たまごっちのキラキラおみせっち

【たまごっちのきらきらおみせっち】

ジャンル あこがれのおしごとたいけん
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 七音社
発売日 2008年11月27日
定価 5,280円(税込)
プレイ人数 1~2人
判定 なし
ポイント おみせっちシリーズ4作目
マクドナルドと公式コラボ
たまごっちシリーズ


概要

たまごっちのプチプチおみせっち』の4作目。たまごっち星の新めいしょ「セレブリア」のお店でたまごっちと共にお仕事をこなし、お客さんをハッピーにしよう。
今作はマクドナルドで働けるのが大きな特徴となっているほか、自作のデザインの洋服を売買できる「マイブランドショップ」が搭載されている。


特徴

  • パートナーとして選べるたまごっちは前作に引き続き、まめっち・くちぱっち・めめっち・ふらわっちの中から選ぶ形となっている。
  • おみせは以下の10種類。
    • ドレスやさん
    • マクドナルド・セレブリア店
    • やむちゃやさん
    • ゆうらんひこうやさん
    • こうすいやさん
    • はなびやさん
    • ほうせきやさん
    • ほうせきはなびやさん
      • 「はなびやさん」の難易度を上げたマイナーチェンジ。
    • マイブランドショップ
      • 「ドレスやさん」のドレスを自由にデザインできる。
    • とくしゅメークやさん

評価点

  • 豊富な登場たまごっち
    • パートナーとのやりとりや、お客さんとの会話など存分にそのキュートさを楽しめる。
  • おみせについて
    • 旧作と同様に、(実質)8種類のミニゲームはどれもとっつきやすく熱中しやすいものになっている。
  • マクドナルド・セレブリア店
    • 本作の売りなだけあり、再現度は上々。
      • 「ビッグマック」「フィレオフィッシュ」などのお馴染みのメニューのオーダーを受け、提供することができる。
      • 注文はセット単位で受けるため、「ハッピーセット」を現実そのまま注文されることもある。
      • マクドナルド店員の制服をパートナーとなるたまごっちに着せられるのも嬉しい要素。
  • タイトル通りの華やかな演出
    • 舞台が「セレブリア」ということで、おみせの外観は非常に煌びやか。
    • ゲームを進めおみせを成長させるとキラキラした演出が追加され、達成感を得られる。
    • また、おみせにやってくるたまごっちも(比較的)それに合わせた客層になっている。
  • 着ぐるみ*1選びの改善
    • 前作ではプロフィールを入力し終わった後にランダムで1つ選ばれる方式だったが、本作では6つのランダムな候補から選ぶ形となった。
    • どちらも引き直しは何度でも可能であるが、好みの着ぐるみを選ぶのが若干容易になった。

賛否両論点

  • マイブランドショップに関して
    • 自分でデザインしたドレスを売ることが可能だが、戦略性はほとんどない。
      • 一応値段を細かく設定できるものの、店に並べてさえいれば買っていく。
    • これにより簡単に進めることが可能だが、シミュレーション要素を求めていた場合肩透かしを食らう。

問題点

  • 作業感の強いゲーム性
    • シリーズ通しての問題点。
    • ゲームを進めるためには何度も同じおみせをプレイしてランクを上げる必要がある。
      • また、家具や服などといったアイテムをコンプリートする為には全店最低でも100人は接客しなければならない。
      • 他店よりもプレイ時間が長い代わりにランクを上げる為に必要な総合評価数が少ない「はなびやさん」系統や「ゆうらんひこうやさん」でもそこは同様。
    • 好みでないゲーム性のものを繰り返しプレイするのは苦痛を感じる人も少なくないだろう。
    • おみせも最初は「ドレスやさん」「マクドナルド・セレブリア店」しかなく、ある程度順番を拘束されてしまう。
  • ドレスのデザイン
    • 本作は自分で自由にドレスのデザインができる「マイブランドショップ」が売りとなっているが、デザインの幅は狭い。*2
      • 「ドレスやさん」では普通に使用できるパーツでも「マイブランドショップ」ではあんごうを入力しなければならない場合も。
      • 幸い、あんごう自体は最終的には公式サイトにて全体公開されていた。
      • おまけ程度の要素と考えればひどいというわけでもないが。
    • 対象年齢やたまごっちの世界観との兼ね合いであろうが、凝ろうとすればするほど派手で人を選ぶデザインになってしまう。

総評

たまごっちのプチプチおみせっち』の4作目として面白さ・遊びやすさはそのままに華やかさがアップした一作。
作業化しやすいという問題は健在であり、決してゲームとしての幅は広くないものの、旧3作と同様に誰でも気軽に楽しむことができるものになっている。


余談

  • 2008年12月に上映された『映画! たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?』ではハピハピっちのマルチカードが配布された。
    • カードはステンシルの様になっており、空洞の部分をなぞる事でハピハピっちが解禁されるという独特のシステムであった。
      • なお、ハピハピっちの解禁はあんごうでも可能。
    • また、当時稼働していたDCD『たまごっちとふしぎな絵本』でも使用可能であった。
最終更新:2024年03月06日 22:30

*1 プレイヤーのアバターにあたる物

*2 トップス・ボトムス・もよう各6色、6種類。フリル・かざりでアレンジが可能。