Cytus α

【さいたす あるふぁ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 Nintendo Switch
発売元 フライハイワークス
開発元 Rayark/ESQUADRA
発売日 2019年4月25日
定価 5,800円(税別)
プレイ人数 1人
3人(オンライン対戦)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 幻の「Cytus Ω」楽曲

本稿はアプリゲームが原作のゲームを扱っています。
本Wikiはアプリゲームの執筆が一切認められていないため、
Switch版の詳細に関する記述に限定しアプリ版固有の情報は(比較対象としてのものを除き)割愛しています。


概要

台湾のRayarkによるスマートフォン発の音楽ゲーム「Cytus」シリーズのNintendo Switch版。
シリーズ初代のリメイク作品となる。

基本

  • 本作(厳密にはシリーズ全体だが本Wikiの方針上)は画面上を往復するラインがノートとなるマーカーと重なったタイミングでマーカーに触れるという、メジャーな音楽ゲームとは違った基本ルールとなっている。*1
    • ボタン操作では上下左右もしくはABXYのどれでもいいので押せばよい。同時押しの場合はその数(2~3個)押す。
    • V字状のマークがついたマーカーは、タッチ操作ではその軌跡をなぞり、ボタン操作ではL/R/LZ/RZのいずれかをホールドする(2ライン同時の場合もあり、その場合は2ボタンホールドとなる)。
    • マーカーは紫+青と緑+橙の2つがあり、前者はラインが上に移動するとき、後者は下に移動するときにラインの動きに合わせて操作する。
  • 判定はPERFECT/GOOD/BAD/MISSの4段階で、コンボはGOOD以上でつながる。
    • コンボ数もスコアに絡んでいる。
    • クリア条件はスコア70万点以上。ランクは70万でC、80万/90万/95万でそれぞれB/A/S、70万未満はFailとなる。
      スコア理論値はALL PERFECTの100万点。この場合はランクもMM(MILLION MASTER)となる。
    • 厳密にはPERFECT判定にはTPへの加算値が異なる段階があり、真の理論値はTP100%である。
  • チャプター構成がされており、メインストーリー内のチャプターでは以下の条件で次のチャプターが出現する。
    • そのチャプター内の楽曲のベストスコア合計によって順次ストーリーが出現し、500万点になると次のメインストーリーチャプターが出現する。
    • チャプターの楽曲を8曲クリアする(同じ曲でもEASYとHARDは別にカウント)か、もしくは対戦で一定数の勝利をおさめるとサイドチャプターが出現する。
  • 譜面は各曲ともEASYとHARDの2つ、レベルは1~9の9段階。
    一部楽曲には裏譜面が存在し、後述するように特定の操作で出現する。中には裏譜面が2曲ある曲も。
  • オンライン対戦は選曲時にマッチング受付を行うほかに、難易度を指定してマッチング受付中のセッションに参加することが可能。
    • 難易度を指定してセッションが見つからなかった場合、自動的に指定した範囲内の曲からランダムで選択して待ち受けを開始する。

評価点

  • 幻の「Cytus Ω」楽曲の収録
    • 最終章のサイドチャプターは「OMEGA」と銘打たれており、幻に終わった「Cytus Ω」で収録される予定だった曲が収録されている。
      • パッケージ版の予約特典ではそれらを収録したCDが用意された。

賛否両論点

チャプター表題曲の長さ

  • メインストーリーのチャプターにはそれぞれチャプター名と同名の曲が収録されているが、チャプターによっては長い。
    • 途中でストーリー要素が出現するパートがあるためと思われる。その間はマーカーが出現しない。
    • 曲が長いことでノート数も多くなり、スコアの伸びが鈍くだれるかもしれない。

最終チャプター表題曲「The New World」の譜面のネタっぷり

  • 最終チャプター表題曲「The New World」の譜面がある意味ぶっ飛んでいる。
    その内容は「スタッフロールの最後に1個だけノートが出現する」というもの。しかもEASY譜面だけでなくHARD譜面も同内容であるため、HARD譜面のレベルも1である。
    • TP100%を達成しているのがこの曲の2譜面だけというプレイヤーもざら。

