Puckman Pockimon

【ぱっくまんぽっきもん】

ジャンル アクション
対応機種 アーケード
発売元 GENIE
発売日 2000年
プレイ人数 1~2人同時プレイ
備考 日本未発売
判定 クソゲー
ポイント 著作権侵害な商業作品のゲーム
謎の実写画像
ドラちゃんの再来?
パックマンシリーズ
ポケットモンスターシリーズ


概要

韓国のGENIE社が発売したアーケード用ドットイート・アクションゲーム。
ステージを走り回り全てのエサを食べればステージクリア。


問題点

  • 本家パックマンよりゲームバランスが崩壊している。
    • レバーで主人公を動かして全てのエサを食べればステージクリア。追いかけてくる敵は、パワーエサで倒すこともできる。
    • また本作独自のアイテムとして太極が存在する。これは得点フルーツや1UPとは違いマイナスアイテムで、取るとステージのエサがすべてリセットされてまた取り直しになるというとんでもない仕様。
      • 加えてこの太極はフルーツや1UPとは異なり主人公に向かってくるという迷惑な仕様で、敵から逃げる際に向こうからやってきたら敵に当たるか取ってエサばらまきかを迫られる。
      • このアイテムのせいでゲームバランスは崩壊しており、本家パックマンへの風評被害も甚だしい。
      • またレバー操作を上下左右反転させるドクロ瓶もあり、こちらは主人公から逃げ回るもののこれまた迷惑なマイナスアイテムである。
  • そして何より理解しがたいゲームシステムとして、なぜかステージクリアごとに赤い垂れ幕が下りたあと、パックマンともポケモンとも無関係な女性の実写画像が表示される。
    • この手の画像が脱衣麻雀などのアーケードゲームに求められていた80~90年代ならまだ需要はあっただろう。しかし本作のリリースは2000年。すでに世界的にWindows95や98のパソコンが普及しており、その気になれば自宅や漫画喫茶のインターネットでセクシーな画像を検索することができるようになった時代である。
      • しかも画像は大してセクシーとはいえない面白味のないものばかりである上、女性の画像というそもそものコンセプトからしてパックマンやピカチュウを好む子供向けのゲームとしても不適切といえる。メーカーは一体、何がしたかったのか。

評価点

  • パックマンとピカチュウの2P同時協力プレイができる。
  • ステージの地形パターンはバラエティに富んでいる。
    • またグラフィックの書き込み具合はやけに細かいほか、地形グラフィックは町やケーキや海など複数用意されている。
  • 制限時間内に全てのエサを食べるボーナスステージという新要素がある。

総評

地形グラフィックやボーナスステージといった新要素は目を見張るものがあるが、キャラクターの無断使用や謎の実写画像といった問題点がすべてを台無しにした一本。
ゲームセンターで見つけたら同じアーケードゲームの本家本元パックマンを遊んだほうがよいし、話の種に遊ぶにしても実写画像で周囲が気まずくなるであろう誰得なゲームである。


余談

  • 本作のスコアランキングのデフォルトネームは英語圏の人名が多い。
    • しかし実写画像の女性はアジア圏の女性であり、開発は謎に包まれている。
  • ナムコと任天堂(ゲームフリーク)に無許可で『パックマン』と『ポケモン』の版権を使用している。
    • ステージ開始時の音楽もミズパックマンからの盗作であるほか、敵のデザインもパックマンのゴーストやポケモンのカビゴンに似ている。
    • 一応名前だけ「Pac-Man」→「Puckman」、「Pokémon」→「Pockimon」と微妙に変えてあるものの、元ネタは一目瞭然。
      • ちなみに中国版は『精靈家族』というタイトルに変更されている。
  • パクリ元のパックマンは最初の英語表記は本作と同じ『PUCKMAN』だったが、アメリカへの輸出の際にFワードを連想させるというアメリカ側からの指摘が入り、『PAC-MAN』に改められたという経緯がある。
  • 発売元のGENIE社は本作以外にゲームを出さずに解散した模様。

プレイ動画

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最終更新:2023年05月18日 20:56