トゥーディーとトップディー
【とぅーでぃーととっぷでぃー】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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Nintendo Switch
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開発元
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diet zribi
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配信日
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2022年4月14日
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定価
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2,160円(税込)
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判定
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良作
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概要
真横視点と見下ろし視点を組み合わせたアクションパズルゲーム。
二人の主人公を切り替えながらゴールを目指していく。
システム
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主人公は二人。真横視点で動く「トゥーディー」と、見下ろし視点で動く「トップディー」。この二人を好きなタイミングで切り替えながら進めていく。
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なお動かしていない方の主人公はその場で動かなくなり、その間は敵の攻撃に対する当たり判定もなくなる。
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ルールは至ってシンプルで二人をゴールまで導く事。片方をゴールまでたどり着かせたら交代し、もう片方をゴールまでたどり着かせれば良い。
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トゥーディーはジャンプする事が出来るが物は持てない。トップディーは物を持ったり押したり出来るがジャンプは出来ない。
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他にもステージ内にはいろんな仕掛けが存在し、二人の特徴を理解しないとクリアは難しい。
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ちなみに二人プレイも可能。その場合は二人の主人公をそれぞれが動かしていく。
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パズルゲームではあるがボス戦が存在する。
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主人公は二人とも直接的な攻撃手段は持たないので、ボスの攻撃をかわしながら倒す方法も考えなくてはならない。
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ボスは基本3回ダメージを与えれば勝利。なお途中で負けても与えたダメージは引き継がれる。
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やり込み要素として「てんとう虫」の収集が存在。
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赤、青、紫の3種が存在し、条件を満たしてゴールする事で手に入る。ゴールする前にてんとう虫が飛び去った場合は条件を満たせなかったという事になる。
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赤。できるだけ素早くステージをクリアする事。
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青。トゥーディーとトップディーの交代を少ない回数でクリアする事。
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紫。ステージ内の敵を死なせずにクリアする事。
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一定数集めてゲームをクリアすると…?
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どうしてもクリア出来ない場合は難易度を下げる事が出来る。
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メニューで主人公二人を体力無限や無限ジャンプなどで色々強化出来る。これらを使用すれば大幅にクリアが楽になる。
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なお一発でデフォルト設定に戻す項目もある。
評価点
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真横視点と見下ろし視点を組み合わせるという発想自体がまず評価できる。
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その上で二人の視点の特徴を組み合わせ、見事にアクションパズルとして成立している。
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ボス戦もなかなか手強いが回避や反撃に頭を使い、ちゃんとアクションパズルをしている。
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ラストバトルはちょっと意外な展開になる。まさしくこのゲームだからこそ出来た内容だろう。
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てんとう虫の収集があるのでクリア後のやり込みもやり応えがある。
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簡素ながらストーリー要素もある。世界観は基本的にゆるいので安心して見ていられる。
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エンディングはちょっと感動できる。この辺は是非実際にプレイしてもらいたい。
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難易度を下げる救済措置もあるので、苦手な人にもある程度のフォローはされている。
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BGMも質が良い。通常ステージは静かで穏やかな一方で、ボス戦はなかなか激しいものが多く、しかもそれぞれのボスに個別に用意されている。
賛否両論点
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難易度を下げてクリアしても、特に何もない。ステージ選択画面でも何かしら他と違いが出たりもしない。
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難易度を下げてクリアしたステージで正規クリアに再挑戦したいと思ってもどの面か思い出せなくなる。こだわりたい人にはちょっと面倒な仕様。
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一方で救済措置を使った証が残ると嫌な人もいると思われるのでこの辺はプレイヤーの判断に委ねられる。
問題点
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全体的に難易度は高め。個人差もあるだろうが、特に後半からが厳しく普通にクリアするだけでもけっこう大変。
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救済措置は用意されているものの、パズルのヒントとなる物は一切ないのも難易度を上げている要因。
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さらにてんとう虫を集めようとするなら難易度は跳ね上がる。救済措置はてんとう虫集めにも適用されるのは救い。
総評
二つの視点を組み合わせるという奇抜なアイデア。
その上で、アクションパズルとして高いレベルにまとめた良作。
難易度は高めだが、難易度を下げる要素もあるので気になった人はプレイしてみてほしい。
余談
YouTubeの任天堂公式チャンネルで配信されている「よゐこのインディーでお宝探し生活3 第3回」にて、このゲームによゐこの二人が挑戦している。
これを見ればどんなゲームなのかは大体わかるだろう。
最終更新:2023年02月18日 13:49