神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア
【かみよりがくえんげんこうろく くる ぬ ぎ あ】
ジャンル
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アドベンチャー+RPG
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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アイディアファクトリー
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監修
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アスミック・エース エンタテインメント
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発売日
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2008年10月9日
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価格
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7,140円(税込)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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2008年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
タイトル詐欺 ストーリーが極薄で超展開だらけ あらゆる要素がことごとくクソ 本家wikiの冥界住人でさえも見捨てる出来 「本当に金をドブに捨てた方が時間の節約になる」 「ゆゆうじょうぱぱわー!!」
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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概要
クソゲーの老舗・アイディアファクトリー(以下IF)が珍しく他社(アスミック・エース)監修のもと送り出した規格外のクソゲー。
当時のIFが出す作品は「IFだからクソで当たり前」「クソといえばクソだが一線は超えない」という不思議な安心感があったものだが、その壁を悠々と超えてきた記憶に残るべきゲームとなった。
通称「ヌギャー」。2008年KOTY七英雄の一つである。
問題点
ストーリー・システム・演出、どこを取ってもクソという、IFゲーということを差し引いても劣悪過ぎる出来である。
シナリオ・キャラクター等
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タイトルに「學園」と書いてあるが学園モノではない。むしろ学園はほとんど関係ない。
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「学園モノだと思ってたら、町をぐるぐる回る環状線モノだった」と言われるとおり、物語は「神代町」を中心に展開される。
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実質ワールドマップも兼ねている為、町の外に出ることはない。
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学園に通っているのは男主人公のみで、
仲間は全員学園生ではない。
最初だけは学園内でイベントが進むが、それを過ぎると後は学園外での行動のみとなる。
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ストーリーは中盤から大正時代に移り、女主人公を中心とした恋愛要素の強いストーリーが描かれる。
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それぞれの主人公にはほとんどセリフがなく、プレイヤーの感情移入を促している……と思われるが、おかげで男性と女性の両方の感情移入を強いられる。
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薄っぺらい上支離滅裂なストーリー
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クリアまで僅か6時間、雀の涙ほどのボリューム。「出会った瞬間に親友や恋人になった」と言われるほど簡略化されており、キャラの心情が理解できない。
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ストーリーは現代編と大正編が交互に展開し、最後に両方のパーティーが合流するというものだが、ストーリー上の重要な部分はほとんど大正編で語られ、現代編は雑談しながらお使いしているうちにラスボスに到達してしまう。「序盤だと思ったら終盤だった」と言われる所以である。
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物語の冒頭からしても、さもこれから学校の授業が始まりそうな展開なのに、実は放課後だったという奇妙な話の流れになっている。
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男主人公は腕に取り憑いた悪魔の力で戦うのだが、作中でそれを実感できるシーンはなく、メインのシナリオにもあまり関わってこない。
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序盤のイベントで腕を切断され、代わりに悪魔を押し付けられてしまうまでは装備欄に「素手」と表示されており、作中でもほぼ一般人と認識されてるにも拘らず妖魔退治に付き合わされ、その際に妖魔を素手で撲殺できてしまう。主人公には特殊な力が宿っているらしいが、作中で言及されるシーンは少ない。戦闘演出の問題(後述)もあり、言われなければ素手とは気付かないレベル。
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妖魔が現れた直後に、ラーメン店で食い逃げしていた男女の双子と言い争うシーンがあるのだが、いざ戦闘が始まるとなぜか主人公の味方側に双子がいて、最初に現れた妖魔と共闘することになる。選択肢にも寄るが、食い逃げ犯を捕まえようと豪語していた主人公がなぜ双子と共闘しているのだろうか…。
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女主人公は初戦闘の際、颯爽と現れたイケメンキャラに助けてもらうのだが、いざ戦闘が始まると女主人公が隊列の先頭にいる上に普通に戦えてしまう。戦闘終了後にイケメンキャラから感嘆されるが、ちょっと格好がつかない。
