(1)「小選挙区制で、日本の政治は自民・立民の保守二大政党制になってしまった。リベラル派の人には共産党ぐらいしか選択肢がない」 (2)「立憲民主党はリベラル左翼政党で論外だが、自民党も今や保守というよりリベラル政党だから保守派の人には投票先がない」のような、曖昧・主観的、また断片的で、相矛盾した言説に対して、
政党及び個々の政治家の <1>政治的立ち位置(Political Stance)の類型化(モデル化)、 <2>保守-リベラル度の数値化、 という定式化・定量化手法を用いて分析し、客観的・統計的な結論を見出すこと、を目的としたページです。また、自民党の応援サイトでもありません。あくまでも民主党よりはマシというスタンスです。⇒自民党への苦言
進歩重視 | 伝統重視 | |||
親・全体主義 (閉ざされた社会) |
I 左翼 (共産主義、社会主義、リベラル左派) |
⇔親和性高い⇔ (左/右しばしば転向) |
V 右翼 (国民社会主義※1、ナショナリズム) |
反・白人/反・英米的 親アジア傾向、独裁制 |
‡非常に対立的 | II 中間(便宜主義) | ‡反・左翼で一致だが潜在的には対立 | モボクラシー(衆愚制) | |
親・自由主義 (開かれた社会) |
III 真正リベラル (本来のリベラル=リベラル右派) |
⇔親和性高い⇔ (伝統に根ざした自由) |
IV 真正保守 (伝統保守) |
親・文明/親・英米的 デモクラシー(民主制) |
Political Stance | Ultra-Left | Left-Winger | Liberal | Centrist | Neo-Liberal | Conservative | Right-Winger | Ultra-Right | ||||
政治的 立ち位置 |
極左 (急進・過激派) |
左翼 (革新) |
リベラル左派 (中道左派・進歩派) |
中間 (オポチュニズム) |
リベラル右派 (新自由主義) |
保守 (伝統保守) |
右翼 (ナショナリズム) |
極右 (急進・過激派) | ||||
政治制度 | 一党独裁 (全体主義) |
指導政党制 (準全体主義) |
選択的多党制・政権交代を前提 (純度の高い議会制デモクラシー = 自由民主制 liberal democracy)※2 |
指導政党制 (準全体主義・権威主義) |
一党独裁 (全体主義) | |||||||
革命(Revolution)断行 | 革命・クーデターによる政体変更を否認 | 維新(Restoration)断行 | クーデター断行 | |||||||||
経済制度 | 共産主義 | 社会主義 | 資本主義 | 国民社会主義※1 | ||||||||
経済政策 | 国家管理 | 高負担・高福祉 | やや高負担・高福祉 | 功利主義・無定見 | 最小限の介入 | 中負担・中福祉 | 高負担・高福祉 | 国家管理 | ||||
外交政策 | 親大陸(反英米) | 親英米(反大陸) | 反英米・反大陸 | |||||||||
日本の事例 | 社民党(旧社会党) | 自民党 | ||||||||||
日本共産党 | 民進党 | 維新政党新風 | ||||||||||
生活の党 | 公明党 | おおさか維新の会 | 日本のこころを大切にする党 | |||||||||
海外の事例 | 米・露 | ソ連共産党(現:ロシア共産党) | 民主党(米) | 共和党(米) | 統一ロシア(プーチンの与党) | 自由民主党(露) | ||||||
英国 | 労働党(英) | 自由民主党(英) | 保守党(英) | |||||||||
ドイツ | 左翼党(旧東独社会主義統一党) | 社会民主党(独) | 自由民主党(独) | キリスト教民主同盟・社会同盟(独) | ドイツのための選択肢 | ナチス党(消滅) | ||||||
中・台 | 中国共産党(支) | 民主進歩党(台) | 中国国民党(華・台) | |||||||||
国内メディアの 立ち位置 |
赤旗 (共産党支持) |
朝日・毎日・中日・NHK (民主・社民支持) |
読売・日経 (大連立・中道志向) |
産経 (自民支持) |
チャンネル桜 (保守派支持) |
※読売は「保守」ではなく「便宜主義」 ※産経も「保守」ではなく「中道右派」 |
政党 | 政治的立ち位置(P.S.) | 主な議員 | |||
1 | 自民党 | (1) | 進歩 | 数は多くないがマスコミの支援を受ける有力議員が多い | 河野太郎、野田聖子、甘利明、村上成一郎 |
