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テイルズ オブ ゼスティリア

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テイルズ オブ ゼスティリア

【ているず おぶ ぜすてぃりあ】

ジャンル ロールプレイングゲーム
(シリーズ内ジャンル名:情熱が世界を照らすRPG)


対応機種 プレイステーション3
プレイステーション4
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 バンダイナムコスタジオ
発売日 【PS3】2015年1月22日
定価 8,070円(税別)
プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル、暴力、言葉・その他
通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信)
廉価版 Welcome Price!!:2016年7月7日
【PS4】パッケージ:3,800円
【PS3/PS4】ダウンロード:3,400円(共に税別)
判定 クソゲー
シリーズファンから不評
ポイント シリーズ20周年記念作品
粗がかなり目立つシステム・戦闘
救われない、矛盾が多いシナリオ
テイルズ史上最悪の主人公・味方勢
アリーシャとロゼの扱いの差
プロデューサーの公私混同
後続のメディア展開で増える矛盾
アニメ版は大きく改善
テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク

概要

『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル(本編タイトル)第15作目にして、シリーズ20周年記念作品。略称はTOZ
「ゼスティリア(Zestiria)」とは、ファミ通が行った馬場英雄プロデューサーへのインタビューによれば、情熱・熱意を意味する「zest(ゼスト)」が由来の造語であるとのこと。
本作に与えられたキャッチコピーは「伝承はいつしか「希望」になる。」

『シリーズにおいて実績のあるスタッフを集め、好評だった過去作システムやシナリオ展開をふんだんに盛り込んだ』という触れ込みで、公式では本作を記念作であると同時に「シリーズ最高傑作」であると位置付けて大いに喧伝していた。

しかし、実際には様々な点において問題点が非常に目立っており、ファンの期待を大きく裏切る出来栄えとなっていた。


あらすじ

超常の存在が住まう天上の地「天族の杜」で拾われた人間の子スレイ。
外界と隔絶した生活で、天族達に慈しまれ育った彼は穢れのない純粋な青年へと成長し、日々を過ごしていた。
ある日、杜の近くで趣味の遺跡探索をしている際、偶然倒れていた少女アリーシャを発見する。
初めて出会った人間の少女アリーシャ、憑魔と化した人間であるルナールの襲撃でスレイの日常は大きく変わり、 それらをきっかけにスレイは外の世界へ向かうことになる。


設定


特徴

戦闘システム「FC-LMBS(フュージョニックチェインリニアモーションバトルシステム)」

その他のシステム


問題点

シナリオとキャラクター

本作は「原点回帰」「王道」を謳っているが、実際は『エクシリア2』の流れを汲む、暗く、重く、救われないシナリオが展開される。
その何が問題点なのかというと、これらの展開に敵ではなく、主人公格のキャラクターが率先して「加担」している点に尽きる。
暗殺を賞賛しているような発言や展開が多い*1上、より良い選択を模索することもなく、論理・倫理的に著しく反した行動や、意味もなくただひたすらプレイヤーの不快感を煽るような描写が作中全編を通して枚挙に暇が無い程に多い。

