レゴムービー ザ・ゲーム

【れごむーびー ざ げーむ】

ジャンル アクションアドベンチャー



対応機種 プレイステーション4
プレイステーション3
Wii U
ニンテンドー3DS
発売元 ワーナー エンターテイメント ジャパン
開発元 TT Fusion
発売日 2014年11月6日
定価 3DS パッケージ:4,700円
ダウンロード:4,200円
その他 パッケージ:5,700円
ダウンロード:5,200円
プレイ人数 3DS 1人
その他 1~2人
レーティング CERO:B(12才以上対象)
判定 スルメゲー
ゲームバランスが不安定
ポイント あらゆる行動がノーヒント
世界観やストーリーは超ハイクオリティ
挫折しなければ楽しめる
レゴシリーズ


概要

アニー賞受賞作の大ヒットアニメーション映画『レゴムービー』を題材にした3Dアクションゲーム。
映画のストーリーをなぞりつつ、マスタービルダーとしての青年エメットの冒険を描く。
海外ではXbox360/Xbox One/Windows/MacOS/iOS/Android/PSV版も発売されている*1


あらすじ

平凡な青年のエメットは、ある日「世界を救う者」と間違えられて戦闘に巻き込まれる。エメットはワイルド・ガールことルーシーに率いられ、世界を股にかけた冒険に出る。


システム

  • 基本的には3Dアクション。場面によって変わるキャラクターを操作しながら目的を達成し、シナリオを進めていく。ステージごとの操作はミニゲーム的であまりに多彩なため、ここでは列記しない。
  • お金に当たるチップ(銀・金・青・紫)は道に落ちているほか、さまざまなアイテムを操作することで大量にばらまかれる。ストーリー上で使う場面は少ないが、ビルドの時などに使用する。
  • エメットやワイルドガールといった登場人物は「マスター・ビルダー」と呼ばれ、指定の場面で建造物や道具を作ることができる。ここでは画面に表示されるマニュアル通りにレゴブロックを組み立てていく。

評価点

  • 良質な世界観とストーリー
    • ストーリー進行に伴ってエメットは精神的に進歩し、一方でルーシーも無垢なエメットの姿に影響されて優しい心を深めていく。
    • ネタバレになるため詳細は避けるが、最終版で明かされるおしごと大王の正体やレゴ世界の真実についてはかなり度肝を抜かれるだろう。
  • ステージの独特さ
    • 基本的には3Dアクションが主体だが、シーンによってはスニーキングしたりシューティングしたりとゲーム内容のバリエーションが非常に多彩。いつまでも同じことばかりやらされる感覚にはならない。
    • モノレールのレールをバイクで激走する「モノ・ライダー」は特に完成度が高く、なかなかハマる。

問題点

  • ノーヒントの極み
    • とにかくあらゆる行動がノーヒント。攻略に必要なアイテムはすぐ手に入る割に「何をどうすればどうなるのか」という説明が全くなく、謎解きとは別方向の難解さを生じさせてしまっている。
    • 移動やマスタービルドの方法については最低限説明はあるが、他の機械の操作やシナリオフラグの地点については一切の解説がない。マップでは迷いやすいし、操作すべきアイテムの使い方さえわからず行き詰まりやすい。気づいてしまえば簡単な操作も多いのだが変なコマンドが多く、手探りを要求される。
    • 最初のステージの時点で迷ってしまったプレイヤーも相当数いた。3DS/WiiU版にはマップがあるが無意味で、工事現場をひたすら走り回らされる者が後を絶たなかった。
  • 3DS版はカメラワークが悪いシーンが多い
    • 3Dアクションシーンにおいてこの点がやや足を引っ張るため少々ストレスフル。

総評

原作から引き継いだ題材のおもしろさをそのままゲーム化しており、演出面だけ見れば映画視聴済みの人にも十分勧められるクオリティである。
しかしシステム面での不親切さは擁護不可能なレベルであり、行き詰まって投げてしまうか、そこまで行かなくとも長時間足止めを強いられるかでゲーム進行にストレスを感じやすい。
アイテムの使い方の傾向がわかってくる後半になればスムーズに進むようになるので、自分の忍耐力と相談の上で試してほしい。


余談

  • ステージでミスしてもクリアしてもBGMは"Everything Is AWESOME!!!"(日本語:すべてはサイコー)。原作映画を象徴する主題歌である。
    • ミスしても明るく受け止めろ、という意味なのかもしれない。
    • なお日本語吹き替え版もあるが、ゲーム内では英語版が使われている。

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最終更新:2024年01月11日 18:14

*1 Windows版はSteamで配信されており、日本からの購入は可能だがプレイするには面倒な作業を踏まなければならない。