たまごっちのプチプチおみせっち
【たまごっちのぷちぷちおみせっち】
ジャンル
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おみせやさん
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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七音社
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発売日
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2005年9月15日
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定価
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5,040円(税込)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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サードパーティー初のミリオンセラーを記録したDSソフト 当時のたまごっちが勢揃い シンプルだが粗が目立つところも
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たまごっちシリーズリンク
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概要
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たまごっちのプチプチおみせっちシリーズ第1作目かつ、第2期たまごっち初のゲームソフト。
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以前までの『ゲームで発見!!たまごっち』等のような育成ゲームではなく、パートナーのたまごっちとお店のお手伝いをするゲーム。
特徴
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3体のたまごっちからそれぞれパートナーを選べる。
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第1期でも代表キャラとして有名な「
まめっち
」と「
くちぱっち
」、第2期から登場した新キャラクターの「
めめっち
」の3体。
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パートナーによってテキスト、最初に遊べるお店、ライブハウスの曲調等が変わる。
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条件を満たすと変更可能。
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おみせ一覧
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ぐるぐるタウン
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ケーキやさん
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お手本通りにケーキをホイップやチョコペン、トッピング等でデコレーション、場合によってはカットをする。
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おはなやさん
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お客さんの要望通りに花束を作る。ラッピングやリボン、飾りは基本的に自由。
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ヘアメイクやさん
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お手本通りにお客さんにメイクを施したり、アクセサリー等を付ける。
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序盤では
何故か顔のパーツの配置がぐちゃぐちゃになったたまごっちの顔をお手本通りの位置に戻す
事が多い。
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まめシティ
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はいしゃさん
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お客さんの汚れた歯を磨いたり、虫歯を治療する。治療の前に先に注射をすると、泣かなくなる。
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クリーニングやさん
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お客さんの服を洗濯し、しわ部分はアイロンを使ったりしみ部分はしみ抜きを使う。
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穴が空いている場合は、穴に合ったアップリケを縫う。
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ライブハウス
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楽器を演奏するリズムゲーム。パートナーによって曲調が変わる。
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システムやノーツの表示が、
同じく七音社開発の『パラッパラッパー』に似ている。
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メイクはいしゃさん
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「ヘアメイクやさん」と「はいしゃさん」の複合店。
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たまごっちの歯に
色を塗ったり、文字やアクセサリー、シルバーを付ける。
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文字に関しては
「まめっち です」
や「OTONA!」等といったツッコミ所の多い物
が多い。
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ぱっちの森
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たこやきやさん
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お客さんから要望された個数のたこ焼きを作る。
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たこやき機に生地を流し、たこや材料を入れて焼き、ソースや青のり、鰹節をかける。
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おふろやさん
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入浴しているお客さんの要望に合わせ入浴剤を変えたり、シャンプー、飲み物を渡す。
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お客さんが寒がっている場合は薪を割り、暑がってる場合は水を入れる。
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アクセサリーやさん
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お手本通りにブローチ・ネックレスのレイアウトを選び、木の実や石を配置する。
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お手本はシルエットかつ完成後の物なので、よく見極める事が大事。
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おはなアクセサリーやさん
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「おはなやさん」と「アクセサリーやさん」の複合店。
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基本的にはアクセサリーやさんと同じだが、おはなは放置していると枯れて無くなってしまうので注意。
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おみせのシステム
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タイマー等は無いが制限時間が設定されており、あまりにも長いとお客さんが帰ってしまう。
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一定数接客すると、パートナーに選んだたまごっちの父親が
パートナーのたまごっちにはバレバレだが
変装をして
やって来る。
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そちらの接客が終わると、おみせのランクが上がる。
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ランクが上がると出来る事が増え、おみせの難易度も上がる。
