【だ・かーぽふぉー】
ジャンル | こそばゆい学園恋愛アドベンチャー | |
対応機種 | Windows 7/8/10 | |
発売・開発元 | CIRCUS NORTHERN | |
発売日 | 2019年6月23日 | |
定価 | 9,800円(税別) | |
判定 | なし | |
D.C. ~ダ・カーポ~シリーズリンク |
CIRCUSの看板タイトル「D.C.シリーズ」のナンバリングタイトル第4弾。
今までは同一の世界観の中で物語を展開していたが、本作は別の世界の物語となっており、過去作の物語とは一切繋がっていない。
そのため、今までのシリーズをプレイしていなくとも物語の理解に影響はない。
また『III』と同じく初出は18禁ではないが、多少のお色気は健在である。
「天空に浮かぶ桜」
そう呼ばれる桜が、ここ香々見島にはある。
そんな香々見島にある香々見学園に、
自分だろうと他人だろうと、鏡越しに覗くと笑顔に見えるという、
中途半端にメルヘンなチカラを使う少年がいた。
笑顔を褒めると怒るくせに機嫌のよくなる妹、
だだ甘で世話焼きなお隣のお姉さん、
恋愛請負人として人気の破天荒な残念美人、
無口系クールでちょっとぼっちな毒舌少女、
謎の情報通の悪友。
そして、不思議の国のメインキャストにそっくりなお嬢様。
空に最も近い島での、こそばゆい恋物語が始まる―。
(公式サイトから一部抜粋)
+ | 主人公&ヒロイン |
+ | 主なサブキャラ |
本作は『II』と同じく3部構成。
第2部で二人のどちらかを選び、第3部から個別ルートになるのも同様。
一方、目覚ましシステムはなくなっているため、攻略の難易度は『III』と同じく低い。
全ヒロインのエンディングを見ると最終シナリオ「D.C.」が解放される。
「D.C.」と言えば桜が特徴的であり、今作でも公式サイトのストーリーページで真っ先に触れられている。
しかし、今作で特徴的なのは鏡である。
公式サイトやOPムービーで鏡写しの演出があったり、
一登の魔法が鏡を使うもので、そのために動かない鏡付きの懐中時計を常に持っていたりする。
また、作中に登場する「ワンダーランド」は「不思議の国のアリス」をモチーフにしているのだが、作中では「鏡の国のアリス」をモチーフにした新アトラクションが考案されていたりもする。
ちなみに、島の名前も香々見(かがみ)。
+ | 最終シナリオ |
+ | 謎の数々 |
シナリオには粗が見られるものの、致命的と言えるほどではない。
過去作と比べると微妙な点もいくらかあるものの、読み進める面白さは健在と言える。
気になったのなら手に取っても損はないだろう。