以下、長文の上にネタバレ要素を強く含むので隠し。

+ 「穢れなき暗殺者」ロゼについて
  • 商人ギルド「セキレイの羽」とその裏の顔である暗殺ギルド「風の骨」のリーダーであり、序盤を過ぎた頃に加入して以降は導師スレイのパートナーとして同行するキャラクターである。
    • 発売前は「あくまでも同行キャラクター*2」という触れ込みだったが、実際は普通に仲間に加わる上にメインヒロイン相当の扱いを受けるどころか主人公含む仲間の立場をまとめて食うほど優遇されている(『導師スレイとその一行について』の項目も参照)。
      • ロゼが本作のヒロインであるという公式発表は発売から数か月後、ファミ通で掲載された馬場Pへのインタビュー記事が初。長期間その事実を伏せていた理由は大まかに言ってネタバレ防止のためであったとしている。
        なお馬場Pは発売直後(ヒロイン問題で炎上していた真っ只中)に行われた台湾でのイベントでは「ヒロインが誰かはプレイヤーが決めること」といった、現在の公式発表とは異なる旨の発言をしていた。
  • ロゼの問題点をまとめると、他キャラクターへの言動など人格的な問題の多さ、シナリオ上の役割の薄さに反する出番の多さ、根幹設定から浮いた規格外の設定の多さ、異常とも言える作中人物からの評価の高さ、といったところ。
    • 主に暗殺者ギルドのリーダーという立場と、「ムードメーカー」と表現される陰のない性格、「純粋」…といった形で公式では説明されているが、実際は自身を棚上げした見当違いな説教をしたり、陰険な言葉を好んで使用する、空気を読まず茶化す…といった風に設定上のワードとは似ても似つかない振る舞いが異常な程多い。
  • 以下に事例を挙げる。
    • ロゼは先ずスレイを「本物であろうと偽物であろうと、人心を惑わす存在だから」という理不尽な難癖以外のなにものでもない動機により部下に 殺害させようとする *3。これは失敗に終わるが、後に彼が本物の導師だと知り、お人好しな人格に触れたことで「殺すべき悪か否か」を見極めるために同行するようになる。
      • この件に関して、デゼルが死亡した際にサイモンの指摘により自分の非を認めたように見えたが、結局は殺そうとした件をスレイに謝罪することはなかった。
    • 自らの意思で殺人を犯しているが、信仰心と信念により罪悪感が無いので穢れないというアミシスト司祭という人物が登場するのだが、この人物に対してロゼは「人殺しは罪…どんな理由をつけてもその罪の意識を感じないで殺めてたあいつは、怪物だったんだよ」と罵る。前述の通り、ロゼは実績のある暗殺者であり「殺人を犯しても穢れを発しない」という同じ立場の人間である。
      • ここでロゼが罪悪感に悩まされている描写でもあれば少しは重みが出てくるが、そういった描写はほとんどない為、ただの棚上げか同族嫌悪にしか聞こえない。
      • また、別問題として「罪悪感を持つだけでも穢れる」などの発言もあり、「自身の行いを罪と自覚しているロゼがなぜ穢れないか」という新たな矛盾も発生している。TOZ世界における「穢れ」などの設定の問題点については後述。
    • スレイがある程度段階を踏んで習得した神依をロゼは何の苦労もなくあっさりと習得してしまう。
      • 神依を習得できたことについて仲間たちから「才能があった」「導師に匹敵する力を持っている」と高く評価されているが、なぜそんな力を持っているのかハッキリとした理由が語られない。
    • これらの例から分かる通り、終始一貫してこれらの問題に向き合う事もなければ、自分の見識を省みるそぶりすら見せない。「殺人を犯しているのに穢れない」「導師でないにもかかわらず神依を習得」等、世界設定を無視した存在にもなっている。
  • 他にも「ツッコミ待ちか?」と言いたくなるような棚上げが随所で見られる。
    • スリをして生きてきた子供に対して「罪を犯したら罰を受けるもの」と諭し、罪の重さではスリとは比較にならない殺人を繰り返してきた自分達についても「悪いことをしていたという自覚はあるし、罰を受ける気もある」と口では言っているが、終盤に部下達が処刑されそうになった際には助けに向かっており、 罰を受けまいと全力で抗い抜いている。 *4
    • 戦争で死亡した兵士を見て「この人達にも家族がいるのに」と発言する。スレイなどなら兎も角、相当な暗殺実績のある集団の長が口にしていい台詞ではない。しかも彼女たちが行ってきた暗殺がこの兵士の死因である戦争の要因のひとつ(両国間の関係悪化)になっているとも言えるため、尚更である。
    • 憑魔になり恐怖で国を統制しようとしていた人物に対して「世界の正義と自分の正義を一緒にしちゃってる悪」と言うが、自分の判断で善悪を下し、真っ当に調査もせず暗殺を実行するロゼ達も同類としか言いようがない(後述の風の骨、スレイの件も参照)。
    • 先代の導師(ミクリオの叔父でスレイにとっても家族同然の人物)が災禍の顕主を生み出し、その呪いの生贄にミクリオが利用された事が判明して落ち込むスレイとミクリオに対し、「なんかごめんね。あたしそんなヘコんでなくてさ」「仲間がヘコんでいる時に自分がヘコんでないのって、やっぱあたし、なんか抜けてるんじゃないかな」と告げる。
      • 発言そのものは先代導師と接点のない彼女としてはおかしくないが、わざわざ気落ちしている当人達にそれを告げるのは心配りに欠けているし、そもそも言う必要もない。謝罪の体ではあるが内容はただの唐突な悩み相談なので反応にも困る。これによって唯でさえ傷心な2人に余計な気を遣わせてしまい、気遣われている側のスレイとミクリオが何故かロゼに謝るという珍事が発生してしまっている。
  • この他にも悪意しか感じられない発言が多い。
    • オバケが苦手で天族のことをオバケの一種だと思っており味方の天族に対して平然と「キモい」と侮辱する。
    • 真剣に話をしてくれているセルゲイに対して「(天族が)見えない人にはわからないだろうけど」と上から目線な嫌味をわざわざ付け足す。
    • スキットでスレイとミクリオの遺跡談義に自分から話題を振っておいて「興味がない」と会話を打ち切る*5
    • アリーシャの国に関わる真剣な誘いを断ったスレイに対して「あっさり断ったなー、アリーシャ姫のデートの誘い」と後のスキットでアリーシャの立場を無視した物言いで茶化す。
    • アフターエピソードでのアリーシャに対する暴言の数々(後述)
      …等、相当な悪意が無ければ出来ないであろう発言ばかりを繰り返す。
      ロゼを盲目的に賛美している劇中メンバーにとっては額面通りの「純粋でいつも前向きなムードメーカー」に映るようだが、第三者の視点で上記の言動の数々を見せ付けられているプレイヤー側は到底そのように感じられない。
  • 露出が多いだけで、物語上での役割も活躍も少ない。
    • メインシナリオ・サブイベント・チャットいずれも不必要に露出が多く、ロゼがメインのイベント数も多い。そして人間キャラは固定という仕様(システム関連を参照)のため、移動時も戦闘中も視界に入るので誇張抜きに彼女を目にする時間の方が長い。
    • しかし、ロゼの設定・関連イベントは本筋とは関連が薄いものばかりで重要性がなく、物語上では脇役でしかない。会話などでもシナリオ展開に彩りを添える発言をしている訳でもなく、再三記述している問題発言や彼女への賞賛劇でプレイヤーの興を削ぎ茶を濁すパターンばかり。
      • ロゼ関連イベントではロゼ以外には台詞があまりないため他のキャラの出番を減らし、印象を削いでしまっている。さらに、ロゼに関連のないイベントでも本来中心になるはずのキャラを押し退ける勢いで出しゃばることすらある。
      • チャットも興味がないと言った遺跡関連の話題にも頻繁に登場し、システム解説のチャットもロゼが聞き手なものも多いため、ロゼが出てこないチャットの方が少ないレベル。
      • 作中でロゼがいい意味で影響を与えたキャラクターもおらず、また他から影響を受けてロゼ自身が成長するような描写もほぼない。
    • 寧ろ彼女を無理に絡ませた故に、本筋と関連が薄い寄り道ばかりになったり、設定に矛盾が生じたり、会話のテンポが乱れたり、等々悪影響ばかり見受けられ、物語の軸を乱す最大の要因になっている。
    • 事前インタビューでは重要な同行キャラクターという触れ込みで、実際に出番はやたら多いのにシステム面(神依可能)以外での必要性が感じられない存在というのもある意味ミラクル。
  • 行動面での問題点も枚挙に暇が無い。
    • 性格面から分かる通り、いい意味で活躍している場面が少なく、数少ない活躍シーンも下記するような形ばかりなので、彼女の活躍及び実力に素直に頷き難い。これは部下である風の骨にもいえる。
    • 特にアリーシャ関連全般(後述)やセルゲイ(失踪した人物を探す件)など、他のキャラを露骨に貶めてから活躍させるパターンは嫌でも目に付く。
    • ラスボスと対峙した際、スレイはあっさり捕まるが、ロゼは神依を駆使してスレイを救出しつつラスボスの仲間を捕え、一人で形勢逆転してしまう。完全にスレイよりも神依を使いこなしているようにしか見えない構図になっている。
      • これらの活躍も行動単体で見ると特別秀でている・計算されたものとは言い難く、周囲がそれ以上に拙いから消去法的に見て活躍しているように見えているだけ、というものが多い。
    • 一方、上記の流れ以外では、仲間入りするイベントでは遺跡の仕掛けを勝手にいじり、誤作動させてスレイ達を遺跡の密室に閉じ込めたり、何の策もなしに真っ向から突っ込んでルナールに殺されかけた所をスレイ達に助けられるなど、活躍どころか足を引っ張る描写も少なくない。
      • 一組織の長としてはあまりに安易な行動が多く、数少ない活躍シーンとの悪い意味での落差を生んでおり、彼女の活躍への共感を妨げる要因のひとつとなっている。
  • 上記のような有様にもかかわらず、作中人物からの評価は不自然に高い。
    • 事あるごとに様々な登場人物から「すごい」「さすが」「ロゼのおかげで~」と持ち上げられるシーンが多い。見合った行動ならともかく、実際のプレイヤー側から見た有様は前述の通りであり、あまりの不自然さに違和感が強く残る。
    • 逆にロゼのことを批判する人物は敵サイドの極一部の人物のみで、それらも基本的にスルーしている。
    • 当然プレイヤーはロゼに全く共感できないため、ロゼが賞賛されるほど違和感や反感が募るばかり。あまりの持ち上げっぷりに「ロゼを賞賛するRPG」などと言われている。
  • その他の面でも雑な所が目立つ。
    • 公式サイトの紹介文で「ある因縁からスレイたちの旅に同行する事になり」「屈託のない前向きな言動」「ムードメーカー的存在」という言葉が二回も使われているなど、文章がかなり適当。
    • 仲間入りした際の「スレイがだいじょぶなら『私』もだいじょぶ。知ってるでしょ。『あたし』の実力」を筆頭に、一人称が「あたし」だったり「私」だったり安定しない。一応声は「あたし」なので字幕のミスだと思われるが。
    • 仲間になる前も、商人として登場するときも、暗殺者として襲ってくるときも、唐突にイベントが始まったり、別に無くてもいいような内容だったりと序盤のロゼ関連のイベントは無理やり入れているとか、重要でもないのに妙に力が入っているしか思えないものばかり。
      • 前半絡みがないのでイベントねじ込んだ…というのは他作品でもよくある話だが、あまりにもどうでも良かったり強引なロゼイベントが多く、更に加入後は前述の通り意味不明に贔屓され続けるので異物感が余計に際立っている。
    • 性格・設定も「人の死と常に隣り合わせな暗殺者なのに幽霊の類が嫌い」「商人でがめついところがあるのに宝物など金になりそうな話題もある遺跡に全く興味を示さない」など、どうにも噛み合わない面もある。
    • 年齢設定もスレイと近いという設定があるくらいで安定しない。
      • 5年前に王子に求婚されたという出来事があることと、後に設定資料集でスレイは17歳ということが明かされたのだが、スレイと年齢が近いという設定からロゼは子供なのに求婚されたことになる(家柄の様な理由なしで)。年齢次第ではおかしくないがロゼが「自分が小さかったころ」と言っているので作中の世界観が無駄に危なく感じる。そして作中終盤にこの時の回想があるのだがこちらはロゼのグラフィックが現在の使いまわし……訳が分からない。これでは『一国の王子の心さえ射止めるロゼの魅力は凄い』という演出をしたかっただけにしか感じられない。
  • 小説版では彼女の死後に『ロゼの志(悪だと判断した人間を躊躇なく殺戮する)を継ぐ後継者』が 各地に現れている という世紀末な設定が存在している。法など関係なかった。
    • とは言え、上記の様な後暗い活動・自分の非に無頓着な行動と言動・それらに対する不可解なまでの賞賛っぷりを受けてはこうなる展開の方が自然だろう。小説版でもロゼの行為は「果てしない偉業」と讃えられているため、意図としてはロゼ持ち上げの一環であると思われる。読者からすれば鬱展開、あるいはバッドエンドとしか取れない内容だが。
  • 余談だが馬場Pはニコニコ生放送の本ソフト宣伝番組で「ロゼは僕に似ている」「誰からも愛される」と紹介している。前述の通り設定も性格も問題の塊なので大半の人に疎まれている上、もし本当にPが彼女と似ているのならば、Pはかなり危うい人間である。まさに自己陶酔極まれり。
    • 馬場Pは担当声優含めロゼを大変気に入っていることを度々語っていた(ストレートに「好きですね」と言ったこともある)ため、ロゼ優遇は馬場Pの意向が強いのではないかとの見方が大きい。
      ただし特定キャラの過剰な贔屓自体は『アビス』の頃から顕著であるため、シリーズの悪しき伝統をそのまま引きずってしまっているとも見える。
    • こういったロゼに対する異常なまでの優遇に加え、委細は避けるがそれに更に拍車をかけることになった馬場Pのロゼ役である小松未可子女史に対する公私混同甚だしい言動も相まって、声を担当しているだけで問題とは無関係の小松女史をバッシングする者すら表れてしまうという風評被害も発生してしまった。
+ 作中の評価と実態が釣り合わない暗殺者ギルド・風の骨。
  • 作中では悪人を裁く義賊の様な存在として描かれているが、描写も設定も支離滅裂。
    • 人員の能力を見ても相手をよく調べずに暗殺計画を実行したり、人前で暗殺の話をしかけたり、ロゼの項で触れた通り捕まって公開処刑されかけたりと、ロゼと同様お世辞にも優秀とは言えない。
    • 暗殺は基本的に依頼を受けて行われるが、その依頼に正当性があるかどうかの調査が明らかに不充分。「理不尽な殺しはしない」「相手が悪人かどうか調べてから殺す」と謳っているが、ロゼの項で述べた通りよく調べもせずにスレイを襲った他、冒頭ではスレイの友人が全く無関係にもかかわらず殺害されている
    • 5年間で100人以上暗殺した実績があるが、2つの国を見る限り情勢に変化がないなど、歴史的観点からも暗殺の正当性及び効果は疑わしい。むしろ両国とも「暗殺は相手国の差し金」と考えているなど、関係悪化の原因の1つにもなっているといえ、政情にも治安にも悪影響しか与えていない。犯人不明の暗殺事件が頻出している恐怖に関しても一切フォローはない。
    • そもそも暗殺ギルドなだけに「殺す」か「殺さない」かの二択であり、最も優先するべき法秩序に則った手段をとるという発想はない。この一点だけでも危険人物の集団である証明であり、それを義賊であるかの様に言い張るのは空恐ろしいものがある。
  • 暗殺稼業に手を染めるようになった経緯や過程も矛盾ばかり。
    • リーダーがロゼではなかったころの前身組織「風の傭兵団」は皇子暗殺容疑を掛けられてお尋ね者となり、表舞台から去ることになった。その後「風の骨」と名を変えて暗殺業を始めるのと共に、表の顔として商人ギルド「セキレイの羽」を立ち上げ「生活のため」商売もしていく、という経緯なのだが…。
      • お尋ね者のはずの彼らは顔や名前を隠したり世を忍んでいる様子もなく、堂々と表通りで商売をしている。「十分表世界で生きていけてるではないか」と思わざるを得ないが、そこには全く言及がない。
      • 本作で存在する2つの国は敵対していて一般人は往来できないのだが、セキレイの羽は通行証による行き来が可能という特権を持っており、これを利用して国を跨いだ商売と暗殺活動を行っていた。つまり、両国家が実態を満足に掴めていない集団に自国の国境すら自由に跨ぐ特権を与えているという不可解極まりない状況になっている。
      • 挙句、問題の事件は5年前とそう古い話ではない。事件後すぐに両方のギルドの活動を開始したとしても、お尋ね者集団なのに商人ギルドなんてどうやって運営しているのか?このお尋ね者集団がどのようにして数年で両国から特権を得るほどの信頼を得たのか?という疑問も生じている。
    • 現在商人ギルドは順調であり、そもそも暗殺ギルドでは報酬を得ていない。つまり暗殺稼業を続ける理由すら無い
