Death Coming
【です かみんぐ】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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Windows Vista/7/10
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開発・発売元
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NEXT Studios
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発売日
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2017年11月6日
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定価
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698 円
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プレイ人数
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1人
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判定
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なし
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ポイント
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日本語あり
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ストーリー
死んでしまったらしい主人公"ボク"は、死神に「仕事を手伝えば生き返らせてやる」と持ちかけられ、人々を殺す仕事を始めた。
概要
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アクションパズルである。
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クォータービューのフィールド内でNPCがそれぞれのパターンで行動している。
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フィールド内にプレイヤーが操作可能なオブジェクトが散りばめられており、それらを操作して事故に見せかけてフィールド内の人々を殺す。
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Act.1 ですら22種類もの操作可能なオブジェクトがある。信号のように何度か使用可能なものもあるが、基本的には1度しか使用できない。
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フィールド内の人々を規定数殺せばクリアとなるが、「残業」を選んで高スコアを狙うことも出来る。
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NEXT Studiosは中国企業テンセントの子会社である。
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ゲーム内のマップにはプレイヤーが利用できるような欠陥があるまま修理されずに放置されているオブジェクトが多数あったり、ゲームプレイに無関係なゴミが落ちていたりするのは、まさに中国らしいイメージではある。
評価点
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凝ったレベルデザイン
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例えば、Act.2の密室にいる社長秘書。この部屋にはプレイヤーがインタラクトできるオブジェクトはなく、しかし彼女は絶対にこの部屋から出ないが、殺す方法はある。
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付近で人が死んだ時のみ逃げて移動するキャラがおり、そのタイミングでしか殺せなかったりする。
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あるいは、何かのきっかけでしか移動しないキャラもいる。
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ほとんどのmapにおいて、プレイヤーが誰かを殺すことでmap内のストーリーが進行してゆく。
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特別なイベントを起こさないと殺せないNPCがいる。
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見張り役のNPCがいて、見張り役が生存している間は特定のギミックが使用不可となる。
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「目を盗んで」という方法は使えず、先に見張り役を殺す必要がある。
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使用不可な場合はギミックに
緑色の影
が付く。使用可能になると他のオブジェクト同様に
赤色の影
に変わる。
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気候によってNPCの行動やギミックの使用可否およびその効果が変わるものがある。
賛否両論点
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ネタに走りすぎている
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Act.7はNEXT Studiosが舞台であり、自虐を込めた内輪ネタ過ぎる展開。
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Act.2の社長秘書の部屋に大人の玩具が散乱しているなど、下ネタが過ぎる。
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Act.6は探検家ジョーンズが宝探しをしているという、某映画シリーズの設定となっている。
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人喰い植物は完全にマリオのパックンフラワーとか、それ『Dungeon Warfare』のトラップだろ! 工事現場の足場のは『ドンキーコング』のオマージュか!、などゲームのパロディも多い。
問題点
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ボリューム不足
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Act.7までしかなく、クリアだけなら数時間で終わってしまうボリュームである。
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さすがに初回プレイでパーフェクトを狙うことは難しいことと、ランキングボードがあってコンボによる高得点を重ねることでハイスコアを競うことが出来ることから、やり込む余地は無いわけではないが。
総評
アイデアは目の付け所が良かったが、シナリオや細部で悪ノリが過ぎており、嫌悪感を覚える人もいるであろう。
もともと低価格ではあるが、それでもボリューム不足な感は否めず、面白いルールであるのにいろんなステージを楽しめずに残念である。
最終更新:2021年04月07日 03:28