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ロイヤルの場合はパートナーの父親ではなく、「たまこ姫」がやって来る。
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なお複合店はメッチーとゴッチーの区間が無く、おみせのランクが一気にロイヤルまで上がる。
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おせわ
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パートナーのたまごっちにおやつを与えたり着せ替えをしたり、インテリアや音楽を変更できる。
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それらのアイテムはおみせのランクアップや「あんごう」で入手できる。
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「ひみつ」では他のプレイヤーにプレゼントを与える、ごとうちアイテムを貰う、あんごうの入力が可能。
評価点
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たくさんのたまごっちが登場
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めめっち以外にも第2期を代表するたまごっちの「ござるっち」や「ふらわっち」といったたまごっちはもちろん、第1期にも登場した「みみっち」や「まるっち」等も登場。
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他にも『たまごっちプラス』だけでなくそれ以降の『ケーたま』、『赤いシリーズ』のたまごっちが
全て登場
。
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本作で初登場したたまごっちもいる。
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中でも
「まきこ」
は上記の「ござるっち」や「ふらわっち」同様第2期を代表するたまごっちとなり、後のシリーズやアニメ等第3期以降も登場している。
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おみせの特徴を掴みながらもシンプルなゲーム性
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それぞれ手軽に遊べるミニゲーム形式となっており、サクサクと遊べる。
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おみせのゲームでは行うアクション一つ一つにボイスが挿入されており、どことなく癖になる。
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パートナーとのコミュニケーション
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パートナーのたまごっちはゲーム内で様々な面を見せてくれる。
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プレイヤーを褒めたり、おやつをあげたりインテリアを変えると喜んだり、タッチしすぎると怒ったりととても愛らしい。
賛否両論点
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育成要素は皆無に等しい
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たまごっち本来の醍醐味である
「たまごっちを育成する」
というシステムは本作には無い。
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「おせわ」モードでも育成要素はおやつを与えるだけであり、与えたからといって何か特別な事が起こる訳ではない。
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そのため、第1期のゲーム版のような
「移植版」
というよりは、本作はあくまで
「番外編」
として考えた方がいいかもしれない。
問題点
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同じ事の繰り返しで、作業化しやすい
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ランクが上がるまでは、ミニゲームを繰り返さないといけない。
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中でもたこやきやさんはランクが上がってもゲームの内容はほとんど変わらない為単調化しやすい。
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初見でもチュートリアル無しで始まる
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一応左のメニューから「ヘルプ」が選べるが、文章のみであり分かりづらい部分もある。
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お手本や判定の問題
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お手本がたまごっちのセリフとかぶってしまい、見えなくなる事がある。
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ヘアメイクやさんはお手本の解像度が低く、まつ毛等の細かいパーツが分かりづらい。
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アクセサリーやさんとおはなアクセサリーやさんはお手本が完成を押した後の物であり、角度が異なっていたりするため初見だと分かりづらい。
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ケーキやさんは判定が厳しく、ホイップやチョコペン、トッピングが少しでもずれていると評価が落ちてしまう。
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お手本によっては十分に気を付けないとデコレーションしている途中でホイップ・チョコペンが切れてしまう物も。
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たこやきやさんは頼まれたたこ焼きの個数が最初の会話とスタート以外表示されないため、ちゃんと覚えないといけない。
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お客さんがせっかち
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制限時間が迫っておらず、
普通に余裕のある状態でも
「えーと、まだですか?」や「ちょっと急いでいるんで」等と急かしてくる。
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アイテムの再度購入の問題
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一度アイテムを変更すると、以前使っていたアイテムは再度購入しなければならない。
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まめっちの真顔がシュール
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プレイキャラをまめっちにした場合、ランクが上がったときに店から出て画面に近づくが、人によっては正面で無表情のまめっちが怖く感じてしまいやすい。
総評
ゲーム版たまごっちではお馴染みとなるおみせっちシリーズの第1作目。
主に本作の問題点は次回作以降で改善されている物もある。
しかし、作業的で単調化しやすいのはシリーズ全体の問題点となっている。
ただ、手軽さやたまごっちの可愛らしさ、登場するたまごっちの多さはシリーズ全体の評価点でもあり、低年齢層や気軽に遊びたい方、たまごっちファンの方にはお勧め出来る。
余談
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2012年4月19日に、本作のリメイク的な立ち位置である
『ちょ~りっち!たまごっちのプチプチおみせっち』
が3DSソフトで発売された。
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ただしライブハウスと複合店が未収録であり、代わりに『みなさんきゅ~』の
ピアノレッスンやさん
と新施設の
けんきゅうじょ
と
とっきょちょー
が追加されている。
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また、ヘアメイクやさんのシステムが異なっており、こちらではたまごっちに特大のウィッグをかぶせて、注文通りにウィッグをデコるといった物になっている。
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お客さんの台詞の一つ、
「もう こないからねー」
は実況の影響や文面のインパクトからネットミームとまでなっている。
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まるっちの台詞という印象が強いが、ベビっち等といった赤ちゃん系のたまごっちも台詞が共用されている為発言する事がある。
最終更新:2024年05月28日 20:52