      • しかし、「ルナールは2年前に人を殺して金をもらえるから風の骨に入った」という設定が明かされており、報酬の設定すら崩壊している*6
      • これらの設定はルナールを悪人・異常者に見せるための後付けだと思われ、その点では多少機能している。だが、殺人・金と明瞭な動機を持ち、そしてきっちり穢れたルナールに対し、無報酬でロゼと同じく穢れを生み出さずに暗殺をこなしている組織のメンバーを鑑みると、風の骨自体も「曖昧な自己満足のみで罪悪感すら感じずに暗殺している集団」となる。
    • 暗殺が無報酬の依頼で行われているという事は、「対価が不要な依頼」というハードルの低さを意味する。理想は力無き民のためなのだろうが、そのお手軽さからむしろ悪人こそが活用しやすくなっている。案の定と言うべきかスレイの件からは依頼人に対する調査も満足に行わずに信用している事も窺える。暗殺を依頼する人間など常人だったりまともな善人である筈ないのだが。
    • 以上の事から、この団体が根が善良且つ有能であるかの様な演出や振る舞いはプレイヤーにとって違和感しかなく、素直に「金さえ積まれれば誰でも殺す」「殺人狂が集まった集団」などとした方が合点の行く有り様となっている。
  • このような実態にもかかわらず、作中での扱いはロゼ同様不自然に持ち上げられている。
    • 大して重要なポジションでもないのにOPでもEDでもサブキャラの中では真っ先に登場するなど演出面で優遇され、やたら死人が出るゲームでありながら組織のメンバーは誰も死なずにエンディングを迎える。
    • 周囲を必要以上に拙く描くことで、さも風の骨が優れた組織であるかのように見せかけるシーンも目立つ。
      • 前身組織はとんでもなく凄腕の傭兵集団で、100人で20000人相手に勝利(その後の顛末から想像すると被害すら少ない)など、いくら天族の加護とやらがあったと言えども設定の盛り方が安直過ぎる。1人当たり平均200人撃破となれば虐殺そのものとしか言いようがない。そしてこれほどの一方的・大規模な戦闘なら穢れは?という疑問も生じるし、それほどに力を持った集団なら表舞台から排除されて当然ではないのか?等の疑問もあるが、例の如く言及すらされない。
      • セルゲイ達騎士団員が2年かけても全くわからなかった人物のことを風の骨は数分で居場所まで特定。…さすがに露骨過ぎではないだろうか。
      • 前述したような歴史に残るレベルの大量殺人事件を起こしている目立つ団体であるにもかかわらず、国は手掛かりを掴めないどころか未だに有効な対策もできない。ここまで来ると「(例の虐殺などによって)国家すら報復を恐れて迂闊な干渉をしなくなったのでは?」「秘密裏に国家の要人と癒着しており、摘発や捜索を免れた上で特権にあやかっているのではないか?」と邪推した方が説得力がある有様。
  • 殺害時に「眠りよ。康寧たれ。」という決め台詞があるのだが、殺しておいて安らかに眠れもクソもない。
    • この言葉に対して殺されたルナールも「安らぎもクソもあるか……」とユーザーの心情そのままの台詞を吐く。製作者も無理のある設定だと気づいている様に見えるのだが…どうしてこうなった。
    • また、この決め台詞を暗殺時に残すことは、混乱を招かない様にするという配慮(?)らしい。プレイヤーにとっては意味不明である。
  • この集団についてはロゼ自身が「家族ごっこ」と自覚しているらしいが、暗殺についても家族ごっこするための一要素に過ぎないらしく*7、ユーザーが理解不能や気持ち悪いといった気持ちを抱いてもやむなし…というより、設定を拾っていった場合、共感しようがない。
+ 導師スレイとその一行について
  • 主人公である導師スレイは序盤こそ主人公らしくストーリーを牽引するものの、それ以降は仲間天族の意向に強く依存して行動し、自身の行動も引き止められ結局動かずじまいな事が多くなる。その結果、天族を導く所かむしろ天族の意のままに引きずり回されている
    • 結果キャラ立ちにも欠け、印象の薄い主人公となってしまった。終始あまりに煮え切らない、まごついた態度ばかり取ることから「見ていてイライラする」との評も多い。
    • 目の前の問題に率先して切り込むような主人公らしい描写は中盤以降はほぼ皆無。プレイヤーからはその主体性の無さから『ラジコン』やら、名前をもじった『スレイブ』(奴隷)といったあだ名までつけられてしまう始末。
    • そもそも本来主人公として言うべき台詞はほぼロゼに取られている。ロゼが加入する中盤以降スレイの台詞はかなり少なくなり、シナリオを牽引するべき存在でありながらロゼ持ち上げ要員の一員にしかなっていないこともしばしば。
      • ようやく喋ったかと思えば「だよな!」や「そうだな」など、他のキャラクターの意見に一言相槌を打つだけという事もしょっちゅう。
    • 特に中盤以降は積極的に行動しようとする度に、ライラに 「いけません、スレイさん!」 と静止される。止められて当然な場合もあるが、状況によっては過剰反応ではないかと思わされるシーンも。
      • 一応これには『導師が穢れてしまうと自分と契約した天族にも被害が及ぶなど、他の人間より穢れの悪影響が大きいため』という理由があるのだが、やがてスレイ自身も危険な橋に挑戦する事をしなくなってしまい、非常に窮屈な行動制限をかけられてしまった。
      • その他、ライラは先代導師ミケルにも関わっていたりストーリーの主軸にあるマオテラスに対して嫌悪を抱いていた事が後発の書籍で明らかになっている。そのためファンからは『ライラ黒幕説』が浮上している。
        ただし、その後もロゼの異常な持ち上げが絶え間なく続いていったことに対し、ライラの株を下げる要素はゲーム発売後から絶え間なく、それもあの手この手で大本の元凶であるかの様な記述がやけに多いことから、ロゼから目を逸らさせるスケープゴートにされているのでは?という意見もある。
    • 薄暗い話が多いというのは前述しているが、その他にも王道を謳っているはずなのに主人公であるスレイが適当な暗殺を賛美しているように見えたり、普通なら真っ先に否定されるであろう「(生かしていても害になるので)殺さなきゃ!」というロゼの思想を全肯定し、本当にそれを実行して解決に持ち込む展開が多いせいで、公式が幾度も主張している「王道」という言葉が空々しくなっている。
    • 他にも(プレイヤーから引かれているが)ロゼが強い意志を持つことに対して、スレイは何を主張したいのかがいまいち不明瞭であり、パッとしない。
      • これは過剰なロゼの持ち上げやフォローが原因で自然とこうなってしまったと思われる。逆説的になるが、ロゼが絡まない時のスレイの主義主張を一貫させた場合、スレイとロゼは相いれない関係になり、どちらかが歩み寄るか離反や敵対する方が自然な流れになる。
    • ロゼ以外には「死による救い」を強く否定しているスレイだが、(浄化出来る場合もあるものの)憑魔を殺すという展開がかなり多く、最終的にも憑魔であるラスボスを殺してかつて強く否定した「死による救い」に屈した形になった。しかしロゼ達と同じく穢れない
      • 過程も結末もパッとしないので主人公として甚だ微妙である。従来のシリーズ作品の主人公と比べてもスレイの主体性の無さは歴然である。
      • そもそも殺す以外の方法がないのなら、導師の特別性も特に感じられない。単純に殺すだけなら、実力さえあれば誰でもできるわけで。
  • スレイ含めたメンバーの言動がちぐはぐなので、パーティそのもののふるまいに疑問や不満を感じる事が多い。
    • エドナはドラゴンになった兄アイゼンを救う方法を探してもらう条件で一行に加わっている。が、一行は何故か救う方法を全く模索することなくアイゼンの殺害を決めてしまう。ザビーダのみはアイゼン自身から「自分がドラゴンになったら殺してくれ」と頼まれているとはいえいくらなんでも冷酷すぎる。
      • しかも「一度ドラゴンになってしまった天族を元に戻す方法は存在しない」という設定はあるらしいのだが、それはスタッフへのインタビューで初めて明らかになった物で本編中にはそれらしき描写は見られない*8。それを考慮してもそもそもが元に戻せないからこそ戻す方法を探そうという話だったはずで……ユーザーが到底納得できる描写ではない。
      • しかも下記の誓約のおかげでアイゼンはある山の山頂から出てこない上に近隣住民も山には近づかないようにしているため、特に大きな被害は出ておらず緊急性もないため、殺害に乗り出す理由がそもそも分からない。結局スレイ達は一応の形でまとまっている状況をわざわざかき乱しただけである。ただ単にドラゴンを殺したかっただけなのだろうか。
    • ローランスのスパイ容疑で捕まったアリーシャを盾に戦争参加をスレイが要求される際、彼女の身に何かあればスレイが穢れてしまうからと了承した*9にもかかわらず、戦場から逃げた後にはアリーシャを全く気にせずに「遺跡探索で息抜きしよう」という正気を疑う展開になる
      • 挙句息抜きした後は仲間になったばかりのロゼの提案を躊躇なく受け入れ、そのままローランス帝国に赴く更なる衝撃的な展開に繋がる。アリーシャと親交の深いスレイがローランスにいけば彼女への嫌疑が深まることは言うまでもない。
    • 行方を晦ました教皇が村長として身を隠している村で、依存性のある偽エリクシールを本物と偽って売買し生計を立てていることをスレイたちは知ったが、他の方法を模索することもなく放置した。
      • その後、村長は教会の関係者に脅され、販売網は教会のものとなるのだが、「これ以上は自分たちの関わることではない」と相変わらず依存性のある偽エリクシールの売買を止めさせることはなかった。スレイ達についてはまだ分からなくもないが、悪ならやるはずのロゼもスルーしている。村長一味を殺して終結するかは別として、ここらの扱いも投げやりである。
    • 両国の戦争で倒したドラゴンは元はスレイたちとも面識のある天族なのだが、スレイたちはドラゴンの正体に気づかないためその事が話題に上らない。ドラゴンになった以上殺すのは仕方ないとしても言及くらいはされるべきだったのではないだろうか。
  • ミクリオとライラ以外の仲間に至ってはシナリオ上居なくても何も問題がない。そのミクリオとライラにしても活躍の場は少なく、いまいちパッとしない。
    • ミクリオ
      • 主人公の幼馴染で生い立ちに先代導師が関わっていたりと設定上でこそ重要
        なのだが、途中からロゼの出番・ロゼ持ち上げ・アリーシャいじめなどで各キャラが忙しい影響で全体的に影が薄い上に重要なハズの生い立ち関連も悪い意味で衝撃的でたいして掘り下げもなく終わるのでパッとしない。
        しかも本来は熱血な好青年だったはずが途中からアリーシャとロゼへの対応でキャラが歪み、「真の仲間」発言などの失言が目立ったせいでプレイヤーからの心証を損ねている。
    • ライラ
      • スレイを導師にし、先代導師と旅をした過去や穢れを浄化できる力を持つなど物語的にはかなり重要
        なのだが、こちらもこちらでスレイ静止やロゼ持ち上げの役回りに忙しいせいでやはり活躍という面では薄く、その役回りのため事ある毎にプレイヤーの神経を逆撫でする。
        本来は天然お姉さんだったはずが途中からスレイ静止やロゼ持ち上げの役回りに徹底してしまっているため「スレイを洗脳したり誘導しているように見える」といった意見や先代導師の件から黒幕扱いする人もいるほど
        重要な割には掘り下げも少なく、前述のように後付けで印象を悪くしている面も特に多い。
        肝心の浄化の力も効かない敵キャラが多く出てくるせいであまり役に立っている感じがない。これは「浄化できない→殺すしかない」の流れを作ってロゼの行為を正当化するための脚本の都合で弱く書かれている感じが否めない。
    • エドナ
      • 兄を救う方法を探すために仲間になる
        メインでもサブでも全く活躍がなく、キャラを掘り下げるイベントもほとんどない。人間を嫌いになった理由も語られなければ、最後までそれを改める素振りすら見せず。本人にとって最も重要なはずの兄についても極めて雑に片付けられてしまい、もはや何でスレイ達に付いてきているのか疑問でしかない。
        全く以って見せ場が無いくせに普通の人間やミクリオ、ザビーダへの暴言や傘でド突く行為ばかり目立つので、ただただプレイヤーの心象を損ねる性悪キャラにしかなっていない。
    • デゼル
      • ロゼに憑いていた天族でロゼとともに仲間になる。
        しかし、その立ち位置からロゼや風の骨を持ち上げる発言が多くプレイヤーからの共感を得にくい。
        シナリオでも余りにも謎や矛盾した行動が多かったり怒涛過ぎる展開やあっさり入退場したりと、プレイヤーが呆然としてしまう展開ばかりなので感情移入しづらい(ラスボスと側近、回収されない伏線の項を参照)。ロゼのスケーブゴートにするためか後付けで謎が解明されつつもドン引き設定も増えた。
    • ザビーダ
      • 終盤にデゼルの代わりに仲間になる。
        比較的序盤から登場するが、シナリオ自体ロゼ関連で脱線することが多いせいで出番に恵まれず、怒涛過ぎる展開で仲間になるので「何か仲間になった」位にしか感じない人も。
        掘り下げるイベントも少なく、デゼルとの関係はほとんど語られず、エドナの兄関連も雑に片付けられてしまっている。
    • アリーシャ
      • 一時的に同行するだけでシナリオの大筋にはあまり絡まず、従士であるということ以外に旅を共にする意味もほとんどない。尤もアリーシャ関連の主要な問題点は別のところにあり、そちらと比べれば些細なことではある(アリーシャの扱いの酷さの項を参照)。
    • 必ずしも物語とキャラに関連性を持たせたり絡ませる必要はないのだが、本作の場合ほぼ全員があまりに設定や展開との合致性が乏しい為、各々のポジションすら満足に掴めない有様である。前述しているが過剰なロゼ持ち上げの弊害だと言えるだろう。
  • 詳細は下に記すが、メンバーで唯一「普通の人間」であったアリーシャを切り捨てた事で天族達が人間と触れ合う機会がなくなってしまい、人間に対する考えが変わることはない。また、「人間と天族の共存」を夢見ていたはずのスレイがそんな天族ばかりになったパーティの中で完全に天族寄りの思考回路になってしまっている。
    • ミクリオやライラはスレイの「共存」の理想に共鳴する意思を見せていたが、特に行動を起こすことはない。
      • ロゼが仲間になる前後からライラは才能を重視(ロゼ持ち上げ)するようになり、ミクリオは才能ではなく「人間の仲間」であることに注目してはいるもののそこで話が終わっていて特に影響がない。しかも人間の仲間と言っても価値観が悪い意味で人間離れしているロゼなので悪影響ばかりが強い。
    • エドナは最後まで人間嫌いが改善・有効活用されるようなイベントはなく、ミクリオの友情も「普通ではない人間」であるスレイにしか向いていない。天族が普通の人間に歩み寄る展開は皆無と言ってよい。これは普通の人間で天族を敬っていたアリーシャが離脱し、代わりに天族を敬っていなければ趣味も合わないロゼの加入によって全て死に設定になったと言える。
      • エドナの人間嫌いについてもアリーシャには特に酷く、人間嫌いを超えてもはやアリーシャ本人を憎んでいる感すらある(アリーシャのみ此処まで邪険にする理由は不明)。
      • しかもDLCエピソードにて、アリーシャに絶対服従を強いるような台詞を吐く。元々毒舌キャラなのでアリーシャをからかっただけとも考えられるが、それまでの暴言の数々に加えて、人間を見下す態度自体「人間嫌い」としか描かれていないため、悪辣さしか表現されていない。
    • アリーシャ以外にも「普通の人間」ながら導師一行に精力的に協力してくれるセルゲイがいるが、天族は誰も彼に謝意を見せる描写が無い。それどころかエドナはアリーシャと同じ様な感覚で、デゼルはロゼ及び風の骨比較して、セルゲイとその部下達を見下すような発言を何度かしている始末。彼らの協力を受けている立場である事を少しは弁えてほしいものだが。
    • 身勝手な暗殺を自画自賛するロゼ、一部以外の人間を見下し歩み寄る姿勢も殆ど見せない天族達、それに従うばかりのスレイの姿は、「人間と天族が共存する世界」ではなく、「人間がいても天族が安全に暮らしていける世界」という天族上位の世界を目指しているようにしか感じられない。
  • メンバー全員がアリーシャを筆頭に他人の事は何食わぬ顔で放置する割に、前述の通りロゼにだけは奇妙な程優しく、彼女に対しては全面的な賞賛やフォローを惜しまず、ロゼの事となると掌を返したかのようにメンバー総出で尽力する。この構図をプレイヤーからは「ロゼを崇拝する宗教団体」「ロゼという女王アリに尽くす働きアリ達」などと評されている。