ちなみに女主人公の武器は薙刀。時代を考えればさほど違和感のない得物ではあるが。
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ストーリーとステータスが噛み合っていない場合が多く、超人的な力を持つと言われたキャラの加入時のレベルが1だったり、強制敗北戦闘に巻き込まれた一般人キャラが何故か回復魔法を習得していたりする。
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そもそも主人公以外のパーティーメンバーが何故妖魔と戦う力を持っているかなど、設定の根本的な部分がほとんど明かされない。
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発生していないイベントが起きた事になるなどフラグ管理も無茶苦茶で、初めて聞く話に対して「前にも話したと思うけど…」などと言われたり、仲間にしていないキャラがいきなり仲間になっていたりする。
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キャラクター別の好感度というデータがあり、個別イベントも用意されているがストーリーの大筋に影響はない。
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仲間になった時点で始めから好感度が高いのは良いとしても、初対面なのに好感度画面で「出合った頃より逞しく」などと書かれているのはおかしい。
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女主人公は3人の男性キャラの内の一人を選んで行動するイベントがいくつかあり、好感度も多少影響するが最終的に恋仲になる相手は変わらない。
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その相手は
ストーリーの都合で好感度が1であろうと女主人公の為に命を投げ出す。
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何の説明も無くラーメン屋で戦闘用の装備品を買える。
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現代を舞台にしたRPGで普通に装備品が買えてしまうのは違和感がある為、裏でそういう商売をしている等の理由付けは必要である。
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店長は街が異世界に変貌しても妖魔を店員にしてラーメン屋を続ける程の胆力の持ち主ではあるが、騒動が表面化する以前から装備品が買えてしまうのはやはりおかしい。
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スタッフロール後に始まる後日談
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「終わったと思ったら続いてた」と言われる微妙なボリュームで、クリアするとまたスタッフロールが流れる。
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大正編は普通にハッピーエンドで終わるが、現代編は思いっきり引きが入っている。…続編を出すつもりだったのだろうか?
システム
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問題だらけの戦闘システム
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『女神転生シリーズ』の「プレスターンバトル」に似たシステムだが、ボス含め大多数の敵に麻痺が効いてしまう上にオート戦闘システムがあるので放置プレイ可能。
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状態異常を事前に防ぐ手段はないので、麻痺を使ってくる敵には逆にハメ殺される事も。
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雑魚敵の種類が極端に少ない。強制戦闘イベント(ボス)は21種類あるのに、その数僅か20種類。
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店で売っているアイテムが最後まで不変だが、覚えるスキルが無意味に多い。「作りたい所だけ作り込んだ」感が漂う。
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最大MPが足りないため、スキルを持っているのに使えないという場面があるように、レベルと修得するスキルのバランスも滅茶苦茶。無論使えない技はグレーアウトするといった気の利いた要素すらない。
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持ち運べるスキルは、入れ替えが出来るのだが効果の説明が全くない。ちなみにそんなに戦闘をしていなくても、簡単に全てのスキルから選べる。
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魔法は戦闘中にしか使えない。
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味方の全状態異常が回復する万能薬は、何故か戦闘中にしか効果がない。
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状態異常は戦闘終了後も継続しているので、自然治癒しない状態異常をシナリオパートで治療するには個別にアイテムが必要。
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初戦闘すら問題があり、この時点で一般人に過ぎない主人公の攻撃で敵が即死する。敵も味方も3体いるが、全員の攻撃で敵をワンパンキルできてしまうので、このゲームの戦闘システムがどんなものであるのかを確かめる余裕がない。チュートリアルなのだから最低限1発くらいは耐えられるように設定すべきだろう。
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存在意義のわからないフィーリングシステム
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アスミック監修ということで『東京魔人學園剣風帖』『転生學園』から受け継がれる感情入力システムだが、「喜・怒・哀・楽」の4つしかない。
