用『MBON』が発売された事もあり、アーケードへの入口という役割なら『MBON』に立場を譲る事になった。
*1 前々作に当る「マキシブースト」においてエクシアやフリーダム等が覚醒中限定で大型MAに換装するギミックがあったが、非常に使いづらくネタにしかならない死に要素だった。それを実戦的にブラッシュアップしたのがアルヴァアロンともいえる。
*2 通称「デデン!」。ヒイロがリリーナの招待状を破り捨てたシーンで有名。
*3 嫌う人からの蔑称・ネタとして楽しんでる人の愛称どちらの意味もある。
*4 その後3機ともに上方修正が入り「ジ・O」と「キュベレイ」はそれなりに500に相応しい強みを得た(前者は擬似タイと低コストを落とす能力、後者はファンネルを用いた待ちの射撃性能が高く自衛も強い)が、Ζは依然強みが物足りない性能。
*5 両者は元々準高コスト(今作では400)の性能や役割が前に出る戦闘スタイルと噛み合っていたため、今作で中コストになった結果立ち回りがかなり辛くなっている。
*6 初参戦の『FB』では0回、『MB』では作品移行時と調整で2回、『MBON』では作品移行時に1回の合計3回。
*7 動作としては「6本のビームサーベルを両手で投げつける」というものだが、メタスは原作設定でもビームサーベルを6本搭載している。また、『ガンダムバトルシリーズ』でも似た攻撃が見られた。
*8 EXVSシリーズでのルー機はカミーユ機との最大の違いとして、「グレミーに対して行った狙撃」が覚醒技として再現されていた。
*9 本作ではファのみが設定されているが、作中の活躍では「カツ・コバヤシ」の印象も強い。しかも、担当声優の浪川大輔氏はリディやミハエルなどの別役で参加している。
*10 作中で搭乗しており、バニング大尉の部下である「不死身の第四小隊」が登場していない。ベイト役の声優が故人という都合はあるが、他作品で既に代役起用の例もある。
*11 『MBON』でもヘビーアームズ改(EW版)が特定の動作を行うと、物凄く滑る挙動を取るといったバグが問題視されたが、こちらは早期に修正されていた。
*12 呼び出すとしばらく自機やロックした対象の後を追い、本体の攻撃に合わせて攻撃する。
*13 原作設定的にはむしろファルシアが操られている側であるが。
*14 一応フルクロスは格闘射撃共にかなり変更が入っており新たに対抗馬にナイチンゲールがDLCが追加されている。
*15 今作で得た強力な新技とEXVS仕様のアシスト・アメキャンを扱えるジ・オ等。
*16 徳丸氏は劇場版のみ。テレビ版やゲームで担当した政宗一成氏は存命だが事実上の活動休止状態である。