    • 家族同然のマイセンを殺したのは「風の骨」メンバーのルナールだが、リーダーであるロゼにスレイもミクリオもその件について問い質すことはなく、話題に上ることも無い。
    • 相手の趣味(主にスレイの遺跡探索)を軽視し否定したり、仲間に対し平気でキモいなどと貶す人物をムードメーカーと称したりと、スレイ達のロゼの扱いは違和感しかない。
    • スレイはザビーダの憑魔殺しに対しては強く批判しているが、ロゼの人殺しに対してはほとんど批判しない。「ロゼみたいな子が人殺しをするの、なんか嫌なんだ」とか殺人への意見というよりはロゼに対する妙な気遣いを見せつつ、後にロゼが「また戦争を起こそうとしているのなら殺さなきゃ!」という常軌を逸した暴論は咎めない。憑魔殺しはダメだが人殺しはいいらしい。
      • ちなみにこのザビーダは「死による救い」が信条の人物で、さっぱりとした性格やつっこまれたりするのでロゼより注目されないが「穢れ」的にも人物的にも相当危険。しかし、ロゼが結果的にザビーダと同じようなことを口にした時は批判ではなく「優しい」と賞賛される。
    • 悪なら教皇だろうと誰だろうと殺すよ。見境なく殺す訳じゃないけど」と言ったロゼに対して
      スレイ「ロゼのこと分かった気がするよ」
      ミクリオ「僕も分かった気がするよ、ロゼが穢れを生まない訳が」
      ライラ「嘘のない方なんですね」
      …と、まさかの満場一致での賛同。また、穢れを生まない訳も納得したみたいだがユーザーからすると意味不明。
      • 上記の通りロゼが暗殺を行った動機は「悪だから」としか説明されておらず、どういった理由で悪と判断したのかは不明であるため、言って見れば独善的な殺しを賛美している様なものである。
        一応、ここの仲間の台詞は賛同ではなく、ロゼが汚れないのは「自分の罪」を認識できない為であり、「嘘のない」と言うのは「自分は常に"善意で"行動している」という固定観念で行動していることを評したという台詞という見方も可能で、賞賛と違って矛盾も生じない。要約するとロゼは深刻なサイコパスだと言い現わしたということになるがプレイヤー視点からすればあながち間違った言い方では無い
        また、ロゼ以外の一行も浮世離れした思考からの行動や台詞が多く、ロゼの矛盾や問題に気付かなかったとも言えなくもない。
    • こういったロゼ優先優遇の行為のせいでプレイヤーの意識とスレイ達の意識の乖離がさらに広がり、プレイヤーがスレイに共感できない原因の一つになっている。
+ アリーシャの扱いの酷さ
  • 本作の情報初公開時に主人公・スレイと同時に発表されたキャラクターであり、当初はほとんどの人間がメインヒロインだと信じて疑わなかったキャラクターである。
    しかし、上記のように実質的なメインヒロインはロゼで、アリーシャは序盤のうちに退場してしまう。終盤にもう一度加入するシーンはあるが、その直後のボス戦を最後に永久離脱する。かと言って導入部分を除いて物語上の重要な役割もほとんどなく、決して主役級のキャラではない。
    • メインヒロインだと考えられた根拠としては、他の作品で永久離脱したりスポット参戦だったりするキャラは発売前の情報公開から推測できるのがシリーズの通例だったため。アリーシャは上に加え、説明書でもスレイと並びキャラページの最初で紹介されている。さらにグッズ展開においても本作の女性キャラでは唯一、ゲームの発売前からフィギュア化が決定し、更にメーカーの紹介文に「ヒロイン」と明記されていた。
    • そもそもの話し、重要性のない早期離脱キャラクターを主人公と同時に大々的に発表し、なおかつ公式サイトでも大きく取り上げていること自体が意味不明。プロデューサーはこれらの情報の齟齬について「 情報を受け取る側の誤解が原因 」としているが、宣伝内容自体が誤解を招くようなものだったのだから責任転嫁も甚だしい話しである。
  • その上、ゲーム内においても異常と言っていいほどまでに扱いが悪く、いじめ同然の酷薄な仕打ちを受けるイベントが非常に多い。
    ただでさえ「登場人物(それもパーティメンバー)が酷い目に逢わされる」というシチュエーション自体が賛否を呼びやすいのに、これらの演出に設定やシナリオ上における意味は特にない。
    アリーシャの扱いに対してそれなりの必然性と説得力を十分に担保した上で演出や展開に活かすことさえできれば評価も違っただろうが、これではただただプレイヤーを不快にさせるだけである。
    そのあまりの悲惨さからアリーシャに興味を示さなかったユーザーからも同情の声が聞かれるという異様な事態に至っている。
    • ロゼ達をすごく見せるためにそれ以外を露骨に下げる描写が多いことは前述しているが、ロゼと入れ替わりでいなくなるアリーシャはその被害が特に酷く、本人の戦闘力・霊応力・人徳など、様々な所をロゼと比較されて格下扱いされる。
    • 離脱にシナリオ上の特別な意味はなく経緯も不可解、更に退場後もやたらと蔑ろにされたり陰惨な描写が多く、スレイや天族に散々ロゼと比較されて露骨に貶められ、そもそもスレイ一行は彼女を仲間と見做していないなど、「アリーシャはロゼの当て馬や踏み台の為だけに設定を変更された(あるいは作られた)キャラなのでは?」と受け止められる問題描写があまりにも多く、フォローしようにも不可能な有り様と化している。
      • PVでは本来アリーシャを連れていけない場所にアリーシャがいる、もうパーティにはいない終盤になぜかアリーシャ専用装備が売られているなどの点からも、「開発中にアリーシャの離脱が急遽決まったことで設定や描写が歪になったのではないか」という疑惑が高まっている。
  • 離脱する際に用いられる設定「従士契約の反動」もおかしいとよく指摘される。
    • 導師である主人公・スレイに従士として付いたアリーシャだが、その代償としてスレイの目が霞んでしまう「反動」が起こった。この反動のせいでピンチになったため、彼女が気に病んだということが離脱の原因である。
    • これのなにが問題かというと、「反動」に関する設定が非常に雑で、離脱イベント以外では「反動」についてほとんど言及されないこと
      • アリーシャと従士契約をする際、ライラがスレイに意味深な耳打ちをしていて(この時点ではその内容はプレイヤーにも分からないようになっている)、またスレイが反動を受けても取り乱さず黙っていたことから、この時従士反動について警告していたことは分かる。しかし後に唐突にスレイの目が霞んだことが「反動」とされ、そこからの「アリーシャ離脱」ですぐに話が片づく。
      • 反動の起こった原因として「導師・従士として未熟だったから」という大まかな理由が把握できるが、それ以外の根拠は明示されない。
        だが、アリーシャは優れた才能を持っていて従士になったのも才能があったからのはずなのに、反動に加えて神依も出来ないし離脱時には才能を持ってないと評されるなど短い間でキャラ設定が二転三転している。
      • そもそもスレイは歴代導師の中でも抜きんでた霊応力を持っているという設定なのだが、一人従士にしただけで反動が起きるということもおかしい。また、従士側にもロゼほどの才能(歴代導師の中でも抜きんでた霊応力を持つスレイ以上の才能)が必要だとするならそちらも無理のある代物である。
      • しかもロゼが従士になるとこの話は出なくなる。そのため、「アリーシャを外すために作った設定」「ロゼを持ち上げるためだけの設定」などと言われている。
    • ストーリーでは上のような流れになるが、その一連の流れもおかしいと指摘される。
      • スレイは反動を受けたことについて黙っていたという選択が裏目に出てしまう。
        そして「別れたくはないが、これ以上迷惑はかけられないから」と声を震わせ別れを告げるアリーシャに対するスレイの第一声が「今までありがとう、アリーシャ」と体の良い別れの挨拶そのもの。彼女を引き止めるそぶりもなく躊躇無く言い放つその姿は「体良く厄介払いが出来て安堵している」ようにしか見えない。
      • この際ミクリオが「永遠の別れではないのだから」と一応フォローはするのだが、それ以外のメンバーはアリーシャに対して別れの一言も惜しむ様子も全く見せないため、問題解決のためとは言えアリーシャのことはどうでも良い様子が伺える。
      • アリーシャ離脱後に加入するロゼには何故か従士の反動が起こらなかったり、アリーシャと違って神依もできる。さらに後述の「真の仲間」発言など持ち上げられたりすることでアリーシャの株はどんどん下がっていく。
      • スレイが試練で秘力を得てパワーアップを果たして再加入した時ですら、まだ目が霞んでいる(軽減されてはいる)ことを告白し、導師をサポートするはずの従士のアリーシャが導師にとって逆に重荷になっていることをこれでもかと強調する。しかもここのスレイの発言は食い気味&口下手過ぎるせいで「お前がいると迷惑なんだよ。何調子に乗ってんだ?」と受け取る方が自然である。そのためスレイからアリーシャへの悪意しか感じられない製作者の意図が不明な珍シーンにもなっている。ロゼ持ち上げに執心するあまり気付かなかったのだろうか?
      • 更に上述の件により『ラスボスの能力(秘力により打開)<従士反動の負荷』という、ここだけ見ても極めて不可解な事態に陥っている。もはやギャグでしかない。
  • そしてアリーシャ関連の問題、ひいてはTOZのイメージを(負の方向性でもって)強く印象付けたのが「真の仲間」発言である。
    • アリーシャが脱退した後、ライラがロゼを仲間に誘おうと言った際にミクリオがロゼのことを「ジイジが言ってた、同じものを見て、聞くことの出来る真の仲間だよ」と評した。
      • スレイやミクリオの父親代わりのジイジが元々この言葉を言ったのは、天族が見えないアリーシャに対して「同じものを見聞きできねば、共に生きる仲間とは言えん」というもので、いかにも天族らしい偉そうな発言だがこの時点ではそこそこ説得力のある台詞でもある。
        その「真の仲間」というフレーズを呆気無いほど簡単にロゼに対して使うその様子は、「アリーシャは『真の仲間』じゃなかった」という当てつけにしか見えない。
        この無配慮極まりない発言に多くのプレイヤーは呆れ果て、「公式がロゼを持ち上げアリーシャを貶めている」という印象をより強くした。
        その後も続くアリーシャの虐げられ具合やロゼの問題すぎる振る舞いの数々からすれば、ここでの問題はほんの序の口に過ぎないが。
    • なお「導師スレイとその一行」の項目で挙げた、スパイ容疑で捕まったアリーシャを無視した上に彼女を陥れようとするかのような行動はこの発言の直後にある。
    • そしてロゼを仲間に勧誘しようとこの会話をしている時点では「スレイとロゼは顔見知り程度」「過去にスレイはロゼ達に適当な理由で一方的に殺されかけた」「この会話をしている時、スレイ達はロゼのせいで遺跡の密室に閉じ込められている」「ロゼは優れた霊応力を持っているといっているが、そう感じられる描写はこの時点では特にない」など、お世辞にも「真の仲間」どころか「まともな仲間」にすらなれるとは到底思えず、「いい仲間になれる」と誘う展開はツッコミどころが多い。
    • その後もスレイ一行は、虐げられているアリーシャを目撃しながらスルーしたりわざわざ突き放すいじめをひたすら行う。
      • 師匠に裏切られて絶望し、これまで積み重なってきたものが爆発して号泣するも、スレイは笑顔で月並みな励ましの言葉をかけるのみ。それを受けてアリーシャは一応気力を取り戻すも、案の定状況は変わらない。
      • アリーシャが勇気を出したようにスレイを和平会談に誘うも、スレイは「それはアリーシャが叶える夢だよ」と言ってあっさり断る。優先度はさておき、いくら真の仲間でなくとも和平への行動・天族に協力的な彼女に協力の両方共にスレイ達の目的にも繋がるため、協力しないことの方が不自然である。
        そして断られたアリーシャはかなりヘコんでいたが、仲間達はそんなスレイの反応について「スレイらしい」と評し、ロゼにいたっては「(アリーシャからの)デートのお誘い」と茶化す始末である。誰一人としてアリーシャを気遣う者はおらず、典型的ないじめの構図そのものである。
      • 決戦前夜にはアリーシャと同じ街にいるにもかかわらず、挨拶さえなしに旅立つ。「何故夜に出発するのか?」という疑問も含めて仲間から問いかけられたことに対してスレイは、「この星空の下で出発したいんだ」というポエムじみた返答。
        決戦はスレイ達だけの問題ではなく世界規模の問題のため、わざわざ街に立ち寄ったのならば会って話だけでもしておくのが道理である。これでは無理に裏読みしてフォローしようにも仲間であったアリーシャより自分のポエムや雰囲気の方が大切ということしか伝わらない。それに夜に旅立つのは安全面から考えて適切とは言えず、一分一秒を争う逼迫した様子も見受けられないのでかなり強引である。
    • など、「真の仲間」じゃないからもう関わりたくないとしか見えない態度を取り続ける。一時とはいえ旅路を共にした人物の上嫌ったり突き放す要素も特に見当たらず、こうまで無意味に仲間に関わろうとしない主人公達はそうは居ない。
  • 仲間の中では唯一「普通の人間」寄りのキャラクターでもあるため、彼女を切り捨てた事でスレイの思考もロゼや天族寄りに感化されていった。
    • アリーシャ自体はスレイと同じ本を読んでいたので遺跡談義を一緒に盛り上げたり(一方ロゼは話を振っておいて「興味ない」と言って会話を終わらせた)、ちゃんと天族を敬っていたり(一方ロゼはキモいと侮辱)、ライラのボケに真面目に返したりと裏表の無い純真な人物で、夢見がちなロマンチストという年齢相応の魅力も相まって、純粋にプレイヤーからの評判も上々であった。また、アリーシャの脱退は前述の通り、自分の存在が迷惑になっていることを気に病んで身を引こうという健気な決断の上での脱退である。
      • そんなアリーシャの想いをひたすら嘲り、踏みにじるような扱いを執拗に繰り返している上、彼女を踏み台にして持ち上げられている当のロゼが人間性の面でも問題ありすぎなため、一連の展開に対する批判が輪をかけて加速している。
  • 仮にも王位継承権の末席という立場なのに一兵士からすら軽く扱われたり、離脱後には彼女を助けてくれるような仲間もいない孤立無援状態に陥る(世話役のメイドが慰めてくれる程度)。
    • これらの演出に意味が持たされていない事は前述の通りだが、加えて土台に説得力のある設定が無いせいで意味不明な演出になってしまっている。
    • 例として疫病の蔓延する街に左遷されたり、アリーシャに任せるには不適任な橋の建設の査察をさせられたりする事、とても王族の扱いとは思えない役回りばかりを押し付けられる。また謀略なのか積極的に暗殺しようとする動きもある。しかし上記のように貶める描写の連続により「人望も権力もない王女」という扱いになってしまい、わざわざ暗殺する必要性が失われている
      • 兵士から軽く扱われる時点で色々破綻しているが、ここまで徹底して立場が低いと排除した所で権力関係が変わるとも思えず、まして暗殺などというリスキーな手段に至る理由にも足りていない。彼女が従わされた命令を鑑みれば適当な難癖を付けて拘束するぐらい容易であるし、極端な話、道端で堂々と襲撃されて殺害されても大した問題にならなさそうなレベルである。そのため最後の立場も違和感が大きい。
      • こうした展開はライターによるアリーシャの辛い境遇を演出したり成長を描いたりする意図であろう事は分かるのだが、これでは王政そのものが崩壊しているとしか言いようがない。また、手抜きなのか全編に渡って他の王族は出ず、そのおかげで権力関連の設定や国同士の話などはひたすら曖昧で、彼女の立場の描写に全く奥行きや説得力を感じられない。
      • 彼女の立場も仲間脱退の理由の一つだとインタビューで言われているのだが、前述の通りえらく曖昧且つ危険な立場なのでプレイヤーからは到底納得いく理由ではない。立場だけで言えば世間知らずのスレイ達のフォローをしていた方が明らかにマシ。そもそも、当シリーズでは国王や王女などが主要メンバーとして最後まで同行することは珍しくないのだが。
  • 作中では真っ先に憑魔になってもおかしくない程に多くの不幸(宮廷での処遇、師匠の裏切りなど)に遭いながらも、アリーシャもまたロゼと同様に穢れる様子はない。しかし、後発の書籍で穢れない理由が説得力がないなりにこれでもかと説明されてきたロゼと違い、アリーシャが穢れない理由がゲーム本編や後発書籍で説明された機会は一度としてない。製作陣にとってアリーシャとは貶めさえ出来ればあとはどうでもいい存在だったという事なのだろうか。
    • 「製作陣はアリーシャに余計なスポットライトが当たることを嫌がって(貶める描写以外の)設定や整合性などに触れなかったのでは?」という意見すら上がっている。
  • ゲームもディスクからもアリーシャに対する製作の悪意を感じるという人もいる。