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どう考えてもこの4択で答えられない会話の流れで意味無く振ってくる上に入力後の受け答えも意味不明。これなら普通の選択肢にした方がわかりやすかっただろう。
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友人が同級生に昨日経験したことを話す際、主人公に「いいよな?」と聞かれて「喜・怒・哀・楽」で答えられる訳がない。劇中でも普通の選択肢を選ぶシステムがある訳だし、ここは「はい」と「いいえ」だけで良いだろうに…。
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フリーズも当然のごとく頻発する。
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レベルを99まで上げると確実にフリーズするバグもある。
演出
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テキストが全体的にお粗末。
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主人公の名前が変更可能かつほぼフルボイスなため、主人公の名前が表示される部分の音声はすべて「キミ」「お前」「あなた」などの二人称で呼ばれたり、無言のスペースに置き換えられている。
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これ自体はよくある話だが、このゲームのそれは特に不自然な部分が多く、非常に違和感が強い。おそらくゲーム面の都合を考えずにテキストが書かれたと思われる。
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例えば「主人公の名前を連呼するシーン」の音声は、呼びかけているわけでもないのに「キミ、キミ」といった不自然な形になる。主人公の名前部分を単純に置き換えたことによる弊害である。
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会話シーンもグダグダで、人によってはイライラどころではない苦行。
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あるシーンで主人公が瀕死の重傷を負ったにも拘らず主人公には目もくれず論争しあうシーンがある。早く助けろ。
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テキストに表示される名前も不自然で、現代編に登場する同級生のキャラに「サカモト君」と「タカシマ氏」と謎の敬称がついている。特に後者は本文でもタカシマ氏と呼ばれている。
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主人公の目線で展開していることへの演出だとしても、同級生の相手にいちいち「氏」とつけるのは極めて不自然である。
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「永劫回帰」や「永劫の闇」など、一部の武器名が抽象的すぎる上にゲーム中で説明がなく、戦闘シーンのしょぼさも相まって攻撃手段が分かり辛い。ちなみに「永劫回帰」は二挺拳銃、「永劫の闇」は日本刀である。
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主人公達のセリフは殆ど「!」や「!?」だけだが、それで受け答えが成立している場面もあり、会話内容はプレイヤーの想像に委ねているらしいが、女主人公視点で男主人公が普通に会話しているシーンもある。
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男主人公は心理描写すら少なく、シナリオパートで空気化してしまう状況が多い。
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女主人公は心の中で呟くセリフがやたらに多く、実質しゃべっているのと変わらない。
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あくまでも「プレイヤーの分身」に徹するギャルゲーの男主人公と、明確にキャラクター付けされている乙女ゲーの女主人公の違いが明確に表されている、といった所か。そうであっても主人公のスタンスは統一化するべきであろう。
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OPとスタッフロールにしかムービーが使われておらず、イベントCGも少ない。
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重要なシーンに限ってCGが表示されずテキストだけで済ませてしまう。いい加減なテキストも相まって状況把握が困難。
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そのわりにどうでもいいサブイベントにはCGを使用したりと基準がおかしい。
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女性キャラが突風でスカートがめくれたり、女主人公が服を脱いで体を調べられる等のお色気シーンも一応あるが、残念ながらCGはない。ある意味健全とも言えるが…
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画面を一瞬白化させて「封印は成功した」という台詞で終わらせるラスボス撃破後。徹底した途中経過無視。
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後にソフトの中に全く別のゲームのムービーが入っていることが発見された。そんな容量あるなら紙芝居やめてムービー増やせよと言いたい。
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質素な戦闘シーン
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味方側は顔グラの一枚絵とHPなどの各数値・グラフのみ。敵側も一枚絵のみで攻撃の際も微動だにせず、攻撃対象に対するエフェクトが現れるだけ。
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戦闘自体のテンポは悪くないが、ターンチェンジの際に挿入される「PLAYER TURN」等の表示がテンポを悪くしている。
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あまりにも動きが無いため逆にインパクトを残しまくった必殺技(相陣連技)。→参考動画
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画面全体に一枚絵を表示させて(それなりの)迫力を出したつもりだろうが、当然そんな印象を全く受けない。