(2) | リベラル | 岸田派、旧二階派に多い | 福田達夫、後藤田正純 、石破茂、二階俊博、岩屋毅、衛藤征士郎 | ||
(3) | 中間 | 額賀派、大島派、石原派に多い | 石原伸晃、塩崎彰久、松野博一、町村信孝 | ||
(4) | 保守 | 町村派、旧伊吹派、麻生派に多い | 世耕広成、岸信夫、神田憲次、細田博之 | ||
(5) | 真正保守 | 町村派、旧伊吹派、麻生派に多い | 岸田文雄、麻生太郎、安倍晋三、萩生田光一、下村博文、逢沢一郎 | ||
2 | 民主党 | (1) | 革新 | 旧社会党・社民連出身者に多い | 赤松広隆、横路孝弘、菅直人、辻元清美、小沢鋭仁、岡田克也 |
(2) | 進歩 | 旧民社党(労組系)、旧さきがけ出身者に多い | 福山哲郎、水岡俊一、安住淳、海江田万里、長妻昭、近藤昭一 | ||
(3) | リベラル | 旧日本新党、松下政経塾出身者に多い | 蓮舫、小川淳也、西村智奈美、泉健太、枝野幸男 | ||
(4) | 中間 | 旧新生党(自由党)出身者に多い | 小沢一郎、階猛、吉田忠智、細野豪志、野田佳彦、逢坂誠二 | ||
(5) | 保守 | ほぼ絶滅 | 玄葉光一郎、牧義夫、松野頼久 |
政党 | 氏名 | 政治的立ち位置(P.S.) | 補足説明 | |||
(1) | 麻生太郎 | 真正保守 | 反日マスコミの猛バッシングと格闘したが、2009年衆院総選挙での大敗を受けて辞任に追い込まれた | |||
党総裁 | (2) | 谷垣禎一 | リベラル | リベラル派の重鎮、加藤紘一の子分でリベラル寄り、但し総裁在任中は保守派に配慮する姿勢も見せた。 | ||
(3) | 安倍晋三 | 真正保守 | 「戦後レジームからの脱却」を掲げて憲法改正などの愛国政策を推し進めたが、2020年に健康を害し、退陣を余儀なくされた。 | |||
(4) | 菅義偉 | 真正保守 | 総務副大臣時代の朝鮮総連の固定資産税免除措置見直しや靖国神社への参拝、日本学術会議会員6名の任命拒否など、数多くの愛国的実績があったが、東京オリンピック・パラリンピックのゴタゴタなどで精神的に疲労したと思われ、退陣した。 | |||
(5) | 岸田文雄 | 保守 | ||||
2 | 民主党 | 党代表 | (1) | 海江田万里 | 進歩 | |
(2) | 岡田克也 | 革新 | ||||
民進党 | 党代表 | (3) | 岡田克也 | 革新 | ||
(4) | 蓮舫 | リベラル | ||||
(5) | 前原誠司 | リベラル | ||||
(6) | 大塚耕平 | リベラル | 憲法改正・先制攻撃に反対など、比較的リベラル寄りの政治家。 | |||
旧・立憲民主党 | (7) | 枝野幸男 | リベラル | |||
新・立憲民主党 | (8) | 枝野幸男 | リベラル | |||
(9) | 泉健太 | リベラル |
政治的立ち位置(P.S.) | 革新 | 進歩 | リベラル | 中間 | 保守 |
POINTの目安 | ~ -10 | -9 ~ -6 | -5 ~ -3 | -2 ~ +2 | +3 ~ |
属性の目安 | 護憲リベラル 革新、極左 |
一般リベラル 進歩派 |
雰囲気リベラル | ノンポリ | 雰囲気保守、一般保守 真正保守 |
歴史認識の目安 | 自虐隷属史観 | 自虐史観 | 自虐史観~中立 | 中立~正統史観 |
分類 | リベラル的要素 | POINT . | 保守的要素 | POINT . | ||
1.特亜特権 | (1) | 外国人参政権賛成 | -3 | (1) | 外国人参政権反対 | +3 |
(2) | 人権擁護法案(人権侵害救済法案)賛成 | -3 | (2) | 人権擁護法案(人権侵害救済法案)反対 | +3 | |
(3) | 国籍法改訂に賛成 | -3 | (3) | 国籍法改訂に反対 | +3 | |
(4) | 重国籍容認 | -3 | (4) | 重国籍反対 | +3 | |
(5) | 上記に関する議連役員 | -1 | (5) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
2.歴史認識 | (1) | 従軍慰安婦あった派 | -3 | (1) | 従軍慰安婦否定 | +3 |
(2) | 南京大虐殺あった派 | -3 | (2) | 南京大虐殺否定 | +3 | |