    • ディスクの絵は数少ないアリーシャが真ん中に書かれている絵なのだが、ディスクなのでちょうどアリーシャが書かれているところに穴があいており、結果的にアリーシャはほとんど削り取られてしまっている。
    • ディスク以外ではこの絵が全く使われていないこと、こういう時だけロゼは微妙な位置に書かれていること、他のキャラも穴やロゴと顔や体が極力被らないようにうまく書かれていること、何より本編の扱いから「わかっていてやったのでは?」と疑う人は一定数いるようだ。
+ 全体的に曖昧な設定群
  • 共存すべきとされる『天族』がどのような存在なのか終始曖昧であり、プレイヤー側としてもどのように捉えれば良いのか分からない。
    • 天族や憑魔という存在自体、元々は単にシームレスバトル移行時の演出上の都合で考案されたものであると明かされている。それ自体は悪くないのだが、バトル演出上の設定を曖昧なままストーリーの根幹設定に絡めてしまった点に関しては首を傾げざるを得ない。
  • 天族は作中では主要な仲間達であると同時に「人間が敬うべき存在」とされている。
    • …のだが、人間を下等生物のように見下す発言が多く、傲慢な態度をとるだけの天族があまりにも目立つため胡散臭く悪辣な存在としか映らない。しかも、こういった態度をとるのは敵ではなく味方である。なぜこのような存在を敬っているのかも理解し難い。
    • 詳しい生態及び生活環境なども不明で、インタビューですら子供が出来ない程度しか言及されておらず、どのような種族かは言えないとしている。
      • …だが子供ができないのならば、アイゼンとエドナの兄妹設定が破綻するわけで、親子関係やら兄弟関係全般が謎になる。作中の天族カップルも、交際することで何かあるとも思えない。
    • 根本的な問題なのだが、天族が人間に憑く必要性そのものも不明である。
    • 人間に憑く事で生命維持を図る…などの設定は無く、天族の加護自体、サイモンが悩まされている通り不幸な結末を招いている。そもそも人に憑かなければ憑魔化もしないらしいので、人間に干渉せず独自の存在として終始していても問題がないように思える。
      • 天族単独でも十分以上に戦える上に、普通に食事をとったり物などを持ったり出来るなど、人に憑依出来たり見えないだけで決して霊的な存在ではないので、普通の人間と意思疎通できる手段も十分あるはずである。
  • 作中に何度も出てくる「穢れ」の概念は非常に曖昧模糊としており、その場しのぎの辻褄合わせに使われているとしか思えない有様となっている。
    • ライター(2人いるうちの1人だが)もインタビューではあいまいな発言ばかりであるため、設定をきちんと練り込んでない・そもそも設定を自分でも把握出来ていないのでは?と噂される。結果的にいくつもの矛盾を生み出すこととなっている。
    • 「悪意、憎悪などの感情」の他にも怒りや悲しみ、葛藤や罪悪感を抱いただけでも穢れを発するとの発言もあるが、明確な発生条件は作中で明らかになっていない。過去を忘れることで多少の対策になる様だが、逆に言うとこの世界で過去を振り返る行為は危険である。いわば人間として抱いて当たり前の感情の全否定でもある。
      • 善行ですらエゴがあると穢れが生じるという謎の徹底ぶり。そもそも善行は人間のエゴから来る行為の代表と言っても過言ではなく、聖人君子や御仏でもない常人が「エゴの一かけらもない善行」を行う事など前提からして不可能であり、穢れを避けるならば悪事どころか人助けすら満足に出来ない事となる。もっと突き詰めると、アミシスト司祭の件で分かる様に善行の定義も人によって様々である。つまり、罪を罪と認識「出来ない」生粋のサイコパス、何らかの事情で感情や理性そのものが機能していない人間くらいしかこの世界では安定して存在できない。
    • すでに挙げているが、何故本職の暗殺者であるロゼや風の骨の面々が穢れないのかの答えが描写されていない。
      • 「ロゼが穢れなくても、ロゼに殺された人の遺族や友人は穢れないのか」という疑問もあるが、これも作中で触れられることはない。
      • なお、罪を罪と思わず盲信していれば穢れないとも言い切れない。作中でも自身の正義をどこまでも信じながらも憑魔となった者が居る(多少後ろめたさがあったのかもしれないが)。ここからもロゼと風の骨の面々が意味不明な特例であることが伺える。
    • そしてアリーシャやセルゲイ達、普通の人間が穢れない理由はロゼや風の骨以上に謎である。
    • 穢れに満ちた人間は憑魔、天族はドラゴンと化すが、そもそもなぜそのような違いがあるのかも不明。
    • ある人物は既に憑魔と化しているが魔物の姿にならない。しかもスレイ達ですら憑魔であるどころか穢れにも気づかないくらい正体を隠し通せている。例え穢れていても理性を保てれば平気なのか、デメリットは無いのだろうか?など、その辺りの説明もない。
      • このため、スレイ達は憑魔は絶対に許さない(浄化か殺害)立場で行動もそれに準じているのだが、実際は殺害に拘らなくても説得できれば解決するのでは?と疑問を抱くプレイヤーが後を絶たない。穢れそのものに関しては大地を蝕んでいく設定があるので浄化に拘ること自体は理解できるのだが、基本的にとる手段が殺害ばかりであり、到底共感に繋がりえない。
      • また、憑魔になれば無条件で天族を認識出来るため(でなければまともな戦闘にならない)、理性を保てるのならばむしろ憑魔化を推進した方が平和になるのでは…という考察すら生まれる始末。ここらもラスボスをあっさり殺害すべきであるほどには悪く見えない一端になっている。
    • とある街にて子供が母親の目の前で憑魔化してしまうイベントがあるが、一行は街の外へ逃走したその憑魔と躊躇なく戦闘しこれを撃破。子供はダメージに耐え切れずそのまま死亡してしまうが、その後「穢れるから」という理由で子供の死を母親に知らせずに次に進む
      • また、これに限らず、本作のサブイベントでは全体的に子供の扱いが酷い。イベントに関わるのは犯罪に手を染めた子供が大半なのだが、その殆どは生きるためにやむなく犯罪に手を染めた子供であり、目先の自己満足や独善の為に殺人を繰り返す風の骨の面々と違ってそのことごとくがなんの救いも無いまま死亡するという惨い最期を迎える。
    • 序盤でルナールに殺害された天族マイセンの恋人が、マイセンの死に対し「早く忘れなくちゃ穢れちゃう」と発言。この世界では死を悼むことすら許されない。後に「天族は穢れを生まない」という設定が明かされ、台詞との整合性すら放棄されている。
    • このように死んだ人に関して思ってはいけないというのは一貫しているようだが、作中さまざまなキャラが身内等の死に遭遇することがある上、戦いという都合上幾人も殺し殺される展開があるのにそれらの関係者(スレイ達も含めて)が穢れることはなく、ご都合主義観が半端ない。
      • 同時に主人公たちは「穢れ」に対して「穢れそのものを生まないようにするため悲劇などに必要以上に関わらない」という典型的な事なかれ主義である。その一方「憑魔やドラゴンは事情如何問わず無条件で殺す」という非道な姿勢も一貫しており、主人公サイドが「穢れ」に蝕まれる事も無い。それ故この設定への重みも感じられない。
  • ちょくちょく「霊応力」という言葉が出てくるが、その場凌ぎの説明で使われるだけで設定に整合性がなく、無意味な言葉になっている。
    • スレイは産まれてからずっと天族に囲まれた環境で強力な天族に育てられたために比類ない程の霊応力を持つのに対して、ロゼは一人の天族に5年ほど憑依されただけでスレイと同等以上の霊応力を身に着けている(しかもそれでも出会った当初は天族の姿を見るなどは出来なかった)。ロゼは才能があると言われていたとはいえ、いかがなものか。
      • 5年ほど憑依で(個人差はあれど)霊応力を得られるなら作中にも天族を認知できる人がいるはずなのだが、そういった人物はほぼ登場しない。ちなみに作中で天族を認知できた人は、前述の「母親の目の前で憑魔化した子供」とロゼの項目で触れた「殺人司祭」ぐらいである。
    • 「導師と従士は天響術を操る事ができる」と公式サイトで明記されているが、実際に天響術を使用できるのは天族のみでスレイ達人間は使えない。シナリオ中にも使うことも無ければ術について言及されることもない。
      • スレイとロゼは神依化すると天響術を使えるが、あくまで天族との合体状態なので「導師と従士が操ることができる」という表現には疑問が残るし、アリーシャは従士であっても神依さえできないため、そもそも使えない。
      • 終盤にはイベントで結界を張る人間が登場する。仮に天族と関わりがあっても人間がこの手の術を使うことはできないはずなのだが、これまた誰も何も言及しないため詳細不明である。
    • 従士による導師の存在意義
      • アリーシャに関しては従士反動(後述)が生じたり神依化できないなど、あくまで導師に従う者という感じであるのだが、従士になったロゼは導師ができることは同等にこなせる
      • アリーシャは霊応力を持たない普通の人間、ロゼは長年デゼルが憑依していたおかげでスレイに比肩するほどの霊応力を得たという説明はなされているが、この設定によって導師の設定や力ある天族に幼いころから囲まれて暮らしていたスレイの特別性は完全に損なわれてしまっている。導師って何が特別なんでしたっけ…。
      • それどころか作中の描写からロゼはスレイの上位互換となっている。正しく主人公を食ったキャラである。
  • 普通の人間には天族が見えない。天族と行動を共にし続ければ霊応力が上がって見えるようになると言われているのだが、一貫して天族を知覚できる「人間」はスレイとロゼだけなせいでこの設定も問題や矛盾が浮き彫りになった。
    • アリーシャもミクリオやライラ、エドナと行動を共にしていたのだが、彼女が天族を知覚できるのは従士契約が発生している間だけらしく、スレイ達と別れ、再会した時には姿を見るどころか声を聞くこともできなくなっている。DLCストーリーでも、ロゼとの従士契約を結んでようやく見えるようになっていた。
    • 風の傭兵団(風の骨)は天族が長年ストーキングし続けているので古参メンバーなら見えている方が自然だと思われるのだが、そのような様子は見受けられない。
    • 隠しダンジョンのゲストキャラであるソフィやジェイド、公式サイトやテイルズ オブ フェスティバルのスキットなどでも「過去作のキャラにも天族の姿は見えない」という設定がある。声だけは聞こえるようだがスレイやロゼを介さなければそこに天族がいることを過去作キャラは認識できない。これによってキャラ同士のクロスオーバーの幅を自ら狭める機会になっている。
    • ソーシャルゲーム『テイルズ オブ アスタリア』においても「過去作キャラにも天族は見えない」という設定は適用されていおり、「高位精霊の力を持つ人間でないミラ(エクシリア)にも天族は見えない」「リオン(デスティニー)に対し、小馬鹿にしたような挑発的な表情で『やっぱりみんな「普通の人間」なんだね』と煽るスレイ」など、あくまでソーシャルゲームの台詞とはいえ突っ込み所が多すぎる描写すらある。
      • これ以外にもゼスティリア関連は他企業のゲームとのコラボも含めて突っ込み所が多く、過去作やコラボ作のキャラに対する失言などで印象を悪くしてしまったりと、「天族が見えない設定」が足枷にしかなっていない。
  • 天族の加護
    • 天族憑くことで人間に加護があるとされているがこれも非常に曖昧である。
      • 仲間の天族達はそれぞれ「学業成就」「家内安全」「無病息災」「縁結び」といった加護があると冗談半分で語っているが本当に効果があるかは不明である。
    • 特に不自然なのはデゼルの「疫病神」である。
      • 天族の加護はマイナスに働いて人に害を及ぼすこともあるらしく、デゼルの加護はその一つだという。
      • デゼルの加護のせいで傭兵団は壊滅し、ロゼは裏社会で生きて行かなくてはなったらしいが、「本当にデゼルが疫病神ならずっと一緒にいるロゼはずっと影響を受けるため少なくとも商人としては成功しないのでは?」という疑問が生まれている。
      • そもそもロゼを優遇し過ぎたせいで疫病神が一番長く憑いていたのに一番勝ち組になってしまっている。
      • この設定も傭兵団解散の原因にしか使われていない上、後に設定資料で明らかになったものなため後付け疑惑が出ている。
  • 真名
    • 文字通りに考えれば本名…『真の名前』ということになるはずだが、スレイやロゼが本来の名前を無視して真名をつける展開などから、実際には真名というより二つ名的なものだと思われる。
    • 攻略本で各キャラの真名が明かされたが、有志が頑張って解読したものと合わせて考えるとおかしな変換がなされていたり、後付けで明かされた設定によると明らかに濁り切っているのに「濁りなき瞳デゼル」やら意味不明な「執行者ミクリオ」やら、色々な意味でよく分からない設定であることが後に明かされた。
  • 開発は3000年分くらいの年表を作ったと豪語していたが作中では曖昧なものしか分からず、ほとんど活かされない。
    • ストーリーに関わってくるのもほんの20年程度。本作のキャラは自分達に差し迫った問題で無ければどんどん放置する、RPGの主役らしからぬ受動的過ぎる動きをするので猶更。
      • その20年も満足に語られておらず、当時の二国がどんな情勢だったのかも不明である。
    • 後に書籍で年表が公開されるとそちらでも曖昧な記述が多い上に中身がスカスカで、10行程度でほぼ網羅できる内容だったということも判明している。
  • いかにもな雰囲気のある古文書的な天遺見聞録という書物について、後の攻略本により約20年前に先代導師によって書かれた書物であることが確定。ちなみに序盤で導師は何百年も現れなかったと説明されるため、プレイヤーからすると無駄に詐欺にあったかのような気持ちになる。
    • 地図(タウンガイドではなく大陸地図として)が古くて使いものにならないとか言っていたのは何だったのか…。
+ 誓約の力について
  • 一部のキャラは「誓約」により強い力を持っているという設定があるのだが…
    • まず根本的な問題として誓約の設定が不明瞭。作中には誓約の力を持つ人物が天族・人間問わず登場するが誰にでも出来るのか、何らかの儀式を必要とするのか、誓約の内容はどうやって決まるのか、等の最低限のルールすら曖昧。制限が強い程得られる力も大きくなるのか?など効果に関してもよく分からない。
    • またその内容も各人で異なっている上に、「そんな くだらない 内容で力が手にはいるのか?」と言いたくなる物が多い。
      • 作中では『アイゼンが山から出ないのは、エドナが「毎日歳の数だけピーナッツを食べる」という誓約をしているため』という事がチャットで語られている。そのギャグ漫画のような内容に冗談かと思いきや後の書籍では誓約の一例として記載されている。
        『テイルズ オブ フェスティバル』でエドナは約1300歳であることが明かされたが、毎日どうやってそんなにピーナッツを手に入れて食べているのかと余計な疑問まで生まれてしまった。大本の設定が破綻しているが故に、半端な言及で普通は目につかない些細な粗すら浮き彫りになったわかりやすい例である、
      • 同書籍ではデゼルとザビーダの誓約もそれぞれ「毎日ヤスリで歯をギザギザにする」「肉体美を見せつける」であると紹介されている。だがエドナ等と違いどんな力を得たかは不明。またキャラクター性を掘り下げる折角の機会を誓約という理由で潰しているとも言える。
        Q「どうしてザビーダはいつも半裸なの?」A「そういう誓約だから。
      • 一方でライラの誓約は「過去の事を喋らない」と重いもので、得られたのも浄化の力と説明されているのだが、彼女にはミケルやマオテラス関連で黒幕説が浮上するほどに喋ると都合が悪いであろう過去があると考えられるため、デメリットであるべき誓約内容がデメリットとして作用していない。これについてはミケルも同様。
    • 本作では導師が天族や従士と結ぶ契約は導師への負担などデメリットが強く描かれている上に、浄化の力を得るなど効果範囲も限定的。対して誓約はピーナッツを食べるだけで強大なはずのドラゴンの行動をもどこからでも制限出来るなど、手軽に始められる割にはとてつもなく強力且つ万能な印象を受ける。
      よってプレイヤーからは「天族と契約するより誓約をした方がスレイも負担が少なかったのでは?」「反動のせいで従士契約出来ないならアリーシャも誓約すれば良かったのでは?」「それどころか永遠の孤独に苛まれているはずのラスボスすらも誓約次第(全員で毎日ピーナッツ食べるなど)で救う事が出来たのでは?」などの様々な疑問が出てきてしまう事態となった。
+ 天族と導師について
  • 水の神殿に登場するボス憑魔「アシュラ」と水の護法天族「アウトル」の顛末も異常なほど悪辣。
