【ぎるてぃぎあ すとらいゔ】
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Windows(Steam/Microsoft Store) アーケード(ALL.Net P-ras MULTI Ver.3) Xbox Series X/S Xbox One |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
販売・開発元 | アークシステムワークス | |
発売日 |
【PS5/PS4/Win(Steam)】2021年6月11日 【AC】2021年7月29日 【XSX/One/Win(MS Store)】2023年3月7日 |
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定価 |
パッケージ版 8,580円(税込) ダウンロード版 |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象)(*2) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
『ギルティギア』シリーズ完結編 「ギルティギアらしさ」を残しながら刷新 2.5Dグラフィックは着実に改良強化 刷新したゲーム内容には馴染みやすい 火力バランスは良くも悪くも大味 |
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GUILTY GEARシリーズ |
『GUILTY GEAR Xrd』に続くシリーズ作品。
ストーリー的にも前作『Xrd』の続きであり、副題で本作の通称である「STRIVE」は、ナンバリングである「IV(4)」が含まれているのが由来の1つ(*3)。
本作は第1作からの主人公であるソル・バッドガイと、黒幕であるギアメーカー "あの男" を巡る物語が終結する、シリーズの完結編となっている。
『Xrd』シリーズと同じく2.5Dグラフィックを採用しているが、ゲームシステムやグラフィックの一新が行われている。
当初は2020年発売予定だったが、数度の発売延期を経て2021年6月に発売となった。
運営型ゲームとしてシーズン制が採用されており、シーズン2でクロスプレイ機能の実装、シーズン3で対戦中の新システムや新技の追加が行われている他、その都度ゲームバランスなども大きく変更されている。
+ | 定番システム・変更内容の概要 |
太字のキャラクター15名は家庭用版発売直後から使用可能で、製品版のみの購入で使用できるキャラクター。
それ以外のキャラクターは発売後に追加されたキャラで、DLCとして販売されている。個別に購入する他、各シーズンパスを購入すればそのシーズンの全キャラクターを使用できるようになる。
初代『GG』から登場しているキャラクター | ソル・バッドガイ、カイ・キスク、メイ、アクセル・ロウ、チップ・ザナフ、ポチョムキン、ミリア・レイジ、ザトー=ONE、 テスタメント(S1)、梅喧(S1) |
『GGX』から登場しているキャラクター | ファウスト、御津闇慈 、ジョニー(S3) |
『GGXX』から登場しているキャラクター | イノ 、ブリジット(S2)、A.B.A(S3) |
『GGXrdS』から登場しているキャラクター | ラムレザル・ヴァレンタイン、レオ・ホワイトファング 、シン・キスク(S2)、ベッドマン?(S2)、エルフェルト・ヴァレンタイン(S3) |
『GGXrdR』から登場しているキャラクター | ジャック・オー(S1) |
本作からの新キャラクター | 名残雪、ジオヴァーナ 、ゴールドルイス・ディキンソン(S1)、ハッピーケイオス(S1)、飛鳥=R♯(飛鳥=R=クロイツ)(S2) |
+ | 本作からの新キャラクターについて解説 |
+ | 現在は改善済み |
シリーズ完結編の座に付きながら、従来のファン向けのみならず、シリーズのらしさを存分に残しながら新たな地平を目指した作品。
アーク自身が先頭を走って作り上げてきたアクティブかつダイナミックな「コンボゲー」の特徴を継ぎつつも、操作の自由度を求めるあまり過度に複雑になり過ぎていたコンボゲーの昨今の風潮に一線を画した試みは評価されるべきものである。
一方で決して小綺麗に収まることなく豪快とも大味とも取られかねないゲームバランスは、本シリーズが掲げている「ロック」の精神の体現であると、ある意味言えるかもしれない。
一部見過ごせない粗さもあるが、グラフィックや操作性、ネットワーク対戦の快適さを含めた対戦型格闘ゲームとしての質は充分に確保されている。
*1 XSX/One/Win(MS Store)版は発売当初から3,990円(税込)で発売。
*2 発売当初はCERO:B(12才以上対象)だったが、2024年11月20日に引き上げられた。
*3 「副題の綴りの中にナンバリングとなるローマ数字が組み込まれている」というのは、同時期に発売された『バイオハザード ヴィレッジ』と共通している。
*4 シーズン3からはバーストゲージも含む。
*5 「空中Kのみジャンプキャンセルが可能なキャラ」と「空中S・空中HSも空中K同様にジャンプキャンセル・空中Dへのガトリングコンビネーションが可能なキャラ」がそれぞれ存在していたが、全キャラ後者に統一された。
*6 『GG』の定番システムの1つで、相手の攻撃をガードすると溜まっていくゲージで、攻撃を受けると減少するが、0より多い場合攻撃を食らった時の連続ヒット数によるコンボ補正がその分カットされる。つまり、リスクゲージが溜まっているほど被コンボダメージが倍増する。
*7 バックステップを行う場合は方向キー後ろ+ダッシュボタンで可能。
*8 当初は一部キャラのみ地上ダッシュキャンセルに対応していたが、後にダッシュを持たないキャラ以外は全キャラ地上ダッシュキャンセル可能になった。
*9 「2段ジャンプができない」キャラというのはギルティギアシリーズにおいても初。ちなみにポチョムキンはダッシュができないが2段ジャンプは行うことができた。
*10 「?」までが正式名称。
*11 ♯の部分はクロイツと読む。なお、カラー選択時に名前を上下すると本来の正体である「飛鳥=R=クロイツ」に変化し、一部の掛け合いやキャッチコピーが変わるが性能に変化はない。
*12 月間の天上階での勝利数が多いプレイヤーには次月中も天上階に入る権利が与えられ、アバターにオーラが発生するようになる。
*13 シーズン2からは各キャラによってボス仕様となった対応キャラが相手となる。
*14 近距離S以外の技に一律でダメージ補正を付けるなど。これについては赤色ロマンキャンセルを相手にヒットさせた際のコンボ補正が消えた事で全体的に上がりすぎていた火力を抑えるためという側面もある。
*15 通常は予選では2試合先取で進行する場合が多い。
*16 必殺技のモーション初めの数フレームを覚醒必殺技でキャンセルできる仕様が追加され、これ自体は必殺技とコマンドが被った時に覚醒必殺技が出やすくするための仕様なのだが、必殺技からの派生動作にもこの仕様が適用されているため、派生動作を持つ必殺技を持つキャラに限って他の格闘ゲームの「スーパーキャンセル」に相当するシステムが追加されたような状態になった。
*17 必殺技でのマナ回復は「何も消費しないが回復速度が遅い」「テンションゲージを消費する」「回復速度が速いが体力を消費する」の三種類ある。
*18 ソルのバンディットリボルヴァー、チップの冽掌、ラムレザルのエラルルーモなど。
*19 「相手のリスクゲージが最大まで溜まると攻めている側のゲージ増加量が増える」というもの。
*20 その間にケイオス側は固有ゲージを回復できる。
*21 苦労して近づいたとしてもスケープゴートへの対応が困難。