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動かない絵・「友情パワー!」「魅惑的殺人(チャーミング・マダー)!」など痛々しい台詞・揃っていない声と三拍子揃い。「ゆゆうじょうパパワー!!」
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技によっては、発動までのキャラ同士の掛け合いが異常に長かったりするので非常に鬱陶しい。飛ばすこともできるがそれはそれで味気ない。
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ボイス関係の問題
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声優陣の演技力自体は悪くはないが、キャラと合ってない声優もいる。
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特に現代編のパーティーメンバーの一人「夜空 三日月(よぞら カケル)」というキャラは、10代前半程度の外見なのに男性声優が低めの声質で演じており、かなりミスマッチな構成になっている。
彼は双子の姉の「満月(ミチル)」の発言に追従する癖があり、口調はきわめて幼稚かつ残虐であるのだが、その言動と声質が合わなさ過ぎて非常に気持ち悪い。なぜ女性声優を起用しなかったのだろうか。
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一応、後日談のサブイベントにて判明する設定を踏まえれば、少年らしからぬ不気味な声は意図的な演出と考えられなくもないが、設定と声質の特徴に繋がりがある訳ではない。
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また、設定によると双子の年齢は15歳という事なので、声変わりした後だと捉えれば違和感は少なくなる。とはいえ、現代編の主人公や他の仲間と比べても頭一つは低い身長で、あの低い声質なのはやはり疑問だが。
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メタ的視点から指摘出来る問題点としては、現代編主人公の同級生「サカモト君」とカケルは同一の声優による兼役なのだが、何故か肥満体型で身長もあるサカモト君の方が明らかに声質が高い。実際に聴き比べてもサカモト君の声の方がカケルの姿にマッチしているだけに、演じ分けは出来ているのに分け方が逆なのではとツッコみたくなる。
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戦闘時のボイスは戦闘開始時と相陣連技使用時のみ。基本的には終始無言の寂しい戦闘シーン。
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シナリオパートで主人公のボイスを聞く機会はほとんどないため、戦闘開始時に聞きなれない主人公の声を聞かされて戸惑う事も。
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一番聴く頻度が多い通常戦闘用のBGMが少々単調気味。
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だが、それ以上に違和感が際立つのが戦闘勝利時のリザルトBGM。10秒と経たず終了する上に、一度音楽が流れ終わって数秒の間をおきまた最初からBGMが再生されるのを繰り返すという雑過ぎるループ。
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曲の短さを考えると、「1回だけ再生して以降は無音にする」方が自然な仕上がりになるだけに、なぜこのようなループにしたのか全く意図が分からない。
評価点
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クソゲーのお約束通りBGMは良い。上記の通り曲調や一部の仕様に妙な点も見られるが。
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キャラもそれなりに魅力的ではある。難解なストーリーにもめげない声優の熱演ぶりにはある意味心を打たれる。
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魔人學園シリーズとは異なり、女性主人公でプレイできるという点と、女性主人公時の恋愛要素がそこそこ濃いということがあり、色々な面(上述の内容や恋愛対象の電波)に目を瞑り、乙女ゲーとして捉えればそれなりに楽しめる。という意見もあるにはある。
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イラスト素材自体は丁寧
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敵キャラのデザインなども2Dとはいえ丁寧なイラストが多い。敵キャラ自体の種類があまり多くはないのが残念。
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監修アスミック・エースで参考元の『転生學園』にも言えることだがパッケージの出来も良い。
総評
選択肢で相手の反応が変わったり、好感度が変わるというもののエンディングには全く関係ない点でADVとしては失格。RPGとしては、ボスにマヒさえさせれば後はオートで勝てるという時点で失格、つまり商品失格レベルである。
『ダメジャー』や『猿』がキャラゲーという枠をぶち破ったゲームとするなら、本作はIFゲーという枠をぶち破ったゲームといえるだろう。
突っ込みどころ満載のストーリーやシステムを笑い飛ばせるほどの胆力があり、多少なりともキャラに魅力を感じられれば楽しめるかもしれない。
余談
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こんな出来だが評価点に記したようにBGM自体は割と良い方で、サントラも発売されている。
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尚、ゲームの方は一時期Amazonでは新品が定価からなんと97%OFFの196円で扱われていた事もあり、サントラの方が高い。
つまりゲームよりサントラの方が価値があるという事である。
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クル・ヌ・ギ・アとはシュメール神話の言葉で「帰還する事のない土地」すなわち冥界を意味しており、その名に違わぬ凄まじい出来である。また、図らずも冥界住人(IFのクソゲーをこよなく愛する者達の名称)に相応しいタイトルとなった。……狙ったのか?
