ロジック プロ
【ろじっくぷろ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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アーケード
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開発元
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デニアム
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発売元(日本)
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バンウェーブ
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発売日
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1996年
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プレイ人数
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1~2人
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判定
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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ACでは貴重なお絵描きパズル 制限時間厳しすぎ ストーリーが異常
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ピクロスシリーズ
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概要
1996年、ピクロスがちょっとしたブームになっていた時代に稼働したアーケードゲーム。
イラストロジックを題材としているロジックプロシリーズの第1作。
本作の開発を手掛けたデニアムは韓国に拠点を持つゲーム会社で、日本ではバンウェーブが販売代理店となって正規輸入されたものが稼働している。
ストーリー
むかーし、むかーしのお話です。。。リーラ―というかわいいゴリラがいました。
彼女はやさしい心を持っていたので森のお友達、みんなに愛されていました。
そんなある日リーラ―が”ウオオーン!美しい人間の女性になりたいよー”と泣いていると
小さなお化けのエミとアビはリーラ―のために魔法をつかいはじめました。
リーラ―が人間の女性になるためには人間の世界にあるもので描かれたお守りが14個必要だったのでした。
はたして、リーラ―は人間の女性になれるのでしょうか?すべては貴方の手にかかっています。。。
ゲーム内容
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いわゆる『ピクロス』やお絵描きロジックなどと同ルールの、数字をヒントにマスを埋めてイラストを完成させるパズルゲーム。
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全14面のステージクリア型。
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最初の8ステージはランダム出題。8面終了後に10あるルートのうちから1つを選択し、そこからの6面は出題固定となる。
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制限時間制。時間経過ごとに残りタイムが減っていく。タイムは正解のマスを塗ると回復し、逆に塗りミスすると大きく減らされる。
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HELPキーを使用するとカーソルの地点を基準に、縦横のすべての正解が自動で塗られる。
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開始時は3つ所持。後述の通りボーナスアイテムとして追加で入手できる。
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マスを埋めていくとランダムでアイテムを取得できることがある。
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BONUS KEY
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CROSS CLEAR
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TIME BONUS
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RE START
評価点
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アーケードとイラストロジックという組み合わせ
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いわゆる落ちモノ系と異なるタイプのパズルは、なんだかんだアーケードでは貴重な存在。イラストロジックについては本シリーズがおそらく唯一。
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後述の通り本作の難易度は高く、その為プレイヤーがある程度熟練していればという条件は付くが、当時のゲーセンでは投入金額に対して比較的長く遊べるゲームではあった。
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アイテムの存在
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単調になりがちなジャンルだけに、アイテムはいいアクセントになっている。取得時のちょっとしたエフェクトのセンスも悪くない。
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ただし「RESTART」はかなり理不尽な効果で、本作の高難度の一因となっている。
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演出面
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全体的に画面がカラフルで、アニメ風のキャラを登場させたりとポップで可愛い雰囲気。地味なパズルゲーにしない工夫をしていると言えるかもしれない。
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マスを塗るカーソルの種類を選べる(鳥、拳銃、ハンマー)のもこのゲームの独自性の一つ。
賛否両論点
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ストーリーがヘン
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「メスゴリラが人間の美女になりたいと願う」……普通の発想ではないことだけは確かだろう。
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多くのパズルゲームの例に漏れず、本作でもストーリーはOP・EDで言及されるだけの添え物レベルの扱い。とはいえ、やたらとインパクトのある設定である。
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エンディングでのゴリラのバストアップ絵から美女へ変化していく演出はこれまた衝撃的。
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一応、変化後の美女のイラスト自体はそこそこの出来。
問題点
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難しい
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時間経過でのタイムの減少ペースはそこまで早いわけではないが、問題は塗りミスで、こちらのマイナス幅があまりにも大きい。
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後半ともなると、一度の塗りミス=即ゲームオーバーくらいの感覚。仮にミスなく行けるとしても20×20の面ではタイムが非常に厳しい。
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8面クリア後のルート選択以降は固定面なので、覚えゲーの如く死にながら挑んで完成図を記憶するのも手。
というかそうしないと無理。
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極悪アイテム「RESTART」
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大きめの盤面でクリアが見えたところにこれを取得して振出しに戻ると非常に脱力する。ヘルプを消費していたら最悪。
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そもそもステージ構成からして初心者向けではない。1面から10×10ではじまり、3面で15×15に突入する。
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お絵描きロジックの最小の大きさとしては5×5が一般的で、他のピクロスゲーでもこの大きさからスタートするのが普通だが…。
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9面以降、塗ったマスが色付きになる
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赤、橙、緑などの色が無造作にマスについていく。絵とも無関係の色でただ目が痛いだけ。まったくもって意図が理解しがたい仕様。
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視認性の悪さによりミスを誘発しがちで、後半における難易度上昇の原因のひとつ。
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イラストのクオリティが非常に低い
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誇張抜きに答えには全く見えない問題が多すぎる。それっぽく見えるものもあるがいずれにしろ稚拙な出来。
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高難度を乗り越えて提示されるのが訳の分からない完成図だと非常に萎えること請け合い。
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イラストロジックには「ある程度まで進めたら完成図を予想して正解マスのあたりをつける」という抜け道的な解法があるが、それも実質的に封じられてしまっている。
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サウンド面
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BGMに音割れが目立つ。
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キャラボイスがあるがお世辞にも可愛くは聞こえない。英語のようにも架空言語のようにも聞こえるよくわからないボイス。
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「マスを埋めていると何か適当に声が聞こえてくる」としか表現のしようがない。ゲームの盛り上がりに貢献しているとはいえず、正直言って耳障り。
総評
シリーズ初作ゆえのノウハウ不足か、クリアにはかなりの修練が必要となる難易度を含め、プレイヤーを萎えさせる要素が少なからず目につき完成度は高くない。
アイテム要素という独自性を持ち、また演出面では作り手の工夫らしきものも感じられるが、常にゲームオーバーと隣り合わせの理不尽なバランス調整が何より印象に残ってしまう作品。
腕に自信のある人間なら1クレで長い時間遊ぶこともできるかもしれないが、パズルゲームが不得意なプレイヤーが楽しむのは難しいだろう。
続編
1997年、アーケードにて「ロジックプロ2」 1999年に「ロジックプロ アドベンチャー」が稼働。
2001年にロジックプロアドベンチャーがPSに移植された。
余談
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Appleより発売されている音楽制作ソフト『Logic Pro』と名前が被るため、ネットで本作を検索する際は工夫が必要である。
最終更新:2023年10月01日 11:10