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議論開始日:19/12/13、初回〆日:19/12/20

LAMUNATION!-ラムネーション!-

【らむねーしょん】

ジャンル ノンストップハッピーコメディADV
対応機種 Windows Vista/7/8/10
発売・開発元 White Powder
発売日 2016年6月24日
定価 6,800円(+税)
レーティング アダルトゲーム
配信 2016年7月29日/6,600円
備考 Steam版のタイトルは『LAMUNATION! -international-』
2019年11月22日/1,320円
判定 賛否両論
ポイント 2016年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板次点
ひたすらギャグとパロディの応酬
KOTYから一転、『圧倒的に好評』に
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧

概要

Key」や「SAGA PLANETS」ブランドで有名な株式会社ビジュアルアーツの新規ブランド「White Powder」の処女作。
同人サークル「はいぺりよん」「Steroider」等で活動していたけっぽし氏がシナリオライターを担当している。

ストーリー大要
巨大企業「RMC」の支配する都市、セントアリアで暮らす5人の高校生が主人公。
街は栄える一方、RMC非提携企業のラムネ工場とダイナーは厳しい状況に陥っていた。
工場の娘「碧海らむね」とダイナーの双子の娘「レイラ」「アイリス」は事態を打開するためB級グルメコンテストに応募する。
主人公「紅星月菜(るな)」と双子の妹「陽菜(ころな)」もこれに協力。
5人の青春ストーリーが始まる。

評価点

  • (主人公以外は)フルボイス
    • 地の文*1も読み上げてくれるため、オートにしておくと作業をしながらボイスドラマとして聞くこともできる。
    • 声優のレベルも高い。数度の入れ替わりシチュやモノマネにも対応している。
  • BGMが良い
    • 公式はEDMを強調するが、ピアノ、ロックなど幅広く収録されておりどれも良曲。

賛否両論点

  • とにかくギャグ、パロディの応酬
    • 全編にわたってギャグ、特にアメリカの映画・TVのパロディが隙間なく繰り返される。
      • パロディ元はスタートレック、メンインブラック、フルメタルジャケット、サウスパーク、ビバリーヒルズ高校白書などアメリカ系でも非常に多岐にわたる。
      • ゲームネタも多い。タイトルからしてGTAシリーズの銃砲店「Ammu-nation」のパロディである。*2
      • 他、ネットミーム・野球・プロレス・政経・芸能ネタなど挙げるとキリが無い。
      • キャラを問わず英語の感嘆詞を乱発する。
      • 特に主人公は絵に描いたようなアメリカ風のコメディリリーフ。
      • シナリオだけでなく、演出面でも洋画やリアリティショーを意識したものが多くみられる。
    • 場面展開は非常に雑。特にメインの話が進行しないギャグパートになると、繋ぎすらなくブツ切りのギャグシーンを連発する形になる。
      • スピード感があると言えばある。
    • うんこちんちんレベルのギャグも割と登場し、下品という評価も多い。

問題点

  • プロットは非常に雑。
    • 基本的にはラムネ工場(とダイナー)の経営不振とB級グルメ大会が中心(であるはず)なのだが、その周辺の描写が非常に雑。時間的にも短い。
      + ネタバレのため折り畳み
      • B級グルメ大会には抽選に漏れ、当初出場すらできない。
      • 後、「魔女*3」に出場権を届けて貰い出場が叶う。
      • ラムネの新商品・ダイナーの新メニューを開発して上位を獲得し万々歳、という短絡的なオチ。
        • 新商品・新メニューの開発シーンも無ければ、具体的にどういうものなのかという説明すら無し。
        • 他、「ラムネーション」という流行語を生み出した、宣伝用のインターネット番組を作った、という話は出てくるが、十分な説明になっているとはとても言えない。
    • 舞台となるセントアリア及びRMC社に関する設定は長々と語られるが、物語中で活かされることはほぼ無く、トンデモアイテム・超展開の言い訳にしか使われない。
      • 特にトゥルールート(陽菜ルート)ではRMC社内の極秘プロジェクトなどについて語られるが、語るばかりで回収せずほとんど無意味。
    • 特に説明もなく過去作のキャラ・世界設定が出てくるため混乱する。
    • 酔客やテロリストを軽口混じりに素手で殲滅する。この手の超人描写がダメな人にはとことんダメ。
  • Hシーンがある。しかもまとも。
    • エロゲーなので当たり前なのだが、本作では主人公がぶっちぎりのボケキャラであることが壁として立ちはだかる。
      • 主人公らしいこともするが、基本的には『ボボボーボ・ボーボボ』のボーボボや『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』のじーさんに近いキャラ付け。
        顔はイケメンとはいえ、数時間に渡る彼のコントを受け入れられたプレイヤーですら(だからこそ)、そんなボケキャラに真剣にセックスを始められても困惑するばかりで抜くどころではなくなってしまった。
  • 画力はあまり高くない
    • 立ち絵やイベントCGはいいが、Hシーンでは変な角度で生える手足、長すぎる胴など画力の低さを露呈している。

総評

公称「頭を空っぽにして楽しめる痛快ノンストップコメディADV」。
言うだけあり、頭を空っぽにして次々流し込まれるギャグ・パロディを受け入れられれば十分に笑える一本。
パロディ元の幅やキャラへの落とし込みに見るべき部分も多く、雑談形のコメディADVの中では異彩を放っている。
一方、完成度は低いどころの騒ぎではなく、乱雑に書き上げたギャグシーンを適当につなぎ合わせたどうしようもないゲームという言い方も可能。
基本的に文学的な評価点は皆無で、抜きゲーとしても使えない。
プレイヤーがゲームに何を求めるか、どこまでゲームを丸呑みできるかで評価が180度変わる、極めて癖の強いADV。

余談

  • 基本情報欄にある通り、2016年の発売当初はエロゲー板でコキ下ろされた。凡作どまりであるという擁護(?)選評も出て大賞は免れたが、総じて評価は低かった。
  • その後、2019年11月22日に日英中の三カ国語版になって『LAMUNATION! -international-』としてSteamでリリース。
    同時に990円でセールを行うと好調な売れ行きを示し、ブラックフライデー期間の中「話題の新作」に居座り続けた。
    • こちらは150件を超えるレビューのほぼ全てが高評価、vndbでも7.8点という非常に高い評価を得た。
      • White Powderというブランド名も相まって「クスリキメてんのか?」というレビューが散見された。
  • 英語版も「らむね母」が「Lamune's Lamammy」と訳されるなど原語版の雰囲気をきっちり引き継いでいる。