    • かつて人間の刀鍛冶だったアシュラはアウトルの勧めにより契約して導師となったが、己の力不足を嘆き20年かけて『世界さえ切り裂く』と言われるほどの強大な剣を作りあげる。
      しかしその力を危険視したアウトルに剣を取り上げられた事で絶望のあまり憑魔となってしまい、以降はスレイたちが訪れるまで水の試練に利用するため、アウトルによって神殿内に閉じ込められていた
      この経緯から「導師の使命を全うするために作り上げた剣を取り上げるのか」「自分から導師に勧めておきながら憑魔にして更に試練に利用するなんて酷い」という意見が多い…と言うよりもフォローのしようすらない。マッチポンプでしかない。
      • 更にそれほど危険なはずの剣だが、なんとラスボス一派に奪われてしまう。だがそれに対してアウトルは「 やれやれ、とんでもないことになったな 」と悪びれもせずどこか他人事の様な反応。この辺りも天族らしい天族である。
        その剣にしても、「世界さえ切り裂く」と大層な設定を持つ割にラスボス一派の一人が自分の武器として使うだけで、その設定を生かされる事もなく出番を終えるため取り上げるほど危険な代物にはとても見えない。しかも『剣』だったはずなのに敵の手により「槍」に加工されている意味不明な展開に繋がる。20年もかけたのにこれだと材料だけが特別ということになる。
    • この一連の流れによって剣を取り上げた理由すら筋が通っておらず、「アシュラ(人間)を徹底的にいじめたかっただけでは?」としか受け取りようがない。これでも味方(?)の天族のはずだが、どういう意図でこんなゲスキャラにしたのかは不明。
  • 前述の様に水は外道としか言い表せられないが他の神殿(試練)も当然の如くツッコミどころ満載で、水よりは明らかにマシだがやはり人へのぞんざいな扱いっぷりが感じられる。
    • 地の試練は捨てられた子供たちの負の念を放置して利用。そんなことをしている護法天族はただのエロオヤジ。
    • 風は伝承に惑わされた自殺者を利用。人間軽視以前に穢れの発生含めて色々な意味で迷惑な行動だろうに、護法天族が止めないで放置していることも謎。
      • 風の試練は「人間だけでは無理(意訳)」みたいな言及までされているのに、入り込めないはずの場所にまで人間が入りこんでいる矛盾もある。
    • 火だけはこのような点は明らかになっていないので、まともだと言われている。
+ 被害者にしか見えないラスボスと側近
  • ラスボスのヘルダルフと因縁があり、ミクリオの叔父でもある先代導師ミケルが非常に難のある人物。
    • 17年前、当時自国側の人間の将軍だったヘルダルフに自分達が開墾した*10カムランという村を接収され、その後他の国による襲撃で村が滅亡(ヘルダルフ達は消耗戦を避けるために撤退しており、他国の者達が村民達を虐殺)したのだが、何故かミケルは明らかに悪い『襲撃して村人を殲滅した他国』ではなくヘルダルフをピンポイントで逆恨みする。復讐方法も『自分の甥であるミクリオを犠牲にして呪う』『手始めにヘルダルフの家族を殺して孤独に追い込む』という悪者としか思えない異常に悪辣で卑劣な手段。要するに本作の色々な問題はラスボスではなく概ね先代導師のせいと言っても過言ではない
      • ちなみにこの村は敵対中の二つの国の国境沿いにして北の大国への備えにもなり得る戦略上重要な位置にあり、いくらライラの進言(後付けで明かされ穢れが無いとのこと)があったとは言え、こんな危険過ぎる場所に村を作ったミケルの行動自体もつっこみどころである。更に旅慣れしているミケルの来歴からして判断出来なかったはずはない。
      • 一応ヘルダルフの行動が他国を刺激したとも受け取れるため、ミケルの主観では悪として見られても仕方ない面はある(ただし普通に考えるとミケルによる開墾という行動の時点で三国全てに刺激を与えていた可能性が高い案件)。それを顧みても当事者をスルーしていることや、多数の無関係者への犠牲を強いていることからミケルの行いは全く擁護出来ないが。
    • ミケルの呪いのリスクとして『周囲から忘れ去られる』というものがあるが、これは「いくら悪事を行ってもその証拠を消し去れる」という性質も持つもので、リスクと言えばリスクだがむしろリターンとも取れる。なお、当のミケル本人の死亡描写はない。
    • このミケルや前述の元導師のアシュラ、それとロゼの設定(天族が憑依すれば導師要らず)や誓約などにより、導師って不要…どころか当人は不幸になるわ周囲に災厄広がるわで負の価値ばかりでは?と言った意見が多く見受けられる。それでいて導師であることに特別性は感じられない。
  • ヘルダルフ自身もスレイとミクリオを育てたジイジを自らの手に取りこんだりと決して善人とは言えないが、本作の問題のあるキャラ達(敵・味方・モブ問わず)と比べれば一本筋の通った人物として描かれている。
    そして「穢れと寄り沿って生きる」という結論に達するため、本作で「普通の人間賛歌(穢れは人として当然の感情と共に発生するものに見えるため)」しているのがラスボスくらいで、しかも殺されるという微妙な構図の物語になっている。
    • ヘルダルフはスレイを仲間に加えようと勧誘したりなど導師スレイを認めている描写がある。その一方でロゼの事は「たかが従士」として足蹴にしている。最後も、微妙にテンポが悪かったり過程に色々と疑問符がつくものの「獅子戦吼」を交互に叫んで同時に放つなど、スレイを主人公として扱っている数少ない人物がヘルダルフであると言える。
      • ここまで優遇されシナリオでも主導権を握っているロゼにラスボスが眼中にないのも変な話ではあるが。
  • ヘルダルフは永遠の孤独の呪いを受けていたが、実際はサイモンとマルトランは彼を慕っているため孤独には見えない。
    • 前述の境遇・人柄のため彼とサイモンの関係性は全くおかしくなく、スレイ達一行・風の骨・天族達と比較すると皮肉にしか見えない。マルトランが彼を慕っていることは描写不足のせいでよく分からないが…。
    • 「永遠」という言葉から長い年月を感じさせるが、天族が平然と1000年以上生きる世界観の中でまだ20年も経っていない(攻略本によるとスレイの年齢に合わせて17年との事)のでどうしても軽く感じてしまう。前述のアシュラの方が悲惨なのも軽くしてしまっている。
      • とは言え、彼の立場から考えると逆恨みで関係者を殺されたり(阻止もほぼ不可能)、呪われた上にそのせいで自殺も不可能、実際17年も孤独だったりと、大仰な言い草が問題なだけでとても悲惨な境遇な上に自力ではどうしようもなさそうであることも確か。
  • ヘルダルフに付き従う天族サイモンは「不殺」の誓約を持つのもあって比較的人畜無害。間接的な手段は行使してくるので悪役であることには変わりないのだが、それ以上にどうにも他の悪役やロゼ・ミケルなどの印象が強すぎて最終的にはとても悪役には見えない。
    • デゼルはとある事件で親友を失っており、サイモンをその犯人として復讐しようとしているのだが、後発の攻略本にてサイモンは無関係で、厄を呼び寄せるデゼルの不幸体質*11が原因という自業自得であった事が発覚。要はたまたま居合わせたサイモンがデゼルの事を「疫病神だ」と事実を指摘したことを逆恨みしていただけの模様。
      • そしてデゼルは作中ずっとサイモンを恨んでいたが、彼女に謝ることもなく死亡した。しかもこの件は本編では全く語られないため、後に色々と物議を醸した。
    • 当のサイモン自身も天族の加護不幸を招くという性質を悩んでいるある意味で天族なのに珍しく良心的なキャラでもあり、極端な思想のせいでまともとは言えないがやはり被害者に見えやすい。しかもこの極端な思想は基本的にミケルの非道な行動のせいで培われたものだと思われる。
    • ロゼがサイモンを人質に取り、ヘルダルフを脅すという展開まである。もはやどちらが悪者だかわかったものではない。
      • このときロゼがドヤ顔で言い放つ台詞も下手な悪人以上に醜悪で、更にその後のヘルダルフやサイモンの反応からもロゼの方が明らかに悪役に見えるような描写になっており、製作側の意図が不明な珍シーンと化している。
    • 最終的にはスレイが「みんなが幸せになれる道を探す」と言いつつもヘルダルフを殺しに行こうとする。そんな彼にサイモンは「お前は私の(ヘルダルフと共に居る)幸せを奪っている」と指摘するが、ロゼに殴り飛ばされそうになってサイモンはその場で泣き崩れる。そんなサイモンを置いてスレイとロゼたちは先へ進んでヘルダルフを殺す。
      • 行動自体は正義ではあるものの、敵とはいえ1人の「幸せ」を踏みにじった上で自分達の独善的な思想を一方的に押し通す暴力的な結末である。彼女に対するフォローなどは一切なく、パーティ達の思想・行動の問題とも相まって上記のスレイの台詞も虚しいばかりである。
  • ルナールとマルトランは描写不足で意味不明な点が多い。
    • ルナールは最初はアリーシャを付け狙っていたが、理由も語られることもなく途中で因縁の相手がロゼに変わり、あっさり倒されて退場する。
      • スレイもマイセンの敵としてルナールに敵意を向けたりしないためシナリオでの役割も印象も薄い。ルナールに敵意を向けたら、「なぜリーダーであるロゼに何も言わないのか」という疑問が強くなってしまうので「向けない」のではなく「向けられない」といった方が正しいのかもしれない。
    • マルトランとヘルダルフとつながりがあると判明するのもかなり唐突な上、マルトランとヘルダルフ絡みが一切ないため二人がどんな関係かも不明である。
    • この二人もアリーシャのように「急遽設定を変更された(もしくは後付でおかしくなった)のでは」、と疑われている。
+ 描写不足・回収されない伏線
  • 前述のデゼルのサイモンに対する逆恨みの件。
  • ザビーダとデゼルは昔の知り合いだったらしいがゲーム中で詳細は語られず、二人の関係がどういうものか不明のまま終わる。
    • これについては後に書籍で断片的に語られ、デゼルの戦闘スタイルはザビーダの影響であることが判明する。これも本来はゲーム中で語るべき設定であろう。
  • ザビーダの持つ銃(ジークフリート)は偶然拾ったものであり、それ以外の情報は一切無い。それなのにもかかわらずザビーダはそれを自分に撃って強化する。なぜ強化する機能があるのか、どこで使い方を知ったのか、名前は?など説明が一切ない。
    • 公式設定で拾ったのは北の大陸ということが判明しているが、それだけで他は結局わかっていない。北の大陸自体ゲーム中に行けるわけでもないし何か動きがあるわけでもない。
    • 終盤でライラたち天族を弾として発砲するが、天族を弾にするという流れはデゼルが死亡前に唐突に言い出して実行したことで、エドナが解説らしきことを言うが言葉が曖昧すぎて捉え難い。出自や性能等が不明なのに何故この様な使い方を知っているのか説明は無い。
    • デゼルを弾とした時は銃には弾自体は残っている状態だったが、弾がなくなっている状態でライラたちを撃ち込めたことに対する伏線はない。そしてデゼルの時に「最後の弾」を消費している意味が分からない。まさにこの銃は謎が謎を呼ぶ存在である。
    • ちなみに人間界には銃が存在していないらしく、戦争の際は弓が使われている。その一方でエドナも機能について知っているようなので、ジークフリートや銃は天族の中では一般常識の可能性はあるがここらの説明や伏線も皆無でやはり謎。
  • 意味ありげなだけで何もない導師の手袋
    • 最初の遺跡で手に入りアニメでもさも重要アイテムのように登場するが、以降は一切話に出てこない。誰が置いていったのか、どうして遺跡にあったのか、などはすべて不明。剣を抜くときに何故か光るがそれについても説明なし。
      一部のプレイヤーからは、導師の地位も主人公の立場もロゼに奪われるスレイの境遇にかけて「 なりきり玩具DX導師の手袋(発光機能付き) 」と揶揄されている。
  • 過去作はしっかり結末を描いていたシナリオが多かったが、本作は物語で提示されたほとんどの問題が未解決のままエンディングを迎えてしまう
    • 「死による救い」など現実でも答えが出せない問題が多いので解決しにくい話ばかりではあるが、それを導師がなんとかするという展開は特にない。
    • 自分から首を突っ込んでおいて、浄化できないからどうしようもない、これ以上関わるのはやめようとすぐ諦める展開が多い。他の道を探したり何かしらの努力を見せたりは一切ない。
    • 火、水、地、風の4つの試練を受けるもののこれで浄化の力が高まってイベントで役立つなんてことも特に無く、浄化の力は実質ゲームとして雑魚敵と戦う理由程度でしかない。
      • 4つの試練自体もよく分からない設定になっていて、風の試練ではデゼルと共に行動してデゼルも含めて恩恵を受けたはずなのだが、後にデゼルと入れ替わってザビーダが加入した時にスレイが「風の試練を受ける必要があるのでは?」と質問したらザビーダは「スレイがクリアしているので不要(意訳)」と言及。面倒が無いのは良いが釈然としない。
    • 各地で浄化をするのも目的の1つのはずなのだが、本作のメンバーにはその様な情熱は見せかけ程度にすらあるかどうかすら怪しいので情熱が世界を照らすというジャンル名すら薄ら寒い。
      • メタ的にもロゼと暗殺描写の持ち上げ・アリーシャいじめを筆頭とした薄暗いイベント描写に力を入れた程度しか情熱は感じられない。
  • 武器を売っているのは剣は儀式用など理由づけされてはいるが種類がそんなに必要なのか疑問であるし、本作ではその店で売られていない装備品を売るとその店で販売するようになるため設定を作ってるのにゲームの仕様*12も混ぜて中途半端になっている*13
  • スレイ、ミクリオは辺境の天族の村で育っていて外界に出た経験がないため、現地では当たり前のような事でも驚いたりわからなかったりするはずなのだが、驚いたり珍しそうにする場面はかなり少ない。
    • もちろんいちいち当たり前のことを解説されても困るが、例えば『アビス』では主人公が買い物すらまともにわかっていない描写があり、メタ的な説明と共に世の中の事を知らないという印象を上手く描写していたのでこれが悪目立ちしている。
  • 後述のDLCでも無駄に伏線を増やしており未解決のまま本編エンディングへTo Be Continuedしてしまっている。
+ ドラゴンの扱いについて
  • 発売前はドラゴンが重要な存在だと発表されていてタイトルロゴにも描かれているが、実際のところただの憑魔の一種に過ぎない扱いで、ストーリー上では影が薄く重要とは程遠い存在である。
  • 「八天竜」という設定もあるのだが、最近生まれたばかりのドラゴンまで何故か八天竜として扱われているうえに欠番が存在するという、非常にお粗末な設定となっている。
    • その時代時代の強大なドラゴンを8匹までに絞っただけの言葉らしく、本作の世界観から特に意味はない。
  • ドラゴンは憑魔の一種なのだが、ドラゴンと化した憑魔は浄化できず、殺すしかないことが後に判明。導師の特別性(あるいは存在価値)がますます薄いことが証明された。
    • 憑魔を殺しても穢れは消せずに再び憑魔を生み出してしまうということも判明(後付け?少なくとも多くのつっこみどころが生じる設定である。)したため、多大な穢れを有していると思われるドラゴンを殺すことも問題あるのでは?という疑問も生じることになった。しかもこれによってザビーダの信念はいたずらに被害を繰り広げているという、より問題の大きなものになった。
    • マオテラスはドラゴン&ドラゴンは殺すしかない…ということはEDにおけるスレイの行動は意味がないのでは?という疑問も生じることになった。
      • 意味があったらあったで、ドラゴン(アイゼン)も条件を整えれば殺さずに済むはずなのだが……という矛盾がそもそも生じていたりする。
  • 無条件に殺すべき・恐れられている存在かと思えば、五大神の一つで一番信仰されていたとかいうマオテラスについてはドラゴンの形でも信仰されていたので、ドラゴンの扱われかたが余計によく分からない。
    • ついでに天族は人間に見えないのに、ドラゴンになると人間にも見えるようになるのもおかしな話である。
+ 瞳石イベント
  • 瞳石というアイテムは序盤からいくつか手に入り、沢山あるサブイベントの殆どで手に入るのだが実はメインシナリオ終盤ですべて集める必要がある。
    • このため瞳石イベントは実質メインシナリオであり、サブイベントと呼べるのは第二秘奥義習得イベントや後述のダークかめにんくらいのもの。
    • 下記のマップ問題もあり、かなり面倒くさいお使いになってしまっている。
  • 瞳石の内容も先代導師とラスボス関連で、大昔の出来事ではない。
    • 流れる映像もアニメ絵の静画を繋ぎ合わせた紙芝居方式で、内容がわかり難い。
    • イベント後にチャットが入り仲間達が解説をする。このチャット込みでようやくプレイヤーに伝わるようになっている。