PERFECTの範囲が比較的広い

  • 上下端近辺に出現したマーカーをラインが折り返す前に触れてもPERFECTになるほどPERFECT判定の幅が広い。
    そのためMILLION MASTERランク程度では達成感があまり感じられないかもしれない。
    • 高TPを目指すならば、マーカー中央の線を意識するのが近道だろうか。

問題点

チャプター選択や選曲画面の不親切さ(裏譜面の見つけづらさも含む)

  • チャプター選択や選曲画面ではコントローラーでの基本的な操作は説明されており、タッチ操作でも最低限の要素はわかるものの、説明されていない要素も存在する。
    • L/Rでの難易度選択において選択されている方のボタンをもう一度押すことでも決定できるのはほんの序の口。
    • 曲によっては裏譜面があるものもあり、選曲画面でLZ+RZをしばらくホールドすることで出現する(確認画面でSTARTが赤く表示される。難易度は事前に選択しておく必要があるが、譜面レベルは実際にプレーするまで確認不可)。
      • なお、裏譜面の出現はLZ+RZホールドの他に特定のタッチ操作でも行える(「Saika」は背景に登場する曲名の漢字(「彩」「華」)にタッチして背景を青く変えることを双方で行うと出現、など)。こちらの方法はアプリ版と同じ仕様なのでアプリ版のWikiを参照のこと。一部「裏譜面を出現させると曲を変えないと表譜面に戻らない」曲があるのも同様。
      • チャプターRETRO(チャプター4「THE SILENCE」のサイド)に登場する「conflict(YM2151 Edit)」は特に仕様が異なるので特記する(タッチでの出現方法は曲名部分の連打(連打中は徐々に薄くなる)で、曲を変えないと元に戻らない)。
        このチャプターには名前の通りレトロゲーム風というテーマがあるためか、表譜面の曲は同様のアレンジが施されている*2のだが……裏譜面は原曲である
        また、「裏譜面出現時には専用の背景が出現し、譜面レベルもこの時点で確認可能」といった違いもある(専用背景はアプリ版から存在していたが、譜面レベル(8/9)が確認可能なのは本作独自仕様)。
      • 一部楽曲では、裏譜面の出現条件を満たしたその時点ではランキングを表示しようとするると表譜面のものになるため、背景と表示されるランキングに矛盾が発生する。*3
        この場合は確認画面を出して戻るとその裏譜面のランキングが閲覧可能になる。
  • チャプター選択画面でも以下の問題がある。
    • 表示される情報には「EASYおよびHARDのクリア済み曲数」「チャプターの総曲数」「チャプター内の各曲ベストスコアの合計」といったものがあるが、曲数は裏譜面も含めてカウントされるため、上述した裏譜面の存在を知っておかないと計算が合わなくなる
    • メインストーリーのチャプターではチャプター選択画面から直接選択してプレーするチャプター表題曲もカウントに含まれているが、これも非常に選択しづらい。
      その選択方法はLZ(EASY)もしくはRZ(HARD)をしばらくホールドし続ける、もしくはチャプターごとの曲数表示部分のタッチ(左半分ならEASY、右半分ならHARD)というものである。

ストーリーのわかりづらさ

  • ストーリーのキーワードになるのは「記憶すら継承可能な人工生命"Operator"」「人類を滅亡させるレベルの致死性を持ったウィルス」「それらの裏で動く陰謀」といったものがあるが、終盤については理解するのが難しい。

総評

曲に合わせて往復するラインに合わせた操作という一般の音ゲーと異なる操作のため、初見では戸惑うかもしれない。
しかし、それを超えればノれるゲームであるのも事実である。

また、本作は幻に終わった「Cytus Ω」に収録される予定だった曲を収録したCytusシリーズという点でも評価されている。

余談

  • DJMAXシリーズの楽曲を収録したチャプターも存在する。
  • 2019年8月下旬にニンテンドーeショップで行われていたセールでは、同じRayark製スマホゲームの移植作品である「DEEMO」「VOES」「IMPLOSION」の所持本数によって割引率が異なる(1本につき10%)というものが行われていた。