家庭教師ヒットマンREBORN!DS 死ぬ気MAX!ボンゴレカーニバル!!
【かてきょーひっとまんりぼーんでぃーえす しぬきまっくすぼんごれかーにばる】
| ジャンル | 死ぬ気!アクションバラエティー |   | 
| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| 発売元 | タカラトミー | 
| 開発元 | 六面堂 | 
| 発売日 | 2007年3月29日 | 
| 定価 | 4,571円(税別) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:A (全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| 少年ジャンプシリーズ | 
 
概要
週刊少年ジャンプで連載されていた天野明氏の漫画作品『家庭教師ヒットマンREBORN!』そのゲーム化作品であるDSシリーズの1作目。
アニメ版準拠で、日常編からVS黒曜編のミニゲーム集となっている。
システム
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メインモード
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エピソードを選んだ後、会話劇を挿んでミニゲームに移行する。ミニゲームクリア後はまた別のミニゲームをする場合も多い。
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ミニゲームはボタンを使用するものとタッチペンを使用するものが存在するが、ミニゲーム開始前に説明を確認できる。
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ミニゲームに失敗してしまった場合ははげしくこすることで何度でもコンテニュー可能。
 
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全てのミニゲームをクリアした後は賞金を得て次のエピソードが解禁される。
 
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カジノ
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ショップでは稼いだ金を使って手配書を購入できる。
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手配書を入手することでゲームオリジナルとなるツナ以外のキャラがメインとなるエピソードが解禁される。
 
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ルーレットとブラックジャックで金を稼ぐこともできる。
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ゲーム外で公開された暗号で新たなエピソード解禁も可能。
 
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通信
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本作のミニゲームを他のDSに配信することが可能。
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全てのではなくミニゲーム配信可能なのは3種類のみ。
 
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通信対戦といった機能はない。
 
評価点
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原作の日常編、黒曜編のエピソードを体験できる。
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特に原作ではバトル要素を多く取り入れた路線の黒曜編以降で人気の出始めたのもあり、日常編を中心としたゲームはこれだけである。
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黒曜編に関してもちょっとしたエピソードではあるが、その後の出演が控えめなM.M.やヂヂといったキャラの掘り下げがされているのも見逃せない。
 
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メニューやミニゲーム説明などでは、作品初期で多くみられた圧の強い言動が強調されたリボーンが案内を務めている。こうした点からもギャグ路線時代の雰囲気を感じさせてくれる。
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演出面において、普段のツナはボタン操作、死ぬ気ツナはタッチ操作と分別されている。
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今作のタッチ操作は激しいものが要求されるため、演出においてはプレイヤーも死ぬ気で画面を擦ることとなる。それが後述の問題点にも繋がってしまうのだが……。
 
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ドット絵やアニメ絵も豊富に用意されている。1つのミニゲームでしか使われていないものも多い。
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ミニゲームは簡単すぎず難しすぎずな難易度。
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キャラゲーにありがちなバランス崩壊はなく、簡単操作でそれなりにシビアな調整となっている。
 
問題点
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ボリュームが少ない。
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ミニゲームの成否によって多少前後するものの、多く見積もっても10時間は掛からずに全てのエピソードをクリアできてしまう。
 定価のボリュームで考えるとまったく足りていない。
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会話劇も原作を知らなければ理解できるテキスト量ではなく、漫画やアニメを知っているファンが内容を思い出すのに使える程度。
 それでいて一部エピソードの解禁に周回や暗号、ミニゲーム配信の回数を要求されたりと内容に対する水増し感もある。
 
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ボイスのバリエーションが少ない。
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出演キャラは多いため、総数は決して少なくないのだが、ミニゲーム毎に2種類程度しか用意されていない場合が多い。
 そのため1つのミニゲームで同じセリフばかり聞くこととなり、印象に残りやすい。
 
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評価点にもあるが今作のタッチ操作は激しいものが要求される。
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ミニゲームのコンティニューでもかなりのタッチ操作が必要となるため、プレイヤーの腕前によってはゲーム機本体への損傷が気になるところ。
 
総評
問題こそ少なくないものの、ファングッズとしては及第点の作品。
ボリュームは控えめだが、キャラゲームありがちなバランス崩壊もないため、ゲームとして遊べなくはない。
現在は中古価格が低下してるのもあって、日常編の雰囲気が好きな人は手に取っても損はしない……かもしれない。
余談
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本作以降REBORNを題材としたゲームは長きに渡って展開され、タカラトミーのDSからだけでも3年間で最終的に合計12作品も発売されることになる。
最終更新:2023年10月22日 19:14