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あまりの出来の悪さに本作の攻略wikiからも見捨てられ、Q.「このゲームは面白いですか?」A.「買うな」とまで言われた。
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本来はその後に「俺は買うが」と付け加えるのが冥界住人の決まり文句である。さらには「何度も言うが買おうか迷ってる奴は本当にやめとけ。どうしても数千円ドブに捨てたいのなら実際にドブに捨てろ。時間の浪費がないだけそっちのほうが建設的だ。」とまで言わしめた。
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前述の通りKOTY七英雄の一角であり、『ジャンライン』のパッチリリース以前は大賞の最有力候補であったのにも拘らず、年末にダメジャーとジャンラインが降臨してからは存在感を失っていった。
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二大巨頭に匹敵する話題性はなく、かといって『奈落の城 一柳和、2度目の受難』ほどマシなゲームでもないため、幸か不幸か七英雄の中で最も影の薄いゲームになってしまった。
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ファミ通のクロスレビューでは5/5/5/3の計18点。点数そのものはかなりの低得点であるのだが、同じ号に同レビュー12点の『プロゴルファー猿』がいたこともあり、このことが言及されること自体が少なく、やはり影が薄い。
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監修のアスミック・エースはこのゲームをもってゲーム事業から撤退した。
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なお、本作のシナリオは同社の新入社員に作らせたという話がある。新入社員にやらせるには荷が重すぎる酷な仕事であるし、仮にそうであったとしてもここまで酷い出来のまま誰も監修せず世に送り出した事業体制は決して褒められることではないだろう。
公式サイトの不備
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ストーリーの項目では男主人公も女主人公も共に「主人公」で統一されているが、キャラ紹介では男主人公は「主人公」女主人公は「ヒロイン」と表記されている。
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スキル習得施設「ストーンヘンジ」の画面がおかしい。「ストーンヘイジ」と間違えていたり「ああああああああ」というバグったような名前のスキルを習得していたりする。
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キャラ紹介で男主人公の妹の名前を間違っている。「るり」ではなく「るい」である。
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漢字表記は『誄』。「しのびごと」とも読み、簡単に言えば「弔いの言葉」を指す。要は所謂DQNネーム。
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ちなみにこの主人公の妹が現代編のヒロインなのだが、序盤とラストにしか出番がなく、あまり印象に残らない。
フィッシング詐欺
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タイトルを見ると『転生學園シリーズ』と何かしら関係がありそうだが、ゲーム内容は一切無関係である。
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キャラクターデザインも岩崎美奈子氏を起用し、意図的に「関係ありそう」と思い込ませるような作風によって騙されてしまったユーザーも少なからずいた事だろう。
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監修元が同じアスミック・エースで、そちらが企画を持ち込んだのかもしれないが、どちらにせよ両社の相性は悪かったようだ。
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元々『転生學園』は『東京魔人學園』のシステムを一部流用した駄ゲーであり、魔人ファンから目の敵にされていたシリーズである。それをさらに流用したバッタもんが本作である。
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一見誰得としか思えない企画だが、転生のキャラデザは割と好評だったのでそこに目をつけたようだ。
最終更新:2025年01月11日 15:08