思い出GAMES!東海再オンエア

【おもいでげーむす とうかいさいおんえあ】

ジャンル アクション
対応機種 iOS(iOS11以上)
Android(7.0以上)
開発元 変幻茶屋
発売元 中京テレビ
発売日 2021年3月15日
定価 500円
判定 なし
ポイント YouTuberの人生を追体験
東海オンエア関連シリーズ
イケ麺はつくれる! / ズキューーン / ボクチキ / 東海再オンエア
思い出GAMESシリーズ
ゾックゾクアドベンチャー / 東海再オンエア


概要

変幻茶屋が展開する思い出をゲームとして共有するコンテンツ『思い出GAMES』シリーズ第2弾。
今回の主役となったのは愛知県岡崎市で活動する6人組YouTuber「東海オンエア」のリーダー・てつや氏。
彼の高校生時代から現在までをゲームで追体験していく。

特徴

  • アクション
    • 横スクロールのアクションステージを進んでいき、特定の場所まで到達するとイベントが進行する。
    • 操作は移動とジャンプ、特定のキャラや場所で押すとイベントが発生するイベントボタンの3種類。
      • 特定の場面のみ投擲武器が使用可能になる。
  • 思い出ミッション
    • 特定の場面まで進むと思い出ミッションと称したミニゲームが発生する。

評価点

  • ネタの豊富さ
    • 「個人的な思い出をゲーム化」という触れ込み通り、ゲームとしての脚色はあれどしっかりと再現されている。
      • 排気ガスが回復アイテムのレースアクションや実際に配布していたビラを投擲武器にするなどちょっとしたバカゲー的なノリもある。
    • ファンでも知らないようなマニアックなネタには解説が挟まれる。
    • 演出面においてもネタがかなり充実している。
    • 各イベントシーンやアクションパートのドット絵は細かく作りこまれており、場面ごとに当時の髪型や服装を再現している。
    • 本作のBGMは彼らが動画で使うフリーBGMがそのまま採用されており、ファンならニヤリとする要素である。
    • 初投稿動画の「鼻からミルクティーを一気飲み」や現在は視聴できない「味噌汁風呂作ってみた《先輩の家で勝手に》」をイベントシーンで再現している。

問題点

  • ボリュームが薄い
    • アクションステージは難易度が低く短い。2時間足らずでクリアできる。500円相当のボリュームとは言い難い。
      • 寄り道や隠し要素、ミニゲームのやり込み要素は存在するがそれでもボリューム不足を補っているとは言い難い。
  • 東海オンエア結成から現在までは駆け足気味。
    • チャンネル登録者数100万人までの道のりはミニゲームによるオリジナル展開でそこからは一気に現在までスキップされる。
      • 結成から現在までの軌跡は彼らの動画を視聴してくださいということかもしれない。
  • イベントシーン
    • 文字送りが自動進行のみで手動で進めることができない。バックログもない。
    • アップデートにより早送り機能が追加された。
  • ラストステージ
    • 難易度がげきあまと修羅の2種類あるのだが両極端すぎる。げきあまであればギミック無しの段差を登っていくだけであっさり終わる。逆に修羅は調整不足と言える難易度になる。
      • ジャンプの高さや距離と足場の幅、着地点の敵の配置と攻撃頻度が噛み合っておらず、ダメージを必ず受けないと進めないような場所が存在していた。
      • アップデートにより修羅の難易度が下げられた。

総評

イベントシーンは「個人的な思い出をゲーム化」という触れ込み通り内輪ネタを織り交ぜながらもファンサービスも多く、本人だけでなくファンであっても十分に楽しめる。 しかしゲームとしての完成度は低く、値段相応とは言い難いボリュームとなっている。ゲーム性よりもイベントを見て楽しむゲームと割り切るしかない。
開発の変幻茶屋は本シリーズをデジタルファンアイテムと称しており、その趣どおりファンであれば購入して損はないだろう。

余談

  • 配信の2日前となる2021年3月13日に本作の宣伝番組「人生のゲーム実況!東海再オンエア」が中京テレビにて放送された。
    • 実際に東海オンエアが本作をプレイしながら当時の思い出について語る内容になっている。
    • 現在では公式Youtubeチャンネルにて視聴可能。この番組で明かされた本人の裏話もあるため、ファンであれば視聴をしてみるといいだろう。
      但し、ゲームのほぼ全編を番組内で公開しているためゲームのネタバレが嫌な人は注意。
最終更新:2024年03月09日 21:23