戦闘システム

評価の高い『グレイセス』がベースだが、良好な意見は見受けられない。
3Dテイルズのノウハウがあるにもかかわらず基本的な作りがしっかりしていない上に、更にゲームバランスの悪さもあるので、非常にストレスが溜まる作りになっている。
戦闘に関して様々なことが他の部分に影響を与えているため多少重複する記述があります。

+ 戦闘全般
  • 俗に「なんちゃってシームレス」と呼ばれるシームレス戦闘
    • まず、戦闘への移行に問題がある。シームレス戦闘を採用している他の作品では、移動時でもPTメンバーが常に表示されるケースがほとんどである。
      対して本作では、移動時はスレイと同行キャラに限定され、PTメンバーは天族としてスレイの中に収納され、戦闘時に出現する形をとっている。天族の設定はこのために作られたもの。更にエンカウント時の演出は敵を大写しにするというものである。
    • そのため、突入演出や見えない壁が発生するぶつ切り感、掛け合いの区切りで暗転が発生するなど、フィールドを利用しているだけで他RPGのシームレス戦闘と比べるとシームレス戦闘(途切れのない戦闘)とは言い難い代物に仕上がっている。
  • シームレス向けにフィールドが設計されていない
    • 狭い通路のような場所が多く、戦闘を避けることができない上に、そういった場所での戦闘は狭くて満足にキャラを動かすことができない。
    • 木や岩、段差などの障害物がステップ等の回避行動の妨げになることも多い。
    • 山道などの急斜面だと攻撃の軸が合わず、攻撃が敵の頭上を通り過ぎたり、地面に向って行ってしまう。
    • 頻繁に起こるわけではないが、ひどい時には戦闘エリアの境界線と壁や障害物でスレイとロゼが分断されてしまうこともある。
    • 一部の戦闘フィールドでは、特定の位置にキャラが入りこむとその場から出られなくなる場所が存在する。障害物がない場所ではおそらく起こらない上、ほとんど報告されていないため稀有な事例だが、確認されたものではティンタジェル遺跡群での「ドラゴニュート」戦でその現象が見られた。
  • カメラアングルが劣悪
    • 壁に背を向けた状態で壁際で戦闘すると、カメラがキャラを追従せずに後ろの壁に押し付けられるように固定されてしまい、エフェクトと敵しか見えなくなり、操作キャラも画面の至近距離まで近づくか、見えなくなってしまう。カメラがキャラを追従するために、動きに合わせてグリグリと視点が上下左右に振り回されるため、戦況を把握できない状態に陥る。そのため壁を背にして戦えず、常に敵に囲まれる危険を伴う。
    • 狭い場所での戦闘はそもそもまともにカメラアングルを調整することも不可能。
    • 木や草などがあるフィールドで戦うとキャラとカメラの間に木の葉や草が表示されて目隠しされることが多々ある。
  • バトルメンバーのうち2人がスレイとロゼで固定 となっているためパーティ編成の自由度が非常に低い。無論、従来の作品ではこんな制限はなかった。
    • ストーリー進行によってアリーシャとロゼが何度か加入・離脱するのみで、二人を自由に入れ替えることはできない。スレイはDLCを除き、最初から最後まで固定である。
      • スレイは主人公なのでまだ分かるがロゼも同じ扱いなので、神依システムと合わせて完全にロゼを優遇する為のシステムである。
    • 最終的にはスレイとロゼが強制的に戦闘メンバーに固定される。自由にバトルメンバーの編成ができるのは天族2人分のみである。
  • 2人以上操作時でもカメラは1Pだけしか追わないので、2P以下のキャラは画面外になることが多く天族の仕様、人間の2人固定もあって多人数プレイが非常にやりづらい。
  • 戦闘中の動作が全体的に重く、ステップの入力遅延もあるので、感覚的に動かせるように慣れるまで時間がかかる。
  • 『エクシリア』以上に処理落ちが目立つ上に、戦闘中のフレームレートは30fpsに半減。全体的に動きがカクカクで非常に見栄えが悪い。
  • エフェクトが過去作に比べかなり簡略化され、地味なものが多い。上級術は派手というより粗さが目立つ。また、使い回しも目立つ。
    • 「エアプレッシャー」や「ハートレスサークル」など一部の天響術は『エクシリア』『エクシリア2』で登場した同名の精霊術のエフェクトを使い回している。「ヴァイオレットハイ」など、同名でなくても使い回しているものも。
    • 「メイルシュトローム」「アベンジャーバイト」など一部の天響術は『グレイセス』で登場した同名の煇術に少し手を加えただけのものを使用している。
  • 後述する様々な要因により自由にコンボを作るなどが非常にやりづらく自由度も戦術性も乏しい。戦闘やりこみ派の人にも非常に残念である。
  • イベントシーンからの戦闘(ボス戦など)で、パーティーキャラが勝手に変更される。
    • 味方が神依したり、天族が戦闘不能などして弱点を突きづらい状態に陥りやすい。
    • 火の試練のボス戦ではその影響が大きい。アリーシャと天族が神依が出来ないのも寂しい。
+ 神依・術技関連
  • 本作の戦闘の目玉要素である神依だが、あまりに強力過ぎるため人間、天族単体で戦う意味がとても薄くなっている
    • 神依時のステータスはHP・攻撃・術攻・集中・BG・スキルが2人の合計、防御・術防が平均になるため単体時より圧倒的に強い。
    • 奥義や術の性能も人間や天族より強く、神依化せずに戦う理由がほぼ無い。
    • 単純に2~3人に人数が減り、攻め手が少なくなりターゲットにされやすくなるというデメリットはあるが、神依時のメリットの前には霞む。
    • 技数や連携数が単体時より少なく、神依時のスレイとロゼの技も共通なため戦闘がワンパターン化しがち。
  • 連携中に術を使うと詠唱時間が短縮される。このシステム自体は過去作にもあったが、今作ではステップでも詠唱が短縮でき、短縮率も一連携で20%と高い。
    • このためステップで距離を取りつつ詠唱短縮して範囲術という戦法が手軽で強力。後述する三すくみや属性の問題もあり、同じ術ばかり使う単調な戦闘になりがち。
    • 更に術は詠唱への鋼体付加や詠唱時間短縮などの強力なスキルがあり単調化に拍車をかけている。
  • セットできる技数が少なく、コンボの幅が狭い。
    • 連携数制限はやり込まないとあまり増えない。連携数を増やしてもなお単調になりやすい。
    • また、右スティックが本作では作戦変更に割り当てられており、過去作にあったアーツボールもないので、単純にセットできる技数が少ない。
    • ×長押しで同系統の上位技に連携できる「アッパープライス」がある。
      それ自体は優秀ではあるのだが、本作では後述する弱点連携、三すくみの仕様上問題になっている。
      通常攻撃が特技に置き換わってる影響で奥義の数が単純に少ないことや、弱点を突かないといけない仕様にもかかわらず連携が決まっていること、始動奥義が4つ、特技は連携数で出せる技が決まる関係で簡単に弱点を突きづらい上相手が奥義を使うと実質無効化されてしまう。
  • 非神依時の秘奥義のダメージが極端に低く、使う価値がかなり低い。
    • 神依時の秘奥義はダメージはそれなりに高いもののゲージ消費が多く、燃費が悪い。予約特典、第二秘奥義はコンボ数が必要でBG消費も多く使いにくい。
    • 特にアリーシャの特典秘奥義である「活伸棍・神楽」は加入時期の関係でかなり出しづらく、1周目本編では終盤のかなり短いスポット参戦の間でしか使えない
  • 回復系術技が頼りない。
    • 単体回復ならばミクリオの天響術や水神依が有用だが、その他に関しては従来に比べて回復術の性能が悪く、『リザレクション』のように一度に広範囲の味方を大回復する術がない。
    • 天族は特定の状態異常回復・特定のステータス上昇・HP回復の効果を持つ天響術を習得するが、どれも対象が単体でHP回復量もさほど多くない上、詠唱時間が長め。エドナの「ハートレスサークル」や神依時の回復秘技(水以外)は範囲内の味方を回復するが、やはり回復量は多くない。
    • 敵のステータスが高めなこともあってこちらは瀕死になりやすい場面も多いため、天族は回復目的でこれらの術を頻繁に使用する。が、長い詠唱時間に加えて回復量が少ないので何度も詠唱するハメになり、いたちごっこに陥ることも。
    • 過去作の「ナース」のような確実に味方全員を回復できる術はなく、シリーズを通してメンバーの誰かが必ず習得する「レイズデッド」などの蘇生術も排されている。
  • 神依前提のバランス且つ神依で人数が減るため(+その他の戦闘システムも相まって)、仲間との共闘という面でもあまり楽しめない。
    • 当然、天族を操作したいという面からもいまいち。
    • 前述しているが神依時のスレイとロゼの技が共通なのでキャラの違いを楽しむという面でもいまいち。
+ 弱点連携・三すくみ
  • 弱点連携は弱点で攻撃すると一定時間全ての攻撃が弱点として扱われ、ダメージの増加やSC消費低減の恩恵があるというシステム。
    • 過去作にも存在したシステムだが、今作ではまず弱点を突かなければ話にならないくらいに重要度が高くさまざまな問題が起きてしまっている。
  • 仕様上狙った特技、奥義を初段として出しづらい上、同じ技・連携をするとのけぞり時間が短くなってしまうため、弱点攻撃でコンボをするのが難しい。
    • 技の数自体が少なめで弱点連携が発生するまでは必然的に同じ技を使うことが多くなってしまう。技を覚えるのも遅く拍車をかけている。
    • 弱点属性が優先的に適用されるのではなく、複合属性の術技は属性ごとに弱点・耐性が適用されるため弱点を突きにくい。
    • 敵の弱点が1つで他は耐性ということが多く、弱点属性以外の天族・神依は耐性攻撃をする可能性が非常に高いため鋼体を発生させる原因になってしまっている。
  • 終盤のボスのほとんどが種族特攻のない「不明」か「人」なうえ、耐性はあるが弱点がないので、弱点連携をまともに利用できないためコンボが繋がりづらくごり押しになりやすい。
    • ただし、特定の耐性を無視できるスキルはある。が、このスキルは仕様なのかバグなのか少し問題がありそもそも作る労力と見合ってるとは言いがたい。
    • 序盤はこちらの技も少ないが敵の耐性も少ないためそこまで問題には感じることはない。
  • 本作には、「特技→天響術→奥義→特技→……」の三すくみが新しくシステムとして導入されている。こちらも弱点連携と同じく重要度が非常に高い上、調整不足が目立つ。
    • 特技は術の詠唱を中断させられる・術は奥義を受けてものけぞらない上、詠唱が短縮される・奥義は特技に対してのけぞらない。
      • 術は三すくみで有利を取った時、鋼体+詠唱短縮とメリットが大きく、特技同様詠唱の妨害もできるため、特技には実質メリットが無い。三すくみとしては成り立っておらず術が明らかに優位である。
      • 特技は発生は早いが範囲が狭い。詠唱中の敵に当てる前に奥義や耐性属性を当ててしまうと鋼体が発生するが、鋼体の方が三すくみより優先度が上なため敵の術を妨害することが出来なくなる。
      • 敵は耐久力が高く三すくみの恩恵が大きいが、味方は優位な技を使ったところで敵の高火力により反撃を受けると問答無用で戦闘不能になったりするため、三すくみの優位性は非常に薄い。
      • これらの理由によりネット上では術を使う敵からは逃げることを推奨されるほど術が強力である。
      • 一つの種族、形態で出せる攻撃が特技、奥義、術のうち2種類しかないため通常状態と神依の使い分けが必要。半ば強要されるような仕様となっている。
      • しかしフロントステップに攻撃判定が付くバトルアクト「バーンステップ」を使うと神依状態でも発生の早い攻撃で詠唱妨害が可能になるため、わざわざ神依を解除して特技を使う理由が無い。
  • 弱点連携と三すくみを合わせて考えなくてはならないため非常に煩雑。
    • 耐性や三すくみで敵が鋼体になりやすく、意識せず戦うと圧倒的に不利。駆使してようやく互角程度にしか感じられないため爽快感が非常に薄い。
    • 特に三すくみはこちら側の足かせにしかなっておらず、敵にはデメリットなど無いも同然。明らかに敵優位のバランスになっている。
+ 戦闘バランス
  • 味方AIの頭が非常に悪い。
    • 戦闘における弱点連携と三すくみのシステムを無視して行動するため、勝手に突っ込んで死ぬ。逆に棒立ちも目立つ。
      • 詠唱している敵に一目散に向かっていき、奥義をぶつけて止めるどころか寧ろ敵のアシストしてしまうことも多い。
    • 作戦を設定しても味方がそのように動いてくれないことが多い。違う敵を狙えにしているのに平気で同じ敵を狙ったりする。
    • 神依前提なのに神依を全く使いこなせておらず、たとえ敵の目の前でも勝手に解除してしまう。神依関係は作戦を設定することもできない。
  • 過去作以上に状態異常が脅威となっている。
    • 状態異常にかかると体力が回復しなくなるうえその回復手段が乏しい。逆に敵を状態異常にしても効果は薄い。
  • 石化の状態異常がアイテムで解除できず解除するには実質死ぬしかない。攻撃されると治ることがあるが石化中に食らうと大ダメージを受けるためほぼ死んでしまう。
    • 唯一デゼルが石化耐性の能力を持っているが、途中で永久離脱してしまう。スキルで無効化も可能だが融合(詳しくは後述)でいちいちその構成を作る必要があり、1周目のその時点では厳しい。
    • ただし石化攻撃自体はわかりやすい上、使ってくる敵は一部でありデゼル離脱前にそれらと戦闘可能ではある。しかし彼が離脱してしまうと攻撃自体を避けるかスキルで対策するしかない。
  • 敵のAIやステータスがおかしく、全体的にバランスが大味。
    • こちらの神依のステータスが基準になっているらしく敵のステータスが高い
      • 逆に低ければ瞬殺になるので、神依システムが全く詰められていないことが癌と言えるだろう。
  • ボスはのけぞり時間軽減を持っている上、敵はのけぞりから回復したときに一定時間無敵になる。そしてそれが非常にわかりづらいため理不尽に感じやすい。
    • そのためかラストにあるスレイとラスボスの一騎打ちではコンボが続かない。
    • 耐性、三すくみ、のけぞり復帰とその時に冷静にどれが鋼体、無敵発生の原因なのか等判断できるわけがなく、理不尽にしか感じられない。なおまとめて謎バリアと呼ばれている。
    • ボスの一部は体力が一定以下になるまで一切のけぞらない。今作のシステム上理不尽でしかない。
  • 戦闘不能で控えに入ってしまった天族は、自動回復以外で復活する手段がない。
    • 蘇生術が本作では存在せず、従来ある「ライフボトル」は人間キャラ専用の物。
    • これで面白くなるゲーム設計ならば問題無いのだが、何分大味過ぎる戦闘バランスで邪魔しやすく、戦線も崩壊しやすいのに復活に時間がかかるのでは擁護のしようがない。これらから今作のNPCはプレイヤー妨害要員として作ったのか?と思う事すらある。
    • シリーズ通してのことだが戦闘不能状態のキャラには経験値が入らないので、控えが自動で復活するまでボスを倒さず待つという面倒な状況に陥ることも。
  • 一部のすごい勢いで回復する中ボス戦や、ラスボス戦が面白味のないタイムアタックと化している。絶対的に火力が必要になるため、低レベルクリアなども不可能な仕様である。
  • DLCシナリオはストーリーの都合からパーティメンバーの人間がアリーシャとロゼ固定であり、アリーシャは神依を使えないので、必然的に神依ができるロゼの操作が推奨される。

