白地図マインスイーパ
【はくちずまいんすいーぱ】
| ジャンル | パズル |  | 
| 対応機種 | Android 4.4以上 iOS 11.0以降
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| 発売元 | 株式会社baton | 
| 配信開始日 | 2021年5月28日 | 
| 定価 | 基本無料 課金要素は広告の除去のみ | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | Android 3歳以上 iPhone 4歳以上
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| 判定 | なし | 
| ポイント | 日本地図(市町村単位)を題材にしたマインスイーパ あまりにも表示が不適切
 さらにバグもあって集中力を削がれる仕様に。
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| QuizKnock関連作品 AstroCleaner / 限界しりとり / ホロウィッツ賞クイズ / Wallprime / Tonguess / 人狼将棋 / SprintShout /
 超換気 / 白地図マインスイーパ / リーガル・ジャーナル / 漢字ダッシュ / MINE BLOCKS / QKS
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概要
元東大王の伊沢拓司を始めとした東京大学クイズ研究会の有志によって設立された「QuizKnock」によって開発された、日本の市区町村で行われるマインスイーパである。
基本無料であり、課金要素も490円の広告の除去のみとなっている。
そもそもマインスイーパとは?
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長方形型のフィールドに正方形のマスが敷き詰められており、そのマスの中に指定された数だけ爆弾があるので、それがどこにあるかを当てるゲームである。
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マスを開くと数字が書かれており、その数だけそのマスの周りに爆弾があることを示している。例えば、マスに3という数字が書かれていた場合、上下左右、あるいは斜め8マスのうち3つのマスに爆弾があることを示している。
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もし解放したマスに数字が書かれていない場合、そのマスの周りには爆弾がないことが確定しているので同時に開かれる。そのため、運がよければ一度に多くのマスを開けることができる。
 
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爆弾があることが確定したマスにはそれを示すフラッグを立てることができる。周りのマスに書かれている数字もヒントにしながら安全なマスを開け続け、最終的にすべての爆弾がないマスを開けることができればクリア。
 
ゲームの流れ
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まず、自分の名前と出身地を決める。
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本作ではランキングが採用されており、早くクリアすると上位にランクインすることが可能である。名前はその時に公開される。
 
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最初にプレイできるのは出身地として選択した都道府県のみである。クリアすると隣接する都道府県が解放される。北海道-青森県など、橋やトンネルで繋がっている場合でもクリア時に解放され、例外としてどことも繋がらず、橋やトンネルもない沖縄県は鹿児島県クリア時に解放される。
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すべての市町村一つ一つが一マスとなっており、政令指定都市は行政区単位で1マスとなっている。本作では、開いてはいけないマスには爆弾ではなく怪獣が眠っており、怪獣がいるマスを開いてしまうとライフを一つ減らされる。3つあるライフがなくなるとゲームオーバー。
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単独の島も含まれ、そこに怪獣がいる可能性もある。ただし、東京都は伊豆大島・小笠原諸島が、北海道は北方領土が省かれている。
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各市町村を長押ししているとその市町村区名とそれに隣接している市町村区の数を確認できる。
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解放していない市町村区に対しては一定回数「探知機」というものを使うことができ、怪獣がいないかを確認できる。
 
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クリアすると怪獣が眠っている市町村を開かなかったか、フラッグを使用しなかったかで最大3つ星の評価が行われる。
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フラッグを使用しないように設定する事もでき、誤って使用してしまい3つ星を失うなんて事にはならないようになっている。
 
問題点
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非常に運要素が強い
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各都道府県の市町村がそのまま1マスになっているため、その都道府県を塞ぐようにマスが置かれることもある。そこに怪獣が配置されてしまうとそこから先は手当たり次第探知機で調べなければならなくなる。もし探知機を使い切ったら…
 
とはいえ、こういった運要素もマインスイーパの醍醐味の一つといえる。残った二択のどちらか正しい方を選べればクリア…というような時の緊張感、そして正しい方を選べたときの喜びは大きいものだろう。
だが、本作にはさらに難易度が悪化する理由が存在する…
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画面上での視認で判断できる隣接地区と実際の隣接地区が一致しない
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各市町村区を長押しすることでどこと隣接しているのかが確認できるが、それが画面上で判断できる隣接地区と一致していない。
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例えば、北海道は画面上だと豊浦町と留寿都村が隣接して真狩村と洞爺湖町が隣接していないように見えるが、実際は豊浦町と留寿都村は隣接しておらず真狩村と洞爺湖町が隣接している。
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説明付き隣接や架橋等隣接というパターンもあり、例えば横浜ベイブリッジでつながっている横浜市の鶴見区と中区は隣接扱いされている。
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あまりにも分かりづらいのが秋田県の大潟村と五城目町で、間にある井川町と八郎潟町をすっ飛ばして隣接扱いとなっている。
 
これもそれぞれの市町村区を長押しさえしていればどこがいくつの町と隣接しているかなんて分かると思う方もいるだろう。だが、二つのバグがそれを確認し、覚えようとする集中力を次第に削いでしまう。
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町名が次第に下にずれていくバグ
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市町村区を長押しする度に上述の町名および隣接数が次第に下にずれていき、最終的には完全に見えなくなってしまう。
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こうなると数を自分で数えなくてはならなくなり、集中力を削がれていって単純なミスを起こしやすくなってしまう。
 
 
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メニューがたまに小さくなってしまうバグ
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メニューや探知機を使用するかの確認画面がたまに小さくなってしまい、タップがしづらくなる。
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正確な発生条件は不明だが、順調に進んでいるところで発生してしまうと画面を凝視しなければならなくなり、さらに集中力が削がれてしまう。
 
 
評価点
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白地図でマインスイーパをするという発想は非常によい。
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マインスイーパで遊びながら各都道府県の市町村区を覚えることができる。
 また、隣接するマスの数が安定しないマインスイーパと考えれば、既存のそれに慣れた人でも新鮮な気持ちで楽しむ事ができる。
 
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ランキング機能があることで、すべての都道府県で3つ星を獲得した人でもさらにクリアタイムを短くしようとプレイし続けられる作りになっている。
アップデートによる改善点
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2021年10月のアップデート以降、市町村区にふりがなを付けることができるようになった。また、出身地を再設定できることができるようになった。
総評
強大な運要素を始めとした数々の問題点はプレイヤーの集中力を削ぎ続け、あと一歩の所でゲームオーバーになってしまったものは心の中で大きく発狂してしまう。だが、それを繰り返している間にどこにどんな町があるのかを覚えていくことができ、いつも詰まっているところがあればより鮮明に覚えていく。今までのマインスイーパに飽きた方や日本の市町村名を覚えたいという方は一度やってみてはいかがだろうか。
ただし、他の作業をしている合間や疲れている時にやるべきではない。集中力を失ってしまうから。
最終更新:2024年04月15日 15:41