(3) | 沖縄集団自決命令あった派 | -3 | (3) | 沖縄集団自決命令否定 | +3 | |
(4) | 恒久平和議連 | -3 | (4) | 伝統と創造の会 | +3 | |
(5) | 「アジア連帯」所属 | -3 | (5) | 日教組問題究明議連 | +3 | |
(6) | 歴史リスクを乗り越える会 | -3 | ||||
(7) | 国会図書館法改正案(恒久平和局設置)提出者 | -3 | ||||
(8) | 上記に関する議連役員 | -1 | (8) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
3.憲法・防衛 | (1) | 憲法9条護憲派 | -3 | (1) | 自主憲法制定(憲法改正)推進派 | +3 |
(2) | 自衛隊の海外派遣に反対 | -3 | (2) | 自衛隊の海外派遣に賛成 | +3 | |
(3) | (イラク3邦人拘束に対して) 自衛隊撤退を要求する緊急アピール賛同 |
-3 | +3 | |||
(4) | 集団的自衛権の行使に反対 | -2 | (4) | 集団的自衛権の行使に賛成 | +2 | |
4.外交方針 | (1) | 国連中心外交・平和主義外交 | -3 | (1) | 日米同盟堅持・強化 | +3 |
(2) | 東アジア共同体推進 | -3 | (2) | 領土議連 | +1 | |
(3) | アジア共通通貨推進 | -3 | (3) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
5.拉致問題 | (1) | 日朝友好議連 | -1 | (1) | 拉致議連 | +1 |
(2) | 朝鮮半島問題小委員会 | -1 | ||||
(3) | 北朝鮮経済制裁に反対・慎重 | -1 | (3) | 北朝鮮経済制裁に賛成 | +1 | |
(4) | 北朝鮮経済制裁に断固反対 | -2 | (4) | 北朝鮮経済制裁積極推進 | +2 | |
(5) | 上記に関する議連役員 | -1 | (5) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
6.靖国神社・皇統護持 | (1) | 靖国問題研究会 | -3 | (1) | 閣僚として靖国神社参拝 | +3 |
(2) | 靖国神社参拝批判発言 | -2 | (2) | 靖国神社参拝 | +2 | |
(3) | 靖国神社参拝(但し分祀論)※本来は評価しない | (+1) | ||||
(4) | 国立追悼施設推進 | -1 | (4) | 国立追悼施設に反対署名 | +1 | |
(5) | 女系天皇容認 | -1 | (5) | 女系天皇反対 | +1 | |
(6) | 上記に関する議連役員 | -1 | (6) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
7.特定政党・グループ | (1) | 民主党(横路グループ、元社会党) | -6 | |||
(2) | 民主党(菅グループ) | -3 | ||||
(3) | 民主党(リベラルの会) | -3 | ||||
8.その他の議連 | (1) | 外国人材交流推進議連(移民1000万受入推進) | -1 | (1) | 日本会議議員懇談会 | +1 |
(2) | 外国人材交流推進議連(移民1000万受入推進)提出者 | -3 | ||||
(3) | パチンコ議連 | -1 | ||||
(4) | サラ金議連 | -1 | ||||
(5) | 上記に関する議連役員 | -1 | (5) | 上記に関する議連役員 | +1 | |
9.その他 | (1) | 個別の売国的行為・発言・その他の調整事項 | -α | (1) | 個別の愛国的行為・発言・その他の調整事項 | +α |
政治的立ち位置(P.S.) | 党首のP.S. | 総選挙立候補者のP.S. |
自民党 | 保守 | 保守(最頻値)、中間(次点) |
民主党 | 進歩(本質)、革新(振る舞い) | 進歩(最頻値)、中間(次点) |
(1)《保守-リベラル》測定要素の右側(保守側)の政策実現を求めるのならば ⇒ 自民党を選択 (2)《保守-リベラル》測定要素の左側(リベラル側)の政策実現を求めるのならば ⇒ 民主党を選択以上が、合理的な行動となります。