マップ関連

その他のシステム

過去作からの劣化点

DLC(ダウンロードコンテンツ)関連

バグ

アリーシャアフターエピソード「瞳にうつるもの」

アリーシャを主人公とした追加シナリオDLC。簡単に言えば、導師となったロゼと共にスレイに会いに行くという内容。

+ 「瞳にうつるもの」の特徴 ※ネタバレ含む
  • 本編中で操作できる期間が非常に短かったアリーシャを最初から最後まで操作できる。
  • アリーシャが新たな称号、新コスチューム、第二秘奥義、強力な装備を入手できる。
  • 穢れの坩堝でアリーシャが戦える。
+ 「瞳にうつるもの」の問題点 ※ネタバレ含む
  • まずこのDLC自体、本作が発売してわずか5日ほどで存在が発覚している
    • その他の事案も鑑みるに、これはファンサービスというよりは初めから作っていたものを分割して商品をなるべく高く売りつけようとした説が濃厚。おかげでアリーシャに1300円の女などの不名誉なあだ名がついてしまった。
      • 本編で非常に扱いが悪かった彼女をフォローする内容になっていればまだよかったものの、案の定、そんなものにはなっていなかった。
        扱いの酷さがゲーム本編に輪をかけて悪化しており、 アリーシャに対する救済を期待して1300円のお金を出した結果、ひたすらロゼへの賞賛と持ち上げとアリーシャへの蹴落としに終始する話を見せ付けられる羽目になるという、極めて悪質な代物になっている。
  • 導師となったロゼ
    • まずロゼが導師となったことで導師の設定やスレイの特別性と整合性に完全に止めを刺した。
+ 本編に輪をかけて悪化したアリーシャの扱い
  • アリーシャアフターエピソードという体裁なのに、実質的な主人公はロゼ。更にロゼ(と仲間)がアリーシャを徹底的に貶めにかかるという、本編以上に誰得かつ胸糞の悪い代物。
  • 本編と比べてもロゼの陰湿さに拍車がかかっており、敵やサブキャラが行っていたアリーシャへの直接的ないじめを、ロゼを筆頭とした仲間たちが行う。
    • 大まかな流れは
      1:『ロゼはアリーシャのことを典型的な無知なお姫様扱いをし、嫌味を込めて半端な敬語で煽る』
      2:『「仲間でしょ」というアリーシャに対し「仲間じゃない」という』
      3:『喧嘩になるがほぼ一方的にアリーシャをボコボコにして泣かす』
      4:『泣くアリーシャに対して「今度は泣くんだ、女の子」と暴言を吐く』
      …という学園モノのいじめシーンを延々と繰り広げるような代物で、この時点で気分を害しプレイを止めた者も多い。
      • 本編で問題視された「真の仲間」発言も堂々とアリーシャに対して使用している上、続けて「あんたとは仲間になれるとは思えなかった」*18とまで言ってのける。
        他にも絶対服従を強いるようなものもあり、こちらも同じくいじめや自分達に従わせるために洗脳しようとしているようにしか見えない。
      • ここのいじめについては一応の理由付けがなされており、アリーシャを真の仲間にするために発破をかける目的があったと最後に明かされるのだが、このような陰湿な手段をとる必要は皆無であり、どう解釈したところでいじめを正当化するための言い訳としか受け取れない。
    • いじめの中でもアリーシャとロゼが喧嘩し、ロゼがアリーシャを泣かす場面、ロゼがスレイがつけた真名を無視してアリーシャに真名「 イスリウィーエブ=アメッカ(そぞろ涙目のアリーシャ) 」とつける展開はフォローのしようがない。有志が解読していたこともあって流石に持ち上げようが無かったのか、後に設定資料集でこの真名が明確な嫌がらせであるということが確定した。
      • アリーシャは古代語が分からずこの名前の意味は理解できないため、単なる陰湿ないじめでしかない。
        また、ロゼが古代語を使用している点も意味不明。「古代語はまだ解明できていないことも多い」という設定があり、本編から3ヶ月程度しか経っていない上に本編のスキットで遺跡に興味が無いと断言しているロゼが古代語を使えるとは思えないのだが…。こんなところでもスレイの上位互換である。
      • ちなみに本編のスキットでロゼは、自身にスレイが名づけた真名「ウィクエク=ウィク(ロゼはロゼ)」に若干の不満を抱いており、アリーシャの「マオクス=アメッカ(笑顔のアリーシャ)」に比べて安直ではないかと言う描写もあるので一応、伏線はある。伏線のあるなしの問題ではないのだが。
    • ロゼがアリーシャをパーティに入れたのは自分が行動しやすくなるための囮にするのが目的で、実際に囮にしているシーンもある。
    • スキットでも嫌がらせでアリーシャを徹夜させる話があったり、笑い所は全くない。
    • このような酷い仕打ちを受けているにもかかわらず、「『 ロゼはすごい 』とアリーシャが自分を虐げるロゼを持ち上げる」という奇怪な場面もあり、最早様式美ともとれるワンパターンさ加減に、多くのプレイヤーの失笑を誘った。
      • どういう訳かアリーシャのキャラ崩壊もひどく、問題の喧嘩シーンではロゼに煽られて子供のように泣いたり、口調が「ロゼの影響を受けた」という謎の理由でいきなり変わったりする。アリーシャには個が無いとでも言いたいのだろうが、本編でそんな描写は見受けられないので違和感ばかりが強い。
  • アリーシャは神依を使用できないため戦力に乏しく、DLC内のラスボス戦においてはロゼに「神依できないなら下がれ」と言われる始末。
    • イベント内でも戦いの途中で転んでミクリオに助けられるなど、アリーシャが足手まといして描かれているシーンが多い上に描写自体があまりにも露骨である。
    • アリーシャは神依を使用できない分、強力な装備やスキルが作られているが、完全に焼け石に水であり、強力であるはずの武器も神依前提バランスの前では戦力として心もとなく、本作がいかに神依ゲーかを改めて痛感する。
  • ロゼの従士になったアリーシャだが、 何故かロゼに反動が発生しない 。例にもれず説明は一切ないため意味不明。スレイのEDでの行動の影響とするには明らかに無理がある(3ヵ月程度しか経っておらず、更にこの時点のアリーシャにも何ら影響がないこともその証左)と色々な設定を鑑みるに、単にスレイよりもロゼが優秀なためとする方が自然。
    • それ以上におかしいのが、ロゼや天族はおろかアリーシャ本人ですら反動の事を気にしない点。本編ではパーティ離脱を決意するほどに気にしていた上に、スレイとの件から従士からは反動の負荷は分からないのに全く気にしない。そのため反動そのものが「ロゼ持ち上げとアリーシャを離脱させるためだけの設定」「急遽組み込まれた設定」「製作者は(大々的に宣伝しておきながら)アリーシャ共々どうでもいいと軽く見ている」という意見に拍車をかけた。
  • アリーシャが幻影のマルトランを自分自身で殺害出来た事をロゼに感謝する
    • 普通の作品なら過去のトラウマを乗り越える成長イベント…という風に取れるのだが、本作の場合は本編がアレなだけに「有料DLCにおいてまで殺人を肯定している」という胸糞イベントと化してしまっている。
    • しかもこの流れは『家族などを殺害させて洗脳する過激派のテロリストや宗教団体の手口』と同じようなものであり、狂気すら感じられる。
      前述の不自然なロゼ賞賛と併せて、「数少ない善人だったアリーシャまでロゼの思想に染められてしまった」と落胆する声も聞かれている。
  • このように、とても公式が商品として制作した代物とは思えず、キャラヘイトものの二次創作ですらそうそうお目にかかれない境地に達している。
  • 新規ダンジョンがいつものコピペで仕掛けが分かりづらく、長い上に敵がしつこいほど出てくる。
  • ミクリオが加入しないために水属性や回復に難儀する。
  • 穢れの坩堝はロゼとの共闘を強制される。アリーシャ単独では不可能。
    • ついてくるのはロゼのみで天族はついてこないため、ロゼも神依が使えない。AIの酷さもあって実質足でまといになるだけである。
  • そして1300円もかかるDLCにしては価格不相応な内容の短さ。プレイ時間こそ長いが、そのほとんどはダンジョンの無駄な長さ、敵の無駄な固さに起因する。
  • 「DLCでは秘奥義は出さない」ととれる発言をしたにも拘らず、アリーシャの第二秘奥義『皇刃蒼天衝』はDLCのとあるイベントを経ないと習得出来ない。一度習得してしまえば本編にクリアデータをコンバートして周回すればアリーシャは本編でも『皇刃蒼天衝』を使えるが、本編だけでは『皇刃蒼天衝』を習得する事が出来ず、実質秘奥義をDLCとして出してしまったことになる。
    • おまけにアリーシャの第二秘奥義は他キャラのそれと比べると明らかに弱い。
  • エンディングは打ち切りエンド。続きがあるととれる終わり方であるが…。
    • 本編でロゼに殺されたはずのルナールが何故か復活。サイモンと合流し、最後のシーンでスレイやロゼ(もしくはアリーシャ)にまたも危害を加えようとしていることを示唆する台詞を残して立ち去るという、あからさまにDLCの続編を意識したオチだったのだが……。
      • バンナムから出た攻略本『コンプリートガイド』のインタビューにおいて「DLCの続編を出す気は無い」と発表。シナリオライターの長谷氏曰く『続きを作っていいなら考えますよ(笑)』とのこと。
  • この際「To Be Continued」と表示されるということが話題になったのだが…
    • 実際はアフター配信直後のバージョン及び現在の最新版には存在しない
      話題になった理由として、あまりの打ち切りENDっぷりにユーザーから「これじゃThe ENDなくてTo Be Continuedだよ」と評されたものが、まとめサイトなどで拡散され、いつしか「To Be Continuedと表示される」と尾ヒレがついてしまったらしい。そして後に発売された海外版で「To Be Continued」がなかったため、証拠隠滅かと検証した結果、そもそも存在しないという事が発覚した。
    • これに関してファミ通のインタビューにおいて馬場Pにより「To Be Continued」は『本編のエンディングへ続く』という意味であるという公式解釈、もとい言い訳が飛び出した。
    • しかし上記の通りそもそも「To Be Continued」は存在しない。ネットの噂を鵜呑みにして、存在すらしないものを会議をして決定した等という大嘘をついているだけである。プロデューサーとしてゲーム内容のチェックをしていないのかという疑問以上に、こんな嘘を平然と積み重ねることができる馬場Pにプレイヤーは驚愕した。

賛否両論点


評価点


総評

本作はシリーズ20周年記念作品であり、開発期間3年以上200人ものスタッフを導入したという話や各宣伝において「原点回帰」を謳っていたため、本作は「テイルズらしさ」はもちろんのこと、「製作に関する真摯な姿勢」などを今まで以上にユーザーから求められていたが、ゲーム内外に渡りその要望と期待は大きく裏切られることとなった。

過去作で好評だったシステムに類似したものを盛り込んだは良いが、その殆どの調整がなっておらず結果として利点同士で足を引っ張り合う形になり、新しい試みも技術力不足やおざなりな調整が目立ち、プレイヤーに『システムを使わされている』というストレスを溜めさせる形になってしまった。

特にシナリオ・キャラクター設定面においては、慢性的な矛盾・不整合・説明不足に加え、倫理的に問題ある行動への不自然なまでの賛美や特定キャラの過剰なまでの持ち上げ・貶し、後付で増える矛盾などのプレイヤーからの共感とは対極を行くであろう要素で塗り固められている上、それら問題点への批判に対するスタッフ側の不誠実な言動・開き直りとしか思えないいい加減な対応と、ゲーム内外問わず目も当てられない有様であり、長所を挙げることすら難しい。

近年、このシリーズは『スタッフの内輪ノリ*20』が度を越して酷いことが常々問題視されていたのだが、本作はその負の集大成といっても過言ではないほどの惨状である。

これらの点から、テイルズシリーズとして見るにせよ一作のゲームとして見るにせよ、ゲームとしての完成度はきわめて低い、という評価に落ち着くに至った。
シリーズ20周年記念ということを鑑みるに、この惨憺たる出来栄えはあまりにも皮肉と言わざるを得ないだろう。

ただし、一応はRPGとしての最低限の体裁は保っており、一通り遊べる内容ではある。これがKOTYノミネートされなかった要因かも知れない。


余談

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*1 シナリオライターの山本氏は「暗殺も1つの正解」などと発言したことがあるため、こういった描写は物語の都合上と言うよりは製作者側の思想を反映した結果と見なされている。

*2 戦闘などシステム面では参加しないが、ストーリーの設定上主人公パーティと同行しているキャラクターの事。所謂「NPC」。過去作品で言うと『リバース』のクレア、『アビス』のイオン、『ハーツ』のリチア・カルセドニーのようなポジション。

*3 仮にこのロゼの主張が真っ当だとしても、殺害という手段に乗り出すのは異常だとしか言いようがない

*4 なお、この際に貴族を無差別に襲っている。

*5 これ以外にもロゼと遺跡のスキットは何回かあるが、仲間たちが話している所に雑ざろうとするも結局ついていけずに「つまらない」と会話を打ち切る、スレイとミクリオに意見を求められた際も「話が長い」と切り捨てている

*6 時期によって方針が違っていたり内部的に報酬が貰えたのかもしれないが、それならそれで現在も組織的に暗殺稼業を続けるべき理由は皆無。また、これらの経緯から正義漢ぶるのも尚更おかしい。

*7 正確には(人殺しするのは)「家族ごっこの建前のクセに」と問われ→「だったら?」と返答している。ここだけだと判別できないが、その他の彼女のセリフから「悪いこととは承知の上」という設定が強調されており、虚言ではなく事実と思われる。

*8 前作『エクシリア2』でも本編未出→本編以外で設定判明という同様の展開がある。

*9 このシーンはあくまで「スレイが穢れないように」を最優先に考えており、「アリーシャの命」については二の次とも取れるような内容。これでもアリーシャのことも考えているだけ十分と言えるものの、ここから先は本当にどうでも良いような扱いを続ける。

*10 ※ミケル達が独断決断しただけで、国などは関わっていない。

*11 正確には天族の基本性質らしく、人に力を与えることができるがその条件に反する行動を取ると大きな不幸が降りかかる微妙過ぎる代物。デゼルと親友はこのことを知らなかったとは言え、風の傭兵団のストーキングしつつ勝手に加護を押し付けているのでより株が下がった。

*12 憑魔のドロップ品などはどこで仕入れてくるのか謎。

*13 本来ならゲームだからですむ部分ではある。しかしとある疑問に対し(要約すると)「ゲームの都合」ということを言ってしまっているチャットがある。武器屋の理由もチャットで判明するが、シナリオ的に問題があるわけではないので「その設定作る必要あった?」となってしまう。本作では武器防具屋が別ではなく道具屋が装備品も売っているのでなおさらゲームの都合で問題なかったりする。

*14 正確に言えば『シンフォニア』では2名永久離脱する。ただし2名同時にではなく必ず片方のみの離脱となるので除外している。なおこの2名は性能が似ている。またシナリオとしても「袂を分かつ理由」は十分描かれていた。

*15 ちなみに、エクシリア2の星マークはメインチャプター開始時にしか使われていない。

*16 アイテムドロップの確率が上がったりドロップアイテムの質が上がる、取得GRADEにプラスの補正がされるなど

*17 2月28日までという記述だったが何故か3月3日の午前11時20分前後まで無料期間は延長していた。土日を挟んだ結果とも推察されるが公式からの告知等は一切なく、然程問題ではないがいい加減さを感じる。

*18 ここでは立場の違いを理由にしているが、それではミクリオともジイジとも意味合いが異なる。というよりその言い方と理由だとまるで暗殺者のロゼと他のメンバーが最初から同志であったかのようでより酷いし、自分のことだけは棚上げ。細かいことを考えずとも心無い言動でしかない。これが公式でムードメーカーと強く宣伝されているキャラである。

*19 ダークかめにんの技も『エクシリア2』のキャラの技となっているが、秘奥義はCV繋がりか、『ハーツ』のキャラの秘奥義のパロディ。

*20 特定作品のキャラへの持ちあげが過剰すぎる『マイソロシリーズ』、キャラの設定すら碌に掴みきれていない『バーサス』、オリジナル版の否定発言やスタッフの倫理観を本気で疑いたくなるキャラや発言が存在する『なりダンX』など、枚挙に暇がない。

*21 うち5・6話は『テイルズ オブ ベルセリア』の序盤を描いているため、実質全11話。

*22 最終話のみ4月29日。

*23 特定作品への過剰な優遇はここにもあり、全18品だが、V(2品)、X(3品)、X2(2品)、Z(7品)で14品になってしまう。残りはシリーズおなじみのマーボーカレーとE、D2、Aから1品ずつ。一応今回のメインであるZはまだしもそれ以外は…

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