【れっど でっど りでんぷしょん つー】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Windows(Steam/Epic Games Store) |
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開発・発売元 | ロックスター・ゲームス | ||
発売日 |
【PS4/One】2018年10月26日 【Win(EGS)】2019年11月5日 【Win(Steam)】2019年12月6日 |
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定価 |
5,880円 【Win】8,618円 |
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レーティング | CERO:Z(18才以上のみ対象) | ||
備考 | 「The Game Award 2018」4部門受賞 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
西部劇オープンワールドが大幅に進化 圧倒的に広大で色彩豊かなフィールド 気温・体重・体臭の厳密な管理 現実的過ぎる挙動には好みが分かれる |
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レッド・デッドシリーズ リボルバー / リデンプション / リデンプション2 |
永遠の無法者
前作より7年の開発を経て発売された『GTA』シリーズの西部劇版第2弾。『RDR2』の通称で知られる。
前作の前日談として、前作主人公のジョンが所属していたギャングが壊滅したと言っていた話を掘り下げた形となっている。
タイトル名はロゴではローマ数字の「II」を使った表記だが、ロゴ以外(*1)では一貫してアラビア数字の「2」を使って表記されている。
ちなみに本作は、何度も延期してようやく販売された難産のゲームである。
1899年のアメリカ合衆国。
西部開拓時代も終わりを迎え、荒野を大暴れしていた無法者達も政府の法執行官達の厳しい取り締まりにより、ある者は逮捕され、ある者は命を落とした…そんな時代。
無法者集団「ダッチ・ギャング団」は西部の町「ブラックウォーター」での強盗計画で大失敗し、法執行官たちの追手が迫る中、一行は極寒の雪山に逃亡した。
ギャングのリーダー・ダッチは仲間と共に富と平穏を求め行く先々で犯罪と銃撃戦を繰り広げるが、その度に敵を作り、法の追求に追われ、平穏とは程遠い逃避行を続けていく。
ギャングのメンバーである主人公・アーサー・モーガンは、「無法者の時代の終わり」に直面しつつも、ギャング団のため引き金を引くのだった…。
7年という長い開発期間を経て発売された本作は狩猟や犯罪、コレクションといった要素が細部まで徹底的に練り込まれており、これらの要素が複雑に絡み合うことで西部劇ゲームとして他に類を見ない完成度に達している。
また、前作の前日譚となる重厚でシリアスな物語についても、同社の代表作である『GTA』シリーズとは対照的な作風でありながらプレイヤー・批評家の両方から前作を超える圧倒的な支持を獲得。
結果として、世界最大級のゲームイベント「The Game Awards 2018」では『Detroit: Become Human』を始めとした同年発売の強力な候補作品を抑え、見事「Best Narrative(*9)」を受賞するに至った。
極めて完成度の高いゲームであることは事実だが、陰鬱なストーリーや操作性にまで徹底されたリアリズムは人を選ぶため、そこは注意が必要となる。
*1 各種デジタルストアのページや動画のタイトル名、Win版でのエラーメッセージやサポートページ上など。
*2 通常、敵対NPC以外は殺害すると無条件で名誉レベルが下がる。
*3 エピローグ編であれば盗品商より購入できるので毛皮を用意する必要はないのだが、その頃になってまで必要かどうかと言われると…。
*4 ブラックウォーター以西のウエストエリザベス州からニューオースティン州の範囲。
*5 抜け道として幌付きの馬車を用いることでスナイパーの弾を防ぐことはできるが、一瞬でも自キャラがカメラに映ってしまうと即射殺されるため非常にシビア。
*6 加速が早すぎるのは前作からだが、本作はブレーキも車並みですぐ停まる。
*7 既にアイテムリクエストを受けている場合は依頼品を渡すことは可能で、報酬も普通に手に入る。
*8 実際のカロライナインコは1900年代には既に絶滅危惧種であり、1914年に最後の個体が死亡して以降目撃されておらず、絶滅したとされる。
*9 その年に最も優れたストーリーのゲームに贈られる賞。