【こんとろーる】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Windows (Epic Games Store / Steam) Nintendo Switch プレイステーション5 Xbox Series X/S |
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発売元 | 505Games | |
開発元 | レメディー・エンターテインメント | |
発売日 |
【PS4/One/Win (Epic Games Store)】2019年8月27日 【Win (Steam)】2020年8月28日 【Switch】2020年10月28日 【PS5/XSX】2021年2月2日 |
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定価 |
【PS4/Switch/PS5/XSX】4,980円 (DL版) 【PS4】6,800円 (パッケージ版) 【Win】4,180円 (Epic Games Store) / 4,980円 (Steam)(*1) |
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プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
備考 | IGN US 2019 Game of the Year受賞作品 | |
判定 | なし | |
ポイント |
超常アイテムの収容に奔走するアクションアドベンチャー リアルタイム・レイトレーシングによる美麗グラフィック ボスや超常現象の魅力は今一つ |
未知の世界を生き抜け。
『ALAN WAKE』『Quantum Break』を手掛けたフィンランドのREMEDYが送る、超能力を駆使するTPS・アクションアドベンチャー。
全体的なプレイ感は『Saints Row IV』+『inFAMOUS』といった感じで、ゲーム全体の雰囲気に反し豪快でド派手なアクションを楽しめる。
NvidiaのRTXシリーズグラフィックスカード、及びAMD Radeon RX 6000シリーズ以降のグラフィックスカードでは「リアルタイム・レイトレーシング」機能の対応により反射像の表現が緻密になっており、非常に美麗なグラフィックが特徴。
エンジン自体は『QUANTUM BREAK』で使われた自社製のNorthlightエンジンを改良したものが使われているのに加えて、NvidiaのRTXシリーズ向けにDLSS 2.0にも対応している。
そのため、RTX 3060や2070 SuperなどのGPUでも一定のパフォーマンスを保ちながらそこそこの4K画質でプレイ可能。なお、AMDのFidelityFXには非対応。
超常現象を引き起こす「変貌アイテム」を収集し収容する政府機関「捜査局」を訪れた主人公のジェシー・フェイデン。 自分の頭に語り掛けてくる声「ポラリス」に導かれて来た彼女は、局長が拳銃自殺する現場 に立ち会ってしまう。 ジェシーは局長の拳銃を拾い上げるが、それは「サービスウエポン」と呼ばれる「パワーオブジェクト」だった。 そのまま「アストラルプレーン」で一連の儀式を受けたジェシーは、サービスウエポンの所有者、そして捜査局の新局長に任命される。 新局長ジェシーは、「ヒス」に侵略された捜査局の秩序と機能を取り戻すため超巨大ビルであり捜査局本部でもある「オールデスト・ハウス」を奔走する。
舞台設定
主人公の能力
通常 | 最初に持っている形態。一般的なピストルと同様の挙動。 |
粉砕 | ショットガンにあたる。距離減衰がかなりきつく、強化で調整して本領を発揮する。 |
連射 | マシンガン。DPSは高いが精度があまり高くなく、近~中距離のザコ向け。 |
貫通 | スナイパー? チャージショットで、高精度・高威力だが1発でエネルギーの半分を消費する。物体の破壊能力も高い。 |
爆発 | グレネード。チャージが必要だが高威力。3発を同時に飛ばすこともでき、瞬間火力が非常に高い。 |
サージ | 粘着爆弾。左クリックで発射し右クリックで爆発。瓦礫に貼り付けて瓦礫ごと投げつけるということも可能。 |
投擲 | 念力。周囲の物品を念力で保持し、投げつける。投げる品物によっては強烈なダメージになる。 |
回避 | 短距離テレポート。緊急回避にあたる。回避のほか、空中ダッシュやガラス面を突き破るのにも使える。 |
防御 | シールド。周囲の瓦礫を持ち上げ弾を遮る。 |
洗脳 | HPの減った敵を洗脳し味方にできる。 |
浮揚 | ハイジャンプとホバリング移動。エネルギーゲージを消費しないが制限時間がある。アップグレードで急降下攻撃も可能。 |
クラフト・アップグレード
「SCPオマージュのアドベンチャー」として発売前から注目を集めていたが、蓋を開けてみればどうにも半端な出来だった作品。
グラフィックは素晴らしいの一言だが、魅力的な異常現象や謎解き要素はかなり少なく、単にオフィスビルを探索して回っている感が否めない。
シナリオやボスキャラ、サブクエストなどにも特筆すべきものはあまり無い。
総じて完成度は高く、作りの良いゲームではあるのだが、今一つ設定を活かしきれていない面や一般的なシステムを安易に導入してしまった面が目に付く、残念な作品になってしまった。
本作はIGN USの2019年 Game of the Yearである一方、IGN JAPAN(*8)ではノミネートすら逃しており、日本と欧米のゲーム観の差が如実に出たゲームとも言えよう(*9)。
*1 PS4パッケージ版以外はDLC同梱の『Ultimate Edition』の価格。また、価格はWin版を除き税抜き。
*2 銃は100年近く前のルイス機関銃が使われているのに、コンピュータはセーフといったよく分からない部分もあるが。
*3 初期値はゼロ(エイムアシスト無し)。
*4 本作では「ジュークボックス」となっている。
*5 公式チートが採用されている「RAGE2」では一度でもチートをオンにしたデータでは実績が進行しない。
*6 元ネタの方はあまりに有名になりすぎ、作家の意図からかけ離れたイメージをつけることになった、として現在画像を載せていない。
*7 正式名称は「歪曲ヒス」。
*8 日本語版発売時期の関係で、IGN JAPANでは2019年ではなく2020年が審査対象。
*9 同じように日本と欧米で評価に差があるゲームとして『Bioshock Infinite』がある。
*10 Epic Games Storeの方はSteamより若干遅れて配信が開始された。なお、こちらはDLCなしの方も継続して配信されている。