スーパードロップジグソー Vol.1
【すーぱーどろっぷじぐそー ぼりゅーむ1】
スーパードロップジグソー Vol.2
【すーぱーどろっぷじぐそー ぼりゅーむ2】
| ジャンル | ジグソーパズル | 
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| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売ソフト | 
| 発売元 | スターサイン | 
| 開発元 | Jorge Biedma Azuar | 
| 配信開始日 | 【Vol.1】2020年7月16日 【Vol.2】2020年10月29日
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| 定価 | 600円 | 
| プレイ人数 | 1~2人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | 【Vol.1】CERO:A(全年齢対象) 【Vol.2】IARC:7+
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| 判定 | なし | 
| ポイント | 落ちもの操作のジグソーパズル 各バージョン共に25種類のイラストを収録
 分ける意味がないモードの水増し感
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概要
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スターサイン発売によるNintendo Switch専用ダウンロードソフト。現時点では2作品が発売されている。元は海外のSwitch用DL配信ソフトである『Super Puzzles Dream』シリーズの『#womenUp, Super Puzzles Dream』と『#Halloween, Super Puzzles Dream』を日本版にローカライズしたもの。
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海外では前述の2作品の他に、クリスマスを題材にした絵柄の『#Xmas, Super Puzzles Dream』や世界のファンタジーテイストな絵柄がメインの『#NoLimitFantasy, Super Puzzles Dream』もリリースされている。
ジャンルはジグソーパズルそのものだが、落ちものパズル感覚でピースを操作していくのが特徴的。
収録イラストは共に25種類で、『Vol.1』は女性のイラスト、『Vol.2』はハロウィン関連のイラストが描かれている。
各バーションのゲームルールはほぼ共通なため、このページでは両者統一での紹介を行う。
ゲームルール
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『Vol.1』と『Vol.2』の違いについて
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根本的なゲームルールは両者共通だが、以下の相違点が加わっている。
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『Vol.1』のシニアモードとジュニアモードは1人プレイ専用だが、『Vol.2』では交互操作による2人協力プレイも可能となっている。
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『Vol.1』のピースの端の凹凸はすべて丸みを帯びた形状だが、『Vol.2』では星型や四角型などのバリエーションを含む形状も加えられている。
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『Vol.1』における1人プレイ時のピース操作はアナログスティックとボタン側の両操作に対応しているが、『Vol.2』はアナログスティックしか対応していない。
 
 
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モードについて
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主なモードはメインである「シニアモード」「ジュニアモード」と2人対戦の「対戦モード」の3つ。最初からすべてのモードが選択可能。
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シニアモードは「7×7」~「10×10」、ジュニアモードは「4×4」~「6×6」、対戦モードは「5×5」~「8×8」のピース数から選択できる。
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イラストはすべてのモードにおいて同じものが使用される。シニアモードとジュニアモードは前のイラストをクリアしないと他のイラストがプレイできない。
 
 
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問題の解き方
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落ちものパズル感覚でランダムに発生するピースを操作し、ピース端の凹凸や絵柄を頼りにすべてのピースをはめ込めば問題クリア。
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問題開始時は下の列のピースがあらかじめ固定ではめ込まれており、いかなる要因でも変動はしない。プレイヤーは残りの列のピースをはめ込んでいく。
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ピースを正しい位置にはめ込めなかった場合、それまでにはめ込んだピースのどこかが外されてしまうペナルティ。外されたピースは後に再登場する。
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ミス操作なく隙間なくピースをはめ込み続ければ「コンボカウンター」が発生し、後述のクリアランク上昇が発生しやすくなるボーナス。
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クリア後は成績に応じて3段階までの「クリアランク」がイラスト及びピース数別で記録される。また、ピース数別で最速クリア記録もされる。
 
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対戦モードにおいては以下のルールが適用される。基本的な問題の解き方に関してはほぼ相違なし。
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左右二分割でのプレイとなり、お互いのプレイヤーが分かれて問題をプレイしていく。先にすべてのピースをはめ込んだプレイヤーが勝者となる。
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ピースをはめ込むと「アタックゲージ」が溜まっていき、最大まで溜まると相手のピースのどこかを外してしまう妨害行為ができる。
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対戦特化のモードなので勝者敗者を決めるのみの目的となる。そのため、このモードにおいてはクリアランクや最速クリアの記録はなされない。
 
 
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操作体系
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アナログスティック等左右でピースの左右操作、同じく下で落下速度の加速を行う。問題をクリアするまでこの操作を繰り返していく。
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落ちものという関係上、ピースは上から下へと落ちていく。はめ込みできる場所がないままにピースが落ち切ってしまうとペナルティへと繋がってしまう。
 
 
評価点
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ジグソーパズルと落ちものの融合
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ピースをはめ込んでいくジグソーパズルと、落ちものパズル感覚の操作体系が上手く融合しており、ほぼ違和感のないプレイが行える。
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「ノンストップで落ちてくるピースを左右操作ではめ込んでいく」という単純明快な操作体系であり、ルールとしては非常に分かりやすいものとなっている。
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従来のジグソーパズルと比べてはめ込みたいピースを選ぶ手間が省略されている分、ピース数にもよるがクリアまでの時間は比較的短期で済みやすい。
 
 
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魅力的なイラストの数々
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『Vol.1』は美的センスが光る女性イラスト、『Vol.2』はホラー&ポップなハロウィンイラストが収録されており、そのクオリティはなかなかに高い。
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各バージョンにおけるイラストの収録数としてはやや小振りだが、販売価格や複数のピース数から選べる事を考慮すれば十分なボリュームがあるといえる。
 
 
問題点
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謎のモードの水増し感
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シニアモードとジュニアモードはプレイできるピース数しか差異がなく、モード分けをしている意味が感じられない。
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プレイできるイラストは全く同じなのに、モードを分割させるものなのかといわれるとかなり疑問。モードによって演出が変わるといった差異もなし。
 
 
総評
落ちものパズル感覚でジグソーパズルがプレイできる試みがユニークであり、ピースをはめ込んでいくというジグソーパズル本来の面白みも含まれた一作。
ジャンルの性質上、ゲームとしての早期マンネリは拭えないものの、一風変わったジグソーパズルをプレイした人は触れても損はないと思われる。
最終更新:2